2/16/2012

トランセンドのドバイ遠征壮行会になる

 昨日は結構積雪があり繰り下げなど開始時間変更などがあると心配でしたが、京都・東京とも「通常通り開催」とJRAが発表しています。
 でも土曜に限ってはダート戦が湿って走りやすく逃げ・差しともに展開健在、そして芝はチョイ追込み派が苦戦・波乱があると思った方がいいですよ。


日曜 JRA今期初GⅠはトランセンドで断然
*今春初のダートGⅠ「フェブラリーS(1,600m)」の出走予定馬が勢揃いした。ここでは断然の人気・実力ともNO:1のトランセンドがGⅠ連勝記録を伸ばす体制、気持よく勝利を飾って、この後ドバイ遠征、既にドバイWC(メイダン、オールウェーザー2000m)に登録済、世界のスーパースターホースを蹴散らし初海外GⅠ勝利が目標、日本馬相手に簡単には負けては居られない「いわばドバイ遠征の壮行会」に当たる遠征費カンパレースなのです。
*このトランセンドは、昨年のドバイWCに初挑戦し、持ち前の先行力で終始逃げ捲ってあわや逃げ切りの直線でしたが、GOAL前で同じ日本遠征馬で有馬覇者「ヴィクトワールピサ」に最後方から追い上げられて1/2馬身差されて無念の2着、日本馬のワン・ツーで決着したレース、モハメド殿下自慢の全天候馬場を、初試走の日本馬にいとも簡単に克服されては賞金5億円も総獲り状態では殿下痛恨の「顔面蒼白」の偉大な事件でしたが、今年こそ(ピサが居ない)トランセンドの一人天下、あの大きな忘れ物(栄光の勝利)を獲りに行く準備が整って、休養十分の出走になるが先行力に磨きを掛けて絶好調なのだ。

前走JCダ1着(写真上)以来の久々出走も気合い十分、スタート決めて先行し、4角で2番手エスポを一気に大きく突き放して余裕の直線で圧勝劇でした。今回長い東京直線でも、相手は皆追込み派の馬で、断然展開有利な先行力は深いダートを独走できて、その勢いを発揮し快勝すると期待する。
2・3番手は混戦
ワンダーアキュートはJCダ2着馬、先行2番手でトランセンドに付いて回った「エスポワールシチー(佐藤哲)」で殆ど決まり!と思えたGOAL前、後方13番手から内を縫うように進出し猛然と追い上げた「ワンダーアキュート(和田竜)」が僅かに差し届いて感涙の2着、ここ東京コース直線の長さが中団からの差し脚は更に有利な展開になる。
*そしてエスポワールシチー、主戦騎手佐藤哲が怪我休業で武豊騎手に乗替し新たな展開になるかも知れないが、連続してセフティリードの先行力も急激な失速で、伏兵馬に差される屈辱と展開は無念、JCダはワンダーアキュートに、前走平安Sは断然人気もヒラボクキングに、好調時のピークが越したのか、一時の勢いが落ちてきた感じを、期待の武豊が一気巻き返し出来るかになる。
シルクフォーチュン(藤岡康)は、根岸Sで最後方から芝並みの末脚で豪快に全馬ゴボウ抜きして快勝した実績は驚異、先行逃げ切りのトランセンドに対しては展開不利も2番手グループなら頭にも成り得る。
*そして最も注目馬はグランプリボス、長らく騎乗デムーロから、今期復帰して勢い一番の内田博幸騎手に乗替って、芝で伸び悩む実績馬がダート路線に参戦して来た。その変わり身を引き出す内田博騎手の腕に要注意なのだ。
3番手の大穴候補
*根岸S2着のトウショウカズン(川田将)、連続5着のダノンカモンは福永祐で05年「メイショウボーラー」以来の勝利を目指すが苦しい展開も3番手なら穴目の抑えが必要かも。

日曜 東京11R フェブラリーS(GⅠ、4歳以上OP、ダート1,600m)出走予定16頭
◎(15)トランセンド(藤田伸、安田、ワイルドラッシュ)前走(GⅠ)JCダ1着
〇(10)ワンダーアキュート(和田竜、佐藤正、カリズマテック)前走(大井GⅠ)東京大賞典2着
△1( 9)エスポワールシチー(武豊、安達、Gアリュール)前走(GⅢ)平安S2着
△2( 3)シルクフォーチュン(藤岡康、藤沢則、Gアリュール)前走(GⅢ)根岸S1着
注(13)グランプリボス(内田博、矢作、サクラバクシンオー)前走(GⅡ)阪神C2着
以下一発入着を狙うメンバー順位)
・(14)トウショウカズン(川田将、領家、クロフネ)前走(GⅢ)根岸S2着
・(11)ダノンカモン(福永祐、池江寿、シンボリクリスエス)前走(GⅢ)根岸S5着
・(16)テスタマッタ(岩田康、村山、タビット)前走(GⅢ)根岸S3着
・( 6)ケイアイテンジン(後藤浩、白井、アグネスタキオン)前走(OP)すばるS1着
・( 5)ヒラボクワイルド(幸英明、大久保龍、Wラッシュ)前走(GⅢ)根岸S12着

・( 8)セイクリムズン(吉田隼、服部茂、エイシンサンディ)前走(GⅢ)根岸C6着
・( 1)(地)ナイキマドリード(戸崎圭、大井川島正、ワイルドラッシュ)前走(船OP)船橋記念1着
・( 7)ヤマニンキングリー(デムーロ、河内、アグネスデジタル)前走(大井GⅠ)東京大賞典6着
・(12)ライブコンサート(蛯名正、白井、シングスピール)前走(GⅢ)京都金杯12着
・( 4)スマイルジャック(丸山元、小桧山、タニノギムレット)前走(GⅢ)東京新聞杯16着
・( 2)タガノロックオン(田辺、松田博、Rオブブライダル)前走(GⅢ)平安S10着

*東京馬場を2周もする過酷な長丁場「ダイヤモンドS」は、GⅠでも実績のある2騎で共にハンデ頭(58.5kg)を背負うオウケンブルースリ(田辺、音無)が後方から、マイネルキッツ(松岡、国枝)が中団からの展開で、9歳と7歳の熟年組による直線一気の末脚勝負の一騎打ちになる。
土曜 東京11R ダイヤモンドS(GⅢ、4歳以上OPハンデ、芝3,400m)展望
◎( 2)オウケンブルースリ(田辺、音無、Gポケット)前走(GⅠ)JC10着
〇( 3)マイネルキッツ(松岡、国枝、Cベアハート)前走(GⅢ)ステイヤーS1着
▲(16)ギュスターヴクラス(蛯名正、荒川、Hクライ)前走(1600下)早春S1着
△1(15)トンパンガ(デムーロ、角居、Kカメハメハ)前走(1600下)松籟S1着
△2(13)サンテミリオン(北村宏、古賀慎、Zロブロイ)前走(GⅡ)AJC4着
△3( 1)ヤングアットハート(後藤、松山康、Fデピュティ)前走(OP)白富士S1着
注1( 6)ビートブラック(岩田康、中村、ミスキャスト)前走(GⅢ)日経新春杯4着
注2( 5)ケイアイドウソジン(吉田豊、田村、シーロ)前走OP万葉S4着

*前走クロッカスSで強敵相手に2着実績の「キングオブロー(松岡正)」で断然の主役、ダート戦歴は新潟新馬戦ダ1,200mで快勝しており問題なし。相手はOP勝ちのキズマ(蛯名正)とフリートストリート(岩田康)の戦いになる。
土曜 東京10R ヒヤシンスS(3歳OP、ダート1,600m)展望
◎(10)キングオブロー(松岡正、伊藤伸、Rオブロー)前走OPクロッカスS2着
〇( 3)キ ズ マ(蛯名正、白井、Dキャット)前走OPポインセチア賞1着
▲( 6)フリートストリート(岩田康、角居、Sセンス)前走500下くすのき賞1着
△1( 5)マシュマロ(デムーロ、吉田直、クロフネ)前走牝馬500下1着
△2(15)ゲンテン(福永祐、矢作、Bデニ)前走500下1着
△3(12)トミケンユークアイ(木幡、水野、Mボーラー)前走500下黒竹賞1着
注( 1)メジャーアスリート(内田、高木、Dメジャー)前走川崎GⅠ全日本2歳S2着

*逃げるミスクリアモン藤田伸、2番手先行ツルマル浜中俊を後方から一気の決め手で追い込むケンブリッジエル(和田竜)と中団から差し足発揮のアグネスウイッシュ(武豊)の先着争いになる。
土曜 京都11R 山城S(4歳以上1,600万下、芝1,200m)展望
◎( 8)ケンブリッジエル(和田竜、山内、Eプレストン)前走GⅢシルクロードS3着
〇( 2)アグネスウイッシュ(武豊、長浜、Sバクシンオー)前走1600下伏見S2着
▲(12)ツルマルジュピター(浜中俊、坂口正、Mカフェ)前走1600下伏見S3着
△1(16)ミスクリアモン(藤田伸、谷原、イーグルカフェ)前走1600下サンライズS3着
△2(15)ヤサカシャイニー(藤岡佑、水野、Aジャパン)前走1600下伏見S15着
注( 9)ホットチリペッパー(宮崎、牧浦、Nユニヴァース)前走1000下紫川特別1着