1/21/2013

京成杯:伏兵馬フェイムゲーム(ベリー)が快勝

 早くも今週の土曜から東京に開催替り、京都・中京は引き続き開催、今期初GⅠ戦となるフェブラリーSに向けたダート戦が主力になり、東京はダート重賞の根岸S、京都はシルロードSなどが行われる。

中山11R:フェイムゲーム(ベリー)の追込み鮮やか1着、フラムド横山典は先行バテ失速
 マイネルマエストロ(和田竜)が引き離して先行、2番手にスタート決めても抑える人気フラムドグロワール(横山典)、3番手にマイネルストラーノ(柴田大)のハイペースで回るも、直線を向いてフラムド横山典が横を向いて外から来る馬を気にしているようでは不調の証、脚色が先頭のマエストロと同じではハラハラ、後方追込み馬に次々に交わされては馬単外れの万事休すで大きく失速、代わって最後方で待機組の4騎の内、早めに先団に上がったケイアイ石橋脩、そしてフェイムゲーム(ベリー)、アクション内田博らの追込み馬が、皆先団に届いて見事に決まったGOAL-INでした。
  フラムドグロワールに大いに期待を懸けたが、降雪順延競馬になっては1週間も待機した各馬の体調管理、寒い時期の馬の精神力などが「もろ」に結果に出た若駒重賞京成杯になった。
 そしてベリー騎手は、前日問題の「アメリカJCC」ダノンバラードに続いて重賞連勝、圧巻の力腕が冴えた一戦でした。
中山11R 京成杯(GⅢ、3歳OP、芝2,000m)結果
1着・( 6)フェイムゲーム(ベリー、宗像、Hクライ、差し、前走未勝利1着)7番人気(34.7)
2着▲(11)アクションスター(内田博、音無、Aタキオン、先行、前走GⅢ4着)5番人気(34.4)
3着・( 7)ケイアイチョウサン(石橋脩、小笠、Sゴールド、差し、未勝利1着)9番人気(35.1)

4着△1( 8)クロスボウ(吉田豊、大久洋、Gアリュール、追込、前走新馬1着)8番人気(34.4)
5着△2(12)マイネルマエストロ(和田竜、西園、Bタイム、逃げ、前走500下1着)  2番人気
6着〇( 9)ノウレッジ    (蛯名正、二の宮、Sセンス、追込、前走GⅠ朝日杯6着)3番人気
8着注( 3)マイネルストラーノ(柴田大、手塚、Dインパクト、先行、前走OP2着)  6番人気
10着◎( 1)フラムドグロワール(横山典、藤沢和、Dメジャー、差し、GⅠ4着)1番人気(36.1)
タイム2:02.3単勝1,260円、馬連4,590円、馬単10,690円、3連単166,910円
予想評定 D評価(0点):期待の本命2連続失速して無念、新勢力馬が台頭し嬉しいがクラシック戦線混戦なり。

中山10R:ラフレーズカフェ柴山の切れ脚鋭く1着、アグネス蛯名正後方過ぎて届かず3着
 スタートで人気の一角プリンセス北村宏が出遅れ最後方からの競馬、メモリアル石橋脩が大きく先行し直線も先頭で粘り込むところに、中団の馬群から唯一頭素晴らしい末脚で追い上げたラフレーズカフェ(柴山)が早くも先頭に立って1着楽勝の感じでしたが、後方からアグネス蛯名正、そしてその後方の内から出遅れたプリンセス北村宏の2騎が猛然と追い込んで際どく先団に迫るも惜しくも届かず2・3着争いしてGOALした。
 柴山雄一騎手は、これでようやく今期初勝利を挙げる嬉しい「最速の上がりタイム」での追込みでした。
中山10R サンライズS(4歳以上1,600万下、芝1,200m)結果
1着▲( 5)ラフレーズカフェ (柴山、小島太、Mカフェ、追込、前1000下1着)4番人気(33.6)
2着・( 4)プリンセスメモリー(北村宏、高橋義、Sボード、差し、前走OP2着)2番人気(33.9)
3着◎(14)アグネスウイッシュ(蛯名、長浜、Sバクシンオ、追込、1600下5着)1番人気(33.9)

6着注( 3)ジャーエスペランサ(三浦皇、石毛、Kカメ、差し、前走1600下11着)7番人気
9着〇(10)バートラムガーデン(津村、手塚、Sバクシンオー、先行、1600下10着)10番人気
10着△1( 7)ダイメイサクラ (内田博、佐藤吉、Sバクシンオ、先行、1600下4着)5番人気
14着△2(13)キングオブブロー (柴田善、伊藤伸、Rロー、追込、前走1000下1着)3番人気
タイム1:09.2 単勝650円、馬連1,390円、馬単3,400円、3連単13,840円

中山 9R:人気のユーロビート田辺が快勝、逃げ込むリーゼント惜しくも交わされ2着
 スタートでフィルハー宮崎が煽って落馬の波乱も、最内枠からリーゼント松岡がハナに立って2周も逃げる展開、トーセン横山典、レジアーネ蛯名正が付いて回って直線、カラ馬が先頭で走り込むも、リーデント松岡が逃げ切る勢いでしたが、残り50mで5番手で競馬した人気のユーロビート田辺裕が4角で3番手に上がり、一気に脚を伸ばして馬体を併せてそして交わし、人気に応えて1着GOALした。
 後方からコスタ(ルメール)が追い込んで3着に届いて、比較的狙った人気通りの決着でした。
 先行するリーゼントの粘りに付いて回ったトーセンセカイオーとレジアーネは共に直線で急速に失速して残念でした。
中山 9R 成田特別(4歳以上1,000万下、ハンデ、ダート2,400m)結果
1着〇(10)ユーロビート  (田辺、高柳瑞、スズカマンボ、先行、前走500下1着)1番人気
2着◎( 1)リーゼントブルース(松岡正、矢作、Sミニスター、逃げ、前500下1着)4番人気
3着▲(13)コスタパルメーラ(ルメール、上原博、Kカメ、追込、前走1000下2着)2番人気

9着△2(11)トーセンセカイオー(横山典、松山康、Kカメ、差し、前走1000下8着)6番人気
11着△1( 5)レジアーネ 蛯名正、尾関、Nユニヴァース、先行、前走500下1着)8番人気
タイム2:35.9 単勝250円、馬連1,080円、馬単1,710円、3連単8,560円

「記録フラッシュ」:名馬2頭が京都で引退式
1.スプリンターズSなどGⅠ勝利した芦毛の馬体「カレンチャン」が引退式を日曜日の京都競馬場で行った。(右写真参照) 安田隆行厩舎(栗東)、主戦騎手池添謙騎手、6歳牝馬、クロフネ産駒で18戦9勝、内GⅠ勝利がスプリンターズS、高松宮記念など、そのほか一昨年は最優秀短距離馬、そして昨年の最優秀牝馬に選出され表彰されている。最終戦が香港遠征しGⅠスプリンターSで有終の美を飾れず7着でした。

2.菊花賞馬「オウケンブルースリ」も引退式を土曜日の京都競馬で行った。 音無秀孝厩舎(栗東)、8歳牡馬、Gポケット産駒で27戦5勝、内GⅠ菊花賞のみも重賞参戦の常連も大波の一発大駆け穴馬になって2着はあるが18戦も勝利から遠のいていた。