9/18/2016

セントライト記念:断然ディーマジェスティ(蛯名)が貫録の差し切り勝利

[WIN5-5]*中山11Rセントライト記念: 
 マカヒキ1着したダービーで3着実績の断然期待馬ディーマジェスティ(蛯名正)は、先行した
キークラッカー(柴田大)、ケンホファヴァルト(柴田善)の可なり離れた後方待機し、3・4角中間で
動いて、4角回る時は先団外4番手で直線、内で先行4番手から先に抜け出したゼーヴィント(戸崎圭)、そして同じ後方で位置取りし、一緒に動いて追い上げたプロディガルサン(田辺裕)に尻を突かれながらも、直線で内のゼーヴィントが結構粘り込んで、馬体を併せて、懸命の叩き合いして、GOAL寸前で「僅かクビ差」交わして、断然人気に応えてディーマジェスティが、皐月賞以来の5か月振りの4勝目を菊花賞TRで飾った。
 蛯名騎手には、このマジェスティだけで、今期重賞4勝の内、ナント3勝も挙げる「美味しく、孝行馬」なのです。
  そして良血Dインパクト産駒の上位独占と、3着まで人気順の通りの固い決着でした。
 更に、戸崎圭太騎手が2着して、重賞騎乗機会「10連続(重賞)連対」記録を更新した。
  
「今期重賞勝利4勝目の蛯名正義騎手」:JRA通算重賞勝利125勝目
(着差以上に強い競馬でしたが・・)順調に今回は来ていたので、普通に「挟まれたり、力が出せないとか」がなければ(勝てる)と思い、強気で乗りました。(道中後方待機も予想通りで・・)予想の通りではないけど、スタートでチョット寄られたので、精がなくあそこの(位置に)なりましたけど、別に慌てることも無く、(末)脚があるんで、タイミングを見て追い出しました。(寄られたりしたが、最後の直線の手応えは・・)追い出すのを待ってたので、(後続馬が)来るのを待ってからで、差を詰められたのではない。余裕を持って、出来れば馬にダメージがないように、チョット外を回るような競馬になりましたけど、その辺は馬が耐えてくれるのではと思った。(次は菊花賞ですが抱負を・・)そうですね、順調に本番を迎えられれば、いいかなと思っています。ナントか頑張れればいいかなと思っています。
*中山11R セントライト記念(G2、3歳OP、芝2200m、1着賞金5400万円)結果:良馬場
1着◎(4)ディーマジェスティ牡3(蛯名正、二ノ宮、Dインパクト、差、東京G1-3着)1番人気(34.5)
2着〇(10)ゼーヴィント  牡3(戸崎圭、木村哲、Dインパクト、差、福島G3-1着)2番人気(35.0)
3着▲(9)プロディガルサン牡3(田辺裕、国枝、Dインパクト、差、東京G1-10着)3番人気(34.5)

タイム2:13.1 (4F47秒1ー3F35.4-2F23.7-1F12.2) 
 単勝140円、馬連390円、馬単480円、3連複770円、3連単1,820円
予想評定A評価(100点):◎〇▲の固い決着では低配当、儲け僅かでも、充実感は一杯ありです。
4着*(7)ネイチャーレット牡3(野中悠、根本、Tギムレット、差、新潟500下1着)11番人気
5着△3(11)ノーブルマーズ 牡3(高倉陵、宮本、Gポケット、逃、京都OP3着)8番人気
6着△2(1)メートルダール 牡3(北村宏、戸田、Zロブロイ、追、京都OP2着)5番人気
7着△1(5)マウントロブソン牡3(川田将、堀宣、Dインパクト、先、東京G1-7着)4番人気
(出走12頭)買い目:3連単=1着(4)-2着(10,9,5)-3着(9,5,10,1,11)=12点:的中

[WIN5-4] *阪神11R ローズS:断然オークス馬シンハライト(池添)が期待に応え差し切り勝利
 降雨で馬場が急速に悪化しては、波乱の予感一杯、スタートでは、クロコスミア(岩田)、アットザシーサイド(福永)、バレエダンサー(松若)などが先行したが、ナント期待の追込馬ジュエラー(Mデムーロ)もが、果敢に先行4番手まで押し上げての競馬で場内ドヨメキ、久々の競馬で気合が入ったのか、重馬場では後方待機では不安なので今日は先行策なのか全く不明も、直線でやはり「バッタリ」失速して桜花賞馬が、全く期待外れで残念です。
 先行したクロコスミア(岩田)、カイザーバル(四位)などが直線でも、懸命に逃げ込み、後方待機し4角で外突いて6番手まで上がった断然のシンハライト(池添謙)が、鋭い末脚(33秒7)で、直線で唯一頭だけが、異次元のスピード、一気に先団まで追い付き、内で逃げ込むクロコスミア(岩田康)に、外から並んだところがGOAL板、際どく馬体を併せ、際どく入線し長い「写真判定」も、外で追い上げたシンハライト(池添)が「ハナ差」競り勝った。
大敗を喫したMデムーロ騎手のコメント:
「この距離は問題ないが、ペースも折り合いが付き、スムーズな競馬が出来たが、直線では(もう)疲れて仕舞った。この(重)馬場は(ジュエラーに)合わないと思う。次は良くなる感じがあった。」
*阪神11R ローズS(G2、3歳牝馬OP、芝1800m、1着賞金5200万円)結果:重馬場
1着〇(7)シンハライト 牝3(池添謙、石坂、Dインパクト、差、東京G1-1着)1番人気(33.7)
2着*(1)クロコスミア 牝3(岩田康、西浦、Sゴールド、差、東京G2-14着)11番人気(34.6)
3着*(3)カイザーバル 牝3(四位洋、角居、Eメーカー、差、札幌1000下6着)6番人気(34.4)
(*秋華賞TR:3着まで優先出走権)
タイム1:46.7 (4F46.8ー3F34.6-2F22.9-1F12.0) 
 単勝160円、馬連7,440円、馬単11,020円、3連複24,210円、3連単105,940円
予想評定 D評価(10点):やはり重馬場は鋭い追込脚質馬は馬券では用無しになりますね。
4着△2(12)デンコウアンジュ牝3(内田博、荒川、Mサムソン、差、東京G1-6着)8番人気
5着▲(4)アットザシーサイド牝3(福永祐、浅見、Kカメ、差、東京G1-11着)3番人気
7着△3(13)アドマイヤリード牝3(Cルメール、須貝、Sゴールド、差、東京G1-15着)5番人気
8着△1(5)レッドアヴァンセ牝3(武豊、音無、Dインパクト、追、東京G1-7着)4番人気
11着◎(6)ジュエラー   牝3(Mデムーロ、藤岡、Vピサ、差、阪神G1-1着)2番人気
(出走15頭)買い目:3連単=1着(6)-2着(7)-3着(4,5,12,13)=4点:外れ

[WIN5-3] *中山10R レインボーS:シャドウパーティー(川田将)が内ラチから突き抜ける、
 シンボリジャズ(木幡巧)、ロジメジャー(江田)の2騎が大きく引き離して先行して直線、期待のマローブルー(戸崎圭)が抜け出し、そのまま押し切る勢いでしたが、最内ラチ沿いから一気に追い出し、抜け出した伏兵馬シャドウパーティー(川田将)が「1/2馬身」突き抜ける快勝劇でした。
 そして懸命に粘り込むマローブルー(戸崎圭)に、ケイアイチョウサン(丸山)、シャドウパーティー(石橋)が追い上げるも、僅かに届かず3・4着までで残念なり。
 *中山10R レインボーS(3歳以上1600万下、芝2000m、1着賞金1820万円)結果:良馬場
1着△3(1)シャドウパーティーせん7(川田、堀宣、Kベスト、差、福島1600下2着)5番人気(36.0)
2着◎(11)マローブルー 牝5(戸崎圭、堀宣、Dインパクト、先、新潟1600下3着)1番人気(36.9) 
3着△1(6)ケイアイチョウサン牡6(丸山、和田、Sゴールド、差、福島1600下7着)7番人気(36.5)

タイム2:00.4 単勝1,740円、馬連1,530円、馬単4,160円、3連複8,230円、3連単54,200円
7着〇(10)カレンリスベット牝5(蛯名正、国枝、Mカフェ、先、新潟1600下5着)6番人気
8着△2(8)ワールドレーヴ  牡6田辺裕、二ノ宮、Fライト、追、札幌1600下4着)3番人気
9着▲(5)カルヴァリオ  せん3(黛弘人、大竹、Mゴッホ、先、函館1000下1着)2番人気
(出走14頭)買い目:3連単=1着(11)-2着(10,5)-3着(5,10,6,8,1)=8点:外れ

[WIN5-2] *阪神10R 仲秋S:ブラヴィッシモ(浜中俊)が渋とく逃げ切る
 先行した2騎、ブラヴィッシモ(浜中俊)、ムーンクレスト(ルメール)の一騎打ち、直線で
もこの2騎で壮絶な叩き合いも、ハナを切った人気のブラヴィッシモが、内ラチで際どく「クビ差」逃げ切った。
 3着には、後方待機し、3角から動いて外から末脚を使ったヴェルステルキング(デムーロ)が、3番手で粘るライブリシュネル(藤岡康)を「クビ差」交わして3着に届くのが「やっと」、先頭には「1馬身」も届かず無念、馬券的には固い決着の低配当でした。
*阪神10R 仲秋S(3歳以上1600万下、ハンデ、芝1400m、1着賞金1820万円)結果:重馬場
1着◎(1)ブラヴィッシモ 牡4(浜中俊、須貝、Fロック、先、新潟1600下3着)1番人気(36.0)
2着△1(11)ムーンクレスト牡4(ルメール、本田、Aムーン、先、新潟1600下13着)3番人気(35.8)
3着〇(10)ヴェルステルキング牡4(デムーロ、友道、Sバクシンオー、東G2-9着)2番人気(35.3)

タイム1:22.2 単勝230円、馬連450円、馬単770円、3連複410円、3連単1,760円
5着△2(3)サンマルホーム牡6(小牧太、山内、Sホーム、追、小倉1600下8着)7番人気
6着△3(9)セアズール 牝5(池添謙、高橋亮、Dインパクト、先、東京1600下14着)4番人気
(出走11頭)買い目:3連単=1着(1)-2着(10,11)-3着(11,10,3,9)=6点:的中

[WIN5-1]*中山9R 浦安特別:超伏兵馬キープレイヤー(嶋田純)が衝撃の追込み決める
 ラスパジャサーダス(松岡)、カフジオリオン(蛯名)が先行して直線、懸命に逃げ込むも、最内ラチを突いて、一気に期待のヨンカー(戸崎圭)が抜け出したところに、外から末脚を使って追い上げた伏兵13番人気のキープレイヤー(嶋田純)が、一気に追い上げ「3/4馬身」差し切って、前走最下位16着からの生還を果たした。
 その結果、[WIN5-1]から外して、早くも全ての目が「パー」、後の楽しみが撃沈して残念なり。
 3着には、キープレイヤーと一緒に追い込んだヨシオ(川田将)が、ヨンカーに「クビ差」まで迫るも届かず残念なり。
*中山9R 浦安特別(3歳以上1000万下、ダート1200m、1着賞金1500万円)結果:稍重馬場
1着*(7)キープレイヤー牝5(嶋田、手塚、Mボーラー、先、福島1000下16着)13番人気(36.0)
2着◎(2)ヨンカー 牡3(戸崎圭、和田、Eレイト、逃、福島1000下2着)1番人気(36.9)
3着*(15)ヨシオ  牡3(川田将、森秀、Yブルグ、差、新潟G3-13着)2番人気(36.5)

タイム1:11.1 単勝7,790円、馬連6,040円、馬単20,810円、3連複9,290円、3連単117,670円
7着▲(5)カネータ   牡4(丸山元、相沢、Oファイア、先、東京500下1着)3番人気
11着△(13)パラダイスガーデン牝4(木幡巧、栗田、Cギュメント、先、新潟500下1着)11番人気
12着〇(10)ラスパジャサーダス牝4(松岡正、中舘、Sボード、先、札幌1000下2着)8番人気
(出走16頭)買い目:3連単=1着(2)-2着(10,5)-3着(5,10,13)=4点:外れ

*「WIN5」挑戦の道:中山は固い決着レースが3本炸裂だ。
予想①◎2-②◎1〇10-③◎11-④◎6〇7-⑤◎4=4通り
結果①(*7)-②◎1-③(△1)-④〇7-⑤◎4=「的中611票」払戻729,040円
「13-1-5-1-1」人気で決着、最初のRから外しては完敗、そして面白くはないのです。

*記録フラッシュ:戸崎圭太騎手の「騎乗機会10連続(重賞)連対」記録内訳
回 月/日「重賞レース名.格付」 馬  名 (人気) 着順
1. 7/03「ラジオNIKKEI賞G3」・ゼーヴァント(1番人気)1着
2. 7/10「七夕賞G3」・・・・・・アルバートロック(3番人気)1着
3. 7/24「函館記念G3」・・・・・モンドキャノン(1番人気)2着
4. 8/07「レパードS.G3」・・・グレンツェント (2番人気)1着
5. 8/14「関屋記念G3」・・ヤングマンパワー(3番人気)1着
6. 8/28「キーランドC.G3」・・ブランヌボール(2番人気)1着
7. 9/04「新潟記念G3」・・・アルバートロック(1番人気)2着
8. 9/10「紫苑S.G3」・・・・・・・・ビッシュ  (1番人気)1着
9. 9/11「京成杯AH.G3」・・カフェブリリアント(6番人気)2着
10. 9/18「セントライト記念G2」・ゼーヴェント(2番人気)2着

武豊騎手が前人未踏記録「通算勝利4,000勝」達成!

*武豊騎手が遂に、JRA所属馬でのJRA・海外・地方競馬「通算勝利4,000勝」達成した

「驚異の勝率19.2%を誇る記録男が33戦未勝利」
 札幌夏競馬でも、昨日の阪神でも勝利を挙げられず頭打ち(4開催日、33戦未勝利が続いた)、今期48勝のまま(通算3,999勝)、長く続いていたが、今日の勢いは全く違った。
  「阪神2日目・第4R」(3歳未勝利戦、15頭立て)マイショウヤクシマ(牡3歳、3番人気)で1着して達成、4番手先行から直線、鋭い末脚で「3馬身」突き放して快勝、待ち焦がれた、前人未踏記録
「通算勝利4,000勝」を遂に達成、偉大な快記録を樹立した。この記録を更新出来るのは、武豊本人以外はいなく、騎乗するだけで更新の目が広がって行く、偉大な記録なのです。

「大記録の余韻に浸る間もなく一気に次のステップ通過」
 この偉大な記録達成で、喜んでいる暇はないのです。そして、ここで話が終わりにならないのがトップジョッキー「武豊」なのです。
 続く第5R(メイクデビュー新馬)で、やはり3番人気「ワンダーブチェック」で、直線で軽く突き抜けて、本日2勝目を飾って、新記録を一気に通過するところが、武豊なのです。
 更に第7Rでも勝利、今までの「うっ憤と秋梅雨前線」を晴らす快進撃、本日3勝の爆走でした。

特注記念プレート前で新たな目標宣言」
 スタンド前で記念撮影(写真)とインタビューで、Cルメール、Mデムーロほか、松田大、池添謙、酒井学の仲間騎手に(金色の月桂樹)特注プレートを掲げて貰い、ベテラン武豊騎手が「はにかみ」ながらも「札幌でも昨日も勝てず、次の京都まで懸かるのではと思っていた。ここにいる若いメンバーの活躍で、存在感がなくなりかけているが、隅に追いやられないよう、まだまだ頑張ります」と苦笑しながら宣言した。

「父が世話になったオーナー馬で何かの縁」
 そして冠「メイショウ」馬で記録達成出来たのも「何かの縁(今年8月死去)父(邦彦)の時代から大変お世話になったオーナー(馬主:松本好雄:勝負服「青胴桃一本襷、桃袖」)なので、キット(父は)喜んでくれていることでしょう。一つの区切りが付いて「ホッ」としています。次はJRAだけで(4,000勝内訳:JRA3,835勝、海外11勝、地方154勝)4,000勝を目指す。」と振り返り、絶大な武豊ファンも(胸キュンで)感涙、関係者に感謝した。

「父:武邦彦(元調教師)の軌跡」
・1938年10月20日生れ、2016年8月死去:騎手での異名(ターフの魔術師)
・調教師戦績(免許1985年):4,332戦389勝(勝率9.0%)引退2009年2月
 調教師での重賞勝利:通算18勝(内G1勝利3勝:安田記念、スプリンターズS、朝日杯3歳S)
・騎手の戦績(免許1952年):7,679戦1,163勝(勝率15.1%)