9/29/2020

海外競馬展望*2020 凱旋門賞:エネイブル(LデットーリJK)が3勝目挑戦

 

 女傑エネイブル(LデットーリJK、J.ゴスデンTN)が、軽斤量の有利な3歳時に凱旋門賞挑戦し、断然1番人気の支持を受けて即快勝の怪物、4歳時も「短クビ差」で2連勝の偉業を達成した。続く3連勝を狙った昨年、重馬場が災いしたのか、伏兵9番人気のヴァルトガイストに、痛恨の「1馬身3/4」競り負け2着の無念でしたが、今回は、そのリベンジに懸ける一戦になる。今年は、7月から始動で初戦は2着に敗れるも、1着、1着して今期3戦2勝なら、順調に仕上がり、ここは力を出せる状態を見せている。

 相手は、新鋭3歳牝馬の「ラブ(RムーアJK、A.オブライエンTN)」が、55Kgの軽斤量の恩恵を受け、エネイブルの牙城に立ちはだかるのですが回避は無念、Rムーア騎手が、その「ラブ」騎乗を選んだが、敢え無くモーグルに乗り換え、主戦騎手だった「ジャパン」には、武豊騎手にお鉢が回って来て、騎乗依頼を快諾、週末は渡仏する。

 また、長期海外遠征が続く日本馬「デアドラ(牝6歳、橋田満TN)」が、念願の 凱旋門賞に挑戦が叶い注目の一戦、そろそろ結果を出して、久々に日本に凱旋できる楽しみには、一発大駆けのお土産が有れば最高なのですが如何に?

緊急事態発生:ジャパンに騎乗するため、渡仏した武豊騎手が天を仰ぐ事態、A.オブライエン厩舎所属4頭が、禁止薬物検査で陽性反応で、全て取消になって、出走15頭から11頭に激減した。日本のデアドラには、上位入着の可能性が高まって来た。

パリ、ロンシャン第4R 凱旋門賞(G1、3歳以上OP、芝2400m、総賞金300万C、1着171万4200C)
 発走 10月4日(日本時間*23時05分、現地16時05分):掲載はレーテング順位
期待度.馬番(Rt) 馬 名(生産国)性齢-斤量Kg  調教師      騎手  ゲート番
△ 1(125)ペルシアンキング (IRE)牡4-59.5*A.ファーブル (仏)P.ブドー   7
* 2(108)ロイヤルジュリアス(IRE)牡7-59.5*J.レニエ  (仏)S.フォーリー8
* 3(116)ウェイトゥパリス (GB)牡7-59.5*A.マルチアリス(仏)I.メンディザバル6
取消4(122)ジャパン     (GB)牡4-59.5*A.オブライエン  (愛)武 豊    11
取消5(117)ソヴリン    (IRE)牡4-59.5*A.オブライエン  (愛)M.バルザローナ 10
〇 6(125)ストラディバリウス (IRE)牡6-59.5*J.ゴスデン(英)O.ペリエ        14
△ 7(120)ソットサス     (FR)牡4-59.5*JC.ルジェ   (仏)C.デムーロ 4
◎ 8(128)エネイブル     (GB)牝6-58.0*J.ゴスデン  (英)L.デットーリ 5
△ 9(114)ディアドラ    (JPN)牝6-58.0*橋田 満   (日)J.スペンサー 12
*10(115)ゴールドトリップ  (FR)牡3-56.5*F.シャペ  (仏)S.パスキエ       9
*11(108)シャシュナック (FR)牡3-56.5*F.ヴェルミュラン(仏)T.ピッコーヌ 13
*12(115)インスウープ   (IRE)牡3-56.5*F.グラファール  (仏)R.トーマス  1
取消13(119)モーグル    (GB) 牡3-56.5*A.オブライエン (愛)R.ムーア   3
取消14(120)サーペンタイン (IRE)牡3-56.5*A.オブライエン (愛)C.スミヨン15
*15(112)ラービアー    (USA)牝3-55.0*JC.ルジェ  (仏)M.ギュイヨン 2
(出走11頭):3連単=1着(8)-2着(6)-3着(9.1.7)=3点