武豊騎手は交流重賞で存在感発揮
ファン離れが進み、資金難で苦悩する地方競馬を盛り上げるために、定期的に開催される「地方競馬交流重賞」競走に、JRA所属OP馬と騎手が参戦し、船橋競馬場で本日、ダイオライト記念(G2)が行われた。
地方競馬ファンの意地で、断然1番人気に推した(公営の雄)サミットストーン(石崎駿)は、積極的に3番手先行も、最後の直線でバッタリ失速の7着では、ファンはガックリ無念になった。
代わって、圧勝し1着賞金をゲットしたのは、JRA所属「クリソライト(牡5、武豊、音無秀)」、直前の成績がイマイチでしたので2番人気でしたが、いつもながら、完成度そして公営馬を上回る調教環境で鍛えられて、JRA所属馬が、1着ほか上位独占、賞金総獲りでは、地元の競馬関係者は頭を抱える展開、情け無用の勝負事とは言え、そして賞金の一部JRA負担があるとは言え、喜ぶのは(ホンの)一部ファンだけ、今日はJRAファンが馬券対決で勝利したようだ。
レースは、先手を獲って逃げた「アウトジェネラル(張田京)」の外に馬体を併せた2番人気「クリオライト(武豊、音無秀)」が、2周目の3角手前で、外から先頭を交わして突き放し、長い直線で気合いの鞭を数発入れ、そのまま押し切って1着GOALした。
2着には、4番手先行から、最後の直線で2番手に上がった「アスカノロマン(太宰啓、川村禎)」の脚色から、2番手はこの馬が粘り込むと思えたが、直線の残り100mで、中団から末脚を伸ばした「トウシンイーグル(シュタルケ、山内研)」が、外から「1/2馬身」交わし2番手を奪って決着した。
勝利したクリソライトは、交流重賞3勝の快挙(戦績は下段に記載)、武豊騎手は交流重賞ほかで9勝目、「ダイオライト記念」を2勝目とした。
*勝利騎手インタビューでは「寒く忙しいときに、沢山応援に来てくれてありがとう。今日は前に行こうと決めていたが、掛かり気味に行った。スタミナがあるのか(直線は)バテなかった。スタートが決まれば(勝ちを)計算出来る。一番(馬が)良い時に乗せて貰った。また乗りに来るので応援して・・」と、ファン獲得の支援を忘れなかった。
*2013(大井競馬、G1)ジャパンダートダービー(内田博騎手)1着
*2014(船橋競馬、G2)日本テレビ盃(戸崎圭太騎手)1着
*2015(船橋競馬、G2)ダイオライト記念(武豊騎手)1着
*第60回 ダイオライト記念(G2、4歳以上OP、ダート2,400m、1着賞金3,200万円)結果:不良
1着(4)クリソライト 牡5歳(JRA、武豊、音無秀、Gアリュール、2番人気)タイム2分33秒6
2着(5)トウシンイーグル(JRA、シュタルケ、山内研、5番人気)着差2馬身1/2
3着(6)アスカノロマン (JRA、太宰啓、川村禎、3番人気) 着差1/2馬身
4着(1)ドラゴンエアル (公営、森泰斗、高月賢、6番人気) 着差3馬身
5着(11)シビルウォー (JRA、戸崎圭、戸田博、4番人気) 着差アタマ
7着(2)サミットストーン(公営、石崎駿、矢野義、1番人気)
単勝280円、馬連2,930円、馬単4,080円、3連複2,480円、3連単14,000円