8/08/2013

新潟*関屋記念:ドナウブルー (内田博)の連覇に期待!

暑いがその代り懐がとても涼しい、そして勝者の喝采より敗北の悲しみが多数派なのです
 毎日暑い~と言っても決して清涼感が訪れない。立秋を過ぎたのに、列島は連日35度を超える夏本番の猛暑、こんな最中でも、今日から恒例「熱闘甲子園!」が開会式でした。3,900校を超える都道府県の予選を勝ち抜き49代表校が頂点を目指し、2週間を戦い合う激闘甲子園、初出場が10校も、そして強豪私立校に撃ち勝った県立校も多く参戦、全国の野球少年の実力が拮抗して来たことで良いこと、そして凄い体力とチーム力で良くここまで勝ち上がって来れたと、喝采と感心するばかり、でもここから更に「晴れの頂点」に立てるのは「ただ一校」なのです。(写真下:熱戦が始まった甲子園)
 その陰には(トーナメント戦のサガで優勝校を除く)48校が敗戦になる悲しい現実と(スジ書きのない)ドラマが感動を与えるのですが、違った見方になるが甲子園大会に限らず、頂点を極めるとは、その反面「多くの代表校の殆どが敗北を味わい(精一杯やるだけやったぞ!と)自分自身に記憶を残す修練の場」なのです。練習の成果を試合で十二分に発揮出来た結果なら、敗北も「悲しい涙」でなく、むしろ達成感で胸が一杯、流れ落ちる汗と感涙で青春謳歌のはずなのです。
 試合は「礼に始まり礼で終わる」の武士道精神が清々しく、柔道、剣道、空手、そして相撲などは特に、試合の「終わりの礼」をする前に、つい「勝ったぞ!」の感激で「ガッツポーズ」でもすれば、「敗者への労わりの気持ちがない」と判断され、勝利の取消し制裁がある厳しいものがある。

 地方大会で全ての試合で勝ち上がり念願の甲子園出場とは違い、本日のテーマである、3歳若駒の夢舞台、サラブレッド頂点「ダービー制覇」を狙う舞台なら、幾つかのTRレースのどこかで出場権利(特に獲得賞金など)を獲得し、本番で勝てる力量と体調管理すること、繊細な競走馬には、この四季を通じて常に万全の体勢であることは中々難しい課題で「無事これ名馬」の諺があるように、故障がなく馬力のある馬が夏を制するのです。

 よって「本日の提言」、このような猛暑の中、出走出来るだけで立派な馬で、多くの素質期待馬は(馬肥ゆる)秋シーズンに向けて、涼しい生まれ故郷や牧場でゆっくり静養待機、方や猛暑の真夏でも休んではいられない厩舎の事情、このメンバー同士の対戦なので、一つでも上のクラスに勝ち上がり、秋の重賞戦に参戦出来る位置まで出世がしたいナ~の必死さ、よってその多くを期待するのは極めて気の毒で難しく、本命馬の体調が(今回は)万全なのか?だけが、必勝ファクターなのです。その見極めの課題が、馬の(当日)気合い、発汗や馬体重の大きな変動有無、そして事前の追い切りなどで本調子なのかの見極めをしなければ馬券の「WIN」、事前の優劣判定(=木曜予想)が大変難しいのです。

GⅢ関屋記念:ドナウブルー(内田博)とジャスターウェイ(福永祐)の対戦
 前走中京記念では、後方大外から見事な追込みを決め1年ぶりの勝利を上げたフラガラッハ(高倉陵、松永幹厩舎)が、マイル戦と中京コースが得意で断然の中心馬の位置付けなのですが、なにせ一年に一回の一発大駆けでは、続けて勝てるのかが大いに不安の経緯で、今回の頭には残念ながら断念し、入着組に評価を下げた。

 我が本命はドナウブルー(内田博)を大抜擢、昨年の覇者で連覇を狙う。「安田記念10着」からの勝利でしたが、近走はいつも先行しては中団から何かに差され惜敗が続く競馬でも、良血の地力、前が止まらない良馬場の先行策、夏馬は牝馬に限る・・などで白羽の矢なのです。
 そして同脚質の先行力があるレッドスパーダ(北村宏、藤沢和厩舎)の粘り込み、そこに前走東京戦で鋭く「32秒7」の末脚で追込んで調子を上げて来たジャスターウェイ(福永祐)が、2番手に割り込むと見て期待する。
 3番手の入着組には、フラガラッハ(高倉陵)のほか、先行馬ミッキードリーム(太宰)、差し馬ランリョウオー(松岡正)、追込馬レオアクティブ(横山典)に各々に流して楽しむことにする。
GⅢ中京記念:後方一気の快勝フラガラッハ高倉陵、2着ミッキードリーム、4着ドナウブルー)

日曜 新潟11R 関屋記念(サマーマイルS、GⅢ、3歳以上OP、芝1,600m)展望
◎(12)ドナウブルー  (内田博、石坂、Dインパクト、先行、前走GⅢ中京記念4着)
〇(16)ジャスターウェイ(福永祐、須貝、Hクライ、追込、前走GⅢエプソムC2着)
▲( 1)レッドスパーダ (北村宏、藤沢和、Tシャトル、先行、前走OPパラダイス1着)
△1( 5)フラガラッハ  (高倉陵、松永幹、デュタンダル、追込、前走GⅢ中京記念1着)
△2(13)ミッキードリーム(太宰、音無、Kカメハメハ、先行、前走GⅢ中京記念2着)
△3( 7)ランリョウオー (松岡正、橋田、Rチョイス、差し、前走GⅢ中京記念10着)
注( 3)レオアクティブ (横山典、杉浦、Aムーン、追込、前走OPバーディ3着)

新潟11R:オリービン(内田博)の一発駆けを狙う
 不思議な馬オリービン、人気になるほど大きな着順、人気がない時に限って快走する厄介な奴、遂つい騎手と馬が緊張して仕舞う穴馬で、皮肉なほどハッキリした戦績、でも今度こそ内田博で変身の本命指名なのだ。
 相手と言うより頭まであるイチオクノホシ、春先の好走ならここでは本命も不思議ではない中心馬なのです。 3番手にするがターフェルとルリニガナの末脚が狙い目になる。 
土曜 新潟11R 新潟日報賞(3歳以上1,600万下、ハンデ、芝1,400m)展望
◎(16)オリービン  (内田博、橋口、Dメジャー、差し、前走1600下豊明S2着)
〇(15)イチオクノホシ(蛯名正、矢野英、Zロブロイ、差し、前走GⅠヴィクトリアM11着)
▲( 5)ターフェル  (田辺裕、今野、Kヘイロー、追込、前走1600下朱雀S3着)
△1( 6)ルリニガナ  (松岡正、小野、スニッツェル、逃げ、前走1600下函館日刊S3着)
△2( 4)マイネルロガール(大野拓、武市、Sバクシンオー、先行、前走1600下奥多摩3着)

小倉11R:ロードエアフォース(池添謙)が逃げ切る展開
 今まではマイル戦を先行力で押し切って来たロードエアフォース(川田将)ですが、今度は距離が二千に伸びてどうかも展開はとても有利で要注意なのですが、他に骨っぽいのがいないのでスローで逃げ切り期待の本命に指名する。
 他にサカジロロイヤル(国分優)の差し脚に懸けて見たいが、今までが6Fが主流でイキナリの10Fではどんな展開に成るか不安材料一杯で対抗にする。穴馬の3番手はシゲルササグリ(幸英明)、下のクラスを快勝したばかりの新鋭で抜擢する。
土曜 小倉11R マレーシアC(3歳以上1,600万下、ハンデ、芝2,000m)展望
◎( 7)ロードエアフォース(川田将、笹田、Aエミネム、逃げ、前走1600下関ヶ原S5着)
〇( 6)サカジロロイヤル(国分優、湯窪、バゴ、先行、前走1600下佐世保S6着)
▲( 1)シゲルササグリ (幸英明、中村、Bタキシード、先行、前走1000下有松特別1着)
△1( 8)ダノンミル   (浜中俊、藤原英、Gポケット、先行、前走1600下湾岸S6着)
△2( 4)サンシャイン  (藤岡康、藤岡健、Hクライ、先行、前走GⅢ福島牝馬S9着)

函館11R:コールフェスト(三浦皇)の末脚期待
 ここは小頭数で3連単狙い撃ちでゲット出来る。共に前走このクラスで2着大健闘した4歳牝馬の2騎、ユールフェスト(三浦皇)とウランダムール(四位洋)の一騎打ちの感じ、そのなかで連続34秒台の末脚で優ったユールフェストを堅い本命に期待した。
 3着対象はグッと絞りメイショウヒデタダ(吉田隼)とダンツミュータント(藤田伸)の2騎で決まる。
土曜 函館11R 道新スポーツ杯(3歳以上1,000万下、芝2,000m)展望
◎( 8)ユールフェスト (三浦皇、須貝、Mレディ、先行、前走1000下函館スポニチ2着)
〇( 1)ブウランダムール (四位洋、粕谷、Aコジーン、先行、前走牝1000下美利河特2着) 
△( 3)メイショウヒデタダ(吉田隼、南井、Mボーラー、先行、前走1000下STV杯9着)
△( 5)ダンツミュータント(藤田伸、本田、Mラヴ、先行、前走1000下雲雀S14着)