9/27/2012

カレンチャンが香港遠征馬を突き放すに期待

今度こそカレンチャン池添謙に期待
 中山の秋競馬最終週を飾るGⅠスプリンターズS(芝1,200m)が日曜日に行われる。
 ここでは前走4着に失速したが、GⅠ「2冠」の実績を誇るカレンチャン(5歳牝馬)が今度こそ万全の態勢で本命にする。そして相手も好調パドトロワ、香港からの強力な遠征馬3騎が参戦してきたが、地元の利で当然負けられない一戦になる。

*レーテングでは(120)リトルブリッジなど香港からの遠征馬3騎が日本馬のレーテングよりは断然の上位馬で、過去にサイレントウイトネスなどの快速馬が参戦して圧勝した経緯もあって、毎年美味しい日本の高額賞金目当てに香港から参戦が盛んなのですが、昨年のこのレースでも、断然人気で注目された香港馬ロケットマンは4着、今回も遠征ラッキーナイン(4番人気)は5着失速でした。ラッキーナインは今年安田記念にも挑戦して人気を得たが11着と失速して、如何に遠征は、自国ではGⅠ馬ですこぶる元気な馬でも体調管理が難しさが分かる。
*そういった意味で、日本馬もフランス遠征して凱旋門賞に挑戦している「オルフェーヴル(池江寿厩舎)」の偉大さそして前哨戦GⅡフォワ賞での勝利が、極めて大変なことだと分かってくる。

*昨年のこのレース、アレヨアレヨと「か弱き4歳牝馬」と我が認識していた新鋭カレンチャン(3番人気)が圧勝して呉れて大変嬉しかったが馬券の方は外れ、2着にもパドトロワ(9番人気)が、そして3着も日本馬エーシンヴァーゴー(7番人気)と、次々に決まって香港人気馬が皆失速し大穴波乱、馬券が総外れで参った記憶で一杯、今でも無念の決着でビビビッとシビレてしまった。

*異国からの遠征は過酷な輸送と検疫、そして気候、時差、環境の適応性など多くの障害が降りかかって、結構神経が「ズ太く、タフな馬」でないと勝利するのが難しいようで、その中で6月に安田記念に事前に挑戦したラッキーナインが再度来日で少しは環境の慣れがあるかもで、今度は要注意すべきと思う一頭だ。

*迎い撃つ日本馬の筆頭格は、2冠(スプリンターズS、高松宮記念)馬の「カレンチャン5歳牝馬、安田厩舎」、前走も大きな期待を懸けるも久々の出走で馬体重「+22kg」でしたので、先行2番手で競馬するも少し重目残りなのか最後のGOAL前で息が上がって差のない4着(下写真参照)、今度こそ一度叩いて万全の態勢と思い本命馬に期待する。

*相手はヤハリ今期絶好調のパドトロワ(鮫島厩舎)、GⅢ短距離戦を連勝して「サマースプリントS」を優勝した勢いは、未だ継続中と思うが、もしかすると、ここで夏バテでバッタリもチョイ有り得るので当日の馬体などを注意されたし・・なのだ。
*3番手の抑えにロードカナロア(岩田康)、ダッシャーゴーゴー(横山典)と香港遠征馬3騎に流せば的中できる。
前走セントウルスS、1着エビセアローム武豊、4着カレンチャン池添謙(内ラチ赤帽6番)

日曜 中山11R スプリンターズS(GⅠ、3歳以上OP、芝1,200m)展望
◎(14)カレンチャン (池添謙、安田、クロフネ)前走GⅡセントウルスS4着
〇(11)パドトロワ  (安藤勝、鮫島、Sボード)前走GⅢキーランドS1着
▲(16)ロードカナロア(岩田康、安田、Kカメハメハ)前走GⅡセントウルス2着
△1(13)ダッシャーゴーゴー(横山典、安田、Sバクシンオー)前走GⅢキーランドS2着
△2(15)エピセアローム (武豊、石坂、Dメジャー)前走GⅡセントウルスS1着

注1(5)ラッキーナイン(香港ブレブル、ファウンズ、アイルランド産)前GⅠ安田記念11着
注2(7)リトルブリッジ(香港バートン、シャム、シンガポール産)前新嘉GⅠキングスS1着
注3(12)キャプテンオブヴァアス(シンガポールチャベス、バリッジ、豪)前新嘉GⅢジャン2着

ハンデ頭もグレープブランデー(58浜中俊)に期待
*ダートのハンデ戦、ダートGⅠ勝ちがある実力馬も、大失速続きで人気を落としたグレープブランデー(浜中俊)が、前走重馬場を3番手先行し、期待に応えて快勝は実力通りの走り、今度のGⅢでも快速振りを見せつけ本命に期待する。2番手の相手は大混戦の中、グラッツッア(岩田康)とナイスミーチュー(小牧太)に狙いを定めた。
土曜 阪神11RシリウスS(GⅢ、3歳以上OP、ハンデ、ダート2,000m)展望
◎(10)グレープブランデー(58浜中俊、安田、Mカフェ)前走OP阿蘇S1着
〇(16)グラッツッア  (55岩田康、角居、Kカメハメハ)前走1600下KBC杯1着
▲( 2)ナイスミーチュー(54小牧太、橋口、Kカメハメハ)前走1600下宮崎S1着
△1(11)フサイチセブン (57.5川田、松田国、Fペガサス)前走GⅢシリウスS3着
△2(14)メイショウエバモア(松山弘、池添兼、Aデジタル)前走1600下オークランド1着
△3( 5)クラブトゥギャザー(川須、小島茂、Gアリュール)前走1000下加茂川特別1着
注( 4)メイショウタメトモ(武豊、武田、Gヘイロー)前走門別GⅡブリーダーズ3着

ランリョウオー(蛯名正)の末脚に期待
*末脚鋭く33秒の上がりタイムで毎レース際どく追い込み大善戦のランリョウオー(蛯名正)に期待、ハンデ頭で追込みは中山ではキツイ、そして距離も1600より脚質から1800の方が得意のようで、でもこのメンバー内では負けられない一戦だ。相手は横一戦に思えるが強いて挙げれば、先行するサトノ的場勇、ミヤビ田辺裕が有力と見た。
土曜 中山11R 秋風S(3歳以上1,600万下、ハンデ、芝1,600m)展望
◎( 9)ランリョウオー (蛯名正、橋田、Rチョイス)前走1600下西宮S2着
〇(10)ミヤビファルネーゼ(田辺、戸田、Rインメイ)前走1600下春興S1着
▲(13)サトノタイガー (的場勇、的場均、Kカメハメハ)前走1600下ポプラS3着
△1( 3)サクラクローバー(横山典、田島俊、Sヴィグラス)前走1600下飛騨S3着
△2( 1)コスモソーンパーク(丹内、池上、Rインメイ)前走1000下木更津特別1着
△3( 2)ダイワマッジューレ(丸田、矢作、Dメジャー)前走1000下五頭連峰特別1着
追加注( 7)ラインジェシカ(内田博、水野、Mサンデー)前走1600下新潟日報S5着