11/29/2015

ジャパンC:ショウナンパンドラ(池添謙ー)が天皇賞秋4着からの殊勲

 秋競馬は、東京競馬でジャパンCを頂点とし伏兵馬ショウナンパンドラ勝利で波乱の終了、次週からは師走競馬のラストラン「中山・阪神・中京」の3場開催になる。

▽2015*JRA秋競馬「G1戦」7週連続 8連戦日程&勝利馬
第1弾(11/15)京都競馬*エリザベス女王杯(3歳以上OP牝、芝2200m):1着*マリアライト(蛯名)
第2弾(11/22)京都競馬*マイルチャンピオンS(3歳以上OP、芝1600m):1着〇モーリス(Rムーア)
第3弾(11/29)東京競馬*ジャパンカップ(3歳以上OP、芝2400m):1着△ショウナンパンドラ(池添)
第4弾(12/06)中京競馬*チャンピオンズC(3歳以上OP、ダート1800m、1着賞金9400万円)
第5弾(12/13)阪神競馬*阪神ジュベナイルF(2歳OP牝馬、芝1600m、1着賞金6500万円)
第6弾(12/20)阪神競馬*朝日杯フュチュリティS(2歳OP、芝1600m、1着賞金7000万円)
第7弾(12/26)中山競馬*中山大障害(3歳以上OP障害、芝4100m、1着賞金6500万円)
第8弾(12/27)中山競馬*有馬記念(3歳以上OP、芝2500m、1着賞金2億円)

*東京11R ジャパンC:4歳牝馬ショウナンパンドラ(池添謙ー)が外から際どく差し脚が決まって殊勲
 最後の直線勝負の競り合いが大激戦「クビ、クビ、1馬身1/4、ハナ差」、久々に力が入るも、勝利を挙げたのは伏兵馬の(4歳牝馬)ショウナンパンドラ(池添)が、リアルインパクトを交わして、天皇賞・秋4着からの生還、大きな勝利で波乱の幕切れ、僅かな着差でも、1着と2着の賞金差は「1億8000万円」もある開差と栄誉が付いて、嬉しいG1勝利なのです。
  注目のスタートで、問題のゴールドシップ(横山典)は、やや遅いもマズマズで安堵も後方待機策、1角で外枠馬が大きく振られる不安からか、果敢に先行策に出て、カレンブラックヒル(蛯名)、アドマイヤデウス(岩田)、イトウ(ミナリク)が先導して向正面、期待の本命ラブリーデイ(川田将)は、6番手内ラチで先行競馬、ミッキークイン(浜中俊)は中団待機で直線、先行粘るカレンミリティツクの3番手外に上がったラブリーディ(川田)が、外から追い上げる馬を気にして、早めに仕掛け、直線の残り200m付近で早くも先頭に立って、押し切る展開に、最内ラチからノーマークのラストインパクト(ムーア)が勢いよく末脚を伸ばし、そして100mでインパクトに先頭を奪われては「アタマの中は真っ白」になり掛けて、そこに後方待機のショウナンパンドラ(池添謙)が、外から鋭く追い上げ、2番手で粘るラブリーデイを交わし、更に最内のラストインパクトと馬体を並べてGOAL・・・も、突き抜けたのか・・の写真判定までは行かず「クビ、クビ差」で簡単に決着、掲示板に早くも「15・6・1・写真・写真」とアッサリと点灯決着でした。

 期待のラブリーデイ(川田将)は、先行して、早めの抜け出す正攻法で力は十分、悔いのない出し切ったが、東京の長い直線を、前走のように押し切ろうとした勇気は褒めるが、いかにも無謀で、流石に脚色は一杯の「34秒3」では、後続馬に差し込まれても仕方はないのです。GOAL前で急速に脚色が鈍ると危惧していたが、その通りの僅かでも競り負けで、今までが凄かっただけです。

 穴馬評価のゴールドシップ(横山典)は、最後方待機から向正面で動いて、外を回ってラブリーデイの直後の中団まで上がって直線を向いて、懸命に鞭を入れるも、往年の鋭い末脚は「影を潜め」伸びず、10着までが精一杯の走りに無念も、次走(有馬)に期待を懸ける。
 対抗に期待したミッキークインも、縦長展開の中団から、マズマズの末脚(34秒2)で追い上げるも、前に届かず無念な結果になりました。
 外国遠征馬の最先着馬は、6着(仏)イラプト、そして11着(独)ナイトフラワー・・・など、折角の勇気ある挑戦も結果を出せず惨敗して無念なりでした。

 それにしても、相棒の「競馬調」予想では、◎ラストインパクト、△ショウナンパンドラと、大胆予想はいつもの事で、誠に惜しいアワヤの1着かも・・の大駆けで馬連でも万馬券、可なり残念な2着決着でしたね。
直線残り200m:内から抜け出すラストインパクト、外ラブリーデイ、後方5番手から追い上げるパンドラ)
(直線残り400m:2番手に上がるラブリーデイ、パンドラが馬群の中から抜け出す体勢に)
(4角回って直線の入り口:逃げ込むカレン、アドマイヤ、ラブリーデイは4番手、外芦毛シップ)

「今期重賞4勝目の池添謙ー騎手」
JRA通算重賞勝利66勝(内G1勝利は13年オルフェ有馬以来の20勝目)

(会心の勝利でした・・)嬉しいです。最高の状態に厩舎関係者が仕上げてくれたんで、後は僕がシッカリ乗るだけだと思ったし、正直天皇賞秋と同じ「15番枠」に当たったし、競馬の神様が同じ枠で、チャント乗れるのか、試されているみたいに思って、シッカリ自分の持っているものを出そうと思ったし、レースに望みました。(天皇賞4着からどの辺に成長を感じられたか・・)馬自体の成長はそうですし、体質も凄く成長して、馬自身が充実してくれているのだと思います。(勝利の核心は・・)いや~、前がラブリーデイだったので、ここ2走はラブリーに負けているので、でも直線は長いので、ナントか交わしてくれ、交わしてくれと思いながら、追っていました。(初のJCのjkになりましたが今の気持ちを・・)G1自体が久しぶり(の勝利)だったので、忘れかけていたのですが、最高です。はい! 

[WIN5-4]*東京11R ジャパンC(G1、3歳以上OP、芝2400m、1着賞金3億円)結果:良馬場
着順(馬番)期待、馬名、性歳(斤量、騎手、調教師、産駒、脚質、前走(馬場格、着))人気(末脚)
1着(15)△1ショウナンパンドラ牝4(55池添謙、高野、Dインパクト、差、京都G1-4着)4番人気(33.9)
2着(6)*ラストインパクト 牡5(57ムーア、松田博、Dインパクト、差、京都G1-12着)7番人気(33.9)
3着(1)◎ラブリーデイ   牡5(57川田将、池江寿、Kカメハメハ、先、東京G1-1着)1番人気(34.3)
4着(4)*ジャングルクルーズせん6(57北村宏、藤沢和、Gポケット、先、1600下1着)17番人気(33.9)
5着(10)△2サウンズオブアース牡4(57デムーロ、藤岡、Nユニヴァース、差、京G2-2着)5番人気(34.4)

タイム2:24.7 (4F47秒8-3F35.3-2F23.5-1F12.0)
 単勝920円、馬連10,160円、馬単18,510円、3連複6,350円、3連単53,920円
予想評定 D評価(10点):期待の本命が3着競り負け無念、2着インパクトを軽視無印では完敗です。
6着(8)△3イラプト    牡3(仏、55パスキエ、Fグラファール、ドバウィ、先、仏G1-5着)6番人気
7着(3)*ワンアンドオンリー牡4(57内田博、橋口弘、Hクライ、差、京都G1-16着)13番人気
8着(11)〇ミッキークイーン 牝3(53浜中俊、池江寿、Dインパクト、差、京都G1-1着)3番人気(34.2)
9着(9)*ダービーフィズ  牡5(57田辺裕、小島太、Gポケット、差、京都G1-15着)18番人気
10着(12)▲ゴールドシップ  牡6(57横山典、須貝尚、Sゴールド、追、阪神G1-15着)2番人気(34.5)
11着(18)注1ナイトフラワー 牝3(独、53シュタルケ、シルゲン、Dトーマス、差、独G1-1着)9番人気
12着(7)*ショウナンバッハ 牡4(57戸崎圭、上原、Sゴールド、差、東京1600下1着)15番人気
13着(13)*ヒットザターゲット牡7(57小牧太、加藤敬、Kカメハメハ、差、札幌G2-2着)14番人気
14着(2)*トリップトゥパリスせん4(英、57ベリー、ダンロップ、シャンゼリゼ、差、豪G1-4着)11番人気
15着(16)*カレンミロテック せん7(57蛯名正、平田修、Hクライ、先、京都G1-13着)16番人気
16着(17)*アドマイヤデウス 牡4(57岩田康、橋田満、Aドン、追、京都G1-11着)10番人気
17着(5)*ペルーサ     牡8(57Cルメール、藤沢和、Zロブロイ、先、京都G1-7着)12番人気
18着(14)注2イトウ     牡4(独、57ミナリク、Jカルヴァロ、Aフルーク、逃、独G1-1着)8番人気

(コーナー通過順位)
1角:16,17,3(8,14)1(9,10)(11,15)(6,5)4,18-2,13-12,7
2角:16-17,14(3,8)1(9,10)(11,15)5,6,18,4-2-13-12-7
3角:16=17-14,3,8(9,1)(6,15,10)(4,18,11,5)-(2,12)13-7
4角:16-17-(3,14)(8,1,10,5,12)9(6,15,11,2)(4,18)13,7
G前:15.6,1,4,10,8,3,11,9,12,18,7,13,2,16,17,5,14

*京都12R 京阪杯:サトノルパン(和田竜)が早めにベルカントを競り落とし押し切る勝利
 今度はスタートを決めて、先頭で逃げ込むベルカント(武豊)が直線の半ばまで粘り込むも、4番手からサトノルパン(和田竜)が早めに交わして先頭に立って押し切るところに、中団から期待のビッグアーサー(藤岡康)が、馬体を併せるまで迫るも、「アタマ差」振り切られ無念なり。離れた3着には、後方待機したアースソニック(アッゼニ)が鋭く追い上げるも届かずでした。
 [WIN5-5] *京都12R 京阪杯(G3、3歳以上OP、芝1200m、1着賞金3800万円)結果:良馬場
1着・(2)サトノルパン 牡4(和田竜、村山、Dインパクト、差、京都G2-8着)4番人気(33.1)
2着◎(4)ビッグアーサー牡4(藤岡康、藤岡健、Sバクシンオー、差、京都OP1着)1番人気(32.8)
3着〇(9)アースソニック牡6(アッゼニ、中竹和、クロフネ、差、京都OP2着)5番人気(33.2)

タイム1:07.4 (4F44.2-3F33.4-2F22.5-1F11.3)
 単勝1,560円、馬連990円、馬単3,860円、3連複3,710円、3連単33,650円
予想評定 C評価(50点):無印サトノルパン1着では完敗、期待の本命が2着馬連対象で50点なり。
4着▲(1)ベルカント   牝4(武豊、角田晃、Sバクシンオー、先、中山G1-13着)2番人気
5着△1(6)エイシンブルズアイ牡4(ボウマン、野中、Bラヴァイ、差、京都1600下1着)3番人気
11着△2(15)フミノムーン 牡3(幸英明、西浦勝、Aムーン、差、京都G2-10着)6番人気

*京都11R オータムリーフS:スーサンジョイ(和田竜)が先行抜け出し快勝
 大外からベルサリエーレ(太宰)が一気に先頭に立って逃げ込み直線、2番手先行した期待のスーサンジョイ(和田竜)が、早くも先頭を交わして先頭を奪って、そのまま押し切って快勝、2番手にナガラオリオン(四位洋)が一旦は立ったが、後方待機のサクラエール(幸英明)、そしてワンダーコロアール(勝浦)が鋭く追い上げ2・3着に届いた。
[WIN5-3] *京都11R オータムリーフS(3歳以上OP、ダート1400m、1着2100万円)結果:良馬場
1着◎(4)スーサンジョイ 牡3(和田竜、岩元市、Eメーカー、逃、京都1600下1着)1番人気(35.5)
2着▲(7)サクラエール  牡4(幸英明、羽月友、Kホーム、差、阪神1600下1着)3番人気(35.2)
3着・(5)ワンダーコロアール牡6(勝浦正、河内洋、Kホーム、先、小倉OP5着)7番人気(35.2)

タイム1:23.2 単勝150円、馬連460円、馬単620円、3連複2,380円、3連単6,680円
5着△1(2)タイセイファントム牡7(菱田裕、矢作芳、Fライト、差、東京OP13着)6番人気
7着△2(9)オールブラックス牡6(藤岡康、中尾秀、Aデジタル、先、函館OP5着)4番人気
8着〇(6)タールタン   牡7(武 豊、吉村圭、タビット、差、東京OP3着)2番人気

*東京10R ウエルカムS:期待のネオリアリズム(ムーア)が末脚炸裂で快勝
 アドマイヤドバイ(北村宏)が、果敢に20馬身以上も引き離して大逃げ、直線半ばまで先頭に立って粘り込むも、後続馬に飲み込まれ馬群の中に吸い込まれ失速、最後方待機した我が本命のネオリアリズム(ムーア)が、最内ラチ沿いを一気に突いて鮮やか末脚を発揮し、追い上げる各馬を振り切って快勝した。
 2着には、5枠2騎が大激戦、イザベル(Mデムーロ)が2着確保で「ワン・ツー」決着の爽快さ、更にマテンロウボス(横山典)、そしてレッドオリヴィア(シュタルケ)と、印を付けた馬が揃って入線して、稀に見る我が予想が完璧で感涙、京都10Rの失敗をここで早くも挽回なのです。
[WIN5-2] *東京10R ウエルカムS(3歳以上1600下、芝1800m、1着賞金1820万円)結果:良馬場
1着◎(13)ネオリアリズム 牡4(ムーア、堀宣行、Nユニヴァース、先、東京1600下6着)4番人気(33.3)
2着〇(6)イザベル    牝4(Mデムーロ、角居、Dインパクト、差、中京1600下3着)1番人気(33.7)
3着△1(7)マテンロウボス 牡4(横山典、昆貢、Kカメハメハ、差し、東京1600下2着)2番人気(33.8)

タイム1:46.4 単勝620円、馬連800円、馬単2,210円、3連複1,500円、3連単8,890円
4着▲(5)レッドオリヴィア 牝4(シュタルケ、平田修、Gポケット、先、阪神1600下3着)3番人気
5着△2(8)シャドウウィザードせん5(戸崎圭、勢司和、Hクライ、先、東京1600下9着)7番人気
6着△3(11)エアアンセム 牡4(Cルメール、吉村、Sクリスエス、差、中京1600下10着)6番人気

*京都10R 醍醐S:ダンツキャンサー(鮫島駿)が果敢に大逃げして押し切る殊勲
 差し脚の馬が、今日は大外枠から果敢に大逃げ先行策の展開、離れた2・3番手にエリーティアラ(和田)、ダイシンサンダー(酒井)が付いて行き、直線で追い上げも全く届かず軽く逃げ切られては残念なり。
 そして我が期待のオースミナイン(武豊)は、最後方待機から直線勝負を懸け、最速の「33秒0」の末脚発揮でも、縦長展開の前半離され過ぎで、これも届かず5着が精一杯無念なり。
[WIN5-1]*京都10R 醍醐S(3歳以上1600下、ハンデ、芝1400m、1着1820万円)結果:良馬場
1着・(9)ダンツキャンサー牝4(鮫島駿、谷潔、Aジャパン、差、京都1000下9着)6番人気(34.2)
2着△2(7)ダイシンサンダー牡4(酒井学、松田博、Aムーン、先、東京1600下6着)2番人気(33.1)
3着△1(4)エリーティアラ 牝3(和田竜、武市康、Kホーム、先、阪神1000下1着)5番人気(33.8)

タイム1:21.5 単勝1,270円、馬連1,920円、馬単4,620円、3連複4,250円、3連単29,960円
4着▲(3)シンデレラボーイ牡4(アッゼニ、矢作芳、Mカフェ、差、東京1600下2着)1番人気
5着◎(8)オースミナイン 牡5(武豊、松永昌、Dインパクト、先、京都1600下6着)3番人気(33.0)
9着〇(5)ジルダ     牝3(松若風、友道康、Zロブロイ、差、阪神1600下9着)4番人気

「WIN5」挑戦の道:今週も大混戦、本日の目は結構穴目狙いになったが、スンナリ決着なら外れになる。
予想①◎8〇5ー②◎13〇6ー③◎4〇6ー④◎1〇11ー⑤◎4=16通り
結果①(・9)-②◎13-③◎4-④(△15)-⑤(・2)=「的中88票」払戻5,477,930円
「6-4-1-4-4」番人気で決着、最初から外し完敗、2か所だけで修業足りず「この道険し」・・です。

*記録フラッシュ:武豊騎手が久々6年振り年間100勝達成!
 2010年から閉ざしていた年間100勝は、京都3・8Rと2勝し達成、久々6年振りに復活走、JC騎乗依頼がなく無念も、京都競馬で憂さ晴らし、JRA通算勝利「3,780勝目」の金字塔で区切りの(騎乗28年中)21回目の年間100勝達成になる。
 年間最多勝利「224勝」の記録保持を誇る武豊騎手、1987年新人デビュー以来、勝利を積み重ね、記録男の異名をここで久々の笑顔を振り撒いた。
 本年の年間100勝達成は、福永祐一、戸崎圭太、M.デムーロ、C.ルメールの各騎手に続いて、5人目の記録となります。
騎手コメント:久し振りなので、良かったです。年間100勝は、自分の中で目標の1つだったので、クリア出来たことは嬉しく思います。今年は怪我もなく順調に、ここまで乗れて来ていると思います。多くの方に応援して頂いて良かったです。岩田騎手より早く100勝しようと思っていたので良かった。100勝を意識するというよりも、実はこの馬の厩務員さんが定年で、これが最後のレースだと聞いていたので、そっちの方がプレッシャーでした。厩務員さんに対しても本当に良かったと思います。この数字は、もう少し早く達成したかったですが、まだ今年もあと1ヶ月残っていますし、もっともっといいレースをして、もっと勝ちたいと思っていますので、応援してください。ありがとうございました。