世界最高峰レース「凱旋門賞」が、いよいよ10月5日(日曜)フランス・ロンシャン競馬場で開催される。
今年こそと、日本から新鋭3騎に主戦騎手で挑戦、いずれ劣らぬ日本の有力馬が期待を背負い無事渡仏、コンデションを整えて万全の体勢、期待通りに走れる一戦を、我が無関係者の外野でも、静観などしていられない。
日本馬は、1969年スピードシンボリ(牡6歳、野平祐二騎手)が、初参戦して以来、昨年まで16頭出走も、2着4回と、「もう一歩」のところで勝利の女神が・・、フォルスストートを回って一気に仕掛け、大きく抜け出し、そのまま押し切れると思えた瞬間、後方馬からチョイ差されて無念のレースが、Lコンドルパサー、そしてオルフェーヴルの惜敗が・・今でも思い出されるが、掴みかけては、跳ね返され続ける悪夢・・・、今度こそ、今度こそと、日本のサラブレッドは強い!・・のだと見せつける舞台、世界のホースマンたちが「今度は日本馬かも」・・との期待に応えて、関係者の悲願達成が目前に迫った。
昨年は、初めて「3歳(牡)キズナ(ダービー馬:武豊)」が参戦したが離れた4着無念(現在故障で再戦出来ず)、更に2度目の挑戦になった「オルフェーヴル(スミヨン)」が、前年2着からリベンジを懸けるも、新たな敵出現、フランスの3歳牝馬「トレヴ(Tジャネル)」の末脚に「5馬身」も突き放される完敗を喫しては、池江泰寿師は「開け掛けた扉が再び閉まってしまった」と大きく落胆した記憶が真新しい舞台、今年こそと、斤量で有利な「(3歳牝馬)ハープスター(松田博資師)」が参戦、どの程度あの末脚がロンシャンのタフな洋芝で発揮できるか大きな未知数、そして世界NO:1のレーテング保持者「ジャスタウェイ(牡5、須貝尚師)」、更に芦毛の馬体、5冠馬「ゴールドシップ(牡5、須貝尚師)」の強力3騎が、今まで欧州から海外に出たことが無い「戴冠の栄誉」を、英・仏・独のライバル陣営が皆不調と伝えられている中で「日本に持ち帰れる」チャンスが迫っている。
我が本命は当然日本馬、ゴールドシップを本命にする。馬券はこっちでは買えないが、前走「札幌記念」ではハープスターの後塵を浴びたが、位置取りと斤量の差が敗因と明白、ロンシャンの粘りがある洋芝の適性度は、シップが一番あると感じるからだ。
中団から早めに抜け出し、馬力で押し切る展開と予想したが、別にジャスタウェイ、ハープスターがダメというのではなく、後方から一気の末脚よりは、今度は幾分前で競馬する予測で、これが少し有利かな・・なので中心に思えたのですが、究極の結果は「3騎の1着同着」の心境、でも競馬はいつも「理想と現実が乖離」している点がドキドキで醍醐味、これが楽しみで遣ってるが、結果は直ぐに出ますから・・。(写真右:ゴールドシップとジャスタウエイの併せ馬、写真左:ハープスター)
この迫力の「世紀の一戦」は「フジTV・グリーンch」で、深夜中継するので応援観戦しましょう。
参戦有力馬は下表の通りですが、いつも思いますが、アメリカ参戦馬がないのが寂しい限りですが、ダート競馬が主流なのか、我が「ジャパンカップ」にも、最初のころは多く参戦したが、成績が芳しくなく、今は全く興味をなくして不戦状態が続いています。
「ゲート番、馬番確定」:出走馬20頭:
*日本馬の馬番は次の通り
2(6)ゴールドシップ(横山典):先行策なら良い枠順も、中途半端な位置取りは馬群の中に、
後方待機なら、最後は大外を回ることに。
12(19)ハープスター(川田将):ほぼ中央の枠順で、一旦後方に下げ、直線末脚勝負になる。
14(7)ジャスタウェイ(福永祐):やや外枠で後方待機策なら、まずまずの枠も強敵が外側にいる。
新たな強敵が現る!・・それは馬場状態→「現地情報:天候は曇りで馬場良の模様」
ロンシャンは、晴天が続いて、我が日本馬の末脚発揮には、パンパンの絶好良馬場と期待していたが、どうやら土曜が小雨、そして肝心の日曜は雨天の天気予報に急展開、そうなれば末脚発揮型の「ハープスター」が一番の影響が出そうで、苦しい展開になりそうだ。
ジャスタウェイも前走安田記念で(不良馬場を)体験し際どい勝利を挙げるも、ドバイでのあの突き放すパフォーマンスが「水泡に喫する」のでは・・と気を揉む週末になりそうだ。
最後の頼りは、馬力が有る先行抜け出し派のゴールドシップ、重馬場は未経験、稍重で勝利があるものの、ドロンコ馬場では果たして、古馬の59.5kgがヒシヒシと重圧に、そして上手く走れる馬は軽斤量で恵まれる牝馬ですが、日本馬の「3騎で1着同着」と豪語したものの、直線での競り合いが、微妙に成って来ては「今度こそ!」がイキナリ、トーンダウンの失速、その気配になったのは確か、当日に成らないと馬場状態を確実視できないので、ここで心配しても「成るようにしかならない」のですが、ここを最大の目標にして来た陣営には、見えない敵に、最大のピンチに遭遇した。
天候に心配は無くなり「馬場良」の見込みに安堵、日本馬の末脚勝負できる状態だ。
*凱旋門賞*(GⅠ、3歳以上OP、芝2,400m、総賞金額7億円、1着4億円、発走日本23:30)
ゲート番(馬番)(単オッズ)期待度*馬名(所属国、性歳、斤量(Kg)、騎手、調教師、産駒、GⅠ勝)
1(16)(10-)△アヴェニールセルタン(仏:牝3、54.5、Cルメール、Jルジュ、ルアーヴル、2冠)
2(6)(11-)◎ゴールドシップ(日:牡5、59.5、横山典、須貝尚、Sゴールド、有馬など5冠)
3(8)(10-)△トレヴ (仏:牝4、58.0、Tジャルネ、Cヘッド、モティヴェーター、3冠)
4(1)(26-)*フリントシャー (仏:牡4、59.5、Mギュイヨン、Aファーブル、ダンシリ、1冠)
5(17)(21-)*ドルニア (仏:牝3、54.5、Cスミヨン、Aロジュブレ、アザムール、無冠)
6(2)(16-)*ルーラオブザワールド(愛:牡4、59.5デットーリ、オブライエン、ガリレオ、1冠)
7(3)(51-)*アルカジーム (牡6、59.5、Jドイル)
8(20)(15-)*タベストリー (愛:牝3、54.5、Rムーア、Aオブライエン、ガリレオ、1冠)
9(13)(34-)*プランスジブラルタル(仏:牡3、56.Jメンデザバル、Jルジュ、Rブラルタル1冠)
10(11)(7-)△エクト (仏:牡3、56、Gブノワ、Eルルーシュ、ハリケーンラン、1冠)
11(12)(201-)*モンヴィロン (牡3、56.0、Gブノワ)
12(19)(8-)▲ハープスター (日:牝3、54.5、川田将、松田博、Dインパクト、桜花賞1冠)
13(5)(51-)*スピリットジム (仏:牡4、59.5、未定、Pバリー、ガリレオ、無冠)
14(7)(8-)〇ジャスタウェイ(日:牡5、59.5、福永祐、須貝尚、Hクライ、安田記など3冠)
15(18)(7-)△タグルーダ (英:牝3、54.5、Pハナガン、Jコスデン、シーザスターズ、2冠)
16(10)(101-)*シリアンズサガ (牝4、58.0、Pドブ)
17(15)(81-)*フリーボートラックス(牡3、56.0、Mバルサローナ)
18(9)(41-)*チキータ (牝4、58.0、Jオブライエン)
19(4)(19-)*アイヴァンホー (独:牡4、59.5、Gモッセ、Jカルヴァーリョ、Sホロウ、1冠)
20(14)(21-)*キングストンヒル(英:牡3、56、Aアッツェニ、Rヴァリアン、クラフツマン、2冠)
写真左:エクト(仏:牡3)
写真 右:タグルーダ(英:牝3)
写真左:アヴェニールセルタン(仏:牝3)
写真右:キングストンヒル(英:牡3)
写真左:ルーラオブザワールド(愛:牡4)
写真右:トレヴ(仏:牝4)
新潟11R 秋風S:マイネルメリエンダ(柴田大)の先行抜け出しに期待
好調持続している3歳牡馬マイネルメリエンダ(柴田大)に期待、前走3番手から鋭く追い上げるも届かずの(僅差)2着残念も、いつも堅実なレース振りで本命に抜擢、期待が持てる有力馬だ。
相手は、いつも接戦するも競り負けしているシベリアンスパーブ(松岡正)、そして前走、最後の直線で不利があったシベリアンスパーブ(松岡正)の2騎になる。
土曜 新潟11R 秋風S(3歳以上1,600万下、ハンデ、芝1,600m)展望
◎(13)マイネルメリエンダ(柴田大、和田郎、Cベアハート、先行、前走1000下長岡S2着)
〇(17)シベリアンスパーブ(松岡正、手塚貴、Sホーク、先行、前走1600下五稜郭S6着)
▲(5)レッドセシリア (三浦皇、鹿戸雄、Hクライ、差し、前走1600下五稜郭S3着)
△1(18)マジックタイム (戸崎圭、中川公、Hクライ、先行、前走座創で除外)
△2(11)セイクレットレーヴ(柴田善、田中清、Aムーン、差し、前走1600下フリーウエイS7着)
阪神11R シリウスS:ナムラビクター(小牧太)VS.クリノスターオー(幸英明)
5ヶ月休養明けの一戦に成る(決め手が鋭い5歳牡)ナムラビクター(小牧太)、そして(平安S覇者、4歳牡)クリノスターオー(幸英明)が年明け不調も復調兆し十分の、この2騎で一騎打ちになりそうだ。
3番手は差し脚がある叩き3戦目のケイアイレオーネ(浜中俊)、そして前走「エルムS」で1番人気に支持されるも凡走6着のジュベルムーサ(田辺裕)に期待する。
(GⅢアンタレスS:1着ナムラビクトリー(小牧太)、2着トウショウフリーク(武豊))
(GⅢ平安S:1着クリノスターオー(幸英明)、2着ソロル(松山弘))
土曜 阪神11R シリウスS(GⅢ、3歳以上OP、ハンデ、ダート2,000m)展望
◎(10)ナムラビクター (小牧太、福島信、Zロブロイ、先行、前走GⅢ平安S5着)
〇(4)クリノスターオー(幸英明、高橋忠、Aボス、先行、前走GⅢエルムS2着)
▲(5)ケイアイレオーネ(浜中俊、西浦勝、Hヒューズ、差し、前走OP阿寒S3着)
△1(9)ジュベルムーサ (田辺裕、大竹正、Aタキオン、差し、前走GⅢエルムS6着)
△2(13)ソロル (蛯名正、中竹和、Sクリスエス、差し、前走GⅢエルムS7着)
回避 アロマカフェ (未定、小島太、Mカフェ、差し、前走GⅢ新潟記念5着)
阪神10R 芦屋川特別:アリュージョン(荻野琢)の逃げ切りに期待
前走「摩周湖特別」の再戦で、逃げ粘り込んで2着のアリュージョン(荻野琢)が、再び逃げ展開有利で本命にする。相手は、先行して追い上げて僅差3着善戦のカレンステイシー、そして走りに堅実さがあるラヴァーズポイント(酒井学)の2騎に注目する。
大穴は8ヶ月振りの出走になる牡3歳ツインクルソード(武豊)の一発大駆け、仕上がりは調教からマズマズに見えるが如何に?
土曜 阪神10R 芦屋川特別(3歳以上1,000万下、芝1,200m)展望
◎(12)アリュージョン (荻野琢、白井寿、Aムーン、逃げ、前走1000下摩周湖特別2着)
〇(1)カレンステイシー(浜中俊、安田隆、Aジャパン、先行、前走1000下摩周湖特別3着)
▲(16)ラヴァーズポイント(酒井学、境直、Mラヴ、先行、前走500下八幡特別1着)
△1(11)ツインクルソード(武豊、松永昌、デュランダル、先行、前走OPクロッカス賞3着)
△2(15)ワールンガ (池添謙、池添兼、Aムーン、逃げ、前走1000下皆生特別3着)