9/30/2015

*大井競馬「東京盃」速報:JRA所属ダノンレジェンド(Mデムーロ)が快勝

 公営大井競馬Jpn2「東京盃」は、公営では破格の賞金(JRAは賞金の一部を負担)に、JRA所属馬が5騎も参戦し、緊迫の懐具合いに苦境の公営競馬に、いつも賞金荒稼ぎ、総獲りになり誠に忍びない.のです。
 今日も断然人気のダノンレジェンド(56Mデムーロ)が、大外枠からスタート直後で、少し後手を踏んだが、持ち前のスピードで、直ぐに先団に上がって、4角ではすでに先頭に立って、そのままの勢いで、軽快に突き抜け、好タイムで快勝して、重賞5勝目になり、次走(同じ大井で(G1)JBCスプリント(11/3))に胸を張って駒を進められる。
 この強さは、調教環境の差からで、力の差は歴然、かつて美浦に坂路調教コースがない時期に、栗東からの遠征馬に散々関東馬が後塵を浴びて来たのと同じように、公営馬たちには、当分JRA馬に勝てそうにもないのですが、中には芝適正を見込まれた公営馬が、JRA編入し、OP馬に出世し活躍している多くの馬がいますから、調教環境が変われば全く駄目でもないのです。
 大相撲では、若い力士が、巡業や他の部屋に出稽古で、力量アップを図るように、JRAも空いている時間や時期に、トレセンの坂路を貸与するとか、無理なら坂路施設の設置に資金協力する位、全くの余地がないのでしょうか?
 そして4着までJRA所属馬が独占しては・・、中央のファンは固い決着で嬉しい馬券も、公営関係者には悲しい現実で、大井馬場をJRAが「貸し切り」開催になったようで、誠に申訳けがないのです。
  2着には、コーリンベリー(松山)が、直線の半ばまでは先行し2番手に粘り込むところに、中団からドリームバレンチノ(岩田康)が、外を突いて一気に追い上げて交わし、2着に上がった。
 そして4着にも、先手を獲って逃げ込んだシゲルカガ(Cルメール)が、そのまま粘り込んだが、問題で残念なのは、アメージングタクトが9着に失速、このコース特徴やペースに誰よりも熟知精通している筈の、ここの出身騎手である戸崎圭太君は、沢山のファンの前で、格好良く凱旋できず、敢え無くダウンするとは思いも寄らずで、責めて5着位までは届いて欲しかったが、馬の調子がイマイチでは、名手でも上位入線が難しかったのでしょうか?

*勝利騎手:Mデムーロ騎手
 スタートは良くなかった。でも直ぐにいいポデションが獲れた。この仔はいい馬です。凄く頑張った。1200は得意、賢い馬で次も勝ちたいです。未だダートのG1獲っていない、今日はG2です。皆さんが応援してくれて、ありがとうございました。
*勝利の村山明調教師
 勝てて嬉しいです。パドックでは大人しかった。返し馬では気合乗りは良かった。ゲートが遅くて焦った。ハナか2番手でと、ミルコ騎手に言ってあった
 次は斤量が1kg増えるので心配も、力を発揮出来ればいいです。皆さんに応援して頂きたいです。


*9/30:ナイター競馬速報
 (総額約6,000万円)1着3500万円、2着1,225万円、3着700万円、4着350万円、5着175万円
公営大井競馬第11R 第49回 東京盃(Jpn2、3歳以上OP、ダート1200m、15頭)結果:稍重馬場
順位(馬番)馬 名 (所属、斤量kg、騎手、厩舎、産駒、戦績)人気、(タイム、着差)
1着(15)ダノンレジェンド(JRA、56デムーロ、村山明、Mウノ、23戦10勝)1番人気 タイム1:10.9
2着(12)ドリームバレンチノ(JRA、58岩田康、加用正、Cヴァレンチノ、42戦11勝)4番人気(2馬身)
3着(10)コーリンベリー  (JRA、54松山弘、柴田見、Cラヴィアン、15戦6勝)2番人気 (2馬身)
4着(7)シゲルカガ    (JRA、56Cルメール、谷潔、Aレッツア、20戦6勝)3番人気  (1馬身1/4)
5着(2)サトノデートナ (公営船橋、56今野忠、川島ー、Cトリック、37戦9勝)7番人気(1馬身1/4)

9着(1)アメージングタクト(JRA、56戸崎圭、浜田多、Aタクト、32戦5勝)5番人気
 タイム1:10.9(4F47秒7-3F36秒3)
 単勝180円、馬連1,290円、馬単1,480円、3連複920円、3連単4,260円

*イタリア籍のダリオ・バルジュー騎手が3人目の外国籍JRA騎手に挑戦で注目!
 M・デムーロ騎手が大活躍し、公営大井でも重賞勝利して脚光を一身に浴びている同じ日(9/30)に、16年度JRA新規騎手免許第1次試験が、千葉県白井市のJRA競馬学校で行われた。
 今年は、ただ一人の外国籍イタリア「ダリオ・バルジュー騎手(39歳)」が、初受験し、筆記試験に望んだ。ダリオって何者、そして(愛情を込めて)誰よー!なのです。強力なMデムーロ、Cルメール騎手よりは、存在感が少ないが、人気がない馬に騎乗でも、ナントかして上位に押し上げて来た。
 短期免許資格で毎年、関西を拠点にJRAで活躍している逃げ・先行が得意の戦法で「つわもの」なのですが、受験のキッカケは、同郷のM・デムーロ騎手が、今年合格し、大活躍に刺激を受けたようで、3歳先輩格、その「ノウハウ」マル秘ノートを譲り受け、4月から講師を付けて、日本語などを猛特訓して来た。
 試験を終えた彼は「受験できたことが満足、試験時間の制約など、とても難しかった」と述べた。
 第1次試験の合格発表は「10/15」、第2次試験は、「(難関の)日本語で口頭試験、そして実技技能試験(これまでの実績考慮で免除)」が、来年「2/1~3」に行われ、合格発表は「2/11」になる。
 JRA騎手に成れたらの抱負を聞くと「JRAのG1レースを全部勝ちたい!」と、気合と元気で一杯、03年朝日杯FS(コスモサンビーム)で制している剛腕騎手が、果たして、Mデムーロ、Cルメールに続く、3人目の外国籍JRA騎手誕生なるか?・・にJRAの判定が最大注目度になる。
▽バルジュー騎手の戦績:今期213戦16勝(JRA通算勝利90勝、写真下:昨年貴重な重賞勝利)
2014-3-15中京G3中日新聞杯:ハナ差競り勝つ17マーティンボロ(D・バルジュー、10番人気)、2着ラキシス、3着ラブリーディ)