6/20/2012

宝塚記念はオルフェーヴルの圧勝8割か大敗2割かに懸ける

勝負勘戻るか?今度こそオルフェーヴル(池添謙)
JRA前半戦のフィナーレを飾るGⅠ宝塚記念、昨年度は6番人気のアーネストリー(佐藤哲)に戴冠している。今回はファン投票断然第一位「オルフェーヴル(池添謙、池江寿厩舎)」が、あの偉大なDインパクトでもなし得ない3歳で有馬記念を快勝した逸材で、その実力からここは普通に走れば圧勝は8割方で当然なのです。
 前々走の「阪神大賞典」での逸走も再び盛り返して2着に届いた脅威、そして名誉挽回の前走「天皇賞・春」での大敗11着と連続して不甲斐ないレース、果たして”2度ある事は3度ある”の例えもあり、今回は一発大駆けも有り得ると見て単穴▲に評価を下げて「好きなように走って下さい」の応援歌なのです。
 決して「負けて下さい」ではなく、馬が「ズブ」くなって来た証、池添謙騎手の制御に逆らうようになり、馬が勝手にレースしては、競走馬の生命に陰り、立て直しが難しく、本来なら安藤勝騎手にでも乗替わって馬の気分を替えた方が一番良いのです。快進撃した功績から池添謙を降ろすのに躊躇っているのでしょうか?
 ここで三たび結果を出せない(勝てないまでもオルフェらしい走りが出来ない)と、10月凱旋門賞挑戦の青写真が白紙になる最大の危機、これが2割方もある展開なのです。


宝塚記念はいつも人気馬失速の大荒れ展開です
*それと宝塚記念は、大荒れがレースが定番で、断然1番人気で勝利したのが、06’Dインパクト以来無しで、人気馬が尽く失速し期待を裏切って来た経緯も無視出来ないこの時期の「体調維持」が難しく、春競馬で目一杯走れば、見えない疲れが梅雨時にドッと出て来るようです。このジンクスは余り気にしないが「凱旋門賞」に挑戦する馬には、大いにその体調、そして試走となる結果は気になるところです。


池江寿厩舎3騎の大攻勢
*我が本命は、オルフェーヴル(池添謙)が今回も不調なら、調子を上げて来た同じ池江寿厩舎の「トゥザグローリー(福永祐)」と、香港遠征でGⅠ勝利して来た角居厩舎の「ルーラシップ(ウイリアムズ)」との一騎打ちと期待し、この2騎から穴目に、パラパラ流すことにした。
*オルフェーヴルの頭失速なら馬券は大穴、その超穴目には、前走天皇賞・春で3,200mを大きく先行して見事に逃げ切ったビートブラック(石橋脩)のスタミナは脅威、そして我が本命にした「トゥザグローリー(福永祐)」の2着(目黒記念)に惜敗も1番人気でしたショウナンマイティ(浜中俊)まで抑える。
(写真:天皇賞・春で大逃げ圧勝したビートブラック石橋脩、3着ウインバリアシオン岩田康


日曜 阪神11R 宝塚記念(GⅠ、3歳以上OP、国際、芝2,200m)出走予定馬と展望
◎(15)トゥザグローリー(福永祐、池江寿、Kカメハメハ)前走GⅢ鳴尾記念1着
〇( 7)ルーラシップ・・(ウイリアムズ、角居、Kカメハメハ)前走香港GⅠQエイザベス2世1着
▲(11)オルフェーヴル(池添謙、池江寿、Sゴールド)前走GⅠ天皇賞・春11着
△1( 1)ウインバリアシオン(岩田康、松永昌、Hクライ)前走GⅠ天皇賞・春3着
△2( 8)アーネストリー(佐藤哲、佐々木昌、Gワンダー)前走GⅢ鳴尾記念5着
△3(12)フェデラリスト(蛯名正、田中剛、Eマーカー)前走GⅡ大阪杯2着

注1( 9)ビートブラック・(石橋脩、中村、Mキャスト)前走GⅠ天皇賞・春1着
注2( 2)ショウナンマイティ(浜中俊、梅田智、Mカフェ)前走GⅢ鳴尾記念2着

・( 6)エーシンフラッシュ(内田博、藤原英、Kベスト)前走GⅠドバイWC6着
・( 4)マウントシャスタ(川田将、池江寿、Dインパクト)前走OP白百合S1着
・( 3)ヒットザターゲット(古川、加藤敬、Kカメハメハ)前走GⅢ新潟大賞典1着
・(14)ホエールキャプチャ(横山典、田中清、クロフネ)前走GⅠヴィクトリアマイルC1着

・(10)ナカヤマナイト・(柴田善、二ノ宮、Sゴールド)前走GⅢ鳴尾記念4着
・(16)ネコパンチ・・・(江田照、星野、Nイングランド)前走GⅡ日経賞1着
・(13)モンテクリスエス(幸英明、松田国、Sクリスエス)前走GⅢ目黒記念6着
・( 5)スマイルジャック(田辺裕、小桧山、Tギムレット)前走GⅠ安田記念8着