12/13/2016

(次週12/25)有馬記念特集

[WIN5-5]*中山第10R 有馬記念:サトノダイヤモンド(Cルメール)に逆転の目がある
 恒例の師走競馬集大成、有馬記念が次週に迫った。馬番公開抽選会がテレビ中継される。
 出走枠16頭に登録馬18頭、追い切りなどで調子を確かめてからで、定員割れがありそうだ。
 それでも、今年の注目度は、3冠で断然のキタサンブラックと、新鋭3歳菊花賞馬サトノダイヤモンドの初対決だけ、後は大変失礼なのですが「その他大勢」の役回りになりそうで、奮起して貰いたい。

 ここは、キタサンブラックが、戦績とコースが俄然優勢も、馬券的には、頭はサトノダイヤモンドに決めている。有馬は、3歳菊花賞上位組が、古馬初対決でも力を発揮し優勢と、いつも感じている。
 キタサンブラックも、菊花賞を勝利した後、初古馬との対戦が有馬、果敢に先行逃げ粘り、際どく3着に好戦(写真下参照)、差し馬なら違った結果になったと今でも思っている。その違う展開を巻き起こすのが「サトノダイヤモンド」の出番、鮮やかな「額のダイヤモンド」が最先着して「冬空に煌めく」と確信している。
あれよあれよと見ている内に、キタサンブラックが昨年の菊花賞勝利、それから初古馬対戦が有馬、そして一息入れた今年が、天皇賞・春、そしてジャパンCなどG1戦を、見事なペース配分で、逃げ切り圧勝で戴冠しては、その成長度に驚くばかりの進化で、脱帽完敗になる。
 ライバル陣営は、先行バテを期待し過ぎて、追いかけず、後方で大事に乗り過ぎて、結果は、最後の末脚が、皆が「同じ脚色」では前に迫れず、交わせずが何度も続いて残念、早めに前に並ばず競りかけずで皆が控えて、並ぶ英断が出来なかったのです。
 更に小回り中山の2500mは、この(先行)戦法が特に有効な決め手、差し・追込派は、コーナーを6回も、外を回っていては、可なりの距離ロスに遭遇必至、多頭数の出走では、大きく不利な展開が待っているのです。馬場が荒れたり、重く渋れば、直のこと、皆が外馬場へ良いところを回るため、有利性が高まり「先手必勝」の傾向が大きく、暮れの中山競馬は特にその傾向大なのです。
 陣営が、内枠を皆が希望するのは、スタートで速やかに「マイポデション」確保したいからです。

 我が予想では、3冠達成JC圧勝に敬意を表し、印は◎キタサンに打つも、馬券の妙味は「頭が3歳サトノダイヤモンド」から、初めて古馬陣営と対決になる今回、厳しい対戦になるが休養十分、鋭い末脚で一発逆転に懸けて来てその目が、可なりの確率であると期待、貴乃花が(横綱)千代の富士を撃破した時の再現、心境になっている。
 
 3番手は、前走ジャパンCで上位入線組が強いと見て、サウンズオブアース、ゴールドアクター、シュヴァルグランを相手本線にしたが、余りにも突き放され大いに不甲斐なさ、思い切って別路線に相手を変えた方が良いですね。その押さえ先は、ステイヤー勝利のアルバート、金鯱賞のヤマカツエース、宝塚記念のマリアライトまで流せば、後は「高見の見物」が出来るが・・「頭が固いときは相手は薄目」の伏兵馬に流すが定番だが、これでは余りにも流し過ぎ、収益なしになる、収支マイナスでも「的中することが大事、これに拘る」のが、今年最後の競馬「有馬記念」なのです。

 競馬は(昔は)格付けが厳格で、格や血統が違うメンバーが同じ舞台では一緒に走れない。当時は「アラブ系」の競馬が主体、徐々に「サラ系」に移行したが、有馬理事長が改革提案、暮れの中山で大きなレースが出来ないか、競馬ファンのために、ファンが決めた出走馬が、同じ舞台で走れる「夢舞台」をと・・、これを実現化したもの。番狂わせがあって当然なのです。
 惜しくも馬券が外れ「おけら街道」をトボトボ肩を落として帰るのだけは避け「的中したゾー!」で締め括りましょう。
 (11/27東京G1JC:1着快勝キタサンブラック(武豊)、2着12サウンズオブアース(デムーロ)、3着17シュヴァルグラン(福永)、4着3ゴールドアクター(吉田隼)・・)
 (10/23京都G1菊花賞:1着圧勝サトノダイヤモンド(Cルメール))
 (11/13京都G1エ女王杯:1着クイーンズリング、3着1ミッキークイーン浜中俊))
 (12/3中山G2ステイヤーS:1着アルバート(Rムーア)
(12/3中京G2金鯱賞:1着ヤマカツエース(池添謙)、3着サトノノブレス(シュミノー))

*中山第10R 有馬記念(G1、3歳以上OP、芝2500m、1着賞金3億円)展望
期待度、馬名、性歳(騎手、厩舎、産駒、脚質、前走(馬場.格.レース名、着順))
◎キタサンブラック 牡4(武豊、清水久、Bタイド、逃げ、東京G1ジャパンC1着)
〇サトノダイヤモンド牡3(Cルメール、池江寿、Dインパクト、差し、京都G1菊花賞1着)
△1サウンズオブアース牡5(Mデムーロ、藤岡健、Nユニヴァース、先行、東京G1ジャパンC2着)
△2ゴールドアクター牡5(吉田隼、中川公、Sヒーロー、先行、東京G1ジャパンC4着)
△3シュヴァルグラン牡4(福永祐、友道康、Hクライ、差し、東京G1ジャパンC3着)
△4ミッキークイーン牝4(浜中俊、池江寿、Dインパクト、差し、京都G1エ女王杯3着)
(一発要注意組)
注1アルバート   牡5(未定、堀宣行、Aドン、差し、中山G2ステイヤーS1着)
注2マリアライト  牝5(蛯名正、久保田貴、Dインパクト、差し、京都G1エ女王杯6着)
注3ヤマカツエース 牡4(池添謙、池添兼、Kカメハメハ、先行、中京G2金鯱賞1着)
*デニムアンドルビー牝6(バルザローナ、角居勝、Dインパクト、差し、中京G2金鯱賞8着)
*サトノノブレス  牡6(シュミノー、池江寿、Dインパクト、差し、中京G2金鯱賞3着)
(とても苦しい展開組)
*アドマイヤデウス 牡5(岩田康、橋田満、Aドン、差し、東京G1天皇賞・秋6着)
*サムソンズプライド牡6(横山典、杉浦宏、Mサムソン、逃げ、中山G2ステイヤーS7着)
*トウシンモンステラ牡6(未定、村山明、Kカメハメハ、差し、京都OPアンドロメダS15着)
*トーセンバジル 牡4(未定、藤原英、Hジャー、差し、東京G1ジャパンC11着)
*ヒットザターゲット牡8(田辺裕、加藤敬、Kカメハメハ、差し、東京G1ジャパンC15着)
*マルターズアポジー牡4(武士沢友、堀井雅、Gケン、逃げ、福島G3福島記念1着)
*ムスカテール   牡8(中谷雄、友道康、Mトップガン、先行、中京G2金鯱賞7着)
(出走枠16頭に登録18頭)