11/29/2020

ジャパンC:アーモンドアイ(ルメール)が史上初9冠達成し最終ランを飾る

 [WIN5-5]*東京12R ジャパンC:3冠馬対決はコントレイル2着、デアリングタクト3着
 海外競馬(UAEドバイ)1着賞金を含め、獲得賞金額「18億7600万円」のキタサンブラックの記録を抜いて「19億1510万円」とし、新賞金王にも輝く!(勝利の凱旋で感無量のルメール騎手)

 GOAL前が「クビ、ハナ、クビ差」の大激戦を、尻目に「1馬身1/4」突き抜けて、凌いで会心の先着果たしたのは、断然人気アーモンドアイ(ルメール)が戴冠、通算G1戦勝利数9冠(内、国内8冠)の前人未到記録でJRA新記録を樹立した。
 競馬はいつも強い馬の順に先着して頂ければスリルなしで詰らないのですが、今回は、9冠達成へと向かう絶体女王と、新3冠馬2騎との3騎で初対決、迫力が一杯で感動でした。JRA理事長がコメントしているように「世紀の一戦と呼ばれる素晴らしいレース」でしたと・・。
 以降9冠に並びこれを超える馬が、今後出現してくる日があるのだろうかと、その途轍もない偉大な記録馬を、一発で軽く達成出来る幸運と、これを観戦出来ただけでも、幸せで感謝すべきものなのです。

 スタート前に、フランスから遠征のウェイトゥパリス(デムーロ)が、枠入りに抵抗して可なりスタート時刻が遅れて出走馬の皆が待たされる想定外のアクシデント、結局デムーロ騎手が降りて、馬だけでようやく枠入りしたが、大逃げ候補のキセキ(浜中俊)が、今回は、久々に20馬身以上も後続馬を引き離し「前半走破タイム:58秒台」のHペースで大逃げで進み直線、離れた先団で競馬した期待のアーモンドアイ(ルメール)は、直線を向いて、徐々に進出し、中団待機のコントレイル(福永)は、可なりの後方になっては、大いに不安一杯も、キセキが直線の半ばの坂上で、脚がバッタリ上がって、急速にスローダウンの走りになって、残し切れるかのハラハラ状態、そこに先ずグローリーヴェイズ(川田将)が、一番先にキセキに迫り、そしてアーモンドアイもペースアップして前に迫り、並んで抜け出し、待望の先頭に立ったところに、そこにカレンブーケドール、コントレイル、デアリングタクトが、猛追して来て2番手グループが一団で全く並んで入線も、アーモンドアイ(ルメール)が、「1馬身」ほど突き放してラストランを勝利、偉大な新記録「9冠達成」の金字塔の瞬間でした。

(直線残り200m:先行粘るキズナに、グローリー、アーモンドが迫り、その後方にコントレイルが・・)
今期G1戦8勝目のC.ルメール騎手」:JRA通算G1勝利35勝目(通算重賞勝利107勝目)
(Rが終わって率直な気持ちは・・)勿論、凄く嬉しいです。もう一回G1を勝つことが出来ましたし、改めてアーモンドアイは、G1を勝つことが出来ましたし感心します。引退RでJC勝って無事に帰ってきました。一番嬉しいです。(レース前の気持ちは・・)ズーろエンジョイしていましたね。いつも乗るときは、特別ですね。今回は最後のRであったので、もうチョット特別でした。でも自信は沢山ありました。普通の問題でした。流石に返し馬の時とか、スタート前とか、とてもプロヒショナルでした。(今回も涙を流すものと・・)今回は多分ないね。前回は天皇賞の新記録のRでしたから、ヤッパリ中にプレッシャーがありました。今回はサヨナラパーティでしたね。だから流石の問題で、今回も素晴らしい脚を使ってくれました。絶対日本で一番強い馬です。それが嬉しいです。(アーモンドアイにどんな声を掛けたか・・)いつもの言葉ね、でも彼女に感謝したいです。3年間で大きなRを勝ちました。大きなエモーションを貰いましたから、彼女に感謝したいです。

*東京12R ジャパンC(G1、3歳以上OP、芝2400m.1着賞金3億円.2着1.2億円):良馬場
(馬番)期待、馬名(性歳.騎手.厩舎.産駒.前走(馬場.格.着順))人気(3F末脚秒)
1着(2)◎アーモンドアイ(牝5ルメール、国枝、Rカナロア.東京G1-1着)1人気(34.7)
2着(6)〇コントレイル (牡3福永、矢作、Dインパ、京都G1-1着)2人気(34.3)
3着(5)▲デアリングタクト(牝3松山、杉山、Eネイア、京都G1-1着)3人気(34.4)
4着(1)△2カレンブーケドール(牝4津村、国枝、Dインパ.中山G2-2着)5人気(34.8)
5着(15)△1グローリーヴェイズ(牡5川田将.尾関.Dインパ.京都G2-1着)4人気(35.2)

タイム1:23.0 (4F49.9-3F37.8-2F25.5-1F12.3)
 単勝220円、馬連330円、馬単610円、3連複300円、3連単1,340円

予想評定 A評価(98点):1・2・3着はほぼ完璧も、4・5着とキセキ着順が違っては「2点減点」です。
6着(3)△3ワールドプレミア(牡4武豊、友道、Dインパ、中山G1-3着)7人気
7着(7)*ミッキースワロー(牡6戸崎、菊沢.Tホマレボシ.中山G2-5着)10人気
8着(4)注キセキ    (牡6浜中、角居、Rシップ、東京G1-5着)6人気
9着(12)*マカヒキ  (牡7三浦、友道、Dインパ、阪神G1-11着)11人気
10着(8)*ウェイトゥパリス(牡5デムーロ.仏マルチアリ.Sゼリゼ.仏G1-9着)9人気
11着(10)*パフォーマプロミス(牡8岩田望、藤原.Sゴールド.京都G2-6着)12人気
12着(13)*ユーキャンスマイル(牡5岩田康、友道、Kカメ.東京G2-4着)8人気
13着(11)*クレッシェンドラヴ(牡6内田、林徹.Sゴールド.中山G2-4着)14人気
14着(9)*トーラスジェミニ(牡4田辺、小桧山、Kベスト、東京G-6着)15人気
15着(14)*ヨシオ     (牡7勝浦、森秀行、Yブルグ、盛岡Jpn-6着)13人気
(出走15頭):3連単=1着(2.6)ー2着(6.2)ー3着(5.15.1.3.4)=10点:的中!
*コーナー通過順位
1角:4-14-9(2,15)11(1,5)-6(3,10)-7-12,13,8
2角:4=(9,14)-15(2,11)5,1-6,3,10,7-12,13,8
3角:4=(15,9)(2,11)14(1,5)-6,3,10,7-(12,13)8
4角:4=(15,9)(2,11)1-(3,5)6(12,7)(14,10,13)8

[番外編]*阪神12R 京阪杯:フィアーノロマーノ(吉田隼)が中団から差し切り重賞制覇
 GOAL前で「クビ、クビ、アタマ、クビ差」の大激戦でした。ジョウカナチャンが先行する、2番手で競馬のカレンモエ(松若)の芦毛2騎が、直線で抜け出すも、中団から追い上げたフィアーノロマーノ(吉田隼)が、際どく「クビ差」差して先着、嬉しい重賞2勝目になる。
 ここまでは驚きはないが、3着には、超伏兵のジョーアラビカ(和田竜)が、後方から猛追して来て、アンヴァル(酒井)に競り勝ち、穴決着では残念でした。
 我が期待のレッドアンシェル(幸英)は、後方待機のまま、良いところなし、末脚発揮できず、大敗無念なりで、ジャパンCが固く決着では、前半戦の負けを、ここで回収チャンスも、最終戦で固い決着と思いきや、外しては残念でした。

*阪神12R 京阪杯(G3、3歳以上OP、芝1200m、1着3900万円):良馬場
(馬番)期待、馬名(性歳.騎手.厩舎.産駒.前走(馬場.格.着順))人気(3F末脚秒)
1着△3(10)フィアーノロマーノ(牡6吉田隼、高野、Fロック、札幌G3-10着)3人(33.7)
2着〇(13)カレンモエ (牝4松若、安田隆、Rカナロア、中京3C-1着)1人気(34.3)
3着*(7)ジョーアラビカ(牡6和田竜、清水、Jカプチーノ、阪神3C-1着)12人気(33.5)

タイム1:08.2 (4F45.5-3F34.4-2F23.0-1F11.9)
 単勝570円、馬連1,500円、馬単3,230円、3連複18,990円、3連単85,070円

予想評定 D評価(20点):期待馬が、敢え無く大敗しては完敗です。
4着▲(2)アンヴァル(牝5酒井、藤岡健、Rカナロア、小倉G3-4着)人気
5着△1(11)シヴァージ(牡5藤岡佑、野中、Fサムライ、京都G2-5着)5人気
6着△2(16)トゥラヴェスーラ(牡5丸山、高橋康、Dジャーニー、中京G2-6着)11人気
14着◎(3)レッドアンシェル(牡6幸英、庄野、Mカフェ、中山G1-6着)2人気34.6)
(出走16頭):3連単=1着(3)ー2着(13.2)ー3着(13.2.11.16.10)=8点:外れ
*コーナー通過順位
3角:8(13,14)(5,6)16,10,15(3,9)2(1,4)(7,11)-12
4角:8,13(5,6,14)16,10(7,2,3,15)9(1,4,11)-12

[WIN5-4]*阪神11R カノープスS:ハナズレジェンド(坂井)が後方から見事な追込みで快勝(坂井瑠騎手は今期40勝目)
 ヒラボクラターシュが先行して直線、Hペースが祟ったのか先行馬に着いて行った馬が皆がバッタリ、逆にペースが速く後方に置かれた馬が、鮮やかな追い上げで勝利の目、中団から後方に下がったハナズレジェンド(坂井)、先団から後方に下がったメイショウエイコウ(西村)の伏兵2騎、そして我が期待のダノンスプレンダー(藤岡佑)が、最後方からの追い上げで、皆が揃って直線で猛追して来て前に届いては大穴馬券炸裂でした。

*阪神11R カノープスS(3歳以上OP(HD)、ダ2000m、1着2200万円):良馬場
1着*(14)ハナズレジェンド(牡7坂井、矢作、Hクライ、中京OP-9着)7人気(37.0)
2着*(13)メイショウエイコウ(牡6西村、荒川、Sバード、東京OP-10着)12人気(37.7)
3着◎(9)ダノンスプレンダー(牡4藤岡佑、安田隆、Rカナロア、中京G3-4着)2人(38.3)

タイム2:04.9 単勝3,220円、馬連79,270円、馬単195,050円、3連複79,180円、3連単900,190円
4着△2(4)バーンスター(牡4鮫島駿、谷潔、Zロブロイ、福島3C-1着)4人気
5着△1(2)ネオブレイブ(牡4亀田、小西、フリオーソ、東京3C-1着)3人気
15着〇(12)メイショウカズサ(牡3和田、安達、Kドライヴ、京都3C-1着)1人気
(出走15頭):3連単=1着(9)-2着(12.2.4)-3着(12.2.4)=6点:外れ
*コーナー通過順位
2角:10(5,12)13(2,4)14(6,15)7-9(11,16)1,3-8
3角:10-(2,5)-12(6,13)4(1,8,14)(7,15)(3,11,9)16
4角:10,2,5,6(1,12)(8,4)(3,13)14(11,7,15)9,16

[WIN5-3]*東京11R ウェルカムS:ヒシイグアス(松山)が先行抜け出し波乱
 スリーマキシマムが先行する、先団で競馬したヒシイグアス(松山)が、直線で前を交わして嬉しい先着、2着も先団で競馬のショウナンハレルヤ(三浦)、3着にも中団から4角で早めに先団に上がった伏兵馬ギャラッド (横山武)が絡んでは馬券は波乱、期待のカントル(岩田望)が、中団待機から末脚伸ばせず、イエットと6着同着では、波乱になります。

*東京11R ウェルカムS(3歳以上3勝C(HD)、芝2000m、1着1820万円):良馬場
1着△1(12)ヒシイグアス(牡4松山、堀宣、Hクライ、東京2C-1着)5人気(33.5)
2着△2(5)ショウナンハレルヤ(牝3三浦、矢野、キズナ、東京2C-1着)6人気(34.0)
3着*(6)ギャラッド (せん5横山武、田村、Dインパクト、東京3C-12着)11人気(34.2)

タイム2:00.7 単勝890円、馬連5,550円、馬単11,640円、3連複110,070円、3連単529,800円
4着*(11)オメガラヴィサン(せん5横山典、安田翔、Rカナロア、東京3C-13着)7人気
5着〇(14)レッドアルマーダ(せん4ルメール、藤沢和、Rカナロア、札幌3C-7着)2人気
6着◎(4)カントル  (牡4岩田望、藤原、Dインパクト、東京3C-2着)1人気(34.8)
同着▲(9)イェッツト (牡5デムーロ、金成、カンパニー、札幌G2-5着)3人気
(出走16頭):3連単=1着(4)-2着(14.9)-3着(14.9.12.5)=6点:外れ
*コーナー通過順位
2角:10(5,12)13(2,4)14(6,15)7-9(11,16)1,3-8
3角:10-(2,5)-12(6,13)4(1,8,14)(7,15)(3,11,9)16
4角:10,2,5,6(1,12)(8,4)(3,13)14(11,7,15)9,16

[WIN5-2]*阪神10R 立雲峡S:サトノウィザード(鮫島良)が最後方待機で外からゴボウ抜きして際どく勝利

 GOAL前で「ハナ、ハナ、クビ差」の大激戦、直線での競り合いは過激な激戦、先行粘るショウリュウハル(団野)、中団から伏兵アルティマルガーレ(和田竜)と最後方待機の期待馬サトノウィザード(鮫島良)が、外から猛追して、届いたのかハラハラの競り合いは、長い「写真判定」でしたが、際どく「ハナ差」競り勝ち嬉しい勝利でした。
 我が期待した本命レースガーデン(水口優)は、中団から末脚発揮するも、他はもっと切れ脚で叶わず、5着までが精一杯でした。

*阪神10R 立雲峡S(3歳以上3勝C-、芝1600m、1着1820万円):良馬場
1着〇(3)サトノウィザード(牡4鮫島良、松田、Rカナロア、東京3C-5着)2人気(32.8)
2着*(5)アルティマルガーレ(牝4和田竜、佐々木、Hジャー、東京3C-5着)5人気(33.5)
3着▲(2)ショウリュウハル(牝3団野、佐々木、Jウェイ、京都2C-1着)6人気(33.7)

タイム1:34.1 単勝300円、馬連1,660円、馬単2,490円、3連複5,830円、3連単21,650円
4着*(10)ソシアルクラブ(牝5吉田隼、池添学、Kカメ、中京3C-6着)3人気
5着◎(8)レースガーデン(牝4水口、池江、Dインパクト、京都3C-2着)4人気(34.0)
8着△2(6)ウイングレイテスト(牡3松岡、青木、Sヒーロー、東京3C-2着)1人気
9着△1(4)オースミカテドラル(牡4菱田、高橋亮、Dメジャー、札幌3C-12着)10人気
11着△3(7)トゥザフロンティア(牡5藤岡康、池江、Rカナロア、京都3C-6着)7人気
(出走11頭):3連単=1着(8)-2着(3.2)-3着(3.2.4.6.7)=8点:外れ
*コーナー通過順位
3角:9,10(2,8)5(4,11)(7,6)1,3
4角:(*9,10)(2,8)5(4,11)(7,6)(1,3)

*[WIN5-1]東京10R シャングリラ賞:オーバーディリバー(戸崎)が直線で競り合いを際どくも制す
 GOAL前が「クビ、クビ差」の激戦でした。ペイシャエヴァーが先行する中団待機の3騎、プリミエラムール(吉田豊)、フルデプスリーダー(ルメール)、オーバーディリバー(戸崎)が直線で追い上げ、先ずプリミエラムールが抜け出し粘り切るも、フルデプスリーダー、オーバーディリバーが、馬体を併せて叩き合いして、僅かにオーバーディリバーが競り勝った。
*東京10R シャングリラ賞(3歳以上2勝C(HD)、ダ1600m、1着1500万円):良馬場
1着〇(9)オーバーディリバー(牡4戸崎、萩原、Mカフェ、東京2C-2着)1人気(36.0)
2着◎(13)フルデプスリーダー(牡3ルメル、斎藤誠、Hヒューズ、東京2C-4着)2人(36.2)
3着*(8)プリミエラムール (牝4吉田豊、田島、ダンカーク、東京2C-10着)14人気(36.1)

タイム1:36.6 単勝320円、馬連560円、馬単1,160円、3連複30,160円、3連単91,050円
4着△2(4)セイヴァリアント(牡4三浦、岩戸、Pザール、東京2C-3着)5人気
5着*(11)セラン   (牝3武豊、松永幹、アンクルモー、中京2C-2着)3人気
9着△3(1)ロードリッチ (牡4岩田康、久保田、Rカナロア、東京1C-1着)4人気
16着△1(10)メタルスパーク(牡3菅原、伊藤圭、Jカプチーノ、東京1C-1着)9人気
(出走15頭):3連単=1着(13)-2着(9.10)-3着(9.10.4.1)=6点
*コーナー通過順位
3角:5-11(1,16)12(8,13)(6,9,14)(2,10)(7,15)3,4
4角:5,11(1,16)(12,13)(8,9,14)6(2,10)(3,7,15)4

[WINー5] *挑戦の道:ジャパンC以外は、大きく荒れる予感、信頼度はイマイチです。
予想①◎13〇9-②◎8〇3-③◎4〇14-④◎9〇12-⑤◎2〇6=32通り
結果①〇9-②〇3-③(△12)-④(*14)-⑤◎2=「的中212票」払戻3,155,170円
「1-2-5-7-1」番人気で決着、3・4番目に外れ残念も、必ず中盤が大荒して残念ながら外れになります。

*ジャパンC(G1)で日本中央競馬会の理事長後藤正幸氏のコメント
 2020年の牡馬クラシック3冠を無敗で制したコントレイルと、牝馬3冠レースを同じく無敗で制したデアリングタクトの2頭が、共に出走するだけでもドリームレースだというのに、国内外の芝GⅠレースを8勝したアーモンドアイも、ここを引退レースに選んでくれました。他に菊花賞馬や、こんな状況にもかかわらず海外からも参戦があり、きっと後に、世紀の一戦と呼ばれるに違いない、素晴らしいレースとなりました。これは無観客競馬が続いた間も、ファンの皆様が競馬を楽しみ、応援し続けて下さったからこそと感謝しております。今後も中央競馬をよろしくお願いいたします。