5/29/2013

安田記念:グランプリボス内田博に期待

 波乱と感動を見せた春の東京GⅠ戦が、この安田記念で終了する。残るGⅠは阪神で(6/23)宝塚記念のみとなった。
 春のマイル王決定戦「安田記念」に香港から刺客が2騎参戦して緊迫感が一杯だ。普通なら遠征馬は「消し」ですが、今年はどうなのでしょうか?06年「ブリッシュラック」に優勝を浚われた例があるが、例年日本馬が俄然有利な結果を収めているレースでもある。
 このGⅠ戦に参戦のため、共に前哨戦を叩いて見事快勝し、調子を上げて来た矢作芳厩舎の2騎が、今絶好調で上位独占しそうな中心馬に抜擢した。
 
◎グランプリボス(内田博、矢作芳)
 昨年の安田記念2着馬、前走マイラーズCで内田博に替わって浜中俊騎手で人気に応え(休養明けで初鉄砲駆け)快勝、末脚が健在、いつもの実力を証明、古馬陣の先頭に立って「マイル王」になるのに相応しい馬名でもある。
(GⅡマイラーズC:1着グランプリボス浜中俊、2着サンレイレーザー和田竜、3着ダノンシャーク(Cデムーロ)、4着カレンブラックヒル秋山)

〇ダイワマッジョーレ(蛯名正、矢作芳)
 前走京王SCで初の重賞を勝利したばかりの(ここでは)新人扱いの新鋭、鋭い決め手があり、有馬2着したオーシャンブルーに(金鯱賞で)僅差2着した実力馬で、これから伸びる素質馬で青田刈の抜擢なのです。
(GⅡ京王SC:1着ダイワマッジョーレ蛯名正、2着トライアンフマーチ岩田康、3着ガルボ石橋

▲ショウナンマイティ(浜中俊、梅田智)
 出走枠で賞金順位がギリギリの位置取り、ここを征服が第一関門、ここをクリアーすれば上位に入線できる素質がある。昨年の宝塚記念はオルフェーヴルに3着した実績馬、そして前走(産経大阪杯で)32秒9の末脚で2着に届いた上がり馬で、騎手の腕にも魅力がある。チョイ不安材料は後方から追込競馬になることです。
GⅡ産経大阪杯:1着オルフェーヴル池添、2着ショウナンマイティ浜中、5着ダークシャドウ)

△カレンブラックヒル(秋山真、平田修)
 昨年のNHkマイルを逃げて制覇し4連勝した快速馬、前走マイラーズCアメリカンボスに僅差4着し、逃げ脚が健在の要注意うまなのです。
△ヴィルシーナ(ウイリアムズ、友道康)
 3歳クラシック戦では女傑ジェンティルドンナに尽く先着され、オール2着の屈辱も、前走ようやく嬉しい初GⅠウイナーに輝いた馬、その激走の疲れが無ければ、ここでは「頭まである」スピード馬なのです。
 (GⅠヴィクトリアマイルC:内1着ヴェルシーナ内田博、外2着ホエールキャプチャ)

△ロードカナロア(岩田康、安田隆)
 短距離のGⅠ戦を(香港GⅠを含め)3連勝している凄い奴、マイル戦は久々の出走で、距離に戸惑いがなければ「ここでは主役」なのですがどうなのでしょうか?
GⅠ高松宮記念:1着ロードカナノア岩田康、2着ドリームバレンチノ)

△ダークシャドウ(戸崎圭、堀宣行)
 東京戦は滅法強い戦績も、今回(忙しい)マイル戦が初めての体験、でも柴田善騎手が「距離短縮しても切れ脚が戻るかも」に大いに変身するところに期待を寄せる。
△グロリアスデイズ(香港遠征馬、ホワイト、サイズ)
 香港からの遠征馬2騎の内「レーテング断然の最上位120」の実績馬、ここは軽く圧勝の器か?・・でも初コースで、初日本へ遠征で大観衆に入れ込み無ければ「吉」、興奮すれば「凶」と出るかもの判断に迷うが、恐らくそこそこ善戦・・の方に懸けて見る。
注ナカヤマナイト(柴田善、二ノ宮敬)
 先週の追い切りで早いタイムが出て体調がすこぶる良さそうと厩舎側、柴田善臣騎手がマイルは競馬が乗り易いとの進言で出走するのですが、問題は「オルフェーヴルやダービー勝利したキズナ」と一緒に今秋「凱旋門賞」に登録している馬では、ここではベタ負けしている訳には行かない、注視が必要なのです。 

日曜 東京11R 安田記念(GⅠ、3歳以上OP、芝1,600m)展望、レーテング(*印は昨年度)
(香港遠征馬)
△(.120)グロリアスデイズ(ホワイト、サイズ、Hネット、差し、香港GⅠチャンピオン4着)
・(.117)ヘレンスピリット(モッセ、ファインズ、Fザサンド、先行、香港GⅠチャンピオン2着)
(日本馬:賞金順位)
△(.118)ロードカナロア(岩田康、安田隆、Kカメハメハ、先行、前走GⅠ高松宮1着)
◎(.114)グランプリボス(内田博、矢作芳、Sバクシンオー、前走GⅡマイラーズC1着)
△(.112)ヴィルシーナ(ウイリアムズ、友道康、Dインパクト、先行、前走GⅠヴィクト1着)
・(*118)サダムパテック(武豊、西園正、フジキセキ、差し、前走GⅡ京王SC7着)
・(.113)シルポート  (酒井学、西園正、Wマズル、前走GⅡ京王SC16着)
・(.108)エーシントップ(福永祐、西園正、Tキャット、先行、前走GⅠNHK杯7着)

△(*121)ダークシャドウ(戸崎圭、堀宣行、Dインパクト、差し、前走GⅡ産経大阪杯5着)
注(.114)ナカヤマナイト(柴田善、二ノ宮敬、Sゴールド、追込、前走GⅢ新潟大賞典5着)
△(.114)カレンブラックヒル(秋山真、平田修、Dメジャー、先行、前走GⅡマイラーズC4着)
・(.110)マイネイザベル (松岡正、水野貴、テレグノシス、差し、前走GⅠヴィクト3着)
〇(.111)ダイワマッジョーレ(蛯名正、矢作芳、Dメジャー、差し、前走GⅡ京王SC1着)
・(*109)スマイルジャック(丸山元、小桧山悟、Tギムレット、前走GⅢ新潟大賞典14着)

・(.---)フィフスペトル (北村友、加藤征、Kカメハメハ、前走GⅡ京王SC17着)
・(.113)サクラゴスペル (横山典、尾関知、Sプレジデント、先行、前走GⅠ高松宮4着)
・(.109)ガルボ     (石橋脩、清水英、Mカフェ、先行、前走GⅡ京王SC3着)
・(.111)ダノンシャーク(Cデムーロ、大久保龍、Dインパクト、差し、前走GⅡマイラー3着)
・(.110)トライアンフマーチ(未定、角居勝、Sウィーク、先行、前走GⅡ京王SC2着)
▲(.116)ショウナンマイティ(浜中俊、梅田智、Mカフェ、追込、前走GⅡ産経大阪杯2着)
・(.109)クラレント   (川田将、橋口弘、Dインザダーク、差し、前走GⅡマイラー8着)
・(.109)レオアクテブ  (田辺裕、杉浦宏、Aムーン、追込、前走GⅡ京王SC4着)