「ジャパンCダート」が遂に終焉、東京→阪神→そして中京と再編
恒例の暮れダートGⅠ「ジャパンCダート」は、今年で廃止になる。
ダート鬼才と言われたカネヒキリやヴァーミリアンなど、東京戦で活躍したこのレース、当時は大いに盛り上がりがあったが、海外遠征馬も少なく、GⅠ戦が寂しい関西ファンのため、阪神に馬場も距離も再編成して来たが、遂にこの名称は廃止に追い込まれた。
来年からは、新たに中京競馬場で「チャンピオンズカップ(GⅠ、ダート1,800m)」の名称変更して再スタートするが、肝心の優勝賞金が現「1億3,000万円」から「9,400万円」に削減されるのは残念です。 その対戦、JRA戦でダートのステップレースが少なく、公営競馬の交流戦と連携して、多くを遠征で参戦して来たメンバー同士の対戦になる。
「ホッコウータルマエ」と「エスポワールシチー」の一騎打ち
近走では、エスポワールシチーが(盛岡)南部杯で(ホッコウータルマエを突き放し)逃げ切り1着、そして(金沢)JBスプリントで先行抜け出しで1着と、8歳でも益々元気な走りを見せて、これまで17勝もする「ツワモノ」には脱帽なのです。
方やホッコウータルマエは、(盛岡)南部杯で(エスポワールシチーに後塵も)2着、前走(金沢)JBクラシックでは逃げ切り快勝、エスポワールには、今年の5月(船橋)かしわ記念で競り勝つなど、両者は互角の戦いを繰り広げていて、ダート戦を(未だ4歳でも)10勝し、ダート王者の後継者として勢いがあり、世代交代の時期が来たと期待し、若い方に本命を選抜した。
3番手の相手は、本来ならこのレースで2連続2着実績のあるワンダーアキュート(武豊)が、今度こそと、馬も騎手も気合い十分で期待できるが、前走で人気に応えてGⅡ武蔵野S快勝したベルシャザール(ルメール)の方を3番手に期待して見る。
穴馬の抑えには、牝馬末脚が切れるメーデイア(浜中俊)、休養明けもニホンピロアワーズ(酒井学)、そして遠征馬(ダート戦の本場米国)パンツオンファイア(スティーヴンス)をチェックした。
(公営金沢競馬、GⅠ、JBCクラシック:逃げ切り快勝したホッコウタルマエ幸英明)
(公営金沢競馬、GⅠJBCスプリント:直線抜け出し快勝したエスポワールシチー後藤浩)
阪神11RジャパンCダート(GⅠ、3歳以上OP、国際招待、ダート1,800m)展望(レーテング)
◎(116)ホッコウータルマエ(牡4、幸英明、西浦、Kカメハメハ、先行、前走GⅠJBC1着)
〇(115)エスポワールシチー(牡8、後藤浩、安達、Gアリュール、逃げ、前走GⅠJBS1着)
▲(108)ベルシャザール(牡5、ルメール、松田国、Kカメハメハ、先行、前走GⅡ武蔵野S1着)
△1(113)ワンダーアキュート(牡7、武豊、佐藤正、Kマテック、先行、前走GⅠJBC2着)
△2(110)メーデイア (牝5、浜中俊、笹田、Kヘイロー、先行、前走GⅠJBL1着)
△3(114)ニホンピロアワーズ(牡6、酒井学、大橋、Wマズル、先行、前大井GⅠ帝王賞2着)
注(112)外パンツオンファイア(牡5、スティーヴンス、ブリーン、Gスター、先行、GⅠBCM7着)
*(113)ソリタリーキング (牡6、戸崎圭、石坂、Kカメハメハ、先行、前走GⅠJBC3着)
*(112)クリソライト (牡3、内田博、音無、Gアリュール、差し、前走GⅠJBC5着)
*(111)ローマンレジェント(牡5、岩田康、藤原、Sウィーク、差し、前走GⅡみやこS3着)
*(110)テスタマッタ (牡7、ホワイト、村山、タビット、差し、前走GⅠJBS4着)
*(109)インカテーション (牡3、大野拓、羽月、Sミニスター、差し、前走GⅡみやこS2着)
*(109)ナイスミーチュー(牡6、小牧太、橋口、Kカメハメハ、差し、前走GⅡみやこS4着)
*(108)ブライトライン (牡4、福永祐、鮫島、フジキセキ、先行、前走GⅡみやこS1着)
*(---)イジゲン (牡4、ムーア、堀宣行、Eマーカー、差し、前走GⅡ武蔵野S7着)
(参考データ1)昨年(2012年)JCダート成績
1着(14)ニホンピロアワーズ(牡5、酒井学)6番人気 タイム1:48.8
2着(12)ワンダーアキュート(牡6、和田竜)3番人気 着差3馬身1/2
3着(9)ホッコウータルマエ (牡3、幸英明)9番人気 着差1/2馬身
単勝1,990円、3連単165,230円
(参考データ2)一昨年(2011年)JCダート成績
1着(16)トランセンド (牡5、藤田伸)1番人気 タイム1:50.6
2着(9)ワンダーアキュート (牡6、和田竜)5番人気 着差2馬身
3着(6)エスポワールシチー(牡6、佐藤哲)2番人気 着差ハナ
単勝200円、3連単6,180円