12/16/2014

(次週)有馬記念:女傑ジェンティルドンナ(戸崎圭)が有終の美を飾るに期待

*中山10R 有馬記念展望:
 いよいよ今期最終GⅠ「有馬記念」の発走だ。当時の理事長「有馬頼寧」氏が、中山競馬場「新スタンド」竣工を機に、中山にも「ダービー」に匹敵する大レースをと、創設したが急逝、彼の功績を讃え改称されたもの、暮れの中山の風物詩で親しまれて、いつもは競馬は、あのフレーズ「ダメヨ、ダメダメ(no way no-no)」と冷たい意見の方々でも「年末ジャンボ宝くじ」の感覚で、この有馬記念だけはと「年末の運試し」、そして「にわかの評論家」に大変身して、馬券を沢山「買い込む」ファンが、異常増殖するのが、この時期とレースなのです。

 ファン投票上位順位で、高額賞金のレースに参戦が叶う、いわゆるプロ野球などの「オールスター戦」、競馬には、厳格な競走馬の実力度に応じた「格付け」と「クラス分け」があり、違った環境で一緒に走れるのは「宝塚記念と有馬記念」のファン投票レースだけ、その栄誉の第1位に選抜された(一昨年有馬1着)ゴールドシップ、そして第2位(昨年JC1着)ジェンティルドンナが、揃って参戦するのは嬉しい限りも、共に調子がイマイチに見え、伏兵馬が台頭あるかもの大混戦の舞台、「一強全弱」のレースよりは、格段に嬉しい展開で、文句などは一切ありません。(中山恒例の巨大クリスマスツリー)

 我が本命に期待は、引退レースになる(驚異の6冠女傑)ジェンティルドンナ牝5(戸崎圭)を指名する。今期5戦して「ドバイ」遠征での1勝だけは大いに不満も、この1勝が、圧巻の刺激的な圧勝、これが脳裏に溶接状態で、忘れられないのです。
 戸崎圭太騎手は、現在全国リーデングJK(断トツで)第一位、ジェンティルドンナには(前々走、天皇賞・秋スピルバーグの(3/4馬身遅れ)2着)以来、2度目の騎乗で今度こそ、彼の技量で結果を出して頂きたい。
 昨年の牡5歳「オルフェーヴル」のように、圧勝で「有終の美」を飾ってくれるものと期待している。
 
 本来は、前走(JCで)先行抜け出し圧勝した「エピファネイア牡4(川田将)」が、馬は一番本調子なのですが、騎手「川田将雅」の腕の方がイマイチ状態と見たが、今度は先行馬、馬也で先行し、早めのスパートで抜け出す展開なら、大きく結果を残せる状態に思うが、2番手評価にする。

 ファン投票第一位の絶大な期待を得た「ゴールドシップ牡5(岩田康)」は、凱旋門賞遠征で(最後方から)なにも出来ず大敗、以降十分な休養に充て万全、追い切りでは「6F80秒を快走し、絶好調の動き」で十分期待出来る状態。加えて、ここ一番での岩田康誠騎手の力腕は素晴らく、一昨年の圧勝劇に近い状態だ。

 3番手以下の、穴馬評価にしては、世界の王者(トップレーテング130ポンド)に大変失礼な「ジャスタウェイ牡5(福永祐)」の評価は、この3冠馬もここで「最終ラン」、前走「JC」でエピファネイアの大駆けに遭遇しては、無念の離れた2着でしたが、中山でドバイのような走りが出来そうか注目です。
 そして最後に、中京「金鯱賞」快勝したラストインパクト牡4(菱田裕)、(一昨年の覇者)オーシャンブルーが有馬2着好戦の経緯から、順調な馬が「入着出来る状態」を重視する。

 以前は、牡3歳で「菊花賞参戦」組が、強い競馬を見せてくれた記憶があるが、今年は小粒のようで諦め、それなら、ラキシス、フェノーメノの実績馬に、穴目の一発大駆けを期待して見る。
(参考:前走などのVTR)
 (GⅠ天皇賞・秋:1着スピルバーグ(北村宏)、2着(内ラチ)ジェンティルドンナ(戸崎圭))
 (GⅠジャパンC:圧勝エピファネイア(スミヨン)、2着ジャスタウェイ(福永祐)) 
(GⅠ宝塚記念:圧勝ゴールドシップ(横山典)、2着カレンミロテック)
GⅡ金鯱賞:1着快勝ラストインパクト(川田将)、2着サトノノブレス(池添謙))

次週(12/28)中山10R 有馬記念(GⅠ、3歳以上OP、芝2,500m、優勝賞金2億円)展望
(ファン投票上位10頭)
優先順位、期待度、馬名、性歳(騎手、調教師、産駒、脚質、格レース名、着順)
第1位▲ゴールドシップ  牡5(岩田康、須貝尚、Sゴールド、差し、仏G1凱旋門賞14着)
第2位◎ジェンティルドンナ牝5(戸崎圭、石坂正、Dインパクト、先行、東京G1ジャパンC4着)
第5位△1ジャスタウェイ  牡5(福永祐、須貝尚、Hクライ、差し、東京G1ジャパンC2着)
第6位注フェノーメノ    牡5(田辺裕、戸田博、Hクライ、差し、東京G1ジャパンC8着) 
第7位*ワンアンドオンリー牡3(横山典、橋口弘、Hクライ、先行、東京G1ジャパンC7着)

第8位〇エピファネイア  牡4(川田将、角居勝、Sクリスエス、先行1着)、G1ジャパンC1着
第11位*ウインバリアシオン牡6(藤岡康、松永昌、Hクライ、追込、中京G2金鯱賞15着)
第12位*メイショウマンボ 牝4(武幸四、飯田祐、Sマンボ、差し、京都G1エリザベス12着)
第15位△3ラキシス   牝4(Cデムーロ、角居勝、Dインパクト、先行、京都G1エリザベス1着)
第16位*トゥザワールド 牡3(ビュイック、池江泰、Kカメハメハ、先行、京都G1菊花賞16着)

(賞金上位順)
2億5725万円*ヴィルシーナ 牝5(内田博、友道康、Dインパクト、逃げ、G1エリザベス11着)
2億4025万円*トーセンラー 牡6(武豊、藤原英、Dインパクト、差し、京都G1マイルCS4着)
1億7300万円△2ラストインパクト牡4(菱田裕、松田博、Dインパクト、先行、中京G2金鯱賞1着)
1億7250万円*オーシャンブルー牡6(蛯名正、池江泰、Sゴールド、差し、中京G2金鯱賞12着)
1億4350万円*サトノノブレス 牡4(池添謙、池江泰、Dインパクト、先行、中京G2金鯱賞2着)
1億0200万円*デニムアンドルビー牝4(浜中俊、角居、Dインパクト、差し、G1ジャパンC11着)
(以上出走枠内の16頭)
*上位馬に回避があれば繰り上げ出走可能な順位(5頭)
 9625万円・フェイムゲーム 牡4(北村宏、宗像義、Hクライ、差し、東京G2アルゼンチ1着)
 8600万円・ナカヤマナイト 牡6(柴田善、二ノ宮敬、Sゴールド、差し、福島G3福島記念5着)
 8500万円・ラブイズブーシェ 牡5(古川吉、村山明、Mカフェ、差し、東京G1天皇賞秋4着)
 6800万円・タマモベストプレイ牡4(津村明、南井克、フジキセキ、先行、東京G1ジャパンC10着)
 6000万円・ショウナンラグーン牡3(吉田豊、大久保洋、Sクリスエス、追込、京都G1菊花賞5着)
以上出走登録21頭

中山大障害:アポロマーベリック(五十嵐雄)の2連覇期待

 師走恒例の中山大障害、初めてバンケットや、大障害を飛越すのは至難の業だ。そして先行する馬が飛越しに失敗でもすれば、後続馬がそのトバッチリを受ける事態に「ハラハラ」の展開が、刺激的で、危ない馬券のレースなのだ。
 よって、思い切って先行する馬からの馬券の中心軸にしておけば被害は少なそうだ。

 でも1年間で2~3回しか出走しない凄い馬が今年も参戦、昨年のこのレース覇者で、4月にも中山GJ勝利している「中山HJ巧者」が、アポロマーベリック(五十嵐雄)で、我が本命、半年の休養明け後に、平場も含めて2度叩いたが、調子が上って来たような走りに、とても見えないので心配なのですが、ジャンプの素質だけは抜群、そして出走するだけで存在価値があると抜擢した。

 相手は、新興勢力からレッドキングダムを抜擢、大障害でアポロの2着実績があるバアゼルリバー(西谷誠)と、休養明けでイキナリ前哨戦1着したサンレイデューク(難波剛)が、強敵に思える。
障害OPイルミネーションC:激戦の1着外6番レッドキングダム、2着僅差内マサライト)
 (GⅡ東京HJ:1着サンディジューク(難波)、2着外エーシンホワイティ)
(GⅢ京都JS:圧勝オースミムーン、2着メイショウブシドウ)

土曜 中山11R 中山大障害(J・GⅠ、3歳以上OP、障害芝4,100m、1着賞金6500万円)展望
◎(8)アポロマーベリック牡5(五十嵐雄、堀井雅、Aキングタム、先行、前走(平地)500下11着)
〇(6)レッドキングダム 牡5(北沢伸、松永幹、Dインパクト、先行、OPイルミネーションC1着)
▲(11)バアゼルリバー  牡8(熊沢重、松田博、フジキセキ、追込、1600下(平地)10着)
△1(3)サンレイデューク 牡6(難波剛、高橋忠、デュランダル、差し、GⅡ東京HJ1着)
 △2(10)オースミムーン  牡5(中村将、小野幸、Aムーン、先行、GⅢ京都JS1着)
 △3(4)ケイアイドウソジン牡8(山本康、田村康、Kカメハメハ、先行、GⅡ東京HJ8着)
 注(5)メイショウヨウドウせん6(西谷誠、池添兼、Sゴールド、先行、GⅡ東京HJ中止)
(出走13頭)

*中山10R クリスマスC:牡3歳馬シゲルカガ(戸崎圭)の先行力に期待
 逃げ込むシゲルカガ(戸崎圭)と、鋭く差し脚のエターナルムーン(木幡広)との勝負になる。
 中山の短距離戦は、どうしても単騎で逃げる馬に分が有るのでシゲルカガ(戸崎圭)を本命に抜擢、相手には多頭数の外を回る事に成る差し馬エターナルムーン(木幡広)とする。
 でも逃げ馬はカハラビスティーも居て、更に続く先行馬はモズハツコイ、マイネルエテルネルも要注意だ。
土曜 中山10R クリスマスC(3歳以上1,600万下、ハンデ、芝1,200m)展望
◎(9)シゲルカガ     牡3(戸崎圭、谷潔、パロイ、逃げ、1600下醍醐特別3着)
〇(1)エターナルムーン牝4(木幡広、宗像義、Mラヴ、差し、1600下奥多摩S5着)
▲(12)カハラビスティー牝5(吉田豊、伊藤大、Dメジャー、逃げ、1600下セプテンバーS5着)
 △1(6)モズハツコイ  牝3(内田博、牧田和、クロフネ、先行、1600下醍醐特別5着)
 △2(8)マイネルエテルネル牡4(柴田大、西園正、タマユズ、先行、1600下醍醐特別11着)
 注(13)ロンド     牝6(石橋脩、平田修、Rブラルタル、差し、1600下長岡京S4着)
(出走16頭)

*阪神11R リゲルS:ロサギガンティア(藤沢和)の先行力で断然、回避馬が続出で見直し
 強力なOP馬を相手に、際どく(先行抜け出しで)善戦している、藤沢和厩舎期待の3歳牡馬「ロサギガンティア」で断然の本命だ。
 相手は3騎、流してゲット出来る差し脚鋭いエーブルビーズで断然、先行派ブレークビーズ、33秒台の末脚で追い込むマックスドリームに。
土曜 阪神11R リゲルS(3歳OP、芝1,600m)展望
回避 ロサギガンティア牡3(未定、藤沢和、フジキセキ、先行、OPキャピタルS2着)
◎(2)エーブルビーズ 牡4(福永祐、鮫島ー、フジキセキ、差し、OPキャピタルS3着)
回避 ブレークビーズ せん4(未定、角田晃、Gポケット、先行、1600下修学院S2着)
回避 マックスドリーム せん7(未定、宮徹、Aマックス、追込、OPアンドロメダS2着)
〇(5)レッドアリオン 牡4(小牧太、橋口弘、Aタキオン、追込、GⅠマイルC14着)
△(8)プリムラブルガリス 牡4(浜中俊、庄野靖、Fデピュティ、差し、OPタンザナイトS8着)
(出走9頭)

*阪神10R 麻耶S:叩き2戦目のコルージャ(池添謙)の差し脚に期待
 前走「堺S」の再戦、休養明けでも、このメンバー中で最先着の2着したルージャ(池添謙)の叩き2戦目の上り目、そして鋭い差し脚に期待し本命にする。
 ここから相手を3騎に流す。差し脚があるキクノソル(浜中俊)、前走失速も先行力が有るシュテルングランツ(福永祐)、そして5ヶ月の休養明けも先行力があるワンダーアシャードが相手だ。
(1600下堺S:1着メイショウイチオシ、2着コルーシャ(池添)、3着キクノソル(浜中俊))

土曜 阪神10R 麻耶S(3歳以上1,600万下、ダート1,800m)展望
◎(7)コルージャ  せん馬6(池添謙、高橋亮、Bタイム、差し、1600下堺S2着)
〇(5)キクノソル    牡4(浜中俊、北出成、Kカメハメハ、差し、1600下堺S3着)
回避 シュテルングランツ 牡3(福永祐、須貝尚、Sゴールド、先行、1600下堺S9着)
△1(16)ワンダーアシャード 牡5武豊、笹田和、Aフライト、先行、1600下KBC杯2着)
△2(8)ハリケーン   牡6(ビュイック、音無秀、Nユニヴァース、逃げ、1600下ウオッカC10着)
(出走16頭)

*中京11R 愛知杯:デアデルマドレ(藤岡康)の追込脚力に期待
 中京競馬は、今週が最終週で、その前に、土曜の重賞「愛知杯」が組まれた。
  角居勝厩舎が気合いの3頭出しで、賞金を総獲り狙いの重賞模様で、問題は、ドバイに遠征してから調子が狂って仕舞った「デニムアンドルビー」の取捨ですが、有馬記念に(浜中俊騎手で)登録していますから、ここに出走なら、JC2着馬の脚力なら、当然の如く、大本命なのですが、出走の本気度は、有馬除外なら、ここに発走で、全くの不明なので、注意印にして置きます。

 前走「エリザベス女王杯」組の3~5着馬が中心、最先着を果たした(鋭い差し脚がある追込派)デアデルマドレ(藤岡康)を本命に、先行抜け出し派キャトルフィーユ(ムーア)、そして差し脚があるフーラブライド(酒井学)の順にする。
 穴目の一発大駆けなら、バウンスシャッセ(北村宏)、サトノジュピター(吉田隼)が狙い目だ。
(GⅠエ女王杯:1着ラキシス・・・3着ディアデラマドレ、4着フーラブライド、5着キャトルフィーユ

土曜 中京11R 愛知杯(GⅢ、3歳OP牝馬、ハンデ、芝2,000m)展望
◎(13)デアデルマドレ  牝4(藤岡康、角居勝、Kカメハメハ、追込、GⅠエ女王杯3着)
〇(2)キャトルフィーユ 牝5(Rムーア、角居勝、Dインパクト、先行、GⅠエ女王杯5着)
▲(12)フーラブライド  牝5(酒井学、木原ー、Gアリュール、差し、GⅠエ女王杯4着) 
△1(9)バウンスシャッセ 牝3(北村宏、藤沢和、Zロブロイ、差し、GⅠ秋華賞7着)
 △2(16)アイスフォーリス牝5(三浦皇、相沢郁、Sゴールド、差し、1600下ノベンバーS1着)
 △3(17)スイートサルサ 牝4(田中勝、菊川正、デュランダル、差し、1600下ユートピアS1着)
 注 (4)サトノジュピター牝5(吉田隼、堀宣行、Aタキオン、差し、OP小倉大賞典1着)
回避 デニムアンドルビー牝4(未定、角居勝、Dインパクト、差し、GⅠJC11着):有馬出走へ
(出走18頭)