7/28/2014

札幌 クイーンS:キャトルフィーユ(福永祐)の抜け出し期待

 福島・中京から新潟・小倉と開催替り、札幌はそのまま2開催中、その今週は重賞が2本、新潟は芝直千の「アイビスSD」、札幌は千八の「クイーンS」になる。

新潟11R アイビスSD:牝馬フォーエバーマーク(村田ー)が逆転の逃げ切り勝ちに期待、
 昨年のレース「ハクサンムーン」快勝の2・3着馬、フォーエバーマーク、リトルゲルダが参戦してきて狙い目になる。
 そしてセイコーライコウとフォーエバーマークの比較では、春の対戦で「韋駄天S、函館スプリント」の2戦とも、フォーエバーマークが先着を果している。
 しかし今度の勝負は、距離が短縮、夏場対戦、逃げ展開有利、そして牝馬がスタミナ上位での勝負になり、優勢に感じるフォーエバーマークの方を本命に抜擢した。
 3番手には、久々でも2着好戦したバーバラ(戸崎圭)、そしてリトルゲルダ(柴田大)に期待して見る。
(函館スプリントS:1着ガルボ、4着セイコーライコウ、5着フォーエバーマーク、6着アースソニック)

「WIN5ー⑤」新潟11R アイビスSD(サマーSS、GⅢ、3歳以上OP、芝1,000m)展望
◎(3)フォーエバーマーク6牝(村田ー、矢野英、Fブラヴ、逃げ、前走GⅢ函館スプリントS5着)
〇(2)セイコーライコウ 7牡(柴田善、鈴木康、クロフネ、差し、前走GⅢ函館スプリントS4着)
▲(5)バーバラ     5牝(戸崎圭、小崎憲、Dインパクト、先行、前走OPバーデンC2着)
△1(9)リトルゲルダ 5牝(柴田大、鮫島ー、Cアーギュメント、先行、前走GⅢシルクRS3着)
△2(10)アースソニック 5牡(岩田康、中竹和、クロフネ、差し、前走GⅢ函館スプリントS6着)
注(12)アンバルブライベン5牝(田中健、福島信、Rオブロー、逃げ、前走OPバーデンC3着)

小倉11R 佐世保S:マイネルエテルネルが勝ち上がりの順番だ
 1年も勝ち星がないマイネルエテルネルですが、メンバー中で走破タイムが一番優秀な馬なので本命にする。
 相手は3歳牝レムミラス(和田)を抜擢、叩き2戦目で本調子に成ったと見てその力量を買う。
 後は、手広くパラパラ流すのみ、ロードガルーダ、そしてジャベリン当たりが順当だ。
WIN5ー④」小倉11R 佐世保S(3歳以上1,600万下、芝1,200m)展望
◎(9)マイネルエテルネル(川田将、西園正、タマユズ、先行、前走1600下テレビユー2着)
〇(6)レムミラス     (和田竜、高橋忠、Kヘイロー、先行、前走1000下1着)
▲(7)ロードガルーダ  (浜中俊、池江寿、Aタキオン、先行、前走1600下豊明S4着)
△1(1)ジャベリン    (国分優、大根田裕、Mバラッド、逃げ、前走1600下テレビユー4着)
△2(12)カハラビスティー (藤岡佑、伊藤大、Dメジャー、逃げ、前走1600下テレビユー9着)

札幌11R クイーンS:今度こそキャトルフィーユ(福永祐)の出番に期待
 前走GⅠヴィルシーナの僅差5着でしたキャトルフィーユ(福永祐)が、GⅢ戦を連続2着惜敗を卒業し、念願の初重賞勝利が出来ると期待した。
 相手はディアデルマドレ(藤岡康)、前走は準OP馬の身なので斤量53kgが効いて、鮮やかな初重賞勝ちを収めたが、今度は同じ斤量に戻っては、互角の勝負になる。
 3番手が大混戦も筆頭に前走巴賞を快勝したアロマティコ(三浦皇)、そのほか手広く流し押さえて見る。
 (GⅠヴィクトリアM:1着ヴィルシーナ、5着キャトルフィーユ (福永)、6着ケイアイエレガント(吉田豊))
 (GⅢマーメイドS:1着ディアデルマドレ(藤岡康))
(函館OP巴賞:1着アロマティコ(三浦皇成)) 

「WIN5ー③」札幌11R クイーンS(GⅢ、3歳以上OP牝馬、芝1,800m)展望
◎(2)キャトルフィーユ (福永祐、角居勝、Dインパクト、先行、前走GⅠヴィクトリアM5着)
〇(12)ディアデルマドレ (藤岡康、角居勝、Kカメハメハ、差し、前走GⅢマーメイドS1着)
▲(8)アロマティコ   (三浦皇、佐々木昌、Kカメハメハ、追込、前走OP巴賞1着)
△1(6)スマートレイアー (池添謙、大久保龍、Dインパクト、差し、前走GⅠヴィクトリアM8着)
△2(1)ケイアイエレガント(吉田豊、尾形充、Kカメハメハ、先行、前走GⅠヴィクトリアM6着)
注(3)アイスフォーリス (ローウィラー、相沢郁、Sゴールド、先行、前走GⅢマーメイドS4着)

新潟10R 三面川特別:3牝マリアライト(蛯名正)の差し脚に期待
 末脚確かで良血の3歳牝馬マリアライト(蛯名正)と先行抜出し派の5歳牝馬ガーネットチャーム(北村宏)の末脚勝負の対戦、未だ5戦目になるマリアライトは、23戦になるガーネットチャームよりは、少し経験不足のように思えるが、小さい馬体挌で同じなら、差し脚と若さを買ってこちらを本命とする。
 3番手に、差し脚が有るグレイスフラワーとリリコイパイに、追込のクイーンアルタミラまで流す。
「WIN5ー②」新潟10R 三面川特別(3歳以上1,000万下牝馬、芝1,800m)展望
◎(7)マリアライト   3牝(52蛯名正、久保田貴、Dインパクト、差し、前走500下1着)
〇(10)ガーネットチャーム5牝(55北村宏、鹿戸、Fブラヴ、先行、前走1000下江の島特別5着)
▲(9)グレイスフラワー 5牝(55丸田恭、宗像義、Dメジャー、差し、前走500下1着)
△1(13)クイーンアルタミラ5牝(55西田雄、鈴木康、バゴ、追込、前走500下織姫賞1着)
△2(1)リリコイパイ   3牝(52戸崎圭、藤原英、Dインパクト、差し、前走500下早苗S1着)
△3(3)シャープブラッシュ4牝(55エスポジ、高橋忠、Kヘイロー、差し、前GⅢマーメイドS6着)
注(2)フレイムコード  5牝(55大野拓、谷潔、タヤスツヨシ、先行、前走500下1着)

小倉10R 響灘特別:キクノソル(和田竜)が唯一頭の期待馬だ
 このクラスのメンバーを優劣比較するのは至難の業、強いて選抜すれば、安定した戦績に思えるキクノソル(和田竜)を本命に抜擢する。
 相手は、残ったメンバー全部になるが、ただ単にバラバラと、当てもなく流すだけの対応になるが、敢てメイショウソラーレが1回毎に1着の目に好走する珍しい奴で、今回が勝てる番ですが如何に?
「WIN5ー①」小倉10R 響灘特別(3歳以上1,000万下、ダート1,700m)展望
◎(11)キクノソル  (和田竜、北出成、Kカメハメハ、先行、前走1000下濃尾S2着)
〇(15)フリークエンシー(太宰啓、湯窪幸、Tパラドックス、逃げ、前走500下1着)
▲(3)メイショウソラーレ(川田将、中内田充、Mサムソン、先行、前走1000下青梅特別9着)
△1(9)ベルサリエーレ  (松山弘、池江寿、Sジョーンズ、先行、前走1600下上賀茂S14着)
回避 タガノラルフ   (未定、松田博、Sウィーク、差し、前走1000下インディS6着)

「WIN5」挑戦の道:開催替り、そして1000万下2本と重賞2本で大混戦、的中は難しいです。
予想①◎11-②◎7〇10-③◎2〇12-④◎9-⑤◎3〇2=8通り

櫛田神社例大祭:博多祇園山笠が疾走

*夏を告げる全国各地で繰り広げられる例大祭など、日本の各地に色々な自慢の郷土の祭りが数えきれないほどありますが、夏祭りのトップを切るのが、京都の「葵まつり」から、東北では福島の「相馬野馬追い」、仙台の「七夕まつり」、青森の「ねぶた祭り」、秋田の「竿燈まつり」、山形の「花笠まつり」、北海道では「よさこい祭り」など様々、納涼花火大会とは一味違う、部外者から見れば正に「奇祭」に見えるのですが、先祖伝来の伝統に裏付けされた、真剣に取り組む郷土の「若い衆」が、熱気一杯の厳正な神事、その迫力満点で繰り広げるお祭りを、世界の競馬ファンに、日本の祭りの醍醐味の一部を、お伝えしたいと思います。
(左上:葵祭り、右上:相馬野馬追い、左下:仙台七夕、右下:青森ねぶた)










*今回は、福岡の三大祭り(博多祇園山笠、小倉祇園太鼓、戸畑祇園大山笠)の内、博多市の「櫛田神社例大祭」で行われた「博多祇園山笠」、NHKで実況放映していたので、その様子を(昨年に続き)掲載し紹介します。
 上がり33秒・・と聞くと我が身が一瞬にして「サラブレッド」一流OP馬の末脚、どの厩舎・・そしてどの産駒?・・とチョット、トレセンでの追い切りタイムに反応して、楽しいテーマですから・・。

*各町内会が1年掛かりで製作した山車(だし)を、世話役が前後3人づつ騎乗し、6本の担ぎ棒を8列で約30人ほどで担ぎ、かつ前の引き役、後ろで押し役の町内会の皆が一体となって境内100m位をUターン走する「櫛田入り」、そして市内5km位を疾走する迫力が、とても堪らない激しい刺激、廻り止め(まわりどめ)まで無事完走すれば、皆汗だく疲労困憊「ヘトヘト」、暫くは口が聞けないほどですが、我に帰った途端、来年も「担いで、また走るゾー!」と気合いを入れ直す気質なのです。

 ちなみに、日本の競馬(JRA)では、長距離戦が障害重賞戦でも「中山グランドジャンプ:4,250m、中山大障害:4,100m」、平場の重賞でも「ステーヤーS:3,600m、ダイヤモンドS:3,400m」ですが、競走馬より長い距離を、約1トンの山笠を皆で担ぎ市内を5kmも走り回るのは、異常の世界と言える。

*追い山笠のコースが、櫛田神社(下東町)→「東長寺」→「承天寺」→「東町筋」→「大博通り」→「冷泉町」→「廻り止め(須崎問屋街)」までの約5kmコースを疾走し、走破タイムを競い合うのですが、山笠の重さや担ぎ手の脚力の違いで、所要時間は大きく違ってきます。
 沿道で「勢い水(きよいみず)」を掛けて貰い、健脚走は、毎年3番山笠「東流(ひがしながれ)」が、山笠の軽さと、脚力の違いで、今年も卒なく連続優勝してしまいました。

*櫛田神社例大祭「博多祇園山笠」櫛田入りと市内走の成績*

1番山笠 *土居流 櫛田入り(境内走)37秒73 追い山笠(市内走)31分17秒
2番山笠 *大黒流 櫛田入り(境内走)35秒76 追い山笠(市内走)30分20秒
3番山笠 *東 流  櫛田入り(境内走)30秒95 追い山笠(市内走)26分25秒:最速タイム優勝
4番山笠 *中州流 櫛田入り(境内走)35秒98 追い山笠(市内走)33分43秒

5番山笠 *西 流  櫛田入り(境内走)32秒76 追い山笠(市内走)30分51秒
6番山笠 *千代流  櫛田入り(境内走)33秒58 追い山笠(市内走)29分05秒
7番山笠 *恵比須流 櫛田入り(境内走)34秒09 追い山笠(市内走)33分47秒
8番山笠 *川上端流 櫛田入り(境内走)58秒83 (2トン最重量で追い山笠回避)
 (一番山笠、土居流のスタート、後方にスタート順番を待つ二番山笠が)
  (一番山笠、土居流の世話役3人衆が、櫛田境内で、若松さまよ~!と音頭とり)
 (二番山笠、大黒流、市内走)
  (八番山笠、川上端流、最重量では、市内走はなし、ゆったりと練り歩く・・)