9/11/2016

京成杯AH:ロードクエスト(池添)が後方から直線末脚伸ばし差し切る

 フランス遠征中の「マカヒキ(Cルメール、友道康厩舎)」が、前哨戦「ニエル賞(G2)」で、3番手追走から、一気にGOAL前で「差し切り」して、海外初勝利を挙げ、2013年「キズナ」と同じ舞台で、順調な仕上がりを見せた。(*(詳細は文末)海外遠征トピックス欄:参照)

[WIN5-5]*中山11R 京成杯AH:期待の本命ダノンプラチナ(蛯名正)は届かず3着
 我が期待のダノンプラチナ(蛯名正)、そして1番人気のロードクエスト(池添謙)が後方待機し、直線末脚勝負で、短い中山の直線ではハラハラ展開も、4角で中団まで上がり、直線で鋭く末脚を伸ばしたロードクエストが、待望の先頭に立ち「1/2馬身」突き抜け勝利、今期初重賞勝利(通算重賞2勝目)を飾った。
 一緒に追い上げたダノンプラチナは、2着まで迫るも届かず、中団から末脚を伸ばしたカフェブリリアント(戸崎圭)に、2番手に割り込まれては、ダノンプラチナは3着まで、それでも7か月振りの実戦で大健闘の3着善戦でした。
 *中山11R 京成杯AH(G3、3歳以上OP、芝1600m、1着賞金3900万円)結果:良馬場
1着▲(10)ロードクエスト 牡3(池添謙、小島茂、Mゴッホ、追、東京G1-11着)1番人気(34.2)
2着*(3)カフェブリリアント牝6(戸崎圭、堀宣、Bタイム、東京G1-15着)6番人気(34.6)
3着◎(5)ダノンプラチナ牡4(蛯名正、国枝、Dインパクト、差、東京G3-4着)2番人気(34.3)

タイム1:33.0 (4F46.6-3F35.0-2F23.3-1F11.8)
 単勝280円、馬連2,280円、馬単3,470円、3連複3,940円、3連単19,430円
予想評定 D評価(20点):2着馬に無印軽視しては完敗です。
4着△2(1)ダイワリベラル 牡5(北村宏、菊沢、Dメジャー、差、東京G2-15着)4番人気
5着*(6)クラリティスカイ牡4(田辺裕、斎藤誠、クロフネ、新潟G3-8着)9番人気
6着注(13)トウショウドラフタ牡3(吉田豊、萱野、Aライバルト、追、中京G3-12着)7番人気
10着〇(14)ダノンリバティ 牡4(松若風、音無、Kカメハメハ、差、新潟G3-2着)3番人気
11着△1(11)ダンスアミーガ 牝5(石川裕、中竹、Sバクシンオー、差、新潟G3-4着)8番人気
13着△3(8)ラングレー   牡5(柴田善、矢作、Dインパクト、先、新潟G3-6着)7番人気
(出走15頭)買い目:3連単*1着(5)=2着(14)-3着(10,11,1,8,13)=10点:外れ

[WIN5-4] *阪神11R 第30回 セントウルS:G1馬ビッグアーサー(福永祐)が逃げ切る
 最内枠で好スタートを切った断然人気のビッグアーサー(福永祐)が、珍しく「ハナ」を切る展開、
スノードラゴン(川田将)が先頭を奪うも、負けじと内から先頭を譲らず、再度「ハナ」に立って逃げ込み、直線でも、後続馬に迫られず悠々と「1馬身」突き放して先頭でGOALした。
 2番手以降が「クビ、クビ、クビ、ハナ差」の大激戦、先行粘り込むラヴァーズポイント(川須栄)を、中団から末脚を伸ばした2番人気ネロ(内田博)が、GOAL寸前で際どく届いて2着に上がった。
今期重賞勝利7勝目の福永祐一騎手」:JRA通算重賞勝利118勝目
スタートだけを気を付けて、メンバー構成からも、余り小細工は無かったので、先手を獲るのも頭に入れながら、行っていたのですけど、ヤッパリ仕掛けると「ガツン」とハミを取るところがありましたけど、それでもスピードの持続能力の高い馬なので、最後まで脚色は衰えが無かったです。
*どんな競馬も出来るタイプですけど、タイトルを獲ったので、今度は追われる立場になるけど、出来れば「王道」の競馬が、毎回出来るような馬になって欲しいと、これから(色々なレースを)試すことも無いし、もう完成された馬ですから、正攻法の競馬で、後はタイトルを獲りに行きたいなと考えています。
*休み明けの馬は(このレース)勝つのは難しいとデータがあった中で、キッチリ人気を背負って勝ち切って呉れたのは、非常に価値がある事だと思っていますし、(一度)叩かれた後でも「大型馬」ですから、当然上積みもありますから、今は疲れを癒して(G1戦の)本番まで、万全の状態でキッチリ来て欲しいなと思います。
*どういう形の競馬でも大丈夫と思ってはいましたが、本当に期待通り結果を出して呉れましたので、自信を持って次も頑張れます。更に相手も強くなると思いますが、この馬自身は、大分「スキ」が無くなって来たので、G1勝つのは、そう簡単ではないですけど、不安のない状態で臨めますので、是非一緒にタイトルを獲りたいと思います。

*阪神11R セントウルS(G3、3歳以上OP、芝1200m、1着賞金5900万円)結果:良馬場
1着◎(1)ビッグアーサー牡5(58福永祐、藤岡、Sバクシンオー、差、中京G1-1着)1番人気(34.5)
(1着馬にスプリンターズS優先出走権)
2着▲(10)ネロ      牡5(56内田博、森秀、Yブルグ、先、新潟G3-2着)2番人気(33.8)
3着*(11)ラヴァーズポイント牝6(川須栄、高橋康、Mラヴ、先、小倉G3-11着)9番人気(34.1)

タイム1:07.6(4F45.1-3F34.5-2F23.7-1F12.5)
 単勝210円、馬連490円、馬単840円、3連複5,050円、3連単15,990円
予想評定 C評価(60点):3着伏兵馬を無印軽視して、外れ無念なり。
5着注(13)スノードラゴン 牡8(川田将、高木、Aコジーン、先行、中京G3CBC賞6着)6番人気
7着〇(3)ダンスディレクター牡6(56浜中俊、笹田、アルデバラン2、差、京都G3-1着)2番人気
8着△1(2)エイシンブルズアイ牡5(56石橋脩、野中、Bラヴィア、差、中京G3-9着)5番人気
9着△2(6)ウリウリ  牝6(54Mデムーロ、藤原、Dインパクト、差、東京G1-13着)4番人気
(出走13頭)買い目:3連単=1着(1)-2着(3,10)-3着(10,3,2,6,13)=8点*外れ

[WIN5-3] *中山10R ながつきS:シャトーウインド(松岡正)先行抜け出し押し切る
 シャトルアップ(丸山)、シャトーウインド(松岡)が先行、我が期待のモルジアナ(北村宏)は中団の内ラチ沿いで競馬、直線を向いて、シャトーウインド(松岡)が抜け出し逃げ込みを図るところに、後方からスマートアヴァロン(酒井学)、そしてモルジアナ(北村宏)の2騎が馬体を併せ、懸命に前に迫るも届かず、シャトーウインド(松岡)の先行抜け出しに押し切られ万事休すなのです。
*中山10R ながつきS(3歳以上1600万下、ダート1200m、1着賞金1820万円)結果:稍重馬場
1着*(3)シャトーウインド牡6(松岡正、松下、Sウインド、追、中京1600下16着)10番人気(36.1)
2着〇(10)スマートアヴァロン牡4(酒井、西園、Sヴィグラス、差、阪神1600下1着)2番人気(35.3)
3着◎(1)モルジアナ 牝4(北村宏、木村哲、ドバウィ、差し、新潟1600下8着)1番人気(35.7)

タイム1:10.6 単勝3,740円、馬連7,150円、馬単18,030円、3連複7,270円、3連単76,790円
4着△1(16)リバーソウル 牡5(柴田善、浅見、Nユニヴァース、差し、新潟1000下1着)5番人気
10着△3(11)モンテネオ 牡6(田辺裕、小島茂、Nユニヴァース、差し、新潟1600下12着)
15着△2(8)パイメイメイ 牝5(秋山真、鈴木伸、Fブラヴ、差し、新潟1600下3着)4番人気
(出走16頭)買い目:3連単=1着(1)-2着(10,16)-3着(16,10,8,11)=6点:外れ

[WIN5-2] *阪神10R 西宮S:ブラックムーン(川田将)の差し脚
 ブレイヴリー(国分恭)、シャドーダンシャー(デムーロ)が先行、後方待機のカバーストーリー(福永)が3角手前で動いて外先団まで上がって直線、最後方待機した期待のブラックムーン(川田将)が、大外を回って猛然と追い上げ、GOAL寸前で届き、先団を纏めて外から交わして1着GOALでした。
*阪神10R 西宮S(3歳以上1600下、芝1800m、1着賞金1820万円)結果:良馬場
1着◎(5)ブラックムーン 牡4(川田将、西浦、Aムーン、差、阪神OP3着)1番人気(33.5) 
2着*(6)シャドーダンシャー牡5(デムーロ、角居、Wマズル、差、中京1600下7着)2人気(34.5)
3着△2(2)ブレイヴリー 牡5(国分恭、宮徹、Kカメ、先、小倉1000下1着)4番人気(34.5)

タイム1:46.3 単勝160円、馬連480円、馬単670円、3連複900円、3連単2,650円
4着〇(8)カバーストーリー牡5(福永祐、清水久、Dメジャー、差、中京1600下5着)3番人気
6着△3(7)メイショウコルノ牡5(浜中俊、河内洋、Mカフェ、先、小倉1600下9着)6番人気
8着△1(4)レッドルーラー 牡6(岩田康、角居勝、Kカメ、先、小倉1600下3着)5番人気
(出走8頭)買い目:3連単=1着(5)-2着(8,4)-3着(4,8,2,7)=6点:外れ

[WIN5-1]*中山9R 木更津特別:ドーヴァー(田辺裕)が後方待機し追い込む
 サトノプレジデント(杉原)、ヨイミヤ(嘉藤)、アッラサルーテ(戸崎)が先行し直線、期待の
ドーヴァー(田辺裕)が後方待機し4角で大外回って直線で追い込む形になったが、懸命にアッラサルーテ(戸崎)の外で馬体を併せて競り合いに、GOAL寸前で「1/2馬身」抜け出し、人気に応えてドーヴァー(田辺裕)が勝利した。
 2着にアッラサルーテ(戸崎)が先行抜け出し粘り込むも、3着が激戦、メイショウメイゲツ(田村)に「クビ差」競り勝ったのが、内で伏兵シングンジョーカー(武士沢)が飛び込んでは、折角◎〇で決まるも3連単が水泡になって残念なり。
*中山9R 木更津特別(3歳以上1000万下、ハンデ、芝1600m、1着賞金1500万円)結果:良馬場
1着◎(6)ドーヴァー   牡3(田辺裕、伊藤圭、Aムーン、先、新潟1000下5着)1番人気(34.9) 
2着〇(10)アッラサルーテ 牝3(戸崎圭、手塚、Dメジャー、先、新潟500下1着)2番人気(35.5)
3着*(2)シングンジョーカー牡3(武士沢、高市、Sオペラ、差、札幌1000下14着)9番人気(35.1)

タイム1:33.5 単勝190円、馬連510円、馬単710円、3連複4,860円、3連単13,580円
4着▲(7)メイショウメイゲツ牝4(田村ー、小島太、Dインパクト、先、新潟1000下5着)
7着△2(5)ヨイミヤ    牝3(嘉藤貴、高橋祥、Mゴッホ、逃、新潟500下1着)5番人気
10着△1(1)サトノプレジデントせん7(杉原、藤沢和、Sクリスエス、逃、新潟1000下13着)8番人気
(出走10頭)買い目:3連単=1着(6)-2着(10,7)-3着(7,10,1,5)=6点:外れ

「WIN5」挑戦の道:固そうな展開が2か所あってスンナリと決着なるか?
予想①◎6〇10-②◎5-③◎1〇10-④◎1-⑤◎5〇14=8通り
結果①◎6-②◎5-③(*3)-④◎1-⑤(▲10)=「的中1,220票」払戻326,280円
「1-1-10-1-1」番人気で決着、大抵の方は[WIN5-3] で失速か、我が予想は、[WIN5-5]も外して完敗です。

*記録フラッシュ:
▽川田将雅騎手がJRA通算勝利「1,000勝」達成
 阪神競馬に参戦中の川田将雅騎手は、第6R「ラヴァンドドラゴン」で1着し、JRA通算勝利1,000勝を達成した。JRA史上31人目、現役では14人目で、デビュー以来12年6か月5日(30歳10か月28日)の達成は、武豊騎手の記録デビュー18年4か月23日(26歳4か月4日)に次ぐ「第2位」のスピード記録になる。

▽戸崎圭太騎手が騎乗機会「9連続連対」の記録達成
 戸崎圭太騎手は、武豊、岩田康誠、Mデムーロの3騎手が持つ「9連続連対」の記録を、中山第2回第2日目、第11Rで「カフェブリリアント」が2着して達成、4人目の記録に名を連ねることになった。
 この記録更新は、最終12Rに騎乗しなかったため、次週に継続される記録で、一気に新記録更新の期待が膨らむことになる。

▽サマーJKシリーズのチャンピオンに戸崎圭太騎手
 1着3回、2着2回の大活躍し、今期「サマーJKシリーズ」は、「41ポイント」を挙げた戸崎圭太騎手(美浦所属)に決定した。
 *第一位:戸崎圭太騎手 :41ポイント
 *第二位:Mデムーロ騎手:31ポイント
 *第三位:福永祐一騎手 :27ポイント
▽サマースプリントs
 *第一位:ベルカント :19ポイント
 *第二位:ソルヴェイグ:13ポイント
 *第三位:ネロ   :11ポイント
▽サマー2000s
 *第一位:アルバートドッグ:15ポイント
 *第二位:ネオリアリズム :13ポイント
 *第三位:クラウンモンタナ:11ポイント
 *同三位:マイネルミラノ  :11ポイント
▽サマーマイルs
 *対象3R(中京記念、関屋記念、京成杯AH)で、3頭が共に1着するも、複数参戦し得点加点出来ず「該当馬なし」に決定
 
*海外遠征トピックス1(フランス遠征)
 フランス・シャンティー競馬場で凱旋門賞挑戦のマカヒキ(友道康厩舎)が、前哨戦「ニエル賞(G2)」で、3番手追走からGOAL前で、殆ど3騎が並んで入線も、一気に外から先行した2騎を纏めて交わし「クビ差」差し切る貫禄余裕の勝利、海外遠征初勝利を挙げ、順調な仕上がりを見せて、次走大きなレース(凱旋門賞)へ弾みを付けた。
 レースは、5頭が等間隔で一列棒状で真ん中の3番手に付け、淡々とスロー展開、最後の直線で後半、稀に見るハイペースの末脚勝負の競馬になって、外に出したマカヒキが、ここでは一番末脚を発揮出来た(切れた)ということです。
▽第3R ニエル賞(G2、3歳OP、芝2400m、1着賞金852万円、出走5頭立て)結果
 1着◎(5)マカヒキ 牡3歳(Cルメール、友道康):3番手から差し切り(タイム2:35.84)
 2着△2(1)ミッドターム牡3(Tダーガン、Mスタウト):逃げ粘り  (着差:クビ差)
 3着△1(3)ドーハドリーム牡3(Gブノワ、Aファーブル):先行粘り(着差:短アタマ)
*ルメール騎手:
 道中はとてもリラックスして、直線で反応が良かった。ラスト200mはむっちゃ速かった。内の馬が渋とかったが、GOALまで頑張った。簡単に勝ちました。次はもっと良くなる。凱旋門賞が楽しみ。
友道康調教師:
 ダービー以来の休み明けの一戦としては、良い競馬だった。併せ馬でシッカリ追えて、展開的には丁度良かった。次は一回使って更に良くなると思う。

*海外遠征トピックス2(韓国遠征)
 コリアンカップ(G1)などに遠征した日本馬4頭の成績は次の通りです。
▽第10R コリアンカップ(G1、3歳以上OP、ダート1800m、16頭立て)結果
 1着*クリソライト(藤井勘)
 2着*クリノスターオー(幸英明):着差*6馬身(3着以下に8馬身も突き放す)
▽第8R コリアンスプリント(G1、3歳以上OP、ダート1200m、16頭立て)結果
 3着:グリープブランデー(吉原寛)
 5着:ミリオンヴォルツ (藤井勘)