3/06/2016

*弥生賞:マカヒキ(Cルメール)がG1馬リオンディーズ(Mデムーロ)を撃破!

快進撃が続くMデムーロ騎手の力腕急停止、代わって今週はCルメール騎手がリーディングJK意地発揮
 
 問題のGOAL前決着は、我が予想通りの決着完勝に感涙も、その2騎の位置獲りは逆展開でした。
 余りに大きく引き離して先行したケンホファヴァルト(小崎綾)で、可なりの縦長展開では、リオンディーズ(Mデムーロ)が中団まで上がっての待機、我が本命に推奨したマカヒキ(Cルメール)の方が、最後方からになっては、とてもハラハラ状態、3角から動いて中団まで押し上がり、リオンディーズ(Mデムーロ)とエアスピネル(武豊)が、先団まで上がって4角を回って直線、いつもより幾分早すぎるほでリオンディーズが、早い仕掛けで、ここで軽快に抜け出し先頭、続くエアスピネル・・、そして外からマカヒキが追い上げる展開に成って、果たしてマカヒキの末脚が届くのか・・だけが興味の的、その末脚で徐々に前に迫って、先ずはエアスピネルを交わし、そしてリオンの外に並んでGOAL寸前で「クビ差」差し切り、Cルメール騎手が小さく左拳でガッツポーズして、内のMデムーロを見てニッコリ、スタンドに歓声が上がった。
 G1朝日杯からの勝利馬は(久々で)厳しく、今年も1着なしの過去のデータは生きていましたね。G1馬を撃破しての1着GOALは、やはりマカヒキの末脚は素晴らしものがあり強かった。父Dインパクトが通過した王道「弥生賞」を制し、破竹の3連勝で皐月賞には「サトノダイヤモンド」と共に胸を張って参戦出来る。
GOAL前:外マカヒキ(ルメール)がG1馬リオンディーズ(デムーロ)を差し切る、離れた3着エアスピネル)
 (4角:早くも先頭に抜け出すリオンディーズ、そして2番手にエアスピネル、大外を回るマカヒキ)

 そして我が予想通り、遂にここでリオンディーズ「本賞金5000万円」、そして3連勝のマカヒキ「本賞金4100万円」などに賞金加算、少しはリオンに賞金的には追い付いた一戦、次走の皐月賞は勿論、ダービーまでも出走できるほどの、大きな賞金加算レースになったのは確かだ。
 そこで問題が発生、先に「きさらぎ賞」勝利した池江泰寿厩舎の有力馬「サトノダイヤモンド(Dインパクト産駒)」のお手馬が重複し、Cルメール騎手は、いずれはどちらかを選び、どちらかを諦める究極の選択が迫り、果たしてどちらを選ぶかの「嬉しい悲鳴」が訪れることになる。

 有力馬の選定で、かつて似たような劇的なドラマを思い出す。グラスワンダーとエルコンドルパサーの事です。主戦的場均騎手が、グラスワンダーの方が強いと見て、こちらをクラシック騎乗馬として選ぶも、以降脚部故障し長期休養離脱の目にあっては関係者やファンの皆が悲観、的場均騎手もクラシック戦に乗れず傍観でした。
 一方、断念し譲ったエルコンドルパサーの方は、蛯名正義騎手に決まって、以降重賞などで快進撃、そして凱旋門賞まで参戦出来て、惜敗2着も大健闘したが、ようやく戦列復帰したグラスワンダーが、有馬記念に参戦し、見事に復活勝利(2連覇も)を挙げて感涙、このとき的場均騎手は「やはり私の目に狂いはなかった。ワンダーが強かった!」と語ったのが印象深い。
 今日の勝利馬マカヒキが、末脚鋭い快速馬だけに、寒い時期の急仕上げ激走の中で、疲れや脚部などの故障だけは、ないことを祈り、クラシック戦線で大活躍を期待している。

 そして、少し心配なのが、名手Mデムーロ騎手は、驚異の5週連続重賞勝利に気を良くしてか、馬が強いと見てか、いずれも強引に早仕掛けして、重賞戦を続けざまに、土・日と惜敗2着連敗を喫しては、あの神技が途切れて誠に残念なりなのです。
今期重賞勝利3勝目のCルメール騎手」:JRA通算重賞勝利30勝目、G1馬撃破し笑みが零れる
(速くて強かったですね・・)ハイ強かった。素晴らしいです。今日はG1(馬)を見たかった。エアスピネールとリオンディーズがG1を勝った強い馬で、でもマカヒキは凄い(脚で)走ります。(スタートして最後方でしたが・・)ハイ、チョットビックリしました。スタートは余り速くなかった。それで後ろだった。でも中山ではいいポデションはノーガイ(?)です。だから4角でポデションを上げていた。その後は彼はとても乗り易い(馬)です。だからリラックスして(いい)流れに成りました。4角から大外に出して、ラスト300mは素晴らし(末脚)かった。(そこで勝てると・・)とてもいい感じだった。反応がとても凄かった。リオンは凄い馬だけど休み明けで、(仕掛けの)ペースが早かったと、だからラスト400mはチョット疲れていたようだ。だけどマカヒキはGOAL前で頑張りました。(マカヒキは未だ余裕が・・)良く分からないです。(次は皐月賞ですが・・)今年はいい3歳馬が沢山います。(サトノダイヤモンドと)まだどちらに乗る分かりませんが、楽しみです。

*2着惜敗Mデムーロ騎手:早目に先頭に立って物見していた、そして久々の出走で元気過ぎて、1・3角で2度も引っ掛かり苦労した。今回Cルメールに敗れたが一度使って良くなるので皐月賞は頑張ります。
*3着完敗武豊騎手:最後まで脚を使っている。それにしても上位2頭は強い。本番(皐月賞)では巻き返ししたい。
[WIN5-5]*中山11R 弥生賞(G2、3歳OP、芝2000m、1着賞金5400万円)結果:良馬場
1着◎(11)マカヒキ   牡3(Cルメール、友道、Dインパクト、差、京都OP1着)2番人気(33.6)
2着〇(10)リオンディーズ牡3(Mデムーロ、角居、Kカメハメハ、差、阪神G1-1着)1番人気(34.4)
3着▲(4)エアスピネル 牡3(武豊、笹田、Kカメハメハ、先行、阪神G1-2着)3番人気(34.4)
(皐月賞TR:3着までG1皐月賞に優先出走権)
4着△(3)タイセイサミット 牡3(内田博、矢作、Dメジャー、差、中山500下1着)4番人気(35.2)
5着*(1)アドマイヤエイカン牡3(岩田康、須貝、Hクライ、差、阪神OP9着)5番人気(35.0)

タイム1:59.9 (4F47.6-3F35.1-2F22.6-1F11.3)
 単勝260円、馬連220円、馬単440円、3連複190円、3連単830円
予想評定 A評価(100点):馬券の目はパーフェクト予想で完勝も、展開の読みは外れ、そして折角の馬券3連単830円では威張れる程ではない。
6着*(12)エディクト  牡3(大野拓、二ノ宮敬、Kカメハメハ、差、東京500下10着)12番人気
7着*(8)イマジンザット牡3(戸崎圭、斎藤誠、Dインパクト、差、京都500下4着)6番人気
8着*(9)モーゼス   牡3(蛯名正、大江原、Dメジャー、先、東京500下3着) 7番人気
9着*(6)モウカッテル 牡3(三浦皇、森秀、アンライバルド、先、京都G3-6着) 11番人気
10着*(2)シャララ   牝3(江田照、田村、Mサムソン、逃、東京500下12着)  8番人気
11着*(7)ケンホファヴァルト牡3(小崎綾、森秀、Mサンデー、先、小倉未勝利1着)10番人気
12着*(5)ヴィガーエッジ牡3(横山典、池上、Kカメハメハ、先、中山未勝利1着)9番人気
(出走12頭)

*阪神11R 大阪城S:テイエムイナズマ(古川吉)が中団から早めに仕掛けてそのまま押し切る
 GOAL前で「ハナ、ハナ、ハナ差」の大激戦を制したのが、伏兵テイエムイナズマ(古川吉)でした。
 中団から先に抜け出し押し切るところに、鋭く迫った我が本命ハギノハイブリッド(池添謙)が、際どく迫るも僅かに「ハナ差」届かず2着無念、そして後方から一番鋭く差し脚を駆使したトラストワン(Fヴェロン)も、惜敗の3着無念なり。
[WIN5-4] *阪神11R大阪城S(4歳以上OP、ハンデ、芝1800m、1着賞金2400万円)結果:良馬場
1着*(14)テイエムイナズマ 牡6(古川吉、福島信、Bタイド、先、京都OP8着)8番人気(34.5)
2着◎(16)ハギノハイブリッド牡5(池添謙、松田国、Tギムレット、先、東京OP3着)2番人気(34.1)
3着*(12)トラストワン   牡8(Fヴェロン、庄野、Mラヴ、先、京都G2-10着)14番人気(33.7)

タイム1:45.2 単勝2,210円、馬連7,290円、馬単19,040円、3連複77,010円、3連単522,440円
4着△3(15)ダノンリバティ牡4(松若風、音無、Kカメハメハ、差、中京G1-12着)1番人気
5着▲(11)ナムラアン   牝4(和田竜、福島、Eメーカー、差、京都1600下1着)3番人気
6着△2(1)エックスマーク牡7(福永祐、角居、Dインパクト、差、東京OP12着)9番人気
7着*(10)ベルラップ   牡4(中谷雄、須貝、Hクライ、先、東京G1-15着)7番人気
8着〇(9)ダノンメジャー 牡4(小牧太、橋口慎、Dメジャー、差、阪神OP10着)4番人気
12着△1(7)クランモンタナ牡7(Aシュタルケ、音無、Dインパクト、先、中山G2-13着)6番人気
(出走16頭)

*小倉11R 太宰府特別:ウェスタールンド(鮫島克)が最後方から一気に追込み決める
 ブルーホール、セトノフラッパー、そして期待のジェネラルゴジップ(幸英明)が先行して直線、一旦はジェネラルゴジップがようやく抜け出したが、GOAL寸前で、最後方から外を回って豪快に追い込んだウェスタールンド(鮫島克駿)が、一気に差し切り届いて1着、そしてやはり後方待機したサンセットスカイ(松山弘)、アトム(藤岡康)などが追い上げて来たが、ジェネラルに「クビ・アタマ差」届かず3・4着でした。
[WIN5-3] *小倉11 太宰府特別(4歳以上1000下、芝1800m、1着賞金万円)結果:稍重馬場
1着*(13)ウェスタールンド牡4(鮫島克、佐々木、Nユニヴァース、差、京都1000下5着)3番人気(33.8)
2着◎(9)ジェネラルゴジップ牡4(幸英明、平田、Dインパクト、先、小倉1000下2着)1番人気(34.6
3着△2(14)サンセットスカイ牡6(松山弘、宮本、Nユニヴァース、差、中京1000下6着)5番人気(34.0)

タイム1:48.8 単勝780円、馬連910円、馬単2,580円、3連複3,340円、3連単18,470円
4着〇(10)アトム      牡5(藤岡康、池江、Dインパクト、差、小倉1000下5着)2番人気
5着*(4)ナインテイルス牡5(丸山元、中村均、Rグリン、先行、京都1000下7着)4番人気
6着△1(6)ブルックデイル 牝4(吉田隼、尾関、Kカメハメハ、差、小倉1000下11着)9番人気
(出走15頭)

*中山10R 上総S:白毛ブチコ(Cルメール)が大変身の一発大駆けの先着
 先行したダノングッド(岩田康)の2番手に付けたリッカルド(蛯名正)が、3角で先団に取り付き、直線で交わす勢いに見えたが、ダノンに粘られ苦しい展開でここで根負けして失速無念、4角で3番手外まで上がった1番人気ブチコ(Cルメール)が、先行馬を外から纏めて大きく交わし引き離して快勝、これで晴れてOP馬に昇格で、今度は重賞戦を狙えるところまで勝ち上がってきたが、この馬が勝つときは、今回のように引き離して快勝するが、次走もと、狙い大いに期待すると失速する不安定な走りで、困り者なのです。
 一緒に追い上げたブライトアイディア(戸崎)が2着、粘るダノンを後方から追い上げて来たセトノプロミス(吉田豊)が、GOAL寸前で3番手に上がって決着した。
[WIN5-2] *中山10R上総S(4歳以上1600下、ハンデ、ダート1800m、1着1820万円)結果:良馬場
1着〇(11)ブチコ    牝4(Cルメール、音無、Kカメハメハ、先、京都1600下3着)1番人気(37.6)
2着△2(8)ブライトアイディア牡6(戸崎圭、宮徹、Gアリュール、先、京都1600下4着)5番人気(38.4)
3着*(13)セトノプロミス牡6(吉田豊、鈴木孝、Sキュール、先、小倉1600下11着)12番人気(38.0)

タイム1:53.0 単勝230円、馬連1,580円、馬単2,120円、3連複61,520円、3連単155,640円
4着*(6)ポムフィリア   牝4(大野拓、高橋裕、Fサン、差、東京1600下8着)10番人気
5着▲(4)トラキチシャチョウ牡5(勝浦正、目野、Mトップガン、差、小倉1600下2着)3番人気
6着△1(14)ダノングッド 牡4(岩田康、村山、Eクオリティ、逃、京都1600下2着)4番人気
9着◎(2)リッカルド  せん5(蛯名正、黒岩、Fリシャール、先、中山1600下3着)2番人気(39.1)
(出走14頭)

*阪神10R ポラリスS:グレイスフルリープ(小牧太)の頭が固いが2着に薄めが跳び込む展開
 果敢に先頭を主張して逃げた断然人気のグレイスフルリープ(小牧太)が直線でも勢い衰えず、軽快に逃げ切り勝利した。
 2着にも2番手先行したポメグラネイト(和田竜)が粘り込み、3着には中団からブライトライン(福永祐)が、先行粘るナリタスーパーワンを交わして上がって、先行馬の決着した。
[WIN5-1]*阪神10R ポラリスS(4歳以上OP、ダート1400m、1着賞金2200万円)結果:良馬場
1着◎(7)グレイスフルリープ牡6(小牧太、橋口慎、Gアリュール、先、京都OP2着)1番人気(36.4)
2着*(6)ポメグラネイト 牡5(和田竜、長浜、Dメジャー、逃、京都OP11着)8番人気(36.4)
3着△1(3)ブライトライン牡7(福永祐、鮫島、フジキセキ、先、阪神OP5着)5番人気(36.3)

タイム1:23.2 単勝150円、馬連1,800円、馬単2,440円、3連複5,240円、3連単17,590円
4着*(8)ナリタスーパーワン牡7(北村友、松永昌、Wエンブレム、追、京都OP6着)4番人気
5着*(12)タイセイファントム牡8(佐藤友、矢作、Fライト、差、中山OP8着)6番人気
6着注(11)ガンジス 牡7(Aシュタルケ、大久保、Nユニヴァース、追込、京都OP10着)7番人気
7着△3(4)メイショウオセアン牡5(池添謙、池添、Aデジタル、逃げ、京都OP5着)2番人気
11着〇(5)ニシノビークイック牡7(国分恭、竹内、デュランダル、差し、阪神OP4着)11番人気
取消△2(1)セカンドテーブル 牡4(水口優、崎山、トワイニング、先行、京都G3-4着)番人気
(出走12頭)

*「WIN5」挑戦の道:今週も固そうな展開も、ドドーンと荒れるレースがあるかもの不安がある。
予想①◎7-②◎2〇11-③◎9-④◎16〇9-⑤◎11〇10=8通り
結果①◎7-②〇11-③(・13)-④(・14)-⑤◎11=「的中889票」払戻567,520円
「1-1-3-8-2」番人気で決着で割りに人気馬でも、小倉・阪神の2箇所も外しては無念完敗なり。

*記録フラッシュ:
▽ディープインパクト産駒が史上最速でのJRA通算1,100勝達成!
 中山第8Rで(15)ソールインパクト号(C.ルメール騎手)が第1着となり、ディープインパクト産駒のJRA通算勝利数が1,100勝となりました。これは、JRA史上11頭目の記録となります。また、産駒初出走の日から数えて5年8ヶ月16日での1,100勝達成は、キングカメハメハ産駒の6年7ヶ月5日を大幅に上回る、史上最速での達成となります。

▽D.バルジュー騎手がJRA通算100勝達成!
 小倉第2Rで(1)アヴェーヌモン号に騎乗し第1着となったD.バルジュー騎手(イタリア出身、短期免許:栗東)は、現役83人目のJRA通算100勝(今期10勝目)を達成しました。
 また、外国人騎手としてのJRA通算100勝達成は、2007年12月15日(土)にC.ルメール騎手が達成して以来の5人目となります。
 コメント:いつも応援ありがとうございます。2002年に初めて日本で騎乗しましたが、今回は100勝達成を一つの目標としていたので、達成できて嬉しいです。難しいかも知れませんが、日本の競馬が大好きなので、JRAのジョッキーになるのが目標です。

▽西田雄一郎騎手がJRA通算200勝達成!
 小倉第6Rで(7)メイスンキャプテン号に騎乗し第1着となった西田雄一郎騎手(美浦)は、現役58人目のJRA通算200勝を達成しました。
 コメント:200勝という数字は、自分なりのペースで与えられた仕事をコツコツとやってきた結果であり、達成できて嬉しいです。いぶし銀と呼ばれるような年齢になりましたが、毎年入ってくる新人には気持ちで負けないように頑張っています。「こういう馬は西田に任せろ」と馬主さんや調教師さんに言って頂けるよう、これからも一つでも上の着順を目指して全力で騎乗したいと思います。