5/27/2012

果敢な先行力で岩田康誠ブリランテがダービー戴冠

岩田康誠騎手が苦節20戦目で嬉しいダービー制覇に感涙
*壮絶なGOAL前・・凱旋の筈の岩田康誠騎手、際どい優勝判定結果が不明、盛んに自分に指差して「本当に私が勝ったの?」と騎手仲間に確認していたが、掲示板に10番が点灯すると、流石の岩田康騎手がGOAL板前で暫く馬上で男泣き、愛馬のクビ筋を抱いて健闘を褒め称え、顔をクシャクシャしてファンが待つスタンド前で、初めて笑顔でガッツポーズ、第一冠の指を立てて勝利の喜びに慕っていた。
*そして偉大な父ディープインパクトの仔「ディープブリランテ」が、遂に日本ダービーを制して親子2代の快挙、益々インパクトの株が急上昇して、種付け料、数が増えそうだ。

*同じ勝負服サンデーレーシングの黒胴赤二本襷の2騎が内・外離れてGOAL・・・写真判定もディープブリランテ(岩田康)が「ハナ差」先行粘り込んで嬉しい嬉しい夢に見たダービー戴冠、前走青葉賞1着したフェノーメノ(蛯名正)が懸命に追い込んだが惜しくも届かず「ハナ差」惜敗の2着、大逃げの2番手で先行したトーセンホマレボシ(ウイリアムズ)が粘り込んで3着、可なり後方から追い上げた期待の皐月賞1・2着馬ゴールドエース内田、ワールドエース福永祐は、先行馬を捕え切れずに惜しくも「ハナ、3/4、クビ、クビ」の僅差、無念にも4・5着にヤット掲示板に乗る際どい競り負けには参りました。

*ゼロス川田の大逃げ4番手で積極先行した岩田康騎手の位置取りから比べ、余りに後方過ぎる位置取りで、共に33秒8で追い上げたが前には届かず、長い追い出しに自信があってもGⅠでは、確勝を喫して、早めに追い出すか、前に位置取りするかの作戦は必須、それでも紛れはありますが、完全に位置取りの差、高速馬場の前残りの展開では届かないのは仕方がありません。

**思い出の10番枠勝利(:詳細は最下段に掲載しました)
ナンと言っても圧倒的な1番人気で圧勝した84’第51回シンボリルドルフ(岡部、野平祐)、そして93’(第59回)ウイニングチケット(柴田政、伊藤雄)が思い出されます。
「感涙の岩田康誠騎手
(おめでとうございます)僕より馬のことを褒めてやりたい。ナンとか耐えて呉れた。矢作先生、スタッフで仕上げて呉れたお蔭です。この馬と一つになったと思います。(4番手で競馬でしたが)この馬場、2400はこの馬には持たないと言われていたが強いのが証明できた。褒めてやって下さい。(勝てて)第一歩を踏み出したばかりのこの馬ですが、一番強い馬と思っていたし証明できて嬉しいです。
岩田康誠騎手ファイル
公営からJRAに転身し、日本ダービー挑戦20回、騎乗停止の2週間を含む3週間を矢作師に頼み込んでブリランテと共に過ごし人馬一体で接して来た成果が果実し、遂に皐月賞と同じ3番人気で、ダービー初勝利、遂に夢に見たダービーウイナーに、今期GⅠ勝利が3勝目(フェブラリーSテスタマッタ、桜花賞ジェンテルドンナ)そして通算16勝になる。3歳クラシック3冠を本日ゲット、残る牝馬クラシック3冠にオークス制覇が残るのみになって快進撃なのです。
(無念ハナ差惜敗の蛯名正義騎手):この差はとても大きく、悔し過ぎてナンも言えないです。

東京11R 東京優駿(日本ダービー)GⅠ、サラ3歳OP、芝2,400m 結果
1着△1(10)ディープブリランテ(岩田康、矢作芳人、Dインパクト)3番人気 上がり3F34秒5
2着△4(11)フェノーメノ(蛯名正、戸田博文、Sゴールド)5番人気     上がり3F33秒9
3着注(14)トーセンホマレボシ(ウイリアムズ、池江寿、Dインパクト)7番人気上がり3F36秒1
4着〇( 8)ワールドエース(福永祐、池江泰寿、Dインパクト)1番人気    上がり3F33秒8
5着◎( 6)ゴールドシップ(内田博、須貝尚介、Sゴールド)2番人気     上がり3F33秒8

6着△2( 7)コスモオオゾラ(柴田大、高橋義博、ロージスインメイ)10番人気
10着△3(17)グランディツァ(池添謙、平田修、アグネスタキオン)4番人気
13着△5(18)アルフレード(武豊、手塚貴久、Sクリスエス)8番人気
18注( 2)ヒストリカル(安藤勝、音無秀孝、Dインパクト)6番人気

タイム2分23秒8 ラップ(4F48.4-3F36.1-2F24.4-1F12.4)
単勝850円、馬連5,680円、馬単10,180円、3連複14,160円、3連単87,380円
予想評定 D評価(10点:1着馬に印でボーナス点、本命・対抗馬が共に馬券対象外では残念無念なり)

中団から先に追い出したドリーム松山弘平が快勝
*オーセロワ四位洋、オウケンサクラ太宰が先行、期待のエーシンは最後方から、直線向いて中団からドリームバレンチノ松山弘平が抜け出し、大外からエーシンホワイティ北村友が追い上げるも前を捕え切れず、好タイムで走られてはドリーム松山に押し切られては無念、3・4着には先行した2騎の内、オウケン太宰が内ラチで一杯に粘り込んで3着でした。
 「WIN5ー④」京都10R 安土城S(4歳以上OP、芝1,400m)結果
1着〇(11)ドリームバレンチノ(松山弘、加用、Rインメイ)2番人気
2着◎( 8)エーシンホワイティ(北村友、松元、Sバクシンオー)1番人気
3着・( 9)オウケンサクラ(太宰、音無、バゴ)8番人気

4着△2( 7)オーセロワ(四位洋、安田、Aアゲイン)番人気
7着▲( 3)タマモナイスプレイ(和田竜、南井、フジキセキ)6番人気
9着△1( 6)ルナキッズ(藤田伸、田所、Dインザダーク)5番人気
タイム1:19.8 単勝300円、馬単750円、3連単9,310円

トーセンジャガー江田照が前走失速の雪辱晴らす
*内枠でスタート決めたアナバテック岩田康が果敢に先行し直線坂上まで粘り込むも、2番手に付いて来た大外マルカボルト池添謙が直線半ばで交わしたところに、後方からトーセンジャガー江田照とレインボーダリア石橋脩が猛追して来て、この3騎の争いに、大きく抜け出した3騎が激戦でGOALし、ジャガーが1着した。
「WIN5ー③」東京9R むらさき賞(4歳以上1,600万下、ハンデ、芝1,800m)結果
1着▲( 7)トーセンジャガー(江田照、木村哲、Mカフェ)5番人気
2着・(17)マルカボルト(池添謙、羽月、Nユニヴァース)11番人気
3着・( 2)レインボーダリア(石橋脩、二ノ宮、Bタイム)1番人気

4着〇( 6)エチゴイチエ(松岡正、手塚、Nユニヴァース)3番人気
5着注( 5)リヴェレンテ(三浦、浅見、Kカメハメハ)4番人気
11着△1(18)アロマカフェ(武豊、小島太、Mカフェ)10番人気
12着◎( 1)アナバティック(岩田康、友道、アルカセット)6番人気
14着△2( 9)バトルユージロー(北村宏、本田、Kヘイロー)9番人気
タイム1:46.0 単勝460円、馬単12,820円、3連単99,210円

ズバリ3連単が決まってウッシなりも次が・・
*先行したのはウインド和田竜、プレファ藤岡康、そしてナリタ高倉が3番手、中団で待機した期待のクラシカル幸、直線を向いて早くもナリタ高倉が抜け出し押し切る勢いに、徐々に前に進出したクラシカル幸が、先団のナリタ高倉を追い上げ、そして交わして人気に応えて1着、3着にマストハブ四位洋が追い上げて来て見事に1・2・3着とスンナリ決着の美味しい馬券でした。
WIN5ー②」京都9R 東大路S(4歳以上1,600万下、ダート1,800m)結果
1着◎( 5)クラシカルノヴァ(幸英明、飯田、Kカメハメハ)1番人気
2着〇(12)ナリタシルクロード(高倉、崎山、Sウィーク)4番人気
3着▲( 9)マストハブ(四位洋文、笹田、アフリート)3番人気

15着△1( 6)ダノンフィーバー(川須、友道、Sウィーク)6番人気
8着△2( 4)スギノブレイド(上村、古賀史、アフリート)10番人気
14着注( 8)ウインドミネーター(和田竜、石坂、Kカメハメハ)5番人気
タイム1:50.7 単勝210円、馬単1,220円、3連単4,830円

*果敢にハナで逃げたラッキーバニラ福永祐が直線も粘り込むところ、先団から休養十分のカノンコード(ウイリアムズ)が先に仕掛けて抜け出し押し切る勢いに、我が期待の5枠2騎が中団からジワジワ伸びて追い込むも届かず2・3着の決着でした。
ここで早くも「WIN5」が失速、全てと言っても8通りですがパーマンでは無念なり。
WIN5ー①」東京8R 青嵐賞(4歳以上1,000万下、芝2,400m)結果
1着注(11)カノンコード(ウイリアムズ、松田国、クロフネ)3番人気
2着◎( 8)サクッスパシュート(岩田康、牧光二、Hクライ)1番人気
3着〇( 7)スペースアーク(内田博、堀宣行、Sウイーク)2番人気

6着△2(13)ホッコーブレーヴ(三浦、松永康、Mサンデー)5番人気
7着▲(12)オリエンタルジェイ(北村宏、大江原、Sクリスエス)6番人気
12着△1( 5)ヴァルナビスティー(吉田豊、尾形、Dジュニア)4番人気
タイム2:25.6 単勝540円、馬単2,340円、3連単7,770円

「WIN5」挑戦の道
予想①8・7-②5・12-③1・6-④8-⑤6=8通り
結果①(注11)-②◎5-③(▲7)-④(〇11)-⑤(△10)=的中930票、払戻795,840円
最初から撃沈、結局②だけで大外れは違いはありませんが、無印馬が1着なしは幸いなり。

ダービー屈辱のリベンジは武豊でなく蛯名正ロビン
*ダービー惜敗の学習からロビンの戦法「先行策」に徹して、逃げた軽重量49セイカアレグロ伊藤工の2番手で競馬、直線早めに抜け出し人気に応えて押し切って1着した。
*我が期待の本命、大外トレイル武豊は直線では中団外まで来てこれから一気に末脚使うかを期待も、意外にジリジリ失速しては2歳チャンプの面影も失速して無念なりでした。
東京12R 目黒記念(GⅡ、4歳以上OP、ハンデ、芝2,500m)結果
1着〇(14)スマートロビン(蛯名正、松田国、Dインパクト)1番人気
2着・( 9)トウカイパラダイス(柴山、田所、Gアリュール)7番人気
3着・(12)コスモロビン(柴田大、清水英、Zロブロイ)6番人気

4着△1( 2)ダノンバラード(岩田康、池江寿、Dインパクト)5番人気
5着注(16)ユニバーサルバンク(ウイリアムズ、松田博、Nユニヴァース)4番人気
7着▲( 5)タッチミーノット(横山典、柴崎、Dインザダーク)2番人気
9着◎(18)トレイルブレイザー(武豊、池江寿、Zロブロイ)3番人気
14着△2( 3)カワキタコマンド(柴田善、小桧山、Sプレジデント)10番人気
タイム2:30.6 単勝440円、馬単6,680円、3連単70,220円
予想評定 D評価(10点:1着馬に印のボーナス点、武豊トレイルの失速が全て)

**思い出の栄光「10番枠」・・ダービー勝利回顧**
84年(第51回)東京優駿
1着(10)シンボリルドルフ(岡部幸、野平祐)1番人気
2着(19)スズマッハ   (大崎昭、仲住芳)20番人気
3着( 6)フミノフウウン  (増沢末、栗田博)7番人気
タイム2:29.3 単勝130円、枠連2,100円
*圧倒的に固い頭が1着、後の楽しみは2着なのですが、2着に大穴が来たが21倍では、この時ばかりは枠連馬券だけでは大いに不満、馬連がどうしてないの?でしたね。

93年(第59回)皇太子殿下御成婚奉祝東京優駿
1着(10)ウイニングチケット(柴田政、伊藤雄)1番人気
2着( 7)ビワハヤヒデ   (岡部幸、濱田光)2番人気
3着( 1)ナリタタイシン   (武豊、大久保正)3番人気
タイム2:25.5 単勝360円、枠670連円、馬連720円
*スンナリ人気通り1・2・3着で決着して馬連は低配当、こんな時は3連複や3連単があったらと思いました。そして発走前柴田政人騎手はダービーに勝てたら「騎手辞めてもいい!」と宣言も、勝利した途端「もう一度勝たないと辞めない!」と前言ひるがえし失笑を買ったが「ダービーウイナー」の魅力に翻弄された政人騎手でした。