6/28/2015

阪神 宝塚記念:ラブリーディ(川田騎手)が先行策で殊勲の初戴冠

*断然人気のゴールドシップ(横山典)が痛恨の歴史的な「超」が付く程の出遅れで大惨敗
 スタートで大波乱、G1馬が・・、今まで見た事が無い、前代未聞のシーンが起きるとは・・、3連覇を狙う断然人気のゴールドシップ(横山典)が、スタートが切られ、ゲートがもう開いているのに、枠内で立ち上がったまま(2秒ほど)大きく出遅れて、他の馬は、もう遥か10馬身ほど前、その後方からゆっくり着いて行く競馬では、場内ファンは大きく落胆の頭を抱え「ため息」、もう「ヤル気ナシ」の体勢の見えたが、これから一気に猛追しても、いくら6冠馬でも、離され過ぎる位置取りで、早くも馬券対象外の大損失が確定して観念、全ての馬券が「ゴミ箱直行便」に早変わりになるなんて・・誠に残念なり。

 競艇レースなら「この券に関する全てが払戻」になる事例ですが、競馬では、スタート前の取消や除外以外は「買い戻し」は無いのです。
 裁定委員は、横山典弘騎手を呼んで事情聴取も「彼に聞いて見ないと分からない」と述べたとか・・、急に枠内で暴れ、立ち上がった瞬間にスタートが切られて、一旦は前脚を下げたが、可なり長い事、あの有名な「ナポレオンの壁画」でも見ているように、2度も勇ましく立ち上がっていては、スタートで大きな出遅れで、早くも「万事休す」、今日は、走る気がなかったという事なのか、それでも最後は、流石にラブリーディと同じような末脚は使ったものの、位置取りの差が大き過ぎて(到底)届かず・・、このレースの半分以上が、ゴールドシップに期待して投資したのに、一瞬で水泡に喫するとは思いも寄らず・・です。

 レッドデイヴィスが先行する、2番手に付いて回った(上がり馬)ラブリーディ(川田将)が、直線で早めに抜け出し押し切る展開に、最後方から外を突いて一気に追い上げた牝馬デニムアンドルビー(浜中)が「クビ差」まで猛追して来たが、これを振り切って嬉しい嬉しい、そして感涙の初G1勝利を挙げた。
 先行し直線で早めに抜け出す戦法は、勝利の基本で、ラブリーディ(川田将)はとても立派と言わざるを得ないのです。
 昨年の暮れ中山での有馬記念も、ジェンティルドンナが勝利した「この戦法」でしたが、阪神でこのシーンがあるとは・・、これを見逃した我が予想は「完敗」です。我が戦法の主流が「差し脚」派が有利と決め込んでいる頑固派ですから、外してしまいました。  
 一方、今回も又もや惜しくも2着に終わったデニムアンドルビー(浜中)は、素晴らしい脚質が有りながら、敏腕「浜中俊騎手」でも御すのが難しい馬なのでしょうか? 2013年の「ジャパンC」で、ジェンティルドンナに「ハナ差」2着と迫ったが僅かに届かず無念と同じ結果には誠に残念、同じ展開的に「他力本願」な所が、この馬の大きな弱点、それでG1戦は2着続き・・、どんな馬が前に居ようと、自力で確勝を喫すために、早めに動いて(仕掛けて)直線半ばでは、先団に取り付き、いつでも動ける体勢と、レースを支配出来ないと、今回のような「取りこぼし」が繰り返され事になります。牝馬5歳ですから、G1獲りのチャンスは、牝馬限定戦以外は少なく、今秋G1戦が正念場になる。

 3番手には、中団から秋華賞馬ショウナンパンドラ(池添謙)が末脚を伸ばして3着、そして菊花賞馬トーホウジャッカル(酒井学)、オークス馬ヌーヴォレコルト(岩田)などの4歳実力馬が、順当に掲示板点灯する戦績を挙げた。
 それに対して我が期待のラキシス(Cルメール)は直線で、いい位置取りで一気に差し切る期待十分に思えたが、ここから以外に末脚鈍く8着では、期待外れで無念です。
 (直線残り100m:先頭に抜け出すラブリーディ(川田)、外5番手まで上がるデニム(浜中)、最後方のままゴールドシップ(横山典)) 
 (4角(残り476m):先頭レッドディヴィス、2番手先行のラブリーディ(川田)、最後方外(芦毛)シップ(横山典)、その内(赤帽)にデニム(浜中俊))
 (スタンド前:先頭に立ったレッドディヴィスから20馬身も離されるシンガリ位置のゴールドシップ)
 (スタート:皆スタートを決めて横一線も、断然のゴールドシップがようやく枠から出たが・・)

今期重賞6勝目の川田将雅騎手」:JRA通算重賞勝利41勝(内G1勝利7勝目)
(波乱の結果に・・)今年この仔が力を付けてG1の舞台まで勝ち切ってくれたのが何よりも良かったなと思います。前々で競馬をしようと思っていたし、後は「流れ次第」と思っていた。ペースも遅かったし、上手く2番手を獲ることが出来た。とにかくリズムだけを気を付けながらでハイ!、(直線での流れは・・)終始良い流れでゆったりと運ばれた分、手応えも非常に良かったし、馬場も心配した以上に良かったし、しっかり熟してくれて、心配なく直線を追い出すことが出来た。同じ勝負服の馬が迫って来たのが見えたが、ナントか凌いでくれと祈っていた。(この馬は1年振りのコンビでしたが・・)2歳の新馬の時から乗せて貰い、何度も乗せては頂いているのですが、改めて重賞3個を勝ってから今回乗せて貰ってから力を付けているなと、レースで乗りながら改めて実感しました。(ファンに・・)シッカリ自分の競馬をして結果を出してくれて、G1を勝つという事をこれからもG1馬になったこの仔を応援して貰えたらなと・・。

*阪神11R 宝塚記念(G1、3歳以上OP、芝2,200m、1着賞金1億5000万円)結果:良馬場
着順、期待度(馬番)馬 名、性歳(騎手、厩舎、産駒、脚質、前走(格、着順))人気(末脚3F秒)
1着・(16)ラブリーディ  牡5(川田将、池江、Kカメハメハ、先行、阪神G3-1着)6番人気(34.8)
2着△2(6)デニムアンドルビー牝5(浜中、角居、Dインパクト、先、京G1-10着)10番人気(34.0)
3着・(1)ショウナンパンドラ牝4(池添謙、高野、Dインパクト、追込、東G1-8着)11番人気(34.7)
4着・(14)トーホウジャッカル牡4(酒井学、谷潔、Sウィーク、先行、京都G1-1着)7番人気(34.8)
5着△3(11)ヌーヴォレコルト 牝4(岩田康、斎藤、Hクライ、先行、東京G1-6着)3番人気(34.9)

タイム2:14.4 (4F46秒7-3F35.0-2F24.0-1F12.4)
 単勝1,420円、馬連12,900円、馬単19,250円、3連複157,770円、3連単528,510円
予想評定 D評価(0点):シップ軽視は大正解で鋭い感覚も、我が期待馬も失速で威張れず完敗なのです。
6着・(8)ディアデルマドレ 牝5(藤岡康、角居勝、Kカメハメハ、追込、東京G1-7着)8番人気
7着・(12)レッドデイヴィス せん7(若松風、音無秀、Aタキオン、差し、阪神G3-6着)12番人気
8着◎(13)ラキシス  牝5(Cルメール、角居勝、Dインパクト、先、阪神G2-1着)2番人気(34.6)
9着・(3)ネオブラックダイヤ 牡7(秋山真、鹿戸雄、Zロブロイ、逃げ、京都G1-5着)13番人気
10着・(9)トウシンモンステラ 牡5(和田竜、村山明、Kカメハメハ、差し、東京G2-8着)16番人気

11着〇(7)ワンアンドオンリー 牡4(Mデムーロ、橋口弘、Hクライ、差、UAEG1-3着)4番人気
12着・(2)トーセンスターダム牡4(武豊、池江寿、Dインパクト、差し、豪州G1-5着)9番人気
13着注(5)カレンミロテック せん7(蛯名正、平田修、Hクライ、先行、京都G1-3着)14番人気
14着・(10)オーシャンブルー 牡7(松山弘、池江寿、Sゴールド、差し、東京G2-15着)15番人気
15着△1(15)ゴールドシップ 牡6(横山典、須貝、Sゴールド、追、京都G1-1着)1番人気(35.1)
16着・(4)アドマイヤスピカ 牡5(幸英明、松田博、Kカメハメハ、差し、東京G2-9着)14番人気

*東京11R パラダイスS:スマートオリオン(松岡)が直線で一気に差し切る
 直線の末脚勝負、先行したミナレット(江田)が内ラチで逃げ粘る込むところに、3番手からカオスモス(内田)が交わして待望の先頭に立ったのも束の間、4番手から我が単穴候補の伏兵馬(11番人気)スマートオリオン(松岡)の末脚が鋭く、一気に先団の競り合いを纏めて差し切って嬉しい1着GOALでした。
[WIN5-4] *東京11R パラダイスS(3歳以上OP、芝1400m、1着賞金2200万円)結果:良馬場
1着▲(10)スマートオリオン牡5(松岡正、鹿戸雄、Gワンダー、先、新潟OP6着)11番人気(33.7)
2着・(1)カオスモス  牡5(内田博、森秀、マイネルラヴ、先行、新潟OP11着)3番人気(33.8)
3着◎(11)ミナレット  牝5(江田照、大和田、Sマンボ、先行、東京G1-3着)4番人気(34.3)

タイム1:20.5 単勝2,960円、馬連12,410円、馬単28,100円、3連複40,020円、3連単317,280円
5着〇(16)ネオウィズダム 牡5(川須栄、矢作、Nユニヴァース、先、東京1600下1着)8番人気
8着△1(4)アルディヴァン 牝5(石川裕、高橋文、Mベイリー、差し、東京G1-15着)9番人気
16着△2(5)インパルスヒーロー牡5(田中勝、国枝栄、クロフネ、差し、新潟OP4着)1番人気

*函館11R UHB杯:スピードルーラー(杉原誠)が中団から差し切る
 アンウォント(黛弘人)が先行する2番手に付いて行ったマジックシャトル(四位)が、直線で内から抜け出し先頭に立ったが、中団から末脚発揮した柴山騎手から杉原誠人に乗替スピードルーラー、そして最後方待機のブラヴィッシモ(三浦)の2騎が抜け出し叩き合いするも、スピードルーラーが先に仕掛け抜出した有利さで「3/4馬身」振り切って嬉しい3勝目を飾った。
[WIN5-3] *函館11RUHB杯(3歳以上1000万下、ハンデ、芝1200m、1着1500万)結果:重
1着△2(9)スピードルーラーせん6(杉原、二ノ宮、Fサン、先、東京1000下17着)7番人気(35.0)
2着◎(10)ブラヴィッシモ 牡3(三浦皇、須貝尚、Fロック、先行、京都OP6着)1番人気(34.5)
3着・(3)マジックシャトル牡3(四位、清水久、Tシャトル、先、函館1000下11着)3番人気(35.9)

タイム1:10.2 単勝1,870円、馬連3,360円、馬単8,230円、3連複6,890円、3連単55,520円
8着△1(16)モズハツコイ  牝4(吉田隼、牧田和、クロフネ、先行、函館1000下7着)2番人気
15着〇(13)アンウォント  牝5(黛弘人、菊沢徳、Mコマンド、逃げ、京都1000下4着)4番人気

*阪神10R 花のみちS:カジキ(武豊)が軽快に逃げ切り勝利
 昨日に続いて天才武豊騎手が手腕発揮し勝利を挙げた。
 ダート重馬場で逃げ切り勝利が2鞍ある伏兵馬「カジキ(武豊)」が、今回も果敢に先行し、そのまま、2番手追走したペイシャモンシェリ(福永)を振り切って快勝した。
  3着にも3番手先行したサンライズネガノ(Cルメール)がそのまま粘り込んで、いわゆる「行った切り」の展開でスンナリ1・2・3着と決まっては、穴党はジダンダか、美味しい馬券ゲットなのか不明も、馬券では荒れ模様には違いない展開なのです。
[WIN5-2] *阪神10R 花のみちS(3歳以上1600万下、ダート1200m、1着1820万)結果:稍重
1着・(11)カジキ 牡6(武豊、笹田和、Sバクシンオー、先行、京都1600下16着)7番人気(34.9)
2着〇(12)ペイシャモンシェリ 牡4(福永、目野、Sカンプ、逃、中山1600下2着)1番人気(35.0)
3着▲(1)サンライズネガノ牡5(Cルメール、安田、クロフネ、逃、阪神1600下2着)2番人気(35.4)

タイム1:09.5 単勝2,350円、馬連3,590円、馬単9,880円、3連複4,590円、3連単50,840円
4着△1(5)カフジテイク  牡3(秋山真、湯窪幸、Pエンド、追込、京都OP2着)4番人気
5着△2(6)テイクファイア 牡5(国分恭、湯窪幸、Sビグラス、先行、阪神1000下1着)5番人気
12着◎(4)ドミニカナルボーイ牡5(岩田、中内田、Sボード、先行、阪1600下2着)3番人気(36.1)

*東京10R 清里特別:期待のアジアンテースト(戸崎圭)が快勝
 直線勝負で、中団から内ラチを突いて抜け出したプリサイスエース(田辺裕)を、期待の3歳馬アジアンテースト(戸崎圭)が、3番手先行からジックリ先団の脚色を計って、追い出し「1/2馬身」猛追して来たプリサイスエースを振り切り、期待に応え先着、3勝目を挙げて、際どくも張れてOP入り(1,650万円)果した。
[WIN5-1]*東京10R 清里特別(3歳以上1000万下、ダート1400m、1着1500万円)結果:良
1着◎(11)アジアンテースト牡3(戸崎圭、手塚、Iミスチーフ、先、中京OP4着)1番人気(36.3)
2着〇(2)プリサイスエース牡4(田辺裕、奥村、Pエンド、差、東京1000下3着)2番人気(36.1)
3着・(13)ミヤジマッキー牡5(川須栄、牧田、Sキュール、先、東京1000下5着)6番人気(36.5)

タイム1:24.2 単勝240円、馬連690円、馬単1,000円、3連複2,720円、3連単8,360円
6着△1(9)ムードテアラ   牝5(伊藤工、上原博、Gヘイロー、差し、東京1000下3着)5番人気
10着△3(12)トーセンミッション 牡3(江田照、菅原、Aデジタル、差し、中山500下1着)8番人気
15着△2(14)ワタシダイナマイト牝3(柴田善、高橋、スニッツェル、先、中山500下1着)7番人気

「WIN5」挑戦の道:宝塚のGシップの出来如何で、大穴になりそうな展開だ。
予想①◎11〇2-②◎4〇12-③◎10〇13-④◎11〇16-⑤◎13〇7=32通り
結果①◎11-②(・11)-③(△9)-④(▲10)-⑤(・16)=「的中3票」払戻174,425,160円
「1-7-7-11-6」人気で決着、最初だけ1番人気、以降大荒れは的中3、皆外れ1億7,442万円で完敗です。