8/31/2013

馬場が悪化でも追込派が台頭で波乱!

札幌2歳S:レッドリヴェール(岩田康)が不良馬場を制し1着、マイネルフロスト(三浦)失速5着
ドロンコ田んぼで田植え前状態のコースに14頭
*ぬかるみ激しい不良馬場では馬場適性馬の舞台になります。先手を獲って逃げたマイネグレイヴェル(柴田大)に、サングラス(田中博)、大外クリノコマチ(伴)、そして内にハイアーレート(吉田豊)が付いて行く先行馬、期待のマイネルフロスト(三浦皇)は縦長展開の中団、更に後方内にレッドリヴェール(岩田康)で待機する展開、3角でフロストと一気にレッド岩田康が追い上げ4角では3・4番手外に上がったが、フロスト三浦皇はここで失速、懸命に逃げ粘り込むマイネグレイヴィル(柴田大)が抜け出し押し切れる体制も、徐々に外で追い上げたレッドリヴェール(岩田康)が際どくGOAL前で僅かに交わし、3番手を大きく引き離して快勝、感涙の新馬・重賞と2連勝を飾って、この時期は牡馬よりは牝馬の仕上がりが早く強いのですが、(新潟2歳S覇者)ハープスターと共に牝馬のエリートコースに乗った。
 驚愕の走行タイムに唖然なり
 それにしても千八のタイムが幾らなんでも「1分59秒7」とは・・これは二千のタイムです。そして3F上がりタイムも初めて聞く「41秒3」とは・・これを勝ち上がった馬は、誠に立派には変わりませんが、勝ちタイムや着順は、もう一度対戦すれば全く違って来ますから度外視、今日は無かった事にして次の機会にまた・・なのです。
「今期区切りの重賞60勝を飾った岩田康誠騎手」
 小さな女の子が良く頑張って呉れた。新馬戦も函館で2回乗って、良く馬がフックラ膨らんで来て(勝つ)自信はあって良く走ってくれた。自分のリズムを気にして、後方からの位置取りも流れに乗るつもりで内で我慢できた。3角から4角まで(位置取り)インから追い上げアウトに出せた。良くGOALまで凌いで呉れた。

函館11R 札幌2歳S((GⅢ、2歳OP、芝1,800m)結果:不良馬場
1着〇( 1)レッドリヴェール(牝 岩田康、須貝、Sゴールド、先行、新馬1着)2番人気(41.3)
2着△2( 6)マイネグレイヴィル(牝柴田大、和田道、Bタイム、逃、OP3着)4番人気(42.0)
3着△1( 4)ハイアーレート(牡吉田豊、大久保洋、Zロブロイ、追、新馬1着)6番人気(42.9)

5着◎(10)マイネルフロスト(牡、三浦皇、高木康、Bタイド、差し、OP1着)1番人気(45.0)
9着注( 8)オールスティ    (牡、吉田隼、矢作、Kクロス、逃げ、新馬1着)3番人気
14着▲( 3)バウンスシャッセ(牝、四位洋、藤沢和、Zロブロイ、差、新馬1着)5番人気
タイム1:59.7 単勝510円、馬連2,360円、馬単4,220円、3連単51,340円
予想評定 評価(10点):対抗馬が1着でも、本命が5着失速では完敗です。

新潟11R:スイートサルサ(田中勝)直線一気に突き抜け1着、ターフェル(内田)失速8着
驚異の末脚が炸裂 
 クッカーニャ大庭が、懸命に逃げ込み、直線でも一人旅の感じで唯一騎が引張る展開、後方で皆離れた一団での競馬の中から、後方待機したスイートサルサ(田中勝)、ダンスファンタジア(柴田善)が、同じ位置から一気に追い上げ、クッカーニャを交わし先頭を奪ってスイートサルサ(田中勝)が快勝でした。3着にも最後方で競馬のパワースポット(横山典)が、良く追い込んで辛くも3番手に届いて決着した。
新潟11R 長岡S(3歳以上1,600万下、芝1,600m)結果:良馬場
1着△1(16)スイートサルサ(田中勝、菊川、デュランダル、追、1600下13着)3番人気(33.2)
2着・( 6)ダンスファンタジア(柴田善、藤沢和、Fブラヴ、追、1600下12着)11番人気(33.6)
3着△2( 2)パワースポット(横山典、菊沢、Sマンボ、追込、1600下2着)  4番人気(33.0)

5着〇(14)ヒラボクインパクト(北村宏、国枝、Dインパクト、差、1600下5着)7番人気
6着▲( 5)オーリービン  (池添謙、橋口、Dメジャー、差し、1600下7着) 1番人気
8着◎( 9)ターフェル   (内田博、今野、Kヘイロー、追込、1600下3着) 5番人気(34.9)
タイム1:31.7 単勝620円、馬連7,600円、馬単10,540円、3連単116,590円

小倉11R:大胆な騎乗トニック武豊がゴボウ抜き、ビキニブロンド(浜中俊)失速8着
短距離戦で重馬場も最後方待機から一気の末脚
 大混戦で一団の競馬の中、重馬場でも大胆にも最後方で待機した唯一の関東遠征馬、内を突いて馬群を縫うように割って出て、直線一気に追い上げたサイレントソニック(武豊)が、見事なまでも末脚(良馬場並みのタイム)が際どく決まって1着GOAL、良く届いたものだと感心するばかり、流石の名手武豊でした。
 中団から追い上げた伏兵馬マッキーコバルト(太宰)が2番手に、そして4番手先行から4角先頭に立って逃げ粘り込んだリトルゲルダ(川田将)が3着に残った。
馬名と騎手に惚れ込んで選抜が失敗
 我が期待のビキニブロンド(浜中俊)は、中団で競馬し直線の追い上げに懸けたが中団のまま「先着に2秒も」遅くては8着失速に成ります残念です。
「大胆な後方待機で直線一気の快勝で決めた武豊騎手
 スタートは少し悪かったので後方からになったが、重馬場は上手い馬です。状態は良かったし前が巧く空いて巧く行きました。
 小倉11R 北九州短距離S(3歳以上1,600万下、ハンデ、芝1,200m)結果:重馬場
1着△2( 9)サイレントソニック(武豊、国枝、インパクト、差し、1600下4着)5番人気(33.5)
2着・(14)マッキーコバルト (太宰、角田、Gポケット、差し、1600下8着)14番人気(33.9)
3着〇( 1)リトルゲルダ (川田将、鮫島、Cアーギューメント、先、GⅢ3着)3番人気(34.7)

4着注( 8)フレデフォート  (北村友、安田隆、ドバウィ、差し、1000下1着)13番人気
8着◎(11)ビキニブロンド (浜中俊、安田隆、Kカメ、差し、1000下1着)1番人気(35.2)
9着▲(18)メイショウツガル(武幸、小野寺、Kカメ、追込、1600下3着)4番人気
11着△1(13)ミヤジエムジェイ(和田竜、岩元、Kカメ、差し、1600下2着)7番人気
タイム1:07.5 単勝890円、馬連39,870円、馬単61,360円、3連単573,980円

悲報:「不屈の帝王」が死去

  北海道安平町社台スタリオンSで繋養されていた「トウカイテイオー(昭63年生れ25歳)」は、8月30日午後3時30分ころ」、急性心不全で死去しました。人間で例えると80歳以上、父ルドルフは30歳まで静養出来たが、父よりは5年も早死になり、それでも種牡馬では大往生の部類になる。

 ゴルゴ松本氏が取材で北海道社台スタリオンに訪問したときは、元気な姿と、大きなシッカリした目付きをしていたが、急死は誠に残念です。

 あの勇姿(額の鮮やかな流星、そして白のソックスを1つ履き忘れたような3白の足、メンコなど付けない素顔)と沢山の感動をありがとう、そしてゆっくり眠ってください。

 主戦岡部幸雄騎手を背に「父シンボリルドルフ」と同じ、無敗のままダービーを制し、骨折して菊花賞には参戦出来ず3冠馬にはなれなかったが、翌年のJC優勝で復活も、また2度目の骨折から休養明けで奇跡の有馬記念復活生還し、これがラストランに成って引退した。多くのファンに感動くれ「不屈の帝王」と呼ばれた名馬でした。

 生涯戦績12戦9勝(GⅠ戦4勝:91皐月賞・日本ダービー、92JC、93有馬記念)、父と同じく「競馬の殿堂入り」を果たした。後継馬にGⅠ馬トウカイポイント(マイルCS)、ヤマニンシュクル(阪神JF)などを輩出している。
勇姿:91ダービー(テイオーと安田)、ゴルゴ松本の感激の対面、ラストラン93年有馬記念1着)