8/06/2019

第101回 夏の甲子園大会が開幕!

 雲が湧く、天高く、若人の胸に・・、暑い夏の甲子園大会が開幕した。
 各地方大会で勝ち上がって来た、郷土代表高校「49代表校」が、晴れの甲子園大会(全国高校野球選手権大会)に、胸を張って今朝、入場行進果たした。
 8/6から休養日2日を加え、順当に行けば「8/20」まで16日間の熱戦が見られる。
*ようやく甲子園に皆が一様に良く日焼けし、炎天下にも良く鍛え抜かれ、激戦を凌いで勝利して来た体に、自信満ち溢れて、晴々した顔で元気一杯の行進に、見ているだけで、迫って来るものがあり感動しますね。
*連続甲子園出場には壁が初出場で開幕第一試合の「誉高校」林山主将の選手宣誓、そして昨年度優勝高校「大阪桐蔭」中野主将が、準々決勝で敗れ、無念の一人で優勝旗返還に来ましたが、連続出場は、可なり過酷で、大きな壁があります。
*大会支援の関係者多数ありでその大会を支える沢山の高校生初め、大会関係者、兵庫県地域一帯での苦労は、並大抵なことではなく汗の結晶が詰まっているのです。
 
*敗者の方が断然多くそこから学ぶものが地方大会で惜しくも敗れ去った高校は、数知れず、色々なドラマがあったと思うが、これを糧に新たな一歩を踏み出して行って貰いたい。競い合いは、敗者が俄然多いのです。朝ドラにもあったが、朝市が花に対し東京行を決心させた言葉が「一生懸命やって、そして負けることだ!」
が印象的で、一度は、夢に挑戦するも、敗北したときは、潔くこのことを認め、初めて多くを感じ取ることが大事なのです。 

*秀逸一人で甲子園への道は険し:  岩手大会で大船渡高校、屈指のスピード「160km/h」を誇る「佐々木投手」の件、折角決勝に駒を進めるも、肩の酷使を心配し、将来性を重視した監督が、控え投手に決勝戦を任せ、佐々木君を休養温存、結局大量点を奪われ、花巻東高校に敗北、目の前の甲子園行きが水泡に喫した。我が推測では、9回まで大激戦なら、最後は「抑え」に投げさせたかも知れないが、「12対2」の大差では出番はなく、打線の力量差ありすぎては、仕方がないのです。
*あの怪物江川卓氏も春・夏に苦戦敗北(注):この件で、その監督決断が果たして最善策なのか、愚策かの賛否両論が過熱、今でも続いている。投手一人の力だけでは、甲子園は遠いのも事実です。秋の国体に参戦が叶うのなら、総合力の底上げして、雪辱果たして貰いたいものです。
*夏はなぜか郷土愛一杯で:夏の甲子園大会が、春の選抜大会より、過熱するのは、地方大会で4~6回戦を、無敗で激戦を勝ち上がった感動を、そのまま甲子園に持ち込む郷土愛一杯なのです。そして決勝まで無事投げ抜いたスタミナ、打ち勝ったチームが激突するスリリングなどの総力戦が、感動を呼ぶのです。
 一人の屈指の投手が、決勝まで投げ抜く強靭な肩、スタミナは、正しく「スーパースター」の証でも、守備力、打線、走塁など全ての総力戦なのです。

*実力差が拮抗で1点差が良い:我が持論、甲子園大会だけは、勝負事なのでどちらかが、勝者、敗者に分かれるのですが、この時でも、ナントか「1点差」勝負が望ましい。
「惜しかった、もう少しだったな」が良いのです。失策で敗戦や、大差でボコボコ遣られては、地方大会で、そのチームに敗戦した高校が、激怒します。そんなに弱い高校に、敗れた我が高校はナンなのか、更に弱いのかと嘆き、涙も出なくなる。
 その第一試合、八戸学院光星*誉は「9対0」の大差で勝負が付いてしまった。

(注)*怪物江川卓氏の記録
 ▽栃木県:夏予選(作新学院高校2年)
  ・2回戦:ノーヒットノーラン
  ・3回戦:完全試合
  ・準々決勝:ノーヒットノーラン(ここまで3試合27回無失点、47奪三振)
  ・準決勝:延長戦10回までノーヒットノーランも、11回にサヨナラスクイズで敗戦
 ▽秋の県大会、関東大会を無失点で優勝:23戦全勝(113回無失点)
      驚異の戦績で1973年春の選抜大会に推挙
 ▽春選抜大会戦績
  ・1回戦は北陽高相手に「19奪三振で完封」勝利
  ・2回戦は小倉南相手に「7回10奪三振」勝利
  ・準々決勝は今治西相手に「20奪三振」勝利=3試合で「49奪三振」圧倒
  ・準決勝は広島商相手に「11奪三振」も、ダブルスチールからエラーで
   決勝点「0ー1」で敗北、この「60奪三振」は「選抜大会快記録」
 ▽3年の夏甲子園大会
  ・1回戦「23奪三振」を記録、延長15回のサヨナラ勝ち
  ・2回戦 銚子商相手に降雨の中、制球を乱し、押し出しサヨナラ負け
  *甲子園通算成績:6試合4勝2敗、92奪三振(奪三振率14.0)で防御率は
   驚異の「0.46・・」
  *歴代の甲子園参戦投手の中で断然トップの数字を誇る金字塔なのですが、
   敗戦は、相手の投手力や守備力高く、打ち勝てず・・が決定的な主因になる。
   もう一人打者怪物、星稜松井秀喜氏も甲子園で4連続敬遠四球攻めで、非難轟々の中、敗退した。