こんなに「激き暑つ」の日の(日本での)過ごし方は、涼しい縁台に腰を懸け、冷えたビールと枝豆、片手に左ウチワの夕涼みと相場が決まっている。
どうしても刺激を求めて彷徨う展開がお好きな方のために、有る意味で(我が方も)付き合いの熱中症で黙々と投稿しています。
通説では「暑い夏競馬」は、第一に牝馬、第二に芦毛(馬体が熱を吸収する黒鹿毛は弱い)と言われているのですが、データから解析しても余り差はなく無関係に近いようです。(但し牝馬は常に斤量が△2kgなので、その分が牡馬と同レベルの力量なら、有利になることはあります。)
よって全く気にはしてはいけません。簡単に言えば、速くて、強いのが勝つだけは、変わりないのです。早くて強いのとは、暑さに強いく、馬力が有る馬の事です。
その馬を見分ける方法は、やはり「パドック」で、余りにも全身が発汗して汗ポタポタ、またはゼッケン下が(擦れて)白い泡が目立つ程になる馬を軽視する事など、色々な馬体の変化がないことを、自分の眼力で見比べし、あるルールを発見するのが早道なのです。(木曜の想定ではファクター外、よって不発は悪しからず)
北九州記念:今度こそ突き抜け期待のスギノエンデバー(福永祐)
前走(新潟直千)アイビスSDでハクサンムーンに「1秒」も突き放され7着惨敗でしたスギノエンデバー(福永祐)に再度の期待を懸ける。息の入らない直千競走は苦手のようでしたが、千二での戦績は差が無く好戦し良いものがある。
本来なら前走福島重賞OP(やや重馬場)で鋭く差しが届いて2着に来たマイネルエテルネル(柴田大)が有望に見えるが、阪神・東京・函館・福島そして今回小倉と過激な出張競馬では如何にも遠征疲れ大ありと見て、調教では先ず先ずの出来で動いてはいるが、チョイ軽視の△にした。
スギノエンデバーの相手は、前走マイネルエテルネルの2着惜敗でしたハノハノ(石橋脩)を抜擢、差し馬なのに前走は馬場が悪かったため先行し粘り込んだが本来は鋭い差し脚(33秒台)があり差し馬なのだ。
そしてその次にニンジャ(藤原康)とバーバラ(高倉陵)の差し馬2騎に要注意なのです。
(OPバーディバーディC:1着マイネルエテルネル柴田大、2着ハノハノ石橋脩)
日曜 小倉11R 北九州記念(GⅢ、3歳以上OP、ハンデ、芝1,200m)展望
◎(15)スギノエンデバー (福永祐、浅見、Sバクシンオー、追込、前走アイビスSD7着)(
〇(11)ハノハノ (石橋脩、西浦、Aコジーン、差し、前走OPバーデイ2着)
▲(13)ニンジャ (藤原康、宮徹、Gワンダー、追込、前走1000下九州スポ杯1着)
△1(14)バーバラ (高倉陵、小崎、Dインパクト、差し、前走1600下佐世保S1着)
△2(12)マイネルエテルネル(柴田大、西園、タマユズ、差し、前走OPバーデイ1着)
△3( 5)サンドストーム (川田将、西浦、Sホーム、追込、前走GⅢVBC勝3着)
注( 2)ザッハトルテ (松山弘、牧田、クロフネ、差し、前走GⅢVBC勝4着)
札幌記念:トウケイヘイロー(武豊)の抜群の先行力で押し切れる
前走の函館記念では強気の4角先頭から先行力を生かして圧勝したトウケイヘイロー(武豊)に再び大きな期待を懸ける。ここで2~3着でも「サマー2000S」では断然のトップ確定できるポイント獲得の位置に居るのですがどうなのでしょうか?
このレースは、好調馬が勢揃いして大混戦なのですが、殆どの馬が「差し・追込」の脚質多数、小倉の2角が頂点、そこから平坦な下りコースの特徴なら、逃げ脚が衰えず前残りの極めて有利、けん制して後方で待機し、外を回って直線勝負の追い込み派には辛い展開に成りそうだ。
相手はGⅠ馬の2騎、(皐月賞馬)ロゴタイプ(村田一)、そして(桜花賞馬)マルセリーナ(川田将)が、真夏のこのレースに参戦して呉れるだけでも本命にしたい気持ちを(グッと)抑え、トウケイヘイローの相手にする。
そしてアイアムユアーズ(池添謙)が、前走この函館(洋芝)コースが得意のようで、重賞勝ちの絶好調、調教でも唯一「11秒8」で駆け抜けるなど良く動いており3番手に喰いこみ可能と見た。
(函館記念:圧勝トウケイヘイロー武豊、以降が激戦も2着アンコイルド、3着カスカクリチャン)
日曜 函館11R 札幌記念(サマー2000S、GⅡ、3歳以上OP、芝2,000m)展望
◎(14)トウケイヘイロー (武豊、清水久、Gヘイロー、逃げ、前走GⅢ函館記念1着)
〇(11)ロゴタイプ (村田一、田中剛、Rグリン、差し、前走GⅠダービー5着)
▲(16)アイアムユアーズ (池添謙、手塚、Fブラヴ、先行、前走GⅢクイーンS1着)
△1( 6)マルセリーナ (川田将、松田博、Dインパクト、差し、前走GⅢクイーンS4着)
△2( 2)オールザットジャズ(川須栄、角居、Tギムレット、差し、前走GⅢクイーンS3着)
△3(13)アスカクリチャン (岩田康、須貝、Sローズ、 追込、前走GⅢ函館記念3着)
注1( 3)ルルーシュ (内田博、藤沢和、Zロブロイ、先行、前走GⅡ目黒記念2着)
注2( 9)ホエールキャプチャ(蛯名正、田中清、クロフネ、差し、前走GⅠヴィクトリアM2着)
新潟11R:アロマティコ(福永祐)の末脚が抜けた存在
新潟の長い直線を利し追込するアロマティコ(福永祐)が、ここでは快勝出来ると見る。いつも際どく追い込むも届かず惜敗しているが、いつもの末脚発揮なら今度こそ大きく突き抜けられる。
相手は下の準OPクラスの馬ですが、前走で善戦している点を先買いしてマイネルメダリスト(蛯名正)、そしてヒラボクビクトリー(戸崎圭)を抑えれば堅い決着になりそうだ。
土曜 新潟11R 佐渡S(3歳以上1,600万下、芝2,000m)展望
◎( 8)アロマティコ (福永祐、佐々木昌、Kカメ、追込、前走GⅢマーメイドS3着)
〇( 9)マイネルメダリスト(蛯名正、田中清、Sゴールド、先行、前走1600下緑風S3着)
▲(10)ヒラボクビクトリー(戸崎圭、大久保龍、Aセット、差し、前走1600下日本海S4着)
△1( 2)ヴァーゲンザイル (吉田豊、田村、Nユニヴァース、追込、前走1600下日本海S6着)
△2( 5)ダイワズーム (北村宏、鹿戸雄、Hクライ、先行、前走1000下松島特別1着)
小倉11R:ブルーポジティブ(幸英明)が逃げ込みで勝ち抜け断然
前走500万下勝ち上がり組が多く出走の中、既に1000万下特別戦で2・3着好戦しているブルーポジティブ(幸英明)とコルージャ(国分優)の2騎が中心、そこにワンダーコロアール(武豊)が、2番手に喰い込みがありそうな気配がするのですが、その感は如何に?
土曜 小倉11R TVQ杯(3歳以上1,000万下、ダート1,700m)展望
◎(13)ブルーポジティブ(幸英明、松永昌、Gアリュール、逃げ、前走1000下日刊スポ2着)
〇( 2)ワンダーコロアール(武豊、河内洋、Kホーム、差し、前走500下1着)
▲( 9)コルージャ (国分優、田島良、Bタイム、追込、前走1000下日刊スポ3着)
△1( 8)ドリームハヤテ (国分恭、南井、Mボーラー、先行、前走500下1着)
△2(10)キングヒーロー (小牧太、大橋、Bタキシード、先行、前走500下1着)
函館11R:トラストワン(吉田隼)を連軸、頭ならオマワリサンを狙い撃ち
いつも堅実にソコソコで入着するも(一気の)突き抜けられないジリ脚質のトラストワン(吉田隼)、馬連の軸として期待して見る。本来は先行大好きなオマワリサン(藤田伸)とスーパームーン(内田博)の差し脚での決め手が有利のような感じがする。いつもこの馬が出走すると思うのですが、直ぐにバテる悪い奴が逃げ・先行して、後方からオマワリサンが追い込む展開にならないのは、レースがメチャクチャの感じ、例の出川クンの決め台詞「意味ワカンナイ!」になります。
3番手の相手は押さるのですが、久々桜花賞以来の出走ウインプリメーラ(柴田大)の実力、ゼロス丸山、サクラボールド岩田康が一発大駆けすれば大穴ゲットが有りそうだ。
土曜 函館11R ポプラS(3歳以上1,600万下、ハンデ、芝2,000m)展望
◎( 9)トラストワン (吉田隼、庄野、Mラヴ、差し、前走1600下漁火S2着)
〇(15)スーパームーン (内田博、藤沢和、Bタイム、差し、前走1000下洞爺湖特別1着)
▲( 2)オマワリサン (藤田伸、本間、リンカーン、先行、前走1600下日本海S3着)
△1(11)ウインプリメーラ(柴田大、大久保龍、Sゴールド、先行、前走GⅠ桜花賞11着)
△2(14)ゼロス (丸山元、領家、Kカメハメハ、先行、前走1600下漁火S5着)
注( 6)サクラボールド (岩田康、菊沢、Oハウス、前走1600下五稜郭S2着)