9/15/2014

新潟 ラジオ日本賞:インカンテーション(大野拓)の先行抜け出しに期待

 土曜競馬メーンは、2場とも「ダート戦」なのが、大いに不満ですが、大荒れ展開に成らなければ良しとします。2桁着順を繰り返し、無印伏兵馬が馬券に絡むのは3着以降にして下さいね。

新潟11R ラジオ日本賞
 逃げ込むサトノプリンシパル(川須栄)に、2番手に付いて行くインカンテーション(大野拓)の直線勝負、インカンテーション(大野拓)が、逃げ馬を捕え抜け出し先着に期待し本命にする。
 3番手争いは激戦、後方待機のスターバリオン、ツクバコガネオーの2騎による末脚勝負で、どの馬が先着出来るかが焦点になる。
土曜 新潟11R ラジオ日本賞(3歳以上OP、ダート1,800m)展望
◎(5)インカンテーション(大野拓、羽月友、Sミニスター、先行、前走OP-BSN杯1着)
〇(1)サトノプリンシパル(川須栄、矢作芳、Bディニ、逃げ、前走OPジュライS3着)
▲(7)スターバリオン (蛯名正、藤岡健、Gアリュール、差し、前走1600下丹沢特別1着)
回避 サトノルパン  (未定、村山明、Dインパクト、追込、前走GⅠダービー14着)
△(11)ツクバコガネオー(吉田豊、尾形充、Kカメハメハ、追込、前走OP-BSN杯4着)

新潟10R 初風特別:シンボリディスコ(田中勝)の末脚発揮に期待
 シンジュボシが先行粘り込みするところに、中団から期待のシンボリディスコ(田中勝)と、マンボネフュー(エスポジ)の末脚勝負、「33秒台」の末脚が有るシンボリディスコが競り勝てそうだ。
 3番手には、先行粘るシンジュボシの他、先行力のベルモントラハイナ、ジーニマジックに流し抑える。
土曜 新潟10R 初風特別(3歳以上1,000万下、ハンデ、芝1,200m)展望
◎(11)シンボリディスコ(田中勝、高橋祥、Aマックス、差し、前走1000下飯豊特別2着)
〇(10)マンボネフュー (エスポジ、国枝栄、バゴ、差し、前走1000下豊栄特別2着)
▲(12) シンジュボシ  (三浦皇、坂口則、Dメジャー、先行、前走1000下天草特別2着)
△1(15)ベルモントラハイナ(吉田隼、和田道、Sカレント、先行、前走500下1着)
△2(1)ジーニマジック (田辺裕、小笠倫、Dメジャー、先行、前走1000下豊栄特別10着)
△3(8)ケイアイウィルゴー(戸崎圭、山内研、Tシャトル、差し、1000下天草S5着):追加

阪神11R オークランドRCT:ランドマーキュリー(藤岡康)が先行馬を交せる
 近走好調な戦績の3騎に激戦の「巴戦」になりそうだ。
 夏競馬で2連勝してようやくこのクラスに上がって来たランドマーキュリー(藤岡康)を主軸にして、その相手が逃げ馬の2騎、休養明けイキナリ逃げ切り快勝したブルーチッパー(幸英明)の先行力が手強い相手、そして4ヶ月休養明けに成るが(こちらも逃げ馬)ノボリドリーム(高倉陵)の先陣争いが熾烈、漁夫の利で、中団から差し脚のあるランドマーキュリーが、GOAL手前で2騎を交せると見た。
土曜 阪神11R オークランドRCT(3歳以上1,600万下、ダート1,800m)展望
◎(3)ランドマーキュリー(藤岡康、安達昭、Sヴィグラス、先行、前走1000下大通りS1着)
〇(6)ブルーチッパー  (幸英明、藤岡健、Bフィーバー、逃げ、前走1000下宮崎特別1着)
▲(10)ノボリドリーム  (高倉陵、松永昌、Sクリスエス、逃げ、前走1000下東大路S2着)
△1(15)ゴールデンヒーロー(浜中俊、北出成、Sクリスエス、差し、1000下瀬波温泉特別1着)
△2(9)バンブーリバプール(武豊、佐藤正、Mカフェ、先行、前走1600下釜山特別8着)

阪神 9R 野路菊S:ダノンメジャー(小牧太)がクラシック級の迫力で断然
 少数7頭立ての一戦で3連単勝負だ。小倉(稍重)の新馬で期待に応え、快勝したダノンメジャー(小牧太)が、ここでも圧勝の一戦、最後の2Fが「11秒台」を連続して先行馬を「鞭」なしで、差し切った末脚は流石、将来性抜群の大物と認識して本命にする。
 相手は、新馬戦が10番人気でも先行抜け出しで快勝の後、2戦目のOP戦が札幌の馬場で、競り合い(僅差の)2着善戦したグランカマラード(藤岡佑)がダノンメジャーの相手だ。この2騎からシングウィズジョイ、ジャズファンクの2騎に流せば3連単の目は万全だ。
土曜 阪神 9R 野路菊S(2歳OP、芝1,800m)展望
◎(4)ダノンメジャー(小牧太、橋口弘、Dメジャー、差し、前走新馬1着)
〇(7)グランカマラード(藤岡佑、庄野靖、Dメジャー、先行、前走OPコスモス賞2着)
△1(2)シングウィズジョイ(福永祐、友道、Mカフェ、差し、前走未勝利1着)
△2(6)ジャズファンク(池添謙、角田晃、ハービンジャー、差し、前走新馬1着)

阪神 8R 阪神ジャンプS:前走圧勝のメイショウブシドウ(高田潤)に2連勝を期待
 遂に障害戦でも、Dインパクト産駒の戦いに成って来たのか?の状態に唖然なり。
 前々走で中山大障害で3着実績が有り、休養明けを挟んで、前走が、先行逃げ切りで2着馬を「1秒3」も突き放し圧勝したメイショウブシドウ(高田潤)の2連勝に期待する。
 その相手には、休養明けのマーリンシチー(植野貴)と、夏場に順調な勝ち星を挙げ急上昇したレッドキングダム(西谷誠)の比較になり、順調な仕上がりの方のレッドキングダム(西谷誠)を2番手に抜擢した。
土曜 阪神 8R 阪神ジャンプS(J・GⅢ、障害3歳以上OP、芝3,140m)展望
◎(2)メイショウブシドウ(高田潤、角居勝、Dインパクト、先行、前走JGⅢ小倉SJ1着)
〇(8)レッドキングダム (西谷誠、松永幹、Dインパクト、先行、前走J・OP1着)
▲(1)マーリンシチー  (植野貴、作田誠、Kカメハメハ、差し、前走J・OP3着)
△1(7)オースミムーン  (中村将、小野幸、Aムーン、差し、前走JGⅢ小倉SJ4着)
△2(12)アラタマユニバース(北沢伸、浜田多、Nユニヴァース、先行、前走JGⅢ小倉SJ2着)

セントライト記念:ダービー2着馬イスラボニータ(蛯名正)が参戦

  中山競馬場改修工事のため、秋競馬も新潟開催を延長されている関係から、初めて新潟(左回り)で行われる「菊花賞TR:セントライト記念」、3着までに「優先出走権」が与えられる。
 ここは、有力馬が前走ダービー以来(4ヶ月振り休養明け)の参戦に成るが、イスラボニータ(蛯名正)が断然の実績馬で、その抜けた実力から圧勝することになる。

 春先に調子が出ずクラシック戦線に間に合わず、夏競馬で急速に力を発揮して来た馬はいないようで、強いて挙げればサトノフェアリー(藤沢和厩舎)ぐらいですが、順当にダービー2着馬「イスラボニータ(蛯名正)」が、順調な追い切りを熟しており、その実力とおり、快勝出来ると見た。

 相手は、ダービー5着も「皐月賞2着」実績があるトゥザワールド(川田将)、そしてダービー3着マイネルフロスト(柴田大)、そしてダービーで(16番人気も)4着健闘したタガノグランパ(菱田裕)まで押さえれば、馬券はゲット出来そうだ。
GⅠダービー:1着ワンアンドオンリー、2着イスラボニータ(蛯名)、3着マイネルフロスト(柴田大)、4着タガノグランパ(菱田)、5着 トゥザワールド(川田)、6着ショウナンラグーン(吉田豊))

「WIN5ー⑤」新潟11R セントライト記念(菊花賞TR、GⅡ、3歳OP、芝2,200m)展望 
◎(5)イスラボニータ(蛯名正、栗田博、フジキセキ、先行、前走GⅠダービー2着)
〇(16)トゥザワールド(川田将、池江寿、Kカメハメハ、先行、前走GⅠダービー5着)
▲(6)マイネルフロスト(柴田大、高木登、Bタイド、先行、前走GⅠダービー3着)
△1(14)タガノグランパ(菱田裕、松田博、Kカメハメハ、追込、前走GⅠダービー4着)
△2(4)ショウナンラグーン(吉田豊、大久保洋、Sクリスエス、差し、前走GⅠダービー6着)
△3(13)ワールドインパクト(横山典、友道康、Dインパクト、差し、前走GⅠダービー10着)
注(10)ステファノス    (三浦皇、藤原英、Dインパクト、差し、前走OP白百合賞1着)

阪神11R ローズS:オークス馬ヌーヴォレコルテ(岩田康)が参戦で断然
 ローズSは、3着まで「秋華賞」に優先出走権が与えられるTR戦ですが、オークス馬「ヌーヴォレコルテ(岩田康)」が参戦して来た。
 強敵「ハープスター」が、凱旋門賞挑戦で不在、ここでは「どうぞ勝って下さい」の独壇場になる。

 相手は、サングレアル(戸崎圭)にする。400kgの小柄馬体で2400mはチョイ長かったようで、身体に堪えて7着失速でしたが、今度は「距離短縮」になり期待が持てる。

 そして果敢に牝馬が(ウオッカのように)ダービー参戦するも、後方のまま「12着と失速」したが、2歳時の「阪神JF」覇者、そして桜花賞(ハープスター1着)2着の実績馬で、一発大駆けならこの馬、期待のヌーヴォレコルテが道中馬群の中で「モタ付いた」ときは、逆転の巻き返しが出来る実績馬なのです。
(GⅠオークス:1着ヌーヴォレコルテ(岩田)、2着外ハープスター(川田)、5着ブランネージュ)

「WIN5ー④」阪神11R ローズS(秋華賞TR、GⅡ、3歳OP牝馬、芝1,800m)展望
◎(6)ヌーヴォレコルテ(岩田康、斎藤誠、Hクライ、差し、前走GⅠオークス1着)
〇(11)サングレアル  (戸崎圭、松田博、Zロブロイ、差し、前走GⅠオークス7着)
▲(14)レッドリヴェール(福永祐、須貝尚、Sゴールド、追込、前走GⅠダービー12着)
△1(13)ブランネージュ (秋山真、藤岡健、Sクリスエス、先行、前走GⅠオークス5着)
△2(5)アドマイヤシーマ(藤岡康、友道康、Dインパクト、差し、前走1000下大倉山特別4着)
注(1)ヒルノマテーラ (田中勝、昆貢、Mカフェ、先行、前走1000下弥彦特別2着)

新潟10R レインボーS:ファントムライト(三浦皇)の鋭い差し脚に期待
 前走でいずれも鉄砲駆けしたファントムライト、マイネルディーンの2騎による対戦と見た。
 9ヶ月振りの出走も、後方から鋭く追い込んで2着善戦したファントムライト(三浦皇)を本命にしたが、二千での勝利が未だないが、差し馬なので気にせず、いつもの「33秒台の鋭い末脚」が有り勝負になる。
 そして11か月振りの出走で、先行抜け出しで快勝したマイネルディーン(柴田大)が、二千の距離が得意で3勝も挙げているし、この2騎の競り合いに期待した。
 3番手は、このクラスで共に2着実績があるリベリタス、そしてブリッジクライム(柴田善)に期待した。 
WIN5ー③」新潟10R レインボーS(3歳以上1,600万下、芝2,000m)展望
◎(4)ファントムライト(三浦皇、藤原英、Oハウス、差し、前走1600下佐渡S2着)
〇(3)マイネルディーン(柴田大、鹿戸雄、Dインザダーク、差し、前走1000下ライラック賞1着)
▲(11)リベリタス  (エスポジ、角居勝、Dインパクト、先行、前走1600下府中市制2着)
△1(5)ブリッジクライム(柴田善、鈴木康、Zロブロイ、追込、前走1600下日本海S2着)
△2(10)ミエノキセキ  (川田将、古賀慎、フジキセキ、差し、前走1000下信濃川特別1着)
回避 エアアンセルモ (未定、伊藤正、Sクリスエス、差し、前走1600下五稜郭S4着)
回避 スリーアフロディテ(未定、須貝尚、Sマンボ、先行、前走1000下札幌スポニチ杯1着)

阪神10R 仲秋S:ダンツキャンサー(藤田伸)の逃げ切り快勝だ
 短距離戦に活路で、3歳牝馬の「逃げ先行馬」ダンツキャンサー(藤田伸)が、果敢に先行して逃げ切りを狙うが、スタートに失敗すれば大敗の危険も大ありも、藤田伸騎手の先行力の腕は抜群で成功に懸けて見る。
 相手は、休養明け馬ばかりで、その仕上がりが皆目不明も、順調ならエアジェルブロア(武豊)が頭、そして相手はアドマイヤドバイ、ダローネガの順に入着しそうだ。
「WIN5ー②」阪神10R 仲秋S(3歳以上1,000万下、ハンデ、芝1,400m)展望
回避 ダンツキャンサー(藤田伸、谷潔、Aジャパン、逃げ、前走GⅠ-NHKマイルC7着)
◎(6)エアジェルブロア(武豊、笹田和、Dメジャー、先行、前走1000下うずしお特別7着)
〇(4)アドマイヤドバイ(福永祐、橋田満、Aムーン、先行、前走1600下垂水S9着)
△1(10)ダローネガ   (戸崎圭、佐々木昌、Dメジャー、差し、前走1600下西宮S7着)
△2(2)リヴェレンテ  (岩田康、浅見秀、Kカメハメハ、先行、前走1600下多摩川特別18着)

新潟 9R 咲花特別:ソーラミラキュラス(柴山雄)で断然
 公営大井で3連勝し、再度JRAに編入して、芝もダートでも500万下を2連勝した変り種が「ソーラミラキュラス(柴山雄)」、前走あの小回り福島で2着に「1秒」も引き離し圧勝した馬力は本物、ここでも連勝を止める馬が見当たらないので、可なり固い本命だ。
 相手が大混戦、前走で見どころがあったスノーモンキーの迫力に期待し筆頭株としたが如何に。 「WIN5ー①」新潟 9R 咲花特別(3歳以上1,000万下、ダート1,800m)展望
◎(3)ソーラミラキュラス(柴山雄、鹿戸雄、フジキセキ、先行、前走500下1着)
〇(11)スノーモンキー (丸山元、相沢郁、Fエフ、先行、前走1000下大雪山特別2着)
回避 ヒラボクプリンス(未定、加藤敬、Sスキー、差し、前走1000下オーロラS4着)
▲(9)マルケス  (北村宏、吉田直、Hクライ、差し、前走1000下麒麟山特別6着):追加
△1(13)ゴールドシェンロン(大野拓、清水英、Sヒーロー、逃げ、前走500下1着)
△2(15)サンライズウェイ (三浦皇、羽月友、Gアリュール、差し、前走1600下丹沢S6着)

WIN5」挑戦の道:今週の2重賞は「頭が固い」、他のRは手広く流せるが的中はーつなのだ。
予想①◎3-②◎6〇4-③◎4〇3-④◎6-⑤◎5=4通り(この組合せでは3連単よりも低配当かも)

凱旋門賞直前情報「有力馬が次々に参戦回避」

欧州有力馬4騎が不調で次々回避表明、俄然注目度急上昇「日本馬3騎上位独占」情報が真実味を帯びて来た。そして当日は「日本馬3騎」の独壇場から、フランス自慢のロンシャン競馬場が、ジャポンデーに変身、コースも(応援ツアーで大盛況)スタンドも「貸切状態」と盛り上がって来た。

 参戦日本馬3騎が次の通りですが、元気で順調な「検疫」、20日関空から渡仏予定も、現地は「秋到来」、朝晩が一段と冷え込み、樹木に紅葉が進んで来た。
 フランス・ロンシャンは、北海道・稚内の緯度と同じくらいの位置、その近くの大雪山に早くも初冠雪があったように、意外にもロンシャンにも「秋仕度」が急速に進んで来ている事実確認が必要だ。
 そこで、かつてのディープインパクトが参戦したとき、直前で寒さで軽い「風邪」を患い、その風邪薬(禁止薬物)が、馬房に散乱し、ディープの体内に残って、折角の3着健闘も、後刻(検尿で)失格の汚名と失態、よって今度は絶対「風邪ひくなよー!」のやじ馬応援団、切なる忠告の意味で、チョイと早いのですが、ここで「猛檄」を飛ばしておきます。
 そして強い相手に競り勝ってこその「勲章」なので、日本馬の圧勝、そして上位独占しても「稀に見る低調な凱旋門賞」だった・・などと(世界のホースマンに)言われたくはないのです。

*人気急上昇中の絶好調日本馬3騎
〇ジャスタウェイ(130p:牡5歳、福永祐一騎手、須貝尚介厩舎、Hクライ産駒、安田記念など3冠)
〇ゴールドシップ(124p:牡5歳、横山典弘騎手、須貝厩舎、Sゴールド産駒、宝塚記念など5冠) 
〇ハープスター(牝3歳、川田将雅騎手、松田博厩舎、Dインパクト産駒、桜花賞1冠、札幌記1着)
世界最高峰の凱旋門賞が真近に迫ったフランス・ロンシャン競馬場のGOAL前) 

<騎手陣が万全の布石で試走>
 先週「凱旋門賞」に参戦する日本の有力馬「ジャスタウエイ、ハープスター」に騎乗する福永祐ー(
Yuiti-Hukunaga)、川田将雅(Yuga-Kawada)の両騎手が、フランス・ロンシャン競馬場(右回りコース)に武者修行の渡仏、10月5日に迫った本番を意識し、フォルスストレートと芝の感触を事前に確かめるため、一般レースに各々騎乗し「騎手の方が試走」して帰って来た。
 方や「ゴールドシップ騎乗の横山典弘騎手(Norihiro-Yokoyama)」は、ブッツケ本番騎乗になるのか心配したが、レース当日に事前に(滞在厩舎の小林師が)騎乗馬を予定している情報が有る。
<強敵が次々に異変で回避
 しかし今年の凱旋門賞に参戦予定の本場有力馬に異変が起きている。
 前哨戦を叩いた各馬が次々に敗退し不調が伝えられて、更に中距離路線に変更や故障で回避表明した情報が世界中に飛び回った。
 日本馬3騎には今回は、特に強敵の多数が回避表明で、絶好のチャンス到来、他陣営が次々に回避する状況に喜んでいる場合でないが、「無事これ名馬」と言うように、至って順調な日本馬3騎の動向が一躍脚光を浴びて注目度急上昇では、ブックメーカーのオッズは急降下、真に(史上初の)3騎上位独占が現実味、悲願達成が間近に迫ってきた。

<欧州有力馬の動向>
*トレヴが回避表明(2連覇の夢が藻くずに)
 秋競馬が「たけなわ」、いち早く紅葉が始まったロンシャン競馬場
14日、凱旋門賞の前哨戦「ヴェルメイユ賞(GⅠ、芝2,400m)」に出走した昨年度の覇者「トレヴ(牝4歳)」が、断然の人気を背負うも、超スローペースの最後方からの競馬で、牝馬同士の競り合いに、遅れて3着はナンとか確保か・・でしたが、GOALまで内の伏兵馬に先行粘り込まれ、馬体を併せるも交わせず競り負け4着に敗北の屈辱(写真上:ヴェルメイユ賞)、この一戦に大きな期待を懸けていたが、4月「ガネー賞」2着、6月「プリンスオブウエールズS」で3着、そして今回4着と、走る度に「ジリ貧」の戦績、騎手も「前2走騎乗」の世界のデットーリ騎手から、昨年凱旋門賞勝利時の騎手「ジャネル」に戻して、復活走を期待したが敗退、これで今期3連敗を喫しては、体調が戻って居ないのか、牝馬の成長が早いと言われるが「乙女」から、あちこちに肉が付いて重めの「熟女」に成長し過ぎる「早熟牝馬」なのか? 昨年「オルフェーヴル」に「5馬身」も突き放したあの迫力の末脚が、もう峠を越えてしまったのか?
昨年(3歳)は、無傷の5連勝、凱旋門賞優勝(写真上:昨年オルフェ、キズナが参戦)で頂点を極めた馬が、今度も断然の主役に期待されていただけに、未だ絶不調の状態が続いては、凱旋門賞2連覇の偉業(過去の記録では50-51年タレティエーム、77-78年アレッジドに次ぐ3番目の記録なる)を目前にして、完調でないと見て、陣営の苦渋の決断が出走回避表明になったが、馬が故障した訳でなく着順が少し大きいだけ、未だ時間が有るし急速な体調回復や、メンバー次第で再挑戦があるかも・・に「僅かなチャンス」が残っているが、果たしてその真相は如何に?

*ザグレーギャッピーそしてオーストラリアも回避表明(あと2Fが長~い)
 13日の「愛チャンピオンS」に出走のザグレーギャッピー(2番人気)、オーストリア(1番人気)の2騎が対戦、ザグレーギャッピーがオーストラリアに「クビ差」競り勝ちして、仏ダービーに続いてGⅠ戦を2勝目を挙げるも、陣営は凱旋門賞に登録せず、今後は「英チャンピオンS、芝2,000m」の中距離戦に向かうと表明した。
 また英・愛ダービー馬「オーストラリア」は、ジャスタウエイ(130ポンド)に次ぐ、世界第2位(126ポンド)のレーテングに位置する強豪馬も、中距離戦に向かう、として回避表明した。

*シーザムーンが前哨戦で初黒星(ケガが再発では)
 「シーザムーン(3歳牡)」は、独ダービーで「11馬身」差の圧勝した強敵が、先週「バーデンS」に出走し、断然人気に支持されるも精彩を欠き、最後方から「アイヴォンホー(4番人気)」に、一気に差され「3馬身」も突き放され2着に敗れる屈辱、本調子にイマイチで5戦目に初黒星を喫した。
 その結果、本場のブックメーカー人気が急降下したのは当然も、ダービー後にケガした脚部が「再発」したようで、この馬も目標変更で回避、年内は休養宣言しては残念な情報ですが、そして16日にナント、未だ3歳の身で引退し、種牡馬入りすると衝撃の発表があった。
(脱線の逸話)
 日本馬にもビックリするほど凄い馬がいます。重賞どころかOP戦も勝てずに500万下の馬が早々に引退し、種牡馬になったのですから仰天です。
 藤沢和雄厩舎の「オンファイア」のことです。ディープインパクトの1歳下の全弟で良血、兄が大活躍のお蔭でこの馬も、走る前から過大な期待を一身に受けるも、デビュー戦(2歳新馬)では期待外れの3着、2歳未勝利で唯一勝利、そして3戦目の「東京スポ杯」がこれまた差し届かず3着でしたが、ここで脚部故障し長期休養し立て直して、次走に期待を懸ける調教中に再び脚部故障しては、ここで競走馬を断念、3歳で1度も走る事が無く早々に引退した。セリでナン億円もした競走馬が元手を回収できず引退はとても残念ですが、血統馬なので種馬で稼ぐことに変身した。
 未勝利戦1勝馬が種馬になれたのはこの馬ぐらいで超異例、過去の競走成績より、血統重視した選抜なのですが、インパクトと同じ血統でも、種付け料は兄のDインパクトよりは超格安で人気、その仔はソコソコの成績を挙げてはいますが、先見の目は立派です。
                                                      以上