2/15/2015

京都記念:断然ハープ、キズナ2騎纏めて撃破ラブリーデイ(戸崎)が殊勲大金星

 キズナ(武豊)が骨折休養明け久々出走、外から鋭い末脚(3F33秒3)で猛追も惜敗3着
 ハープスター(川田)が初めて中団から競馬も苦しい脚色でフラ付き不発5着撃沈無念

 スズカデヴィアス(藤岡佑)、ラブリーデイ(戸崎圭)、レッドディヴィス(シュタルケ)が先行、注目の断然人気ハープスター(川田将)の位置取りが、今日は初めて果敢に、中団からの競馬に、京都のスタンドは騒然・・。
 キズナ(武豊)は、後方2番手の定位置から3角で外から動いて、4角ではハープの直後の中団外まで上って直線、内のハープスターが内の馬群に突っ込み、キズナ(武豊)は外から追い上げる直線末脚勝負になった。
 可なり離して先頭は、脚色が確かなスズカデヴィアス(藤岡佑)と、外に馬体を併せたラブリーデイ(戸崎圭)の競り合い、懸命に追い上げても届きそうもないほど離された残り200mの直線半ばの先行馬に、最速の末脚(33秒3)で一気に馬体を併せるまで迫るも、僅か(クビ差)届かず大いに無念の入線、結果が全てのこの世界、善戦したでは大いに不満足、厩舎も武豊騎手も憮然の表情でしたから、自信の出走だったのでしょうか、あそこまで迫った末脚なら完調の出来で立派、勝って欲しかったのも事実です。この状態なら、次走は計画通り、5/4「産経大阪杯」に向い、6/17英国遠征予定の「スピルバーグ」と対決する。
 そして「33秒3」の末脚でも突き抜けられないのは、久々の実践で「馬体重+22kgの重目」もあるが、残る理由が「通ったコース獲り」になり、4角で8枠2騎の外を回ったタイムロス、距離ロスが、大きく響いたように思える。

  先行馬2騎の壮絶な競り合いのGOALは、寸前で際どく「ハナ差」抜け出し勝利したのがラブリーデイの根性、流石の仕上げした池江泰寿師と戸崎圭太騎手の力腕の合作の成果で、京都に遠征の「し甲斐」があって快心の勝利に「ニッコリ」、前走10F「レコードタイム」で駆け抜けた快速馬、この1度叩いた順調さで、中山金杯に続いて嬉しい重賞2連勝を「ハープとキズナ」のトップホースを撃破して、殊勲の勲章で飾った。

 そして、何よりも驚くことは、出走馬も、先着馬の全てが、サンデーサイレンス直系で占められたことに懸念が発生、次世代の日本競馬界には、この状態が続くことは、近親交配が進む事で異常なこと、そこで他の海外輸入産駒との交配が必須に成って来ている。
 (直線の入り口:逃げるスズカ、2番手ラブリー、外へ回るキズナ、馬群中を突くハープスター)

 ハープスター(松田博資厩舎)は、ジャパンC以来の出走で1番人気に推されるも、今日は、相手がキズナでは、結果を求めて、初めて中団位置取りの果敢な勝負の競馬でしたが、結果は「足元がフラフラ」で5着惨敗、我が当初から思っていた通りの走りで「ポカ」発生でした。
 でも事態は、これだけでは済まない。直線の競り合いで、外へ進路ではなく、苦しい脚色なのか、急激な内へ「刺さる(斜行)」する進路を取っては、後続のトウシンモンステラ(岩田康)の進路を著しく妨害したため審議、(着順変更は回避できたが)川田将雅騎手は「2/21~3/1」までの9日間、騎乗停止の極めて重い制裁が下って、踏んだり蹴ったりの不運炸裂した。

 更に、ハープスターの成績がいつも精彩を欠いては、川田騎手は「馬の制御が出来ない」と判断されて来ては、出走前から他騎手への乗替が「取り沙汰」され、切羽詰った一戦だったのですが、これで馬との相性の悪さと失速では、一気に乗替へ現実味を帯びたように思える事態になった。

キズナ撃破殊勲、今期重賞2勝目の戸崎圭太騎手」:JRA通算重賞18勝
(理想的な展開でしたね・・)そうですね、先生と話して良い形になりました。この馬の一番良い形のパフォーマンスをしようと思って乗りました。初めて乗せて貰ったのですけど、返し馬からいい雰囲気でスタートも上手く出ましたし、リズム良く行きました。(直線で後ろから2頭がくる思いがあったでしょうが・・)そうですね、その辺は思ってはいましたけど、ラブリーデイも(スズカに)併せながらシッカリと最後まで頑張って呉れたので、最後は(少し)出てくれたのは力の差かなと思います。(2連勝して春の戦いに期待が懸かるが・・)そうですね2連勝して力を付けて来たので楽しみです。

WIN5ー④」京都11R 京都記念(GⅡ、4歳以上OP、芝2,200m、1着賞金6000万円)結果
1着△1(6)ラブリーデイ 牡5(戸崎圭、池江寿、Kカメハメハ、差し、GⅢ1着)3番人気(33.9)
2着・(9)スズカデヴィアス牡4(藤岡佑、橋田満、Kカメハメハ、先行、GⅡ4着)4番人気(34.0)
3着◎(4)キズナ    牡5(武豊、佐々木昌、Dインパクト、差し、GⅠ-4着)2番人気(33.3)

タイム2:11.5 単勝850円、馬連3,040円、馬単5,900円、3連複2,940円、3連単24,210円
予想評定 D評価(10点):期待の本命3着で完敗も、次に繋がる走りを見せたキズナはOK

4着・(4)レッドデイヴィス せん7(シュタルケ、音無、Aタキオン、先行、GⅡ7着)7番人気
5着〇(8)ハープスター 牝4(川田将、松田博、Dインパクト、追込、GⅠ-5着)1番人気(34.0)
6着△2(7)トウシンモンステラ牡5(岩田康、村山明、Kカメハメハ、差し、GⅡ8着)5番人気
(出走11頭)

*東京11R 共同通信杯:リアルスティール(福永祐)が直線の末脚が冴え差し切り快勝
 先行したシゲルケンカヤマ(石川)の3番手で競馬した、我が期待の本命アンビシャス(Cデムーロ)が、直線残り400mで抜け出したときは、そのまま押し切れると思えたが(早い仕掛けにバッタリと脚が上って残念も3着確保)、一旦は内ラチ沿いでアンビシャスに交わされた「リアルスティール(福永祐)」が、体勢を立て直し残り200mでアンビシャスの直後から外に持ち出し追い上げ、並んでからは一気に抜け出し、外から追い上げた1番人気ドゥラメンテ(石橋脩)との競り合いを「1/2馬身」制し、感涙の1着GOAL、見事な末脚を発揮し、有力経験2騎を蹴散らし嬉しい2連勝、福永祐ー騎手も東京戦活躍「東京新聞杯」に続き重賞2勝目とした。
 流石の良血Dインパクト産駒で、前走の新馬戦で見せた末脚「33秒3」はフロックでは無い走りで、初東京遠征、そして初コースも問題なく軽く克服して快勝には脱帽、この大物の風格から、クラシック戦線に一気に台頭して来た。
 (残り200m:内先アンビシャス、外ドゥラメンテ、中リアルスティール(福永祐)が追い出す)

WIN5ー⑤」東京11R共同通信杯(GⅢ、3歳OP、芝1,800m、1着賞金3700万円)結果:良馬場
1着・(1)リアルスティール牡3(福永祐、矢作芳、Dインパクト、差し、新馬1着)3番人気(34.0)
2着〇(8)ドゥラメンテ 牡3(石橋脩、堀宣行、Kカメハメハ、先行、500下1着)1番人気(33.7)
3着◎(10)アンビシャス牡3(Cデムーロ、音無秀、Dインパクト、先行、500下1着)4番人気(34.5)

タイム1:47.1 単勝610円、馬連710円、馬単1,810円、3連複2,380円、3連単10,870円
予想評定 D評価(0点):1着馬を外し、本命対抗馬が3・2着では完敗です。

5着▲(3)アヴニールマルシェ牡3(北村宏、藤沢和、Dインパクト、差し、GⅢ2着)2番人気
6着△1(6)ソールインパクト牡3(内田博、戸田博、Dインパクト、差し、GⅢ4着)6番人気
9着注(9)ショーボート  牡3(浜中俊、石坂正、ハービンジャー、先行、未勝利1着)9番人気
12着△2(11)ダノンメジャー 牡3(横山典、橋口弘、Dインパクト、差し、GⅡ10着)6番人気
(出走12頭)

*小倉11R 門司S:サンビーン(丸田恭)の二枚腰で粘り切り辛勝
 4角で4番手に上がったサンビーン(丸田恭)と、期待の本命グレナディアーズ(北村友)が中団から先団外から、優に抜け出すかに思えたが、以外にもサンビーン(丸田恭)が二の足を使って内で粘り通して1着、グレナディアーズが追い上げられず競り負け2着無念、内ラチ沿いから抜け出したコウセイコタロウ(黛弘)が、追い上げるベルウッドテラス(津村)に際どく迫られるも3着に残した。
WIN5ー③」小倉11R 門司S(4歳以上1,600万下、ハンデ、ダート1,700m)結果
1着・(2)サンビーン  牝5(丸田恭、石栗龍、Sマンボ、逃げ、1600下7着)7番人気(3F36.9)
2着◎(10)グレナディアーズ牡4(北村友、音無、Nユニヴァース、先、1600下6着)1番人気(36.6
3着・(4)コウセイコタロウ 牡6(黛弘人、中野栄、Fサン、差し、1600下10着)11番人気(36.9)

タイム1:45.1 単勝1,930円、馬連3,540円、馬単9,080円、3連複38,580円、3連単173,190円
4着△3(12)ベルウッドテラス 牡5(津村明、二ノ宮、Sゴールド、差し、1600下3着)5番人気
6着△2(8)シンワウォッカ  牝6(藤田伸、白井寿、Sダイヤ、差し、1000下1着) 6番人気
9着△1(15)シグナルプロシード牡5(バルジュー、高橋忠、Mボーラー、先、1600下4着)3番人気
12着▲(6)タイセイシュバリエ牡6(高倉陵、宮本博、クロフネ、先行、1600下4着) 2番人気
15着〇(13)メイショウコンカー牡6(吉田隼、藤原英、Aタキオン、先行、1600下2着)4番人気
(出走16頭)

*東京10R 雲雀S:オメガヴェンデッタ(浜中俊)が早めの抜け出しで押し切る辛勝
 直線の末脚勝負に、直線の半ばで大混戦の馬群の中から、先ずはオメガヴェンデッタ(浜中俊)が抜け出し、外からマカハ(内田博)、そしてオースミナイン(福永祐)が追い上げて来て、長い直線の叩き合いしてGOAL、内オメガヴェンデッタ(浜中俊)、早めに仕掛け抜け出した、内オメガヴェンデッタが際どく競り勝ち「ハナ差」凌いで嬉しい1着し、念願のOP入り果たした。
 惜しかったのが我が本命のマカハ(内田博)、競り合いに惜敗無念、半馬身遅れてオースミナイン(福永祐)が3着、1番人気に期待されたマンボネフュー(蛯名正)は、持ち前の先行力を発揮出来ず、中団のままで迫力なく9着完敗でした。
「WIN5ー②」東京10R 雲雀S(4歳以上1,600万下、芝1,400m)結果:良馬場
1着△(14)オメガヴェンデッタせん4(浜中俊、安田、Zロブロイ、差、1600下6着)4番人気(33.8)
着◎(11)マカハ    牡6(内田博、小崎憲、Kカメハメハ、差し、1600下2着)3番人気(33.6)
3着▲(12)オースミナイン牡5(福永祐、松永昌、Dインパクト、差し、1600下7着)2番人気(33.5)

タイム1:21.9 単勝750円、馬連2,860円、馬単5,290円、3連複3,940円、3連単25,580円
9着〇(10)マンボネフュー牡5(蛯名正、国枝栄、バゴ、先行、1600下2着)1番人気
(出走15頭登録)

*京都10R 飛鳥S:卒ない競馬のテイエムイナズマ(シュタルケ)が抜け出し快勝
 直線で、4角先行2番手から大きく抜け出したミヤジタイガ(和田竜)が押し切るところに、3番手先行したテイエムイナズマ(シュタルケ)が追い上げ交わして先頭でGOAL、2着には中団から追い上げたシベリアンスパーク(戸崎圭)がミヤジタイガを交わして届き、期待の断然人気トーセンマタコイヤ(武豊)が中団から追い込むも、後方の位置取りと外を回っては3着にも届かずの4着無念なり。
「WIN5ー①」京都10R 飛鳥S(4歳以上1,600万下、芝1,800m)結果:良馬場
1着△(6)テイエムイナズマ牡5(シュタルケ、福島、Bタイド、差し、1600下4着)3番人気(33.8)
2着・(5)シベリアンスパーク牡6(戸崎圭、手塚、Sホーク、先行、1600下6着)5番人気(33.5)
3着▲(8)ミヤジタイガ 牡5(和田竜、岩元、Nユニヴァース、先行、1600下2着)4番人気(34.3)

タイム1:46.9 単勝990円、馬連7,030円、馬単15,630円、3連複10,350円、3連単111,740円
4着◎(3)トーセンマタコイヤ牡4(武豊、加藤征、Dインパクト、差、1600下2着)1番人気(33.6)
6着〇(4)エアアンセルム  牡4(岩田康、吉村圭、Sクリスエス、差し、1600下3着)2番人気
(出走10頭)

WIN5」挑戦の道:今週は「キズナとハープスター」の対戦が見もの、後の対戦は不明だ。
予想①◎3-②◎11〇10-③◎10〇13-④◎4〇8-⑤◎10〇8=16通り
結果①(△6)-②(△14)-③(・2)-④(△6)-⑤(・1)=「的中35票」払戻16,697,080円
「3-4-7-3-3」人気で決着し、期待の1番人気が全て撃沈する大荒れ展開で、稀な大穴党天下の一日でした。