3/27/2014

ドバイが激熱 ジェンティルドンナが参戦

ドバイ・メイダンに世界の強豪集結
 JRAに馬主登録(ミッドフェアサマーなど)があり、北海道に育成牧場も所有する世界の富豪「H・H・シェンク・モハメド殿下」が理事長を務め主催する「世界最高賞金額」で知られるドバイワールドディー、「アラブ首長国連邦、ドバイ・メイダン競馬場」に、世界の強豪が集結して、ドバイワールドカップ(優勝賞金6億円)ほかGⅠ戦3鞍に、日本からも最強馬で(昨年2着のリベンジに燃える)ジェンディルドンナほか強豪「8頭」も参戦し、騎手も武豊、福永祐一、浜中俊、幸英明ほかが遠征参戦し、この高額賞金を総獲りしようと「今週の土曜深夜」日本の裏側に当たるドバイで(ナイター競馬:日本より西側で時差ー5時間)盛り上がっており、グリーンチャンネルでも(無料)実況放映サービスして呉れるので、とても眠い時間も興奮度700%、ビール片手に(徹マンのつもりで)、嬉しい日本馬快勝の瞬間が「直で」見られる可能性大に応援しましょう。
 毎年ドバイ参戦で気になる不安は、レースの合間に繰り広げられるお祭り騒ぎ、大音響での「花火とショータイム」は、観客には良い刺激ですが、決戦を前に、繊細なサラブレッドには決して良い事とは思えない。条件は皆同じですが、これには慣れていないし(一時メンコで防御しても)異常な雰囲気は競走馬に良い影響になるとは思えない。レースが全部終わってからにするべしと考える。
 (ドバイ・メイダン競馬場(GPS写真)、左回りで外が芝、内の黒いコースがAW、左上の白い建物がスタンド兼ホテル:未だ大屋根がついていない)
(レースの合間に「花火やショー」が行われるドバイワールドディー:メイダン競馬場)
ナイター競馬を楽しむメイダン競馬場のコースとスタンド)
メイダン自慢の円形パドック兼ウイナーズサークル、本馬場近くに設置されている)

3/29(土曜、日本時間22:10発走)
メイダン第2R ゴドルフィンM(GⅡ、4歳以上OP、AW1,600m、1着賞金6千万円)16頭
(14)ブライトライン (牡5歳、57kg、jk福永祐、鮫島一、フジキセキ、23戦6勝)単勝15倍
参考(5)ソフトフォーリングG(牡4歳、南アフリカ、57kg、jkハナガン)1番人気、単勝4.33倍
参考(10)シュルク      (牝4歳、USA、55kg、jkデソウサ)   1番人気、単勝4.33倍

3/29(土曜、ドバイ20:39 日本時間25:39(時差ー5時間)発走)
*第7R ドバイデューティフリー(GⅠ、4歳以上OP、芝1,800m、1着賞金3億円)13頭
(2)ジャスタウェイ (牡5歳、57kg、jk福永祐、須貝尚、Hクライ産、17戦4勝)単勝4.5倍
(6)トウケイヘイロー(牡5歳、57kg、jk武豊、清水久、Gヘイロー、19戦8勝)単勝21倍
(12)ロゴタイプ  (牡4歳、57kg、jkCデムーロ、田中剛、Rグリン、11戦5勝)単勝17倍
参考(4)ザフューグ(牝5歳、英国、55kg、jkビュイック)1番人気、単勝4倍

3/29(土曜、ドバイ21:17 日本時間26:17発走)
*第8R ドバイシーマクラシック(GⅠ、4歳以上OP、芝2,410m、1着賞金3億円)13頭
(3)デニムアンドルビー(牝4歳、54.5kg、jk浜中俊、角居勝、Dインパクト、9戦3勝)単勝8倍
(12)ジェンディルドンナ牝5歳、55kg、jkRムーア、石坂、Dインパクト、13戦8勝)単勝4.5倍
参考(4)マジシャン (牡4歳、アイルランド、56.5kg、jkオブライエン)1番人気、単勝4倍

3/29(土曜、ドバイ22:05 日本時間27:05発走)
*第9R ドバイワールドカップ(GⅠ、4歳以上OP、AW2,000m、1着賞金6億円)16頭
(2)ベルシャザール(牡6歳、57kg、jkCルメール、松田国、Kカメハメハ、17戦6勝)単勝13倍
(11)ホッコータルマエ(牡5歳、57kg、jk幸英明、西浦勝、Kカメハメハ、15戦5勝)単勝15倍
参考(12)ルーラーオブザW(牡4歳、アイルランド、57kg、jkオブライエン)1番人気、単勝5倍

(日本馬の参考写真)
DF= (天皇賞・秋:1着ジャスタウェイ、2着ジェンティルドンナ)
 SC=(ジャパンC:1着ジェンティルドンナ、2着デニムアンドルビー)
(昨年ドバイシーマクラシック:1着セントニコライスアビー、惜敗2着赤帽ジェンディルドンナ)
WC=(フェブラリーS:1着コパノリッキー、2着ホッコータルマエ、3着ベルシャザール)


アドマイヤムーン栄光の勝利記憶(2007・3・31)
*人気に応えて圧勝
 3歳牝馬のダイワスカーレット、ウオッカなどが桜花賞で激突騒ぎで沸いていた時、日本から「ドバイデューティフリー(当時の開催地:ナド・アルシバ競馬場)」に参戦したアドマイヤムーン(牡4歳、武豊、松田博資調教師)が、断然の期待を背負い、期待に応え大きく抜け出し、圧勝したレース、GOAL後に待ちかねた関係者の前に、左拳を固く握ってガッツポーズで凱旋し、勝って当然と満面の武豊騎手ほかが、このこみ上げる笑み、3着にもダイワメジャー(安藤勝己騎手)が入線し、日本馬の実力を「世界のホースマン」に誇った一戦でした。
*高額のオファー
 その後、アドマイヤムーンには、ドバイ(モハメド殿下)から、当歳馬で取引価格が「1,600万円」の若駒が、ナント「40億円」でオファーがあり仰天、(馬主)近藤利一氏は、ビジネスとして前向きに検討するとし、日本の至宝なので「現役中は日本で走らせる」との条件で譲った経緯があり、以降、香港QE2世Cに遠征し3着、宝塚記念1着、天皇賞・秋6着、ジャパンC1着するなど大活躍、4歳で引退後、日本(北海道)で「ダーレー・ジャパン・ファーム(有)」の種牡馬で繋養されている。この時期までに40億円を超えるサラブレッドの取引では、種牡馬ラムタラ(42億円)以来の出来事です。
*今年も遭遇するかも
 この歓喜のシーンが、再現されそうで注目、優勝賞金が大きな魅力ですが、それよりも「〇〇億円で・・」と、オファーが再熱すれば最大の「ドキドキ」なのです。
 昨年フランス・ロンシャンの「凱旋門賞」に挑戦する「オルフェーヴル」が、前哨戦で圧勝した強さに感激したのか、「白紙小切手」に好きな金額を書いて良いから譲ってくれと、アラブの石油富豪が何度もオファーして来たが、悲願の勝利が目的なので、これを「丁重に断った」と報じられている。