4/20/2014

皐月賞:イスラボニータ(蛯名正儀騎手、栗田博厩舎)が快勝戴冠

中山11R 皐月賞:イスラボニータ(蛯名正)が期待通り快勝、先ず第一冠制覇
 *期待に応えて我が本命イスラボニータ(蛯名正)が、人気のトゥザワールド(川田将)を、外から、後追い出しで、そして「力ずく」でねじ伏せて「1馬身1/4」も押し切って快勝した。
  1番人気のトゥザワールドは、中山では必勝の位置取りでレースしたが、直後に付けたイスラボニータとの最後の末脚勝負で「0秒6」の競り負けは、もはや完敗なのです。
 初右回り、初中山コース、初距離などの不安材料が多くあったが、これを難なく克服、打ち勝って、JRA史上初の3歳クラシックでの「フジキセキ産駒」が優勝は快挙、差し馬にはもっとも難しいとされる小回り中山での勝利で、第一冠目を獲得し、次(ダービー)も狙える期待が高まった。

 スタートして大外枠のウインフルブルーム(柴田大)は気合いを入れて先頭に立って1・2角を回り、2・3番手にも外8枠3騎が先行、そして「紅一点」藤沢和厩舎の執念クラシック獲りに賭ける牝馬で参戦のバウンスシャッセ(北村宏)が内4番手先行、我が期待のイスラボニータ(蛯名正)は中団の外に、内のアドマイヤデウス(岩田康)と並んで待機しする競馬、3角から外を突いて先団まで上がって4角、懸命に逃げ込むウインフルブルーム(柴田大)が、未だ未だ脚色はシッカリして、逃げ残りが有るような気配に不安が一杯充満、アジアエクスプレス(戸崎圭)が2番手に上がって直線を向いて・・・

 トゥザワールド(川田将)が3番手に上がり、その直後に付けたイスラボニータ(蛯名正)がトゥザワールドの外に進路を取って並んで、馬体を併せて暫く一騎打ちするも、坂上では(もはや)相手でななく「1馬身1/4」突き放して待望の先頭でGOAL、見事に4連勝し、3冠達成には一番難関と言われる(中山)皐月賞で、感涙の第一冠を獲得した。

 そして我が順位付けが既に済んでいると判断した「3段論法」は、ワンアンドオンリー(横山典)が「差のない4着」に先着するも、以前対戦した「東スポ杯」と同様の「着差」のまま決着、後塵を浴びる位置には変わらず、よって「トゥザワールド」も、もはや相手でない論法は大正解でした。
 そしてもう一つの貴重なデータ、皐月賞の1番人気は、昨年に続いて「連続1着には来ない」も正解、そして優勝確率が3割は、今年の番では無かったし、連対率5割は守られたようです。

 結果論そして批判ではなく腕の力量を「比較」しているのですが、川田将雅騎手は現在リーデングも、良い馬に巡り合って幸せな奴です(これも騎手の特技の内です)。
  今年は勝率25%と断トツの好成績も、通算の勝率では一気に半分の11%になる。そして1着と同じくらい2着が多く有る点が、確実性に磨きを掛けるべき課題が残っているのです。
 皐月賞では良く乗り熟し2着確保は立派でした。でもいつも感じるのですが、やや強引な騎乗スタイルなど、若さゆえ少し「荒さ」が目立つのです。惜敗(ハープスター阪神JF2着など)や大敗(脚を余して敗北など)が多く見られる。
 慎重で確実な騎乗さ(弥生賞で辛勝)などが、楽勝の舞台が際どい勝負になるなどの騎乗では、多くの反省点なのです。これを直前のインタビューでも「負ける気がしない」などと、豪語している点が修業が足りない表れです。この点は「蛯名正義騎手」の比ではなく、腕と考え方では可なり劣勢になるのです。
 川田将雅騎手は、これら惜敗を教訓に「武豊や岡部幸雄」級へ、大きく成長して欲しいのです。
(GOAL前:1着イスラボニータ、2着トゥザワールド、3着ウインフルブルーム、4着外ワンアンド)
 (残り200m:横一線 最内ウインフルブルーム、アジア、トゥザワールド、外イスラボニータ)
 (4角から直線:外白帽イスラボニータ(蛯名正)が追い上げ開始、最後方大外がワンアンド

 3着は、内ラチ沿いで逃げ粘り込んだウインフルブルーム(柴田大)が残し、大外から(最速の上がり34秒3で)追い上げたワンアンドオンリー(横山典)が僅かに「ハナ差」届かず無念の4着は残念でした。
 我が対抗に期待した(無傷の3連勝し良血馬)トーセンスターダム(武豊)は、6番手の先行策で競馬も、直線でバッタリ、良い結果を出せず11着撃沈は残念、その代り今日の武豊騎手は、中山で大暴れ、人気薄伏兵馬を果敢に逃げ・先行策で3勝を挙げ、流石の力腕は健在、8R、10R、そして最終12Rを快勝、シッカリ稼ぐところは関西気質で、お土産一杯の帰京した。

GⅠ勝利を20勝に伸ばした蛯名正義騎手」:牡馬クラシック:皐月賞は初制覇だ!
本当に強かったてすね・・)ま~右回りとか、二千は初めてだとか有りましたが、対戦の相手も未だ当たっていなかったり、チョットどうかなと思ったりしたけど、馬を信じて、強いと思って乗りました。
インで伸びるトゥザワールドとの戦いは・・)手応え良く前も行っていたので、今まで一番に「しまい(末脚)」以外は、折り合っていたので、早めに出て行っても凌いでくれると思い、一気に行きました。早めにハナに立ったので(馬が躊躇していたが)、馬を(内の馬に)併せたのですけど、並んでいたので多分凌いでくれると思った。
GⅠ勝利20勝目で皐月賞は初めての感想を・・)女の子(牝馬)はナンとか3つ取らさせて貰って、男の子(牡馬)がナンとか(ここで)1コ取らせて貰って、次にもう1コ(ダービーが)あるので、次に向けて頑張ります。今日は折り合いも付いてスムースな競馬が出来たので、更に「この馬は東京(コース)の方が持ち味は良い」と思うので、ナントか良い感じで持って行ければ良いなと思っています。
(参考)3歳クラシック制覇記録=牡馬:菊花賞*マンハッタンカフェ、皐月賞*イスラボニータ
                   =牝馬:オークス*ウメノファイバー、牝馬3冠*アパパネ

「WIN5ー⑤」中山11R 皐月賞(GⅠ、3歳OP、芝2,000m)結果
1着◎(2)イスラボニータ(蛯名正、栗田博、フジキセキ、先行、GⅢ1着)2番人気(34.6)
2着△1(17)トゥザワールド(川田将、池江寿、Kカメ、差し、GⅡ1着)1番人気(3F35.2)
3着・(18)ウインフルブルーム(柴田大、宮本博、Sウィーク、先、OP2着)8番人気(35.6)
4着▲(1)ワンアンドオンリー(横山典、橋口弘、Hクライ、差し、GⅡ2着)4番人気(34.3)
5着・(8)ステファノス (後藤浩、藤原英、Dインパクト、差し、GⅢ3着)15番人気(34.8)

6着△2(16)アジアエクスプレス(戸崎圭、手塚貴、Hヒューズ、差し、GⅡ2着)5番人気
7着*(10)ベルキャニオン (福永祐、堀宣行、Dインパクト、差し、GⅡ6着)13番人気
8着・(3)クラリティシチー(内田博、上原博、Kカメハメハ、先行、GⅡ3着)10番人気
9着・(6)アドマイヤデウス(岩田康、橋田満、アドマイヤドン、先行、OP1着)7番人気
10着△3(11)ロサギガンティア(柴田善、藤沢和、フジキセキ、差し、GⅡ1着)6番人気

11着〇(7)トーセンスターダム(武豊、池江寿、Dインパクト、先行、GⅢ1着)3番人気
11着同着*(14)バウンスシャッセ(北村宏、藤沢和、Zロブロイ、差し、GⅢ1着)12番人気
13着・(15)コウエイワンマン(松岡正、川村禎、Gポケット、差し、500下3着)18番人気
14着・(9)スズカデヴィアス(シュタルケ、橋田満、Kカメ、差し、OP1着)14番人気
15着・(13)キングズオブサン(浜中俊、荒川義、Cテナンゴ、先行、GⅡ5着)11番人気

16着・(5)アデイインザライフ(田辺裕、鈴木孝、Dインパクト、追込、GⅡ3着)9番人気 
17着・(12)タガノグランパ (石橋脩、松田博、Kカメハメハ、差し、GⅢ1着)16番人気
18着・(4)クリノカンパニー(江田照、荒川義、カンパニー、差し、GⅢ11着)17番人気

タイム:1分59秒8 (4F47秒3-3F35秒3-2F23秒7-1F12秒0)
 単勝510円、馬連920円、馬単1,900円、3連複7,690円、3連単33,490円 
予想評定C評価(60点):本命1着(50点)は当然も、2着馬を軽視、3着伏兵も外し減点です。

阪神11R難波S:マコトブリジャール(秋山)が快勝、デウスウルト(ペドリサ)競り負け2着
 大逃げして大きく離して先頭で競馬のドリームトレイン(幸英明)が、直線でも末脚に余裕があるように粘り込み、あわやの逃げ切りかも・・でしたが、GOAL寸前でマコトブリジャール(秋山真)が鋭く一瞬で差し切り1着、2着が期待の本命デウスウルト(ペドリサ)がようやく追い上げて2番手に届いて決着した。
「WIN5ー④」阪神11R難波S(4歳以上1,600万下、ハンデ、芝1,800m)結果
1着・(4)マコトブリジャール(秋山真、鮫島、Sホーム、先、1600下8着)7番人気(33.8)
2着◎(8)デウスウルト(ペドリサ、平田修、Kカメ、先行、1600下4着)3番人気(3F33.7)
3着・(6)ドリームトレイン(幸英明、谷、Wマズル、先行、1600下16着)10番人気(34.7)

5着〇(1)ミルドリーム(池添謙、角居勝、Sクリスエス、差し、1600下2着)2番人気
9着▲(5)リヴェレンテ(三浦皇、浅見秀、Kカメハメハ、先行、1600下3着)1番人気
10着△2(3)ローレルブレッド(藤岡佑、今野貞、Sハート、差し、1000下1着)4番人気
12着△1(12)タマモマーブル(小林徹、南井克、Mサンデー、差し、1600下2着)6番人気
タイム1:45.7 単勝1,610円、馬連3,580円、馬単8,560円、3連単201,570円

福島11R 奥の細道特別:メイショウブシン(丸田)が末脚良く差し切り1着 
 逃げ込みを図るアドマイヤネアルコ(丸山元)を後方待機し、直線馬群を鋭く割って伸びて来たメイショウブシン(丸田恭)が、期待に応えて快勝した。
 3着も内ラチ沿いで末脚を伸ばしたトルークマクト(柴山雄)が粘り込み、福島戦ではとても珍しい、期待していない馬券がスンナリ的中する(ギネス級の)自分でも仰天の珍事なのです。
 そして又ここも、精鋭4騎を選抜して「◎△▲」で3連単が約8000円なら「オンの字」なのです。
WIN5ー③」福島11R 奥の細道特別(4歳以上1,000万下、芝2,600m)結果
1着◎(1)メイショウブシン(丸田恭、沖芳、Mサムソン、差し、1000下6着)2番人気(34.9)
2着△(5)アドマイヤネアルコ(丸山元、友道、リンカーン、先、1000下9着)5番人気(35.7)
3着▲(8)トルークマクト(柴山雄、尾関知、Aジャパン、差し、1000下2着)1番人気(35.6)

10着〇(6)カーマイン (中舘英、石坂正、Kカメハメハ、先行、1000下8着)3番人気
タイム2:43.8 単勝430円、馬連1,230円、馬単2,350円、3連単8,240円

中山10RオルフェーヴルC:サウンドガガ(武豊)が軽快に逃げ圧勝、ダッシャー(戸崎)2着
 ここも逆さピラミッド「3・2・1」人気で決まった。スタートを決め、軽快に先手必勝策のサウン
ドガガ(武豊)が終始先行して、直線もその体勢のまま、後方で追い上げる各馬を尻目に「2馬身1/2」も引き離し圧勝した。
 離れた2・3着争いは、3騎で大接戦、馬体を併せて内アビリティラヴ(柴田善)、外ダッシャーワン(戸崎圭)の競り合いし、外ダッシャーワン(戸崎圭)が僅かに競り勝った。
 そしてここも、精鋭4騎を選抜して「△◎〇」で3連単が約万馬券なら「オンの字」なのです。
「WIN5ー②」中山10RオルフェーヴルC(4歳以上OP、ハンデ、ダート1,200m)結果
1着△(12)サウンドガガ (武豊、佐藤正、Rルーラー、先行、OP9着)3番人気(35.7)
2着◎(7)ダッシャーワン(戸崎圭、安田、Fピュティ、先行、OP2着)2番人気(35.6)
3着〇(11)アビリティラヴ(柴田善、本間忍、Mラヴ、先行、1600下1着)1番人気(35.9)

5着▲(9)シセイオウジ (田中勝、宗像義、Kカメハメハ、追込、OP4着)5番人気
タイム1:11.5 単勝590円、馬連1,400円、馬単3,240円、3連単9,710円

阪神10R 陽春S:メイショウノーベル(幸英明)が押し切る、フルヒロ(藤岡佑)競り負け3着
 典型的な逆さピラミッド決着、つまり人気順が逆さ(4・2・1)ということ、この並びが本当に馬券が取れないパターンで「Box」やマルチ買い意外に獲れない組合せなのです。
 スタートでトップフライアー(鮫島)、メイショウ(武幸)、そしてドリーム(小牧太)が先行し、直線もトップ(鮫島)が、懸命に粘り込みを見せたが、内から先団5番手で競馬したメイショウノーベル(幸英明)、ドリームコンサート(小牧太)が抜け出して叩き合いの一騎打ち、更に中団外から人気のフルヒロボーイ(藤岡佑)が、末脚を伸ばしたが、先着争いに参加できず届かずの3番手まで、早めに動いた外メイショウノーベル(幸英明)が、内で粘るドリームコンサート(小牧太)を「アタマ差」差して競り勝った。
 そして精鋭4騎を選抜して「△〇◎」で3連単が万馬券なら「オンの字」なのです。
 「WIN5ー①」阪神10R陽春S(4歳以上1,600万下、ダート1,200m)結果:小雨
1着△(2)メイショウノーベル(幸英明、武田、Sウィーク、先、1000下1着)5番人気(36.4)
2着〇(12)ドリームコンサート(小牧太、河内、Sヴィグラス、先、1600下8着)2番人気
3着◎(6)フルヒロボーイ (藤岡佑、田中清、Fリアス、先、1600下2着)1番人気

6着▲(3)レギス     (松山弘、鈴木孝、Gアリュール、先行、1600下4着)3番人気
タイム1:11.5、単勝760円、馬連1,980円、馬単4,340円、3連単16,240円

「WIN5」挑戦の道:今週は固いRがなく大混戦、相手は◎〇だけでは済まないように思う。
予想①◎6〇12-②◎7〇11-③◎1〇6-④◎8〇1-⑤◎2〇7=32通り
結果①(△2)-②(△12)-③◎1-④(・4)-⑤◎2=「的中150票」払戻3,396,160円
「5-3-2-7-2」人気で決着、最初から外し無念、無印馬が1着しては当然のこと全滅です。

記録フラッシュ」:江田照男騎手、秋山真一郎騎手、共に7RでJRA通算勝利800勝を飾る
 土曜の中山競馬参戦の江田照男騎手(79年2月生れ)が第7R「アンジェラスベル」で1着してJRA通算勝利を800勝と区切りの記録を伸ばした。JRA史上41人目(現役20人目)になる。

 また日曜の阪神競馬参戦の秋山真一郎騎手(72年2月生れ)は、第7R「ネオアレクサンドラ」で1着して、JRA通算勝利を800勝と区切りになる記録を伸ばした。昨日の江田照男騎手に続くJRA史上42人目(現役21人目)になる。