大挙してドバイワールドに参戦で総獲りなら10億円の夢舞台
*アラブ首長国連邦ドバイ(メイダン競馬場)で開催される「ドバイWC」に参戦するため、騎手そして調教師、馬主など関係者が来週大挙して渡航する。日本馬が近年著しく成長して世界に通用するまでになった証、嬉しい便りが有りそうだ。全部上位入着なら総額10億円にもなる高額賞金に世界のホースマンがその動向を注目している。
参戦調教師は安田隆行、小崎憲、矢作芳人、堀宣行、藤原英師らの5名、そして騎手は藤田伸二、武豊、福永祐一、小牧太の4名になる。
参戦馬はトランセンド、スマートファルコン、ダークシャドウ、エーシンフラッシュ、エーシンヴァーゴウ、マカニビスティ、ゲンテンの稀に見る7騎の豪華版である。
*昨年のドバイWCでは、日本馬のビクトワールピサ(騎手Mデムーロ)、トランセンド(騎手藤田伸)でワン・ツーと決まって大健闘(期待のブエナビスタは着外)したレース(写真1:外1着ピサ5番、逃げ粘り内2着トランセンド2番)、モハメド殿下**の自慢のコースとスタンド(最下段写真3参照)をいとも簡単に日本馬に攻略されては顔面蒼白になったかも・・なのです。
立て直して昨年の忘れ物、ピサには叶わなかったが今年こそで再挑戦のトランセンド、決め手の先手での「逃げ切り」に大いに期待が掛かる遠征、でもライバルの強いもう一頭、ダート界の鬼才「スマートファルコン」が先行力では負けられない一戦、も日本ダービー馬のエーシンフラッシュも負けられない。ドバイの果てで世界の名馬を蹴散らして日本馬同士が相手、ドバイまで遠征しての巴戦か一騎打ちなのだ。
壮行会になるべきの前走GⅠフェブラリーSで断然人気になるも、先手を獲れず伏兵「テスタマッタ岩田康1着」の7着に失速して心配されるも、一度叩いた成果で気合いが入ってきたのでしょうか?
*そしてダークシャドウは、国内でGⅡ勝ちはあるものの、ドバイ遠征でGⅠ獲り挑戦、そして初3歳馬ゲンテンが日本より、そして皐月賞よりも、一足先にダービー優勝を飾れるのか?が楽しみの一戦、仰天の新記録1年に2回ダービー制覇が千載一隅の大きなチャンスを秘める一戦になる。
(写真2:昨年のJCダで圧勝したトランセンド藤田伸騎手)
ドバイワールドレース参戦馬
〇ドバイワールドカップ(GⅠ、AWタベタ2,000m)
優勝賞金600万米ドル(約4億8千万円)*トランセンド(牡6歳)安田隆行師 騎手藤田伸二
*スマートファルコン(牡7歳)小崎憲師 騎手武豊
*エーシンフラッシュ(牡5歳)藤原英師 騎手Cルメール
〇アルクオーツスプリント(GⅠ、芝1,000m)
優勝賞金60万米ドル(約4,800万円)*エーシンヴァーゴウ(牝5歳)小崎憲師 騎手武豊
〇UAEダービー(GⅡ、AWタベタ1,900m)
優勝賞金120万米ドル(約9,600万円)*ゲンテン(牡3歳)矢作芳人師 騎手ウイリアムズ
〇ドバイビューティフリー(GⅠ、芝1,800m)
優勝賞金300万米ドル(約2億4千万円) *ダークシャドウ(牡5歳)堀宣行師 騎手福永祐一
〇ドバイゴールドカップ(GⅢ、芝3,200m)
優勝賞金60万米ドル(約4,800万円) *マカニビスティー(牡5歳)矢作芳人師 騎手小牧太
**モハメド殿下(=H・H・シェイク・モハメド)とは・・
アラブ首長国連邦副大統領兼首相(ドバイ首長:競馬協会代表)
由緒ある伝統の「ケンタッキーダービー」に参戦2年目でイキナリ制覇するなど奇抜・財力で名誉を次々に勝ちとる大富豪で、砂漠の国土に世界一の超高層ビル建設や世界のデザイヤーを競わせた素晴らしい都市計画、そして海もヤシの木型の埋立て地に高級別荘地建設して世界の富豪を集客などでバブル景気を展開中も現在は下火のようですが、先見性の眼力は確かで、数年前ドバイ遠征した日本馬「アドマイヤムーン」の激走に虜になって42億円という高額オファーでド肝、以降ムーンは天皇賞・秋で快勝して引退し、北海道日高「ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社」を外国籍のファームを初設立し、ここで種牡馬に、でも初代のファーム場長の成績不振で引責1年足らずで交代させるなど辣腕発揮、昨年待ち望んだ自分のファーム生産馬のAタキオン産駒の牡馬「デボネア(現在放牧中)」で初ダービー出走キップを得て、ナントあの世界で名高い名手「L・デットーリ騎手」を急遽騎乗参戦、しかもモハメド殿下直々に馬主として参戦すほどの愛馬に溺愛、馬よりも入れ込みようは半端でなく感動され「3番人気」の高支持を得るも、悪天の重馬場では末脚発揮出来ずの12着に撃沈でした。
でも殿下は「最高の晴れ舞台に最高の騎手で参戦するのは当然、来年も来たい!」と語っては喝采を受ける大の親日家なのです。
ですから素晴らしい自慢のメイダン競馬場(写真)で、日本からドバイ参戦して呉れること、多くの関係者、そして多くのファンが一緒に入国して観戦してくれること、更に第二の「アドマイヤムーン」が誕生してくれるのが、何よりも嬉しいのです。
今度また勝てば大金持ちの殿下のことですから「買いたい!」とオファーがあるかも・・のドキドキ参戦なのです。
(写真:昨年ドバイWCで優勝関係者を表彰するモハメド殿下(中央)と歓喜の左馬主、右角居師、騎手Mデムーロなど、そして自慢メイダン競馬場、芝コースの内に全天候ウエーザーコース)
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