1/31/2013

京都すばるS:エアウルフ浜中俊の逃げ切りに期待

 京都、中京の週末は降雨(降雪よりはよいが)では、土曜の馬場は確実に湿ると見て、先行馬に展開有利のレースになりそうだ。
 東京戦にはOP戦はなく、チョイト寂しい展開も、Dインパクト産駒が多く参戦してその実力のほどは如何に・・になる。

東京11R:ヴィンテージイヤー(内田博)の逃げ粘り込み期待
 先行し単調な走りに思えるヴィンテージ内田博よりは、順調に2連勝しているフレイム蛯名正の差し脚が有利と思うが久々の東京遠征戦で少し割引して、やはり先行粘り込むヴィンテージイヤー(内田博)の方を再度連軸に期待する。
 一発大駆けの感じがする良血ドラゴンフォルテ(三浦皇)が重の走りが得意での単穴評価の3番手相手にしたが、でも大きく着順を下げたメンバーの中から伏兵が「突然走る馬」が出るような気がするので少し穴馬を抑える。
土曜 東京11R 白嶺S(4歳以上1,600万下、ハンデ、ダート1,600m)展望
◎(10)ヴィンテージイヤー(内田博、白井、Mボーラー、先行) 前走1000下1着
〇( 3)フレイムオブピース(蛯名正、浅見、Wエンブレム、差し)前走1000下1着
▲( 4)ドラゴンフォルテ (三浦皇、戸田、Dインパクト、差し)前走1000下1着
△1( 6)セイカフォルテ  (石橋脩、相沢、Sヴィグラス、差し)前走1000下大島特別1着
△2(13)スズカヴィグラス (吉田隼、伊藤圭、Tパラドックス、差)前走1600下アレキサ13着
注(16)サミットストーン (柴田善、田村、Rインメイ、差し)前走1600下花園S12着

東京10R:ガーネットチャーム(横山典)の差し脚に期待
 先行力のあるフェスティヴタロー(田中勝)が先導してレースを引っ張る展開も、ガーネットチャーム(横山典)が中団から末脚よく差し切れると見たが、差し脚が鋭いのはヒラクボインパクト(北村宏)、ディープフィールド(内田博)の両Dインパクト産駒が追い上げる脚はあり激戦になる。
土曜 東京10R テレビ山梨杯(4歳以上1,000万下、芝1,600m)展望
◎(10)ガーネットチャーム(横山典、鹿戸雄、Fブラヴ、差し)前走1000下エクセレ2着
〇(11)フェスティヴタロー(田中勝、天間、Rグリン、先行)前走1000下若潮賞2着
▲( 2)ヒラクボインパクト(北村宏、国枝、Dインパクト、差し)前走500下村上特別1着
△1( 5)ディープフィールド(内田博、音無、Dインパクト、差し)前走1000下六社特別4着
△2( 3)ダブルオーセブン (吉田豊、古賀史、Dサージャン、差し)前走1000下2着
注( 8)オメガブレイン  (三浦皇、古賀慎、Kカメハメハ、差し)前走1000下千葉テレビ4着

京都11R:エアウルフ(浜中俊)が逃げ切れる
 このメンバー内で先行出来る馬が唯1騎で後は皆追込み派が揃った感じ、エアウルフ(浜中俊)の先行力が展開有利で単騎逃げで押し切れると見た。2番手追走するサクラシャイニー(藤岡佑)も粘れ込めれば穴券ですが、末脚が良い、グリッターウイング(ビュイック)が相手、3番手の抑えにシセイオウジ(北村友)を狙う。
土曜 京都11R すばるS(4歳以上OP、ダート1,400m)展望
◎(11)エアウルフ    (浜中俊、角居、Fデピュティ、逃げ)前走OP大和S2着
〇( 5)グリッターウイング(ビュイック、友道、クロフネ、差し)前走OP大和S6着
▲( 2)シセイオウジ  (北村友、宗像、Kカメハメハ、追込)前走OPジャニアリー7着
△1( 4)サクラシャイニー(藤岡佑、羽月、Sプレジデント、先行)前走OP大和S4着
△2(12)フィールドシャイン(酒井、西園、Sバクシンオー、差し)前走OPジャニアリー9着
注( 8)サイオン     (福永祐、堀宣行、クロフネ、差し)前走GⅢエルムS5着

京都10R:トーセンソレイユ(ビュイック)の先行力で押し切れる
 新馬勝ちの馬に大きく期待を掛けるのはどうかもトーセンソレイユ(ビュイック)の先行抜け出しの脚質に素質が一枚上の感じがする。その相手にはグッドレインボー(福永祐)の順調さ、そして前走大きく失速も新馬戦で末脚が立派だったディープサウス(四位洋)の2・3番手として期待した。
土曜 京都10R エルフィンS(3歳OP牝馬、芝1,600m)展望
◎(11)トーセンソレイユ(ビュイック、池江寿、Nユニヴァース、先行)前走新馬1着
〇( 9)グッドレインボー(福永祐、宮徹、Sゴールド、先行)前走牝未勝利1着
▲( 4)ディープサウス (四位洋、松永幹、Dインパクト、差し)前走500下白梅賞4着 
△1( 6)ウリウリ    (浜中俊、藤原英、Dインパクト、先行)前走牝500下白菊賞5着
△2( 5)ローバンサファイヤ(北村友、佐々木昌、Dメジャー、差し)前走GⅢファンタジー6着
注( 2)ナンヨーユナ  (幸英明、松田国、Gポケット、差し)前走牝新馬1着

中京11R:エクセレントカーヴ(松山弘)の差し脚が届くに期待
 逃げ込むシンコー高倉陵の展開に、差し脚が鋭くも惜敗が続く2騎、エクセレント松山弘とデンコウ川須が追い上げて差すGOAL前と見たが、後方一気のデンコウより、エクセレントの方が先団から差す展開がチョイ有利と見た。
土曜 中京11R 中京スポニチ賞(4歳以上1,000万下、芝1,400m)展望
◎( 4)エクセレントカーヴ(松山弘、堀宣行、Dメジャー、差し)前走牝1000下2着
〇(11)デンコウジュピター(川須栄、佐山、Mオウドウ、追込)前走1000下花見小路3着
▲(12)シンコープリンス (高倉陵、湯窪、Mカフェ、逃げ) 前走1000下2着
△1(10)シェルエメール  (和田竜、鈴木孝、Gポケット、追込)前走1000下12着
△2( 8)ダイワスペシャル (丸田、宗像、Sウィーク、差し)前走1000下伊吹山9着


「記録フラッシュ」安藤勝巳騎手が引退表明
 安藤勝巳騎手(1960年3月生まれ52歳)は、今年の騎乗がなく体調が悪いのかと心配していたが、1月31日で引退すると突然表明した。この事により彼の功績を讃え、JRAは2月3日(日曜)京都最終R後に引退式を行うと発表した。(岡部幸雄氏のときは最終Rを引退記念Rとしたのですが)

 彼は、公営笠松競馬の兄弟騎手スター、笠松衰退を危惧した兄安藤光影が弟に新天地で活躍せよと勧めで中央競馬に多く参戦、1980年に「ヤマニンスキー」にJRA初騎乗で初勝利し腕前を証明、そして「JRAでGⅠ勝利したい」との決意でJRA騎手編入に挑戦、一度は不合格になるも、ファンからJRA騎手入学試験ルールが悪い(笠松で既に1000勝もしているスター騎手が新人と同じ入学試験で良いのかと抗議があり)と酷評されJRAがこれを改正(連続5か年でJRA20勝2回以上は1次試験(筆記)免除など)、再挑戦の翌年(2003年)に公営から移籍第一号となる初騎手免許を得て以来、JRA騎乗回数6,593戦、1,111勝(勝率16.9%)、重賞81勝(内GⅠ勝利22勝)の輝かしい成績を残した。 
私の強烈な印象は、関西は福永洋一、関東は岡部幸雄の両雄が牽引する競馬界に1995年報知杯4歳牝馬特別(GⅡ)、笠松から遠征した「ライデンリーダー号」で素晴らしい追込みを決めて1着したときは、笠松には凄い奴がいると感心、鮮烈な記憶が今でも残っています。(このライデンリーダーで桜花賞参戦、1番人気に推されるも4着でした)
 またGⅠ勝利では最も勝利したのが桜花賞で4勝、競走馬ではダイワスカーレット、ダイワメジャー、キングカメハメハ、ブエナビスタなどを力腕で勝利に導いた功労者なのです。
 
 引退後の進路は未だ決まっていないようですが、JRAの調教師へ挑戦があるのでしょうか?それとも引退式で詳しく表明があるのでしょうか?
 そして彼は「体力的には未だ自信があるが、自分のイメージ通りの競馬が出来なくなって競馬関係者やファンの期待に応えられなくなったため」と語っているが、長い間(美味しい馬券取らせて頂きありがとう、そして)ご苦労様でした。今度はゆっくりと「いち競馬ファン」に成ってください。

(写真:最後のGⅠ勝利になった、2011年桜花賞:安藤勝巳騎手とマルセリーナ)

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