8/31/2013

悲報:「不屈の帝王」が死去

  北海道安平町社台スタリオンSで繋養されていた「トウカイテイオー(昭63年生れ25歳)」は、8月30日午後3時30分ころ」、急性心不全で死去しました。人間で例えると80歳以上、父ルドルフは30歳まで静養出来たが、父よりは5年も早死になり、それでも種牡馬では大往生の部類になる。

 ゴルゴ松本氏が取材で北海道社台スタリオンに訪問したときは、元気な姿と、大きなシッカリした目付きをしていたが、急死は誠に残念です。

 あの勇姿(額の鮮やかな流星、そして白のソックスを1つ履き忘れたような3白の足、メンコなど付けない素顔)と沢山の感動をありがとう、そしてゆっくり眠ってください。

 主戦岡部幸雄騎手を背に「父シンボリルドルフ」と同じ、無敗のままダービーを制し、骨折して菊花賞には参戦出来ず3冠馬にはなれなかったが、翌年のJC優勝で復活も、また2度目の骨折から休養明けで奇跡の有馬記念復活生還し、これがラストランに成って引退した。多くのファンに感動くれ「不屈の帝王」と呼ばれた名馬でした。

 生涯戦績12戦9勝(GⅠ戦4勝:91皐月賞・日本ダービー、92JC、93有馬記念)、父と同じく「競馬の殿堂入り」を果たした。後継馬にGⅠ馬トウカイポイント(マイルCS)、ヤマニンシュクル(阪神JF)などを輩出している。
勇姿:91ダービー(テイオーと安田)、ゴルゴ松本の感激の対面、ラストラン93年有馬記念1着)

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