9/11/2013

オルフェーヴル、キズナがいよいよ前哨戦で始動

 天候の精で馬場の「良し悪し」だけの問題ではないが、先週は狙い目バタバタの展開で、我が本命が失速では馬券の目は大外れ大敗でした。今週は3日連続開催で「12R*2場*3日間=72R」もあるので嬉しいが、全レースを検討しては容量少ない頭脳も眼の中も懐具合も参って仕舞うので厳選するのが必要だ。
 そして今週の日曜は、フランス・ロンシャン競馬場で、オルフェーヴル、キズナがいよいよ凱旋門賞の前哨戦「フォワ賞そしてニエル賞」を各々一度仕上がり確認に叩くので注目し応援しましょう。

古馬の前哨戦フォワ賞(GⅡ):オルフェーヴル(スミヨン)に敵なし快勝だ!
*昨年凱旋門賞2着のリベンジを果たすために今回の遠征、「オルフェーヴル(牡4歳、Cスミヨン、池江泰寿):写真右:元気な動きを披露する」が、再挑戦のステップレース(足慣らし)に選んだ「フォワ賞(GⅡ)」、最大ライバルと見なす相手は回避、ドイツの「ノヴェリスト(牡4歳、父モンズン)」なのですが、現地ドイツでバーデン大賞典(GⅠ、芝2,400m)を快勝して既に足慣らしを終えているので、今回フォワ賞での対戦はないが、オルフェが調教で狂いがチョイあった鼻先が完治なら、ここでは敗ける要素はなく、快勝なのですが、あくまで目標が先、シッカリとコース形態や芝の感触を掴み、昨年の走りを思い出して、次に繋げて下さい。
 今回のオルフェーヴル相手は、ここ2戦調子を落としている感じの「キャメロット(58Jオブライエン)」が一番手、立て直しの舞台にここを使い本番に備える実力馬で、完調ではなさそうだ。ここで一度叩いて調子が整えるようで、その地力だけが頼りの走り方になる。
 そして2番手に「ジュナデン(58Jスペンサー)」、ここ3戦上位に入着するも突き抜けられないでモタツキが心配な7歳馬も実績馬なのだ。
 そしてもう一頭「ジョシュアツリー(58Rムアー)」は、昨年このレース3着馬「1馬身1/2差」で、唯一オルフェが内から抜け出した後を着いて来た粘りは力上位で、入着候補になる。
(昨年のフォワ賞:重の内ラチ突いて快勝オルフェーヴル(スミヨン)、3着内ジョシュアツリー)
昨年のGⅠ凱旋門賞:惜敗「クビ差」2着オルフェーヴル(Cスミヨン騎手))

9月15日(日本時間23時15分)発走予定:10頭出走
フランス・ロンシャン6Rフォワ賞(GⅡ、4歳以上OP、芝2,400m、1着賞金963万円)有力馬
◎(9)オルフェーヴル(牡4歳、日本、58Cスミヨン、池江泰寿、Sゴールド)18戦10勝
〇(3)キャメロット (牡4歳、英仏、58Jオブライエン、Aオブライエン、モンジュー)10戦6勝
▲(6)ジュナデン  (牡7歳、仏仏、58Jスペンサー、Mデルザングル、コニバー)40戦10勝
   ジョシュアツリー(牡6歳、愛英、58Rムアー、Eダンロップ、モンジュー)29戦6勝:回避
△2(8)ゴーイングサムウエア(牡4歳、南米、57.5Nダクニャ、Jエチュクリー)10戦3勝
△3(5)ステラウインド (牡4歳、日本、58武豊、尾関知人、Zロブロイ)11戦4勝
   ヴェリーナイスネーム(牡4、仏仏、58Pコンヴェルティノ、ドミウール)15戦6勝:回避
*(4)ナウウイキャン (牡4歳、英仏、58Jスペンサー、Nクレマン、マルティロ)7戦5勝
*(1)マンドゥール (牡4歳、米仏、58Cルメール、Aトロワイユジュベレ)7戦3勝
*(2)ベリーナイスネーム(牡5歳、仏、Aドゥシュール)
*(10)ピリカ       (牝5歳、仏、Aファーブル)

前哨戦「ニエル賞」の展望:期待のキズナ(武豊)に注視
*Aファーブル厩舎が粋の良い3歳馬を4騎も参戦させる不気味なレースも、全く無関係の日本エース格、追込脚質のキズナ(武豊)が断然の迫力で本命、その相手はフリントシャー(Mギョイヨン)で唯一頭の強敵になる。
 この馬キズナと同じ鋭い末脚の脚質で、前走(パリ大賞典)が後方待機から直線一気の追込みで「名だたる強豪馬」を一瞬で突き放す圧勝劇した怪物との対戦、直線の叩き合いになりそうだ。
 穴馬はヴァンクーヴェリテ(騎手未定、凱旋門賞は未登録)ですが、4連勝の勢いは素晴らしいが、距離は二千までの戦績で、2F伸びる今回が初距離挑戦になる点が未知数で要注意、ここでオルフェと良い勝負が出来れば凱旋門賞に追加登録する狙いのようだ。

9月15日(日本時間21時30分)発走予定:12頭出走
フランス・ロンシャン3Rニエル賞(GⅡ、3歳OP、芝2,400m、1着賞金963万円)有力馬
◎(8)キズナ    (牡3歳、日本、58武豊、佐々木昌三、Dインパクト)7戦5勝
〇(1)フリントシャー(牡3歳、英仏、58Mギョイヨン、Aファーブル、ダンシリ)4戦3勝
▲(6)ヴァンクーヴェリテ(牡3歳、英仏、58騎手未定、Aファーブル、ダンシリ)5戦4勝
△1(5)オコヴァンゴ (牡3歳、英仏、58Pプード、Aファーブル、モンズン)5戦3勝
△2(9)ルーラーオブザワールド(牡3歳、愛愛、58Jオブライアン、ガリレオ)4戦3勝
*(10)トリプルスレット(牡3歳、仏仏、58騎手未定、Aファーブル、モンズン)7戦3勝
* ファウンドリー (牡3歳、愛愛、58Sヘファーナン、Aオブライアン、)2戦1勝:回避
*(2)プリエンプト(牡3歳、仏、Pバリー)
*(3)シカルプール(牡3歳、仏、Aドロワイユ)
*(4)マックスダイナマイト(牡3歳、仏、Jバンハンデンホタ)
*(7)スプリットジム(牡3歳、仏)

中山11R:ディサイファ(四位洋)にもう一度1着に期待
 春先から3連勝して現在絶好調のディサイファ(四位洋)に再度期待を懸けるのも厳しい判断ですが、安定した先行抜け出しのレースセンスはここでも有利な展開で本命、相手はエックスマーク(内田博)そしてダイワズーム(北村宏)の差し脚、この2騎が抜けた存在で決まりそうだ。
土曜 中山11R レインボウS(3歳以上1,600万下、芝2,000m)展望
◎(・8)ディサイファ (四位洋、小島太、Dインパクト、先行、前走1000下日高S1着)
〇(・7)エックスマーク(内田博、角居勝、Dインパクト、差し、前走1000下阿賀野川1着)
▲(16)ダイワズーム (北村宏、鹿戸雄、Hクライ、先行、前走1600下佐渡S6着)
△1(・9)マイネルメダリスト(柴田大、田中清、Sゴールド、先行、前走佐渡S4着)
△2(11)マイネルグート (松岡正、手塚貴、Rインメイ、前走1600下日本海S5着)

阪神11R:エアウルフ(浜中俊)が先行粘り込んで頭候補
 前走プロキオンSの上位馬の対戦、エアウルフ(浜中俊)の先行粘り込むも突き放され4着、アドマイヤサガス(川田将)もエアウルフ同様先行するもバテて7着でしたが、この2騎が主導権、中団から差して来るサンライズブレッド(松山弘)が巧く前を裁けば単穴で、この上位3騎の争いになる。
土曜 阪神11R エニフS(3歳以上OP、ダート1,400m)展望
◎(・6)エアウルフ   (浜中俊、角居勝、Fデピュティ、先行、前走GⅢプロキオン4着) 
〇(・2)アドマイヤサガス(川田将、橋田満、フジキセキ、先行、前走GⅢプロキオン7着) 
▲(・4)サンライズブレッド(松山弘、平田修、Sゴールド、差し、前走OPアハルテ3着)
△1(12)ダッシャーワン (岩田康、安田隆、Fデピュティ、差し、前走OP・NST賞4着)
△2(・5)トラバント    (北村友、音無秀、Tシャトル、逃げ、前走OPコーラルS15着)

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