激走の日本馬が大活躍に世界のホースマンが震撼、圧巻コースレコード2発炸裂
ドバイワールドカップ 国別タイトル戦は、日本、香港、南アフリカの3か国が各2勝を挙げ、同率第一位に輝くも、芝1,800m、そして芝2,410mの主力レースで圧勝でコースレコード2発、プライドの高い欧米競馬は青顔になり、一気に我が日本が「競馬先進国」に戴冠しては、先月フランスからも凱旋門賞などに連続して好成績を挙げ、数多くのファンが応援に参戦し馬券も購入して「フランス競馬に多大な貢献した」として、特別表彰されるなど、俄然競馬のレベルアップ、これはJRAほか関係者の努力にほかならないのですが、わが身のように、唯の外野ファンでも嬉しく思うのです。そして勝手に祝勝会をこれからやるゾー!と「宴会ひとり」・・なのです。
ドバイワールドカップ カーニバルが開催:(ドバイ、メイダン競馬場パドックとコース:写真上)
第2R ゴドルフィンM:先陣のブライトライン(福永祐)は先行粘り込み5着
この時期のドバイは雨季、昨日は大雨も今日は晴れ、でも芝コースは湿って重いようです。
*好スタートを切った(15)ヴァライエティクラブの外2番手に付けた日本のブライトライン(福永祐)は、3角では一旦3番手に下がるも、直線で2番手に上がりそうな追い上げに見えたが、中々を捕えられず、伸びそうで伸びず、3番手のまま暫く粘り込むも、逃げたヴァライエティクラブ(タイム1分37秒28)に一気に突き放されて4番手、そしてGOAL寸前で内から後続馬にも交わされ5着入線が精一杯、スタートも決まり、道中の不利も受けず、力は出し切った悔いなしの一戦でした。1着ヴァライエティクラブは、2年連続年度代表馬に輝く戦績の持ち主、強豪は本物でした。
(先行したが、逃げ切り勝ちのヴァライエティクラブの5着に終わったブライトライン(福永祐))
(スタートして先行ヴァライエティクラブの外2番手で競馬するブライトライン(福永祐))
3/29(土曜、日本時間22:10発走)
メイダン第2RゴドルフィンM(GⅡ、4歳以上OP、AW1,600m、1着賞金6千万円)16頭
1着(15)ヴァライエティクラブ(牡5歳、南アフリカ、57kg、マーカス)3番人気:逃げ切り
2着(5)ソフトフォーリングレイン(牡4歳、南アフリカ、57kg、ハナガン)1番人気
・・・
5着(14)ブライトライン(牡5歳、57kg、福永祐、鮫島、フジキセキ、23戦6勝)4番人気
(レース後のコメント)*福永祐ー騎手:ゲートボーイを付けたがあまり効果が無かった見たい。レースは楽に3番手に付けられ、直線で伸びそうで伸びなかった。
ドバイデューティフリー:やった!ジャスタウェイ(牡5歳、福永祐)が大きく抜け出し圧勝!
歴史は繰り返される:07年アドマイヤムーン以来、7年ぶりの快勝で・・・オファーあるかも?
*スタート決めたトウケイヘイロー(牡5歳、武豊)が終始先行して、直線も残り300mまで逃げ粘り込んでいたが、後続馬に外に並ばれ、そして交わされここで失速、次の期待は・・後方待機し馬群の中にいたジャスタウェイ(牡5歳、福永祐)が、直線で最後方から外から追い出すと、一気に先団に取り付き、ここからが圧巻の末脚を発揮、全馬をゴボウ抜き、並ぶ間もなく、2着に「6馬身1/4」も突き放し、歓喜の圧勝劇でした。
これまでのメイダンコースレコード(1:47.93)を「2秒以上」も更新する新記録(1分45秒52)を計測し、画面にやっと2着馬が写るほどの圧巻の突き放しで、世界のホースマン達が震撼、そして仰天したレース、逃げ込むし、追い込むし、連携プレーなのか、どこの国の馬だ~!と・・なったようです。父ハーツクライもここで勝利し、親子2代で連覇、その偉業は更に引き継がれる。
*(参考)日本の芝1,800mレコードタイムは、東京芝でチョウサンが記録した「1:44.2」です。
3/29(土曜、ドバイ20:39 日本時間25:39(時差ー5時間)発走)
*第7R ドバイデューティフリー(GⅠ、4歳以上OP、芝1,800m、1着賞金3億円)13頭
1着(2)ジャスタウェイ (牡5歳、57kg、福永祐、須貝尚、Hクライ産、17戦4勝)2番人気
2着(7)トレードストーム(牡4歳、英国、スペンサー)9番人気
3着(10)ダンク (牝5歳、英国 ムーア)3番人気
・・・
6着(12)ロゴタイプ (牡4歳、57kg、Cデムーロ、田中剛、Rグリン、11戦5勝)6番人気
7着(6)トウケイヘイロー(牡5歳、57kg、武豊、清水久、Gヘイロー、19戦8勝)9番人気
(勝利インタビューで福永祐一騎手):スタート直後は馬が動かず後方で焦ったが、前にスミヨンがいたので、この馬に付いて行く事にした。4角を回るときはこの手応えなら勝つな~と感じた。良い報告が出来ます。厩舎スタッフが良く仕上げて呉れたお蔭で感謝している。世界のチャンピオンになれる馬だと思えるし、これからも期待している。
(レース後のコメント)
*須貝師:最高の出来でした。ある程度勝てる自信はありました。次のレースは今後のコンデションを見ながら考えたい。
*福永祐:レースは慌てず進めることが出来た。これだけのパフォーマンスを見せられたのは調整が上手く行ったからだと思います。強い勝ち方をしましたが驚きはありません。その位強い馬ですから。
*田中剛師:スタートは余り良くなく、出負けした感じ、道中は辛いシーンも有りましたが、頑張ってくれた。馬には大きな経験になった。
*Cデムーロ:トウケイの速いペースに付いて行き、途中で疲れてしまったようです。直線では伸びてはいますが、いつもの伸びではなかったです。
*清水久師:スタートでは上手く行き、逃げることが出来ました。自分のスタイルでレースが出来たが完敗です。
*武豊:スタートからズーと力んでいました。その分、ラストでスタミナ切れしました。状態は良かったので、それだけに残念です。
ドバイシーマクラシック:ジャスタウエイに続き「ジェンディルドンナ(牝5歳、Rムーア)」も快勝!
ジェンティル、次は(オルフェが果せなかった)凱旋門賞も頼むぞー!
*スタートが良すぎたデニムアンドルビー(牝4歳、浜中俊)が初めて先頭に立って長距離戦を先導役に、やはり直線一気に後続馬に捕まり10着に失速は無念、代わって中団8番手の内ラチ沿いで競馬し、4角で6番手から先団に追い付くも馬群の中、直線でいい脚で先団に上がろうとしたが前がポケットに包まれ突き抜けられず(このままでは)ピンチとハラハラしたが、残り300mで、ムーア騎手が強引に見える程、一旦抑えて右外に進路を変え(手放しでは喜べないほど強引に外に出しては、後で制裁あるかもの心配大)、外に出た途端、一気に先頭2騎を並ぶ間もなく一瞬で素晴らしい末脚で、追い抜き残り100mで前の馬を捕え並んで、ここからがグイグイ引き離して待望の先頭で歓喜のGOAL-INした。
結果論になりますが、ジェンティルの位置取りが(中団より少し後方の内ラチでしたが)ジャスタウェイのような、後方で待機していたら、急激に外に斜行し逸走した馬に巻き込まれ、馬体を故障した危険があったのです。事実後方外の2騎(9番、10番馬)が巻き込まれ落馬寸前までの大きな影響し、立て直すも大差負け入線でした。そして何かに驚いた逸走馬(2番マーズ)がそのまま、騎手の制御に逆らって、外ラチまで飛んで行き、ラチに馬が激突、騎手は落馬負傷したのが、画像に写っています。
競馬は、歓喜の快勝劇と馬体故障(競走中止)は紙一重状態、とても危険度一杯ある。少しも気を抜いてはいけない厳しい「勝負の世界」なのです。
勝利のタイムは「2:27.25」のレコード、昨年計測のコースレコード「2:27.70」を更新する記録、着差は「1馬身1/2」でした。
*そしてジェンティルは、昨年の惜敗2着からのリベンジを、ここで見事に晴らした一戦、流石に海外遠征を数多く経験している国際派の一流馬なのです。
日本馬は01年Sゴールド、06年Hクライに続く3頭目、8年ぶりの快挙、そして戴冠になる。
3/29(土曜、ドバイ21:17 日本時間26:17発走)
*第8R ドバイシーマクラシック(GⅠ、4歳以上OP、芝2,410m、1着賞金3億円)13頭
1着(12)ジェンディルドンナ(牝5歳、55kg、Rムーア、石坂、Dインパクト、13戦8勝)2番人気
2着(15)シリュスデゼーグル(せん8歳、57kg、フランス、スミヨン)3番人気
3着(7)アンビヴァレント (牝5歳、55kg、英国、アッゼニ)12番人気
・・・
10着(3)デニムアンドルビー(牝4、54.5kg、浜中俊、角居、Dインパクト、9戦3勝)4番人気
(レース後のコメント)
*石坂師:やるだけのことをやったので、絶対に馬が変わって呉れると信じていた。春シーズンで国内GⅠ戦がありますが、この激しいレース経験をしたので楽しみです。久しぶりにあの根性を出してくれた。ジェンティルは良くやりました。
*Rムーア:楽な競馬に成りました。終いに良い脚を残したいと思っていましたので、期待通りの競馬をしてくれた。本当に良い牝馬です。
*角居師:スタートが思ったより良く出てしまい、当初の想定とは違う展開になってしまった。
*浜中俊:ゲートが良すぎて前に行って仕舞いました。道中も馬がエキサイトしていました。今までと違う展開になってしまい、こういう結果になりました。
ドバイワールドカップ:アフリカンストーリーが最後に意地、地元馬の面目を保つ勝利
日本馬の3連勝を期待したが達成成らず
ムカドラム(ハナガン)が先頭に立ち軽快に逃げ、2番手にホッコータルマエ(牡5歳、幸英明)、3番手にアフリカンストーリー(デソウサ)の展開、日本のベルシャザール(牡6歳、Cルメール)は中団より後方待機での競馬、直線を向いて、逃げ込むムカドラム(ハナガン)を2番手に上がったアフリカンストーリー(デソウサ)が、一気に交わして抜け出し快勝した。
日本馬の戦績は、先行したホッコータルマエ(幸英明)は直線でバッタリの最下位、ベルシャザール(Cルメール)は後方位置取りのまま、全く伸びず11着で、いい所を見せられず無念でした。
3/29(土曜、ドバイ22:05 日本時間27:05発走)
*第9R ドバイワールドカップ(GⅠ、4歳以上OP、AW2,000m、1着賞金6億円)16頭
1着(6)アフリカンストーリー(せん7歳、57kg、UAE、デソウサ)4番人気
2着(13)ムカドラム (牡5歳、57kg、英国、ハナガン)9番人気
3着(15)キャットオマウンテン(せん4歳、57kg、USA、バルザローナ)13番人気
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11着(2)ベルシャザール(牡6歳、57kg、Cルメール、松田国、Kカメ、17戦6勝)3番人気
16着(11)ホッコータルマエ(牡5歳、57kg、幸英明、西浦勝、Kカメ、15戦5勝)4番人気
(レース後のコメント)
*ルメール:スタートでスピードがありませんでした。4角で不利があり、一度スピードが落ちましたので、持ち前の大きなストライドが生かせず、最後に伸びませんでした。
*幸英明:思ったような位置取りで競馬が出来ましたが、3角からキツクなった。追い切りの感じではタペタ(AW)を熟していましたが、レースでトップスピードになったときは、また違った要素があるのかも、初めての馬場で馬が戸惑ったのかも知れません。良い経験になりました。
以上
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