(左上:葵祭り、右上:相馬野馬追い、左下:仙台七夕、右下:青森ねぶた)
*今回は、福岡の三大祭り(博多祇園山笠、小倉祇園太鼓、戸畑祇園大山笠)の内、博多市の「櫛田神社例大祭」で行われた「博多祇園山笠」、NHKで実況放映していたので、その様子を(昨年に続き)掲載し紹介します。
上がり33秒・・と聞くと我が身が一瞬にして「サラブレッド」一流OP馬の末脚、どの厩舎・・そしてどの産駒?・・とチョット、トレセンでの追い切りタイムに反応して、楽しいテーマですから・・。
*各町内会が1年掛かりで製作した山車(だし)を、世話役が前後3人づつ騎乗し、6本の担ぎ棒を8列で約30人ほどで担ぎ、かつ前の引き役、後ろで押し役の町内会の皆が一体となって境内100m位をUターン走する「櫛田入り」、そして市内5km位を疾走する迫力が、とても堪らない激しい刺激、廻り止め(まわりどめ)まで無事完走すれば、皆汗だく疲労困憊「ヘトヘト」、暫くは口が聞けないほどですが、我に帰った途端、来年も「担いで、また走るゾー!」と気合いを入れ直す気質なのです。
ちなみに、日本の競馬(JRA)では、長距離戦が障害重賞戦でも「中山グランドジャンプ:4,250m、中山大障害:4,100m」、平場の重賞でも「ステーヤーS:3,600m、ダイヤモンドS:3,400m」ですが、競走馬より長い距離を、約1トンの山笠を皆で担ぎ市内を5kmも走り回るのは、異常の世界と言える。
*追い山笠のコースが、櫛田神社(下東町)→「東長寺」→「承天寺」→「東町筋」→「大博通り」→「冷泉町」→「廻り止め(須崎問屋街)」までの約5kmコースを疾走し、走破タイムを競い合うのですが、山笠の重さや担ぎ手の脚力の違いで、所要時間は大きく違ってきます。
沿道で「勢い水(きよいみず)」を掛けて貰い、健脚走は、毎年3番山笠「東流(ひがしながれ)」が、山笠の軽さと、脚力の違いで、今年も卒なく連続優勝してしまいました。
*櫛田神社例大祭「博多祇園山笠」櫛田入りと市内走の成績*
1番山笠 *土居流 櫛田入り(境内走)37秒73 追い山笠(市内走)31分17秒
2番山笠 *大黒流 櫛田入り(境内走)35秒76 追い山笠(市内走)30分20秒
3番山笠 *東 流 櫛田入り(境内走)30秒95 追い山笠(市内走)26分25秒:最速タイム優勝
4番山笠 *中州流 櫛田入り(境内走)35秒98 追い山笠(市内走)33分43秒
5番山笠 *西 流 櫛田入り(境内走)32秒76 追い山笠(市内走)30分51秒
6番山笠 *千代流 櫛田入り(境内走)33秒58 追い山笠(市内走)29分05秒
7番山笠 *恵比須流 櫛田入り(境内走)34秒09 追い山笠(市内走)33分47秒
8番山笠 *川上端流 櫛田入り(境内走)58秒83 (2トン最重量で追い山笠回避)
(一番山笠、土居流のスタート、後方にスタート順番を待つ二番山笠が)
(一番山笠、土居流の世話役3人衆が、櫛田境内で、若松さまよ~!と音頭とり)
(二番山笠、大黒流、市内走)
(八番山笠、川上端流、最重量では、市内走はなし、ゆったりと練り歩く・・)
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