今秋フランス・ロンシャンで開催される世界最高峰レース「凱旋門賞」に挑戦する実力馬2騎が、その前哨戦に選んだのが、今週の「GⅡ札幌記念(2000m)」、GⅠウイナーが多く参戦して激戦の中、遠征前にどんな仕上がり具合を魅せてくれるのでしょうか?
実績では、当然5冠馬「ゴールドシップ(牡5歳、57横山典、須貝尚)」が、ここでは一番強い。
前走(宝塚記念)は、先行抜け出しで久々圧勝劇を見れば、ここでは敵なし8割以上で勝てる。
シップがいつも34秒台の末脚でも圧勝出来るのは、先団の位置取りから抜け出すからだ。
方や我が本命は「ハープスター(牝3歳、52川田将、松田博)」、オークス以来の出走で久々になるが、牝馬は仕上がりが早く、暑い夏場も強いし、唯一ゴールドシップを差し切れるチャンスがあるのは「1割」ぐらいの勝ち目でも、ここ一発大駆け狙いに、大いに期待して見た。
そして勝ち目の残りチャンスは、ロゴタイプとトウケイヘイロー2騎の頭が1割程度とみる。
この機に及んで何故ハープスターなのか?は、断然のゴールドシップなど古馬陣営の斤量が「57kg」に対し、3歳牝馬は断然有利な「52kg」、裸馬同然の斤量が魅力、現時点での実力は当然シップなどには「とても歯が立たない」位置にあり、そして平坦で直線266m(今回Cコース:+3mで269mになる)の小回り札幌コースでは先行抜け出し派のシップに対し、後方から追込派のハープスターの展開は如何にも不利、この不利な状況でも、この「5kg減」で走れるのは「最後の瞬発力勝負」では、いつも33秒の末脚発揮出来る状況を生かせば、相当有利性がある。
そうは言っても、GⅡ重賞戦で、いつもの相手が3歳馬ではない、古馬OP馬相手に、縦長の最後方待機策をした時点で勝利が一気に消滅する。そしてシップの位置取りより「5馬身」程度の後方位置で競馬出来るなら(上がり33秒の末脚で)差し切り勝利がある。
あの末脚確かなディープインパクトでも、3歳暮れ、初めて有馬記念で古馬陣営と対戦し、ハーツクライの「早めの抜け出し」に惜敗して以来、最後方から直線だけを一気追込戦法を捨てた武豊騎手、一貫して「4角先頭」に徹してから確勝してきた教訓を、川田将雅騎手は見習うべし。
ハープスターが新馬戦から2歳戦で背負った54kgより、更に2kgも軽い斤量での競り合いなら、横山典騎手と川田将騎手の「力腕の差」が歴然でも、この「5kg差」は3馬身相当の差と認識し、今回は5冠馬に競り勝てる場面は、このレースが最初で最後のチャンス、ここで勝てずにフランス遠征しても意味なし、最悪でも「負けて元々」と、鋭く追い上げて先頭のゴールドシップに肉薄出来れば、見通しが立って、「胸を張って」遠征する意義が出で来ると思ったからだ。
「凱旋門賞」は、例年3歳牝馬が優勝するのが、この絶対的な「斤量差」、これは日本の競馬でも同じ、この酷似する別定戦は、3歳牝馬に可なり有利なのだ。
前走ハープスター2着の敗因は、後方追込脚質の展開、そして左前脚の蹄鉄が外れそうで、落鉄寸前のアクシデントがあったのが一番の原因ですが、この不運が大きく、決して力負けではない。
「キーワード:5馬身」
直前の追い切りで、オークスと同じ左前脚の落鉄(爪が柔らかい精で外れやすいそうだ)しても、最後の1Fを驚異の「上がりタイム11秒1」で纏めるあたりは流石のGⅠ馬の証し、松田博資師は追い切り後に「いつもの走り(戦法)を変えるつもりはない」と自信を覗かせるも、重賞勝ちが揃った13頭を相手に、最後方待機し3角から外を回って追い出しては、(外回りで)大きな距離損しても「簡単に差し切れるほど甘くは無く、それほどの強靭な末脚でもない」ハープスターですが、「届かなくても無事走り切れれば、今回は良し」と言う意味にも取れる大胆さ、目標が「あくまで凱旋門賞だ!」と宣言したのと同じ、そうなると我が大穴の狙い目の「頭」が苦しくなること大、初斤量の「52kg」なら、もしかして大外を回っても平坦な馬場なので「32秒8」でも走れそうなのに残念だ。
前半で極端な「スローの流れ」なら、先行馬も最後に「3F33秒台」で走る事が稀にあるが、通常先行馬が「33秒」では走れないから、先行抜け出し策にする「総タイム短縮策」なのです。
今までゴールドシップでも記録していない。これをハープスターが差し切れるには、道中の位置取りで解消するか、直線の末脚勝負で解決するかになる。末脚タイム差が同じ距離を走るのなら「1秒以内なら5馬身差」が、差し切れる着差の限度になる。
今回は、トウケイヘイローがハイペースで先行逃げ切り策に徹するのが予想され、差し馬や追込派が、縦長展開の最後方待機策ではとても不利に思え、そして逃げ馬が直線早めにバッタリ失速などしないで粘り込むため、苦しい展開になる。
3番手以降は大混戦ですが、朝日杯、皐月賞の2冠「ロゴタイプ(牡4歳、57村田一)」の差し脚、そして昨年度のこのレース覇者「トウケイヘイロー(牡5歳、57四位洋、清水久)」の先行力が怖い存在、武豊から四位洋文騎手に乗替りし、2戦目になる今回、結果を出して貰いたい。
(GⅠ宝塚記念:圧勝ゴールドシップ(横山典弘))
(GⅠオークス:1着ヌーヴォレコルテ、2着(外)ハープスター(川田将))
(GⅢ鳴尾記念:1着エアソミュール(戸崎圭)、2着アドマイヤタイシ)
「WIN5ー③」札幌11R 札幌記念(サマー2000S、GⅡ、3歳以上OP、芝2,000m)展望
◎(8)ハープスター(牝3歳、52川田将、松田博、Dインパクト、追込、前走GⅠオークス2着)
〇(5)ゴールドシップ(牡5歳、57横山典、須貝尚、Sゴールド、先行、前走GⅠ宝塚記念1着)
△1(1)ロゴタイプ (牡4歳、57村田一、田中剛、Rグリン、差し、前走GⅠUAEデューティ6着)
△2(6)トウケイヘイロー(牡5歳、57四位洋、清水久、Gヘイロー、逃げ、GⅠシンガポール4着)
△3(7)エアソミュール(牡5歳、57戸崎圭、角居勝、Gポケット、先行、前走GⅢ鳴尾記念1着)
新潟11R NST賞:マルヴァーンヒルズに逃げ切りダッシャーワン(北村宏)の差し脚に期待
騎手未定も先行抜け出しで好調が続くマルヴァーンヒルズに本命期待する。右回りに実績があるが、左回りは2着1回あり、2戦目になるが熟してくれると期待した。
相手は休養明け2戦目のダッシャーワン(北村宏)、逃げ馬が差し馬に脚質変更してコンスタントな戦績に成ってきたが、今回叩いた次回が狙い目にする。
穴目は、逃げて連勝しOP入りしたアスコットシチー(江田照)、一気にクラスがアップするが、ソコソコ走って呉れそうだ。
「WIN5ー⑤」新潟11R NST賞(3歳以上OP、ハンデ、ダート1,200m)展望
回避 マルヴァーンヒルズ(未定、荒川義、Sセンス、先行、前走1600下越後S2着)
◎(6)ダッシャーワン (北村宏、安田隆、Fピュティ、差し、前走OPオルフェーヴル2着)
〇(3)アスコットシチー(江田照、作田誠、Kホーム、逃げ、前走1600下桶狭間S1着)
△1(2)メイショウノーベル(石橋脩、武田博、Sウィーク、先行、前走OP栗東S10着)
回避 コウユーサムライ(未定、森秀、Rデトリアーノ、先行、前走1600下なにわS7着)
△2(9)キクノストーム(内田博、吉田直、Sリバティ、追込、前走OP天保山S5着):追加
小倉11R 北九州記念:エピセアローム(浜中俊)の先行抜け出しに期待
昨秋以来勝利がないがいつも惜しい「僅差」の競り負け無念が続いているが堅実派、エピセアローム(浜中俊)が今回が勝ち上がるチャンス、逃げ脚がある「ベルカウント、アイラブリリ、アルバルブライベン」の3騎で競り合う「漁夫の利」の展開で、先行抜け出しに懸ける。
2番手は、差し脚のニンジャ(酒井学)、前々走「CBC賞」で「僅差」に迫った脚力に期待した。
(GⅢCBC賞:1着トーホーアマポーラ、2着エピセアローム(浜中)、5着ベルカント(武豊))
(OPバーデンバーデンC:1着ヤマノリュウジン、4着ニンジャ(石橋脩))
「WIN5ー④」小倉11R 北九州記念(GⅢ、3歳以上OP、ハンデ、芝1,200m)展望
◎(11)エピセアローム(浜中俊、石坂正、Dメジャー、先行、前走GⅢCBC賞2着)
〇(15)ニンジャ (酒井学、宮徹、Gワンダー、差し、前走OPバーデンバーデンC4着)
▲(17)ベルカウント (藤岡佑、角田晃、Sバクシンオー、逃げ、前走GⅢCBC賞5着)
△1(4)アイラブリリ (幸英明、福島信、Sスキー、逃げ、前走OP鞍馬S4着)
△2(2)ルナフォンターナ(北村友、池江寿、Aムーン、差し、前走GⅢCBC賞8着)
新潟10R 豊栄特別:アルマディヴァン(大野拓)の先行抜け出しに期待し抜擢
ジーニマジック(北村宏)が、福島で好戦して来たが、新潟コースは2戦とも着外して不得意のコースのように思え、2番手にした。
我が本命は、アルマディヴァン(大野拓)に期待する。先行し鋭い差し脚もあり、長い直線勝負が得意と感じて抜擢する。
単穴は、マンボネフューにする。新潟は初コースも差し脚が鋭くこのコースに適した脚質だ。
「WIN5ー②」新潟10R 豊栄特別(3歳以上1,000万下、ハンデ、芝1,400m)展望
◎(2)アルマディヴァン(大野拓、高橋文、Mベイリー、先行、前走500下1着)
〇(9)ジーニマジック (北村宏、小笠倫、Dメジャー、差し、前走1000下白河特別3着)
▲(4)マンボネフュー (エスポジ、国枝栄、バコ、差し、前走1000下相模湖特別6着)
△1(3)ロノ (内田博、池江寿、Kカメハメハ、差し、前走1000下舞子S4着)
△2(5)ボンジュールココロ(田中勝、天間昭、リンカーン、先行、前走1000下相模湖特別8着)
小倉10R 西部スポニチ賞:ケイティープライド(浜中俊)の先行抜け出しに期待
バットボーイの前走2000m、逃げ馬が痛恨の出遅れは想定外、それでも直ぐに先頭を奪って、良く逃げ粘ったが、最後は失速して、離された2着無念でしたが、今度は1F短縮の1800m、前走よりは手応え十分だ。
しかし我が本命は、ケイティープライド(浜中俊)を抜擢、前走は久々の休養明けの初戦、大きく離され7着大敗したが、今回は叩き2戦目で、2番手で競馬し、直線の叩き合いで抜け出せると期待した。
単穴候補は、差し脚が鋭いカロッサル、先行馬が多いこのレースでは、テンが早ければ展開的にはアッサリ差し切りも有り得るかも。
「WIN5ー①」小倉10R 西部スポニチ賞(3歳以上1,000万下、芝1,800m)展望
◎(7)ケイティープライド(浜中俊、角田晃、Dインパクト、逃げ、前走1000下五頭連邦S7着)
〇(1)バットボーイ (幸英明、河内洋、Mカフェ、逃げ、前走1000下九州スポ杯2着)
▲(3)カロッサル (北村友、松永昌、Mトップガン、差し、前走1000下不知火S2着)
△1(9)ルファルシオン(藤岡佑、松田国、Cテナンゴ、逃げ、前走500下1着)
△2(2)アドマイヤツヨシ(小牧太、松田博、Aムーン、先行、前走1000下いわき特別9着)
「WIN5」挑戦の道:札幌が2騎で固く、他は少し手広く流せるが、的中馬券は唯「一点」です。
大穴の1億円以上を狙うには、印を付けた馬を買っていては無理、無印の馬を毎回総流しするしかないが、当たるまで相当な資金を投入することになり、果たして貴方の懐はそれに耐えられるか、そもそも貴方は、本命党なのか、大穴党なのか、一体どちらなのか?です。
予想①◎7〇1-②◎2〇9-③◎8〇5-④◎11-⑤◎8〇5=16通り
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