欧州有力馬4騎が不調で次々回避表明、俄然注目度急上昇「日本馬3騎上位独占」情報が真実味を帯びて来た。そして当日は「日本馬3騎」の独壇場から、フランス自慢のロンシャン競馬場が、ジャポンデーに変身、コースも(応援ツアーで大盛況)スタンドも「貸切状態」と盛り上がって来た。
参戦日本馬3騎が次の通りですが、元気で順調な「検疫」、20日関空から渡仏予定も、現地は「秋到来」、朝晩が一段と冷え込み、樹木に紅葉が進んで来た。
フランス・ロンシャンは、北海道・稚内の緯度と同じくらいの位置、その近くの大雪山に早くも初冠雪があったように、意外にもロンシャンにも「秋仕度」が急速に進んで来ている事実確認が必要だ。
そこで、かつてのディープインパクトが参戦したとき、直前で寒さで軽い「風邪」を患い、その風邪薬(禁止薬物)が、馬房に散乱し、ディープの体内に残って、折角の3着健闘も、後刻(検尿で)失格の汚名と失態、よって今度は絶対「風邪ひくなよー!」のやじ馬応援団、切なる忠告の意味で、チョイと早いのですが、ここで「猛檄」を飛ばしておきます。
そして強い相手に競り勝ってこその「勲章」なので、日本馬の圧勝、そして上位独占しても「稀に見る低調な凱旋門賞」だった・・などと(世界のホースマンに)言われたくはないのです。
*人気急上昇中の絶好調日本馬3騎
〇ジャスタウェイ(130p:牡5歳、福永祐一騎手、須貝尚介厩舎、Hクライ産駒、安田記念など3冠)
〇ゴールドシップ(124p:牡5歳、横山典弘騎手、須貝厩舎、Sゴールド産駒、宝塚記念など5冠)
〇ハープスター(牝3歳、川田将雅騎手、松田博厩舎、Dインパクト産駒、桜花賞1冠、札幌記1着)
(世界最高峰の凱旋門賞が真近に迫ったフランス・ロンシャン競馬場のGOAL前)
<騎手陣が万全の布石で試走>
先週「凱旋門賞」に参戦する日本の有力馬「ジャスタウエイ、ハープスター」に騎乗する福永祐ー(
Yuiti-Hukunaga)、川田将雅(Yuga-Kawada)の両騎手が、フランス・ロンシャン競馬場(右回りコース)に武者修行の渡仏、10月5日に迫った本番を意識し、フォルスストレートと芝の感触を事前に確かめるため、一般レースに各々騎乗し「騎手の方が試走」して帰って来た。
方や「ゴールドシップ騎乗の横山典弘騎手(Norihiro-Yokoyama)」は、ブッツケ本番騎乗になるのか心配したが、レース当日に事前に(滞在厩舎の小林師が)騎乗馬を予定している情報が有る。
<強敵が次々に異変で回避>
しかし今年の凱旋門賞に参戦予定の本場有力馬に異変が起きている。
前哨戦を叩いた各馬が次々に敗退し不調が伝えられて、更に中距離路線に変更や故障で回避表明した情報が世界中に飛び回った。
日本馬3騎には今回は、特に強敵の多数が回避表明で、絶好のチャンス到来、他陣営が次々に回避する状況に喜んでいる場合でないが、「無事これ名馬」と言うように、至って順調な日本馬3騎の動向が一躍脚光を浴びて注目度急上昇では、ブックメーカーのオッズは急降下、真に(史上初の)3騎上位独占が現実味、悲願達成が間近に迫ってきた。
<欧州有力馬の動向>
*トレヴが回避表明(2連覇の夢が藻くずに)
秋競馬が「たけなわ」、いち早く紅葉が始まったロンシャン競馬場
14日、凱旋門賞の前哨戦「ヴェルメイユ賞(GⅠ、芝2,400m)」に出走した昨年度の覇者「トレヴ(牝4歳)」が、断然の人気を背負うも、超スローペースの最後方からの競馬で、牝馬同士の競り合いに、遅れて3着はナンとか確保か・・でしたが、GOALまで内の伏兵馬に先行粘り込まれ、馬体を併せるも交わせず競り負け4着に敗北の屈辱(写真上:ヴェルメイユ賞)、この一戦に大きな期待を懸けていたが、4月「ガネー賞」2着、6月「プリンスオブウエールズS」で3着、そして今回4着と、走る度に「ジリ貧」の戦績、騎手も「前2走騎乗」の世界のデットーリ騎手から、昨年凱旋門賞勝利時の騎手「ジャネル」に戻して、復活走を期待したが敗退、これで今期3連敗を喫しては、体調が戻って居ないのか、牝馬の成長が早いと言われるが「乙女」から、あちこちに肉が付いて重めの「熟女」に成長し過ぎる「早熟牝馬」なのか? 昨年「オルフェーヴル」に「5馬身」も突き放したあの迫力の末脚が、もう峠を越えてしまったのか?
昨年(3歳)は、無傷の5連勝、凱旋門賞優勝(写真上:昨年オルフェ、キズナが参戦)で頂点を極めた馬が、今度も断然の主役に期待されていただけに、未だ絶不調の状態が続いては、凱旋門賞2連覇の偉業(過去の記録では50-51年タレティエーム、77-78年アレッジドに次ぐ3番目の記録なる)を目前にして、完調でないと見て、陣営の苦渋の決断が出走回避表明になったが、馬が故障した訳でなく着順が少し大きいだけ、未だ時間が有るし急速な体調回復や、メンバー次第で再挑戦があるかも・・に「僅かなチャンス」が残っているが、果たしてその真相は如何に?
*ザグレーギャッピーそしてオーストラリアも回避表明(あと2Fが長~い)
13日の「愛チャンピオンS」に出走のザグレーギャッピー(2番人気)、オーストリア(1番人気)の2騎が対戦、ザグレーギャッピーがオーストラリアに「クビ差」競り勝ちして、仏ダービーに続いてGⅠ戦を2勝目を挙げるも、陣営は凱旋門賞に登録せず、今後は「英チャンピオンS、芝2,000m」の中距離戦に向かうと表明した。
また英・愛ダービー馬「オーストラリア」は、ジャスタウエイ(130ポンド)に次ぐ、世界第2位(126ポンド)のレーテングに位置する強豪馬も、中距離戦に向かう、として回避表明した。
*シーザムーンが前哨戦で初黒星(ケガが再発では)
「シーザムーン(3歳牡)」は、独ダービーで「11馬身」差の圧勝した強敵が、先週「バーデンS」に出走し、断然人気に支持されるも精彩を欠き、最後方から「アイヴォンホー(4番人気)」に、一気に差され「3馬身」も突き放され2着に敗れる屈辱、本調子にイマイチで5戦目に初黒星を喫した。
その結果、本場のブックメーカー人気が急降下したのは当然も、ダービー後にケガした脚部が「再発」したようで、この馬も目標変更で回避、年内は休養宣言しては残念な情報ですが、そして16日にナント、未だ3歳の身で引退し、種牡馬入りすると衝撃の発表があった。
(脱線の逸話)
日本馬にもビックリするほど凄い馬がいます。重賞どころかOP戦も勝てずに500万下の馬が早々に引退し、種牡馬になったのですから仰天です。
藤沢和雄厩舎の「オンファイア」のことです。ディープインパクトの1歳下の全弟で良血、兄が大活躍のお蔭でこの馬も、走る前から過大な期待を一身に受けるも、デビュー戦(2歳新馬)では期待外れの3着、2歳未勝利で唯一勝利、そして3戦目の「東京スポ杯」がこれまた差し届かず3着でしたが、ここで脚部故障し長期休養し立て直して、次走に期待を懸ける調教中に再び脚部故障しては、ここで競走馬を断念、3歳で1度も走る事が無く早々に引退した。セリでナン億円もした競走馬が元手を回収できず引退はとても残念ですが、血統馬なので種馬で稼ぐことに変身した。
未勝利戦1勝馬が種馬になれたのはこの馬ぐらいで超異例、過去の競走成績より、血統重視した選抜なのですが、インパクトと同じ血統でも、種付け料は兄のDインパクトよりは超格安で人気、その仔はソコソコの成績を挙げてはいますが、先見の目は立派です。
以上
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