11/18/2014

次週GⅠ「ジャパンカップ」:スピルバーグ(北村宏、藤沢和厩舎)に期待

 いよいよ東京最終GⅠ戦「ジャパンカップ」が、海外招待馬3騎が参戦して次週に迫った。世界の王者ジェンティルドンナ牝5(ムーア)、ジャスタウェイ牡5(福永祐)の2騎、その本調子は如何に?
 それから2000年から15年も続く「1着賞金2億5000万円」は、今の価値に変換すれば相当な額に変更すべきなのですが、ダービーや有馬記念は(近年加算)見直したのに、ここは現状据え置きで、少しは奮発し加算した方が、海外挑戦馬にも魅力的に感じると思うが(その代り招待馬の全額負担は廃止に)どうなのでしょうか?

*賞金改訂の吉報
 我が念力が偶然に通じ、そして叶ったのか、やっぱりそう言う趨勢なのですね。
 JRAは「11/21」、来年の番組と、賞金の一部を変更すると発表した。
 懸案のGⅠレース1着賞金は、JCが15年振りに加算、+5000万円して「3億円」の大台にしました。そして5着は1着賞金の10%額なので3000万円となり、重賞レース並みの賞金、気合いを入れての出走が出来て嬉しい限りです。(この際、GⅠ戦は3着までを本賞金加算でも良いですね)
 そして国内2番目に高額賞金レースの有馬記念は「2億5000万円」、宝塚記念、天皇賞(春・秋とも)「1億5000万」となる。これを頂ける関係者は一層の気合いが入りますね、嬉しい便りです。
*2015年の主なGⅠなどの日程
 開催初日は、東西で金杯(1/04)、初GⅠフェブラリーS(2/22)、桜花賞(4/12)、皐月賞(4/19)、オークス(5/24)、ダービー(5/31)、宝塚記念(6/28)、7月から(福島・函館の)夏競馬を経て9月2週目から中央に戻り秋競馬へ、秋華賞(10/18)、菊花賞(10/25)、ジャパンC(11/29)、有馬記念(12/25)など実施されます。

 *ジャパンカップ展望:我が本命は新興勢力馬スピルバーグ(北村宏)の急成長に期待
 前走「天皇賞・秋」で期待の女傑ジェンティルドンナを後方から並ぶ間もなく、一気に(末脚33秒7で)差し切ったスピルバーグ(北村宏、藤沢和厩舎)の脚力は素晴らしく、記憶に未だ新鮮、斤量差が1kgづつ軽くなってジェンティルとは(2kg差は)変わらないが、叩いた効果は大きく、ジェンテルが2戦目、スピルバーグが3戦目の上り目が出て、その差は接近、可なり再好戦になる。
 (天皇賞秋:1着スピルバーグ(北村宏)、2着ジェンティル(戸崎)、3着イスラボニータ(蛯名))

 相手は、凱旋門賞遠征帰りのハープスター牝3(川田将)に期待、末脚が突出して素晴らしいのですが、いくら府中の直線が長いと言っても、多頭数の最後方から、大外を大回りして、直線一気策をここでも駆使しても、コースロスが大き過ぎて、スピルバーグの中団から抜け出し派には、脚力の差が少しあっても、届かず惜敗に、先に抜出しにはとても叶いません。
 勝てる大器なのに残念なのです。4角で大外を回らず中団まで取り付ければ、完全に突き抜け圧勝の器なのですが残念、「いつもの自分の走りで・・」と言ってそれを貫くのは立派も、折角の勝利のチャンスが、いつものように逃げて行きます。
 ハープスターは(全てのサラブレッドがそうなのですが)特に馬群の中は大嫌いな性格か、それで単騎最後方から大外を回る戦法になるのか、最上級精鋭GⅠ戦で、同世代で通用した戦法では、強豪古馬陣相手に通用はしないのは当然、ここは卒なく前半の位置取りとコース取りに徹しない限り勝利は難しいのです。
 3歳牝馬なので、軽斤量53kgが、特に有利性に変わらないが、前々走「札幌記念」のように(小回りコース形態からなのですが)3角手前から動き、中団まで上がって、4角先団に取り付く積極策で(ゴールドシップを)押し切った走りまでは、期待していないが、何度も勝利を逃がした戦績を、良く見直し、こうすれば勝てたと学習をすれば戦法が、自ずから決まります。
 そして凱旋門賞で勝利関係者から「あの位置から勝つのは難しいよ、大人しい競馬で勝負をせずに外を回って居ては・・本当に勝ちに来たの?・・」と好きなように逆質問されては・・これを思い出せば、必勝間違いはないのですが・・・結局いつもの戦法は(直ぐには)変られず、そして松田博資師が再度「もう少し前で・・」と嘆いて、届かずの惜しい2・3着位が精一杯になるのです。
(GⅡ札幌記念:1着ハープスター牝3(川田)、2着ゴールドシップ(横山典))

 注目の世界の王者「ジェンティルドンナ牝5(ムーア)、ジャスタウェイ牡5(福永祐)」の2騎、普通に考えれば、この2騎で1・2着で圧勝・・の単純な結果になる公算大なのですが、少し調子が下降気味に思えて3番手に低評価したが、復活走があり得るので「直前調教」、そして当日のパドックでの気合い乗り、更に欲を言えば「返し馬」で再チェックしてから馬券の目を、決めれば最善ですが、その手間と時間が、貴方にはありますか?

 そのあと入着(5着まで(掲示板に載る馬))候補は、ダービー2・1着馬の実力馬「イスラボニータ牡3(蛯名正)、ワンアンドオンリー牡3(横山典)」、そして昨年度2着「デニム・・」も要注意だ。

 我が番外編(痛い目の記憶が未だある)で抑えるのですが、大穴は、第1回出走の「フロストキング2着」以来、幾度もカナダ産駒が参戦し、いつも好成績(カナダ風土から寒さに強いスタミナ派が多いようで)を挙げ、とても粘り強いと認識しているので、ここで「アップウィズザバーズの一発入着馬」を狙って見るが、果たして如何なる結果に・・、3着付けの隠し馬券に1枚どうですか?

次週(11/30)第34回 ジャパンカップ(GⅠ、3歳以上OP、芝2,400m)レーテング&展望
期待度(レーテング) 馬名 性歳(騎手、トレーナー、産駒、脚質、前走名称格・着順)戦績
*(・・・)アンコイルド  牡5(騎手未定、矢作芳、Gコーズウェイ、差し、福島記念G3・11着)
△2(117)イスラボニータ 牡3(蛯名正、栗田博、フジキセキ、先行、天皇賞秋G1・3着)
△4(116)エピファネイア 牡4(スミヨン、角居勝、Sクリスエス、先行、天皇賞秋G1・6着)
*(・・・)サトノシュレン 牡6(騎手未定、村山明、Sゴールド、先行、OP丹頂S2着)出走ピンチ
▲(119)ジェンティルドンナ 牝5(ムーア、石坂正、Dインパクト、先行、天皇賞秋G1・2着)

△1(130)ジャスタウェイ 牡5(福永祐、須貝尚、Hクライ、差し、仏凱旋門賞G1・8着)
◎(119)スピルバーグ 牡5(北村宏、藤沢和、Dインパクト、差し、天皇賞秋G1・1着)
*(111)タマモベストプレイ牡4(津村明、南井克、フジキセキ、先行、京都大賞典G2・2着)
*(111)ディサイファ 牡5(四位洋、小島太、Dインパクト、先行、天皇賞秋G1・12着)
注(116)デニムアンドルビー牝4(浜中俊、角居勝、差し、Dインパクト、天皇賞秋G1・7着)

*(119)トーセンジョーダン牡8(ブドー、池江泰、Gポケット、先行、天皇賞秋G1・17着)
〇(117)ハープスター 牝3(川田将、松田博、Dインパクト、追込、仏凱旋門賞G1・6着)
*(116)ヒットザターゲット牡6(武豊、加藤敬、Kカメハメハ、差し、天皇賞秋G1・5着)
*(118)フェノーメノ 牡5(ルメール、戸田博、Sゴールド、差し、天皇賞秋G1・14着)
*(113)ラキシス牝4(騎手未定、角居勝、Dインパクト、先行、エリザベス女王杯G1・1着)参戦?
△3(119)ワンアンドオンリー牡3(横山典、橋口弘、Hクライ、差し、菊花賞G1・9着)

海外招待馬3騎:脚質は3騎共に差し馬)
*アイヴァンホウ 牡4独国(ミナリクJK、カルヴァロTN、父Sハロー、独バイエル1着)9戦5勝
注アップウィズザバーズ牡4加国(ダシルヴァJK、ピアースTN、SAティック、米ニッカ2着)14戦7勝
*トレーディングレザー牡4愛国(マニングJK、ボルジャーTN、テオフィロ、愛チャンプ3着)15戦4勝
(出走枠18頭)

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