12/26/2014

有馬記念「枠順公開抽選会」結果からの騎手心理(公開)

第59回 有馬記念「枠順公開抽選会」の実況中継内容から関係者の心理分析
  フジテレビ(東京、お台場)に、福原直英MC、優木まおみアシスタントらが司会進行役、ゲスト(優先くじ引き役で)田中将大(NYY投手)、松山康久(元調教師:3冠馬ミスターシービーなど)の2氏、そして安田美沙子(女優で競馬ファン)、井崎脩五郎(競馬評論家)氏を迎え、栗東トレセン(細居純子)、美浦トレセン(鈴木淑子)の3元生中継での、JRA初の「枠順公開抽選会」が、12/25の午後の番組で放映されたが、その内容から、見えて来た「有馬必勝法」の糸口が(より)正確に分かるようなので、その詳細を(参考までに)掲載しますので、ファンの皆様が(これらの内容から判明した)独自の見解で勝利して頂きたい。
A:「有馬記念枠順選定」
1番くじ(田中将):「ジェンティルドンナ牝5」(石坂調教師選定)2枠4番(トウカイテイオー勝利枠)
 コメント:田中マー君がキット「ジェンティル」を引いて呉れるんではないかと期待していた。その通りになりました。その希望の枠です。
2(松山康):「トゥザワールド牡3」(池江泰寿調教師選定)3枠6番(昨年圧勝オルフェーヴル枠)
 コメント:(彼(ビュイック)は1番とか2番とか言っていたが、過去10年で一番馬券に絡んでいるようで、赤い勝負服でもあり選んだ。
3(田中将):「ヴィルシーナ牝5」(内田博幸騎手選定)1枠2番(グラスワンダー勝利枠)
 コメント:希望の枠です。ヴィルシーナは最後のレースなので、いい枠に入って、いいレースで終えて欲しいなと思います。
*(老兵コメント)ここまで「3頭が好枠の内で偶数枠」4・6・2 を選定、外枠と奇数枠は「不利」の印象を強烈に意味する!

4(松山康):「トーセンラー牡6」(武豊騎手の選定枠)1枠1番(ヴィクトワールなど3頭勝利枠)
 コメント:1枠1番で1着です。(先生とは)そろそろ(出番が)来そうで、来たら「1枠1番」と決めていた。調教でもいい(動き)ですよ。
5(田中将)「ワンアンドオンリー牡3」(橋口弘調教師選定枠)2枠3番(有馬で最多勝利10回の枠)
 コメント:3枠が一番勝利が多い。(馬は)全く疲れを見せないでいる。頑張って力を出してくれると思う。
6(松山康)「メイショウマンボ牝4」(武幸騎手選定)4枠8番(オグリ、ダイユウサクの勝利枠)
 コメント:今年最後の歳、いいところを見せたいです。そう信じて頑張ります。
7(田中将)「ラキシス牝4」(Cデムーロ騎手の選定)3枠5番(ラッキー枠も近走では勝利なし)
 コメント:良い馬が内枠にいるので、それを見ながらレースが出来る。(有馬は)勝つだけです。
8(松山康)「ラストインパクト牡4」(菱田裕騎手選定枠)4枠7番(テイエムオペラオー勝利枠)
 コメント:(中山騎乗が有馬で初騎乗・・)余り深く考えても仕方がない上手く乗れるよう頑張る。
*(老兵コメント):ここまで(中山3角手前から発走2500mは、コーナーを6回も真面目に外で回っては、振られ過ぎて大きな距離損、後方に一旦は下げ内に待機か、思い切って先行して前に位置取りか、そして馬群の中に(ジ~と)我慢の位置取りかの戦法は3通り、いつでも動ける位置で競馬が出来る場所は、そう多くは無い。でも意識的に内先行待機策は中山では有利とされている。)4枠までの「内枠の全て」が先着馬(8頭で)占められ、当然の残る枠は「5枠から外8頭」になった。
 そして、ここからも思惑とおり、以降選択枠が、5・6・7・8枠と少しでも内枠をと、必然的に順次希望して行くことになるのですが・・。

9(田中将)「フェノーメノ牡5」(川田将騎手の選定)5枠10番(過去6勝の実績がある好枠)
 コメント:(初騎乗で)関東で唯一頭で、その一頭で関東を背負っている感じ、頑張りたいです。
10(松山康)「ウインバリアシオン牡6」(藤岡康太騎手選定)5枠9番(オルフェ、ジャーニー枠)
 コメント:(勝負服で参戦ですが)意気込みは良かったが、中々呼ばれないので、(奇数枠でも内枠選びなのですか)はい、そうです。
11(田中将)「サトノノブレス牡4」(池添謙騎手の選定)6枠11番(ナリタブライアンの枠)
 コメント:比較的希望した枠です。(昨年オルフェなど有馬3勝の実績がある騎手)
12(松山康)「デニムアンドルビー牝4」(浜中俊騎手の選定枠)6枠12番(シンボリクリスエス枠)
 コメント:(中々呼ばれないでいたが)12番目に呼ばれたので「12番」です。
13(田中将)「ゴールドシップ牡5」(岩田康誠騎手選定)7枠14番(昨年同番、シルクジャステス枠)
 コメント:(呼ばれるまでに時間が掛りましたが)汗が出て来ました。未だ呼ばれないのかと。(レースでは)出たとこ勝負で、頑張りたいと思います。
14(松山康)「エピファネイア牡4」(川田将騎手選定)7枠13番(スカーレット、ゴールドシップ枠)
 コメント:最初の内は緊張して待っていたのですが、もう全くの緊張も無くなりました。(角居師はナンとか内でと願っていたようですが)なにせ、もう埋まっていますから。(今回初コンビですが)何よりもこの仔に我慢して貰って、直線までナンとか辛抱して貰って、とにかく我慢して貰いたいなと思っています。当日は凄いことになると思うので、少しでも我慢して貰いたいです。
(老兵コメント:少ないコメントの中で、辛抱、我慢と「4度」も繰り返すほど、強いが乗りにくい馬だという事で、レースでは肝心の騎手との呼吸、そして折り合いだけが心配の種、最注目される)

*(老兵コメント)ここで残る枠番は「8枠の15・16番」だけ、その馬は「ジャスタウェイ、オーシャンブルー」の2騎に、福永祐ー騎手は諦めの苦笑いの表情、方や蛯名正義騎手が憮然として・・。
15(田中将)「ジャスタウェイ 牡5」(福永祐ー騎手選定)8枠15番で・・(イナリワンの勝利枠)
 コメント:(最後は苦笑いのようでしたが)そうですね、最初は、あれこれと考えていたのですが、結局最後は選べないのかなとも思ったが、辛うじて選べるところに来たとの感じです。最後(枠)入れでも変わりはないと思ったのですが、須貝調教師が「エピファ、ゴールドシップ、ジャスタ」と並んだ方が、ハマりがエイノと違うか・・と言っていたので。(最後のレースになり・・)状態は、調教の動きはジャパンCの時より随分と良いので、引退レースで「こう言う仕打ちを受け」て仕舞ったが、馬には「当たった枠が良い枠」として頑張ってもらって「有終の美」を飾って貰えたらいいなと、思っています。
16(松山康)「オーシャンブルー牡6」(蛯名正義騎手決定)8枠16番(1着無いが2着7回好枠)
 コメント:1コしか残っていませんね。名前を呼ばれないのかと「ドキドキ」していました。16番でお願いします。(希望枠とはチョット違ったかも知れないのですが、16番枠の思いは・・)横にズラリと有力どころがいますので、この辺に付いて行ければと可なり、逆に良い方に考えれば「良いこと」なのかなと。(有馬記念の抱負は)有馬記念というレースは、沢山の方々に参加する、注目されるレースなので、ナンとかいい競馬が出来るように、盛り上げられるように、頑張って行けたらいいなと思っています。(蛯名正騎手にはGⅠ・3連勝が懸かって頑張って頂きたいと思っています)

B:有馬を最後に「引退する有力馬」の騎手コメント
*引退レースになる4騎の内、「ジェンティルドンナ」騎乗の戸崎圭太騎手が、ガッツポーズでのコメントした。
 1番を(選んで貰って)田中将大投手ありがとうございました。先生と相談して「希望通りの枠順」になれたと思います。ラストランになるので、ジェンティルドンナの「最高のパフォーマンス」を見せて「終えたい」と思います。

*武豊騎手もラストランになる「トーセンラー」のコメント(オグリキャップ、インパクトの有馬2勝騎手):(初の試み「公開抽選会」の感想は・・)本当に見事に「全馬が希望する枠に入るとは思わなかったです」と(ジョークを飛ばして会場を笑わせて)、一番に当たっても「1枠1番」を引こうと思っていた。今日からジョッキーたちも、作戦を考えられるので(ファンの)皆さんも考えて貰いたいです。(いつも枠に騎手たちが考えていることが顕著に表れたようですが・・)はい、そうですね。

*井崎脩五郎氏のコメント:有力どころが、13・14・15と外枠になって、けん制しながら、仕掛けどころを誤って遅れると、大穴の予感が(するね~)。

C:枠順確定後の「日本一早い勝利馬予想」
 田中将大氏の本命:「14◎ゴールドシップ」
 安田美沙子さんの本命など:「4◎ジェンティル、14〇ゴールドシップ、15▲ジャスタウエイ」
 井崎脩五郎氏の本命:「15◎ジャスタウェイ」
 
D:枠順に拘りがある「騎手の心境」:(老兵の見解)
*公開枠順抽選会から見えて来る日ごろの騎手心理と馬券戦略
 やはり、どの馬も、脚質に関係なく、距離やコース形態でも、スタートで(いち早く)好位の位置取りするには、(多頭数の)大外枠では勝利が「可なり難しい」、そして(奇数枠は早めに枠入れし、スタートまで永く待機するのは馬には最大の苦痛で不利と)考えていること、普通に考えても「先行馬」は、距離ロスを無くすために、内枠の偶数枠で、偶数枠が無ければ奇数枠でも内枠に希望と、徹底した心理状態は、このことは先行馬の出負けは、致命的で、確実に即敗退を意味すること。

 よって今回は、希望の内枠の先行馬は、大敗する訳には行かないのです。「決して最後まで自分のペースで(内ラチ沿いは空けない)内コースで粘り切る」との宣言であり、少し早めの先行馬のペースになり易く、着いていけない組は速めにバテるし、逃げ残り組が(纏まって)有りそうな気配がするので、後方組は(前を)裁くのが大変になる。
 そして、差し・追込み組は、(内ラチを縫うように突くレースは難しく、集団で前が壁になることで)やっぱり4角で大外を大回りして直線末脚の勝負になる公算が大の意味になり、これが更に(いつもよりは)激しく感じることになる。
 よって、一気の大外からの追込み派は(見事に)その末脚を生かせ、届くか、逃げ粘りが決められるか、井崎脩五郎氏の見解のように、両極端な結果になりそうだ。

E:有馬記念の勝利馬「必勝データ」(過去10年の参考資料)
1.人気馬の勝利度=1番人気が強い(強いから1番人気になる)
 1番人気「6-3-0-1」連対率90%→Zロブロイ、Dインパクト、Dスカーレット、オルフェ2回、Gシップ
 2番人気「2-0-2-6」連対率20%→Dジャーニー、ヴィクトワールピサ
 3番人気「0-1-1-8」連対率10%→(2着)タップダンスシチー
 4-5番人気「1-2-0-17」連対率30%→Hクライ

2.所属馬=栗東勢が断然(今年は関西馬15頭、関東馬1頭)、池江親子で4回
 1 美浦組 「2-0-4-32」連対率 5%→藤沢和、橋口弘、
 2 栗東組 「8-10-6-82」連対率17%→池江寿3、須貝尚、角居勝、松田国、国枝栄、池江郎
 3 地方組 「0-0-0-6」 連対率 0%

3.性別=牝馬が優勢
 1 牡、せん馬「9-7-10-111」連対率12%
 2 牝馬    「1-3-0- 9」 連対率31%→ダイワスカーレット

4.脚質=先行・中団組が優勢
 1 逃げ 「1-1-0-9」連対率18%→ダイワスカーレット
 2 先行 「4-3-4-29」連対率18%→Zロブロイ、Hクライ、マツリダゴッホ、Vピサ
 3 差し 「4-4-3-43」連対率15%→オルフェーヴル、Dインパクト、Gシップなど
 4 追込 「0-1-2-37」連対率3%
 5 まくり「1-1-1-1」連対率50%(自在派も活躍)

5.年齢=4歳馬が圧倒的も、3歳馬が善戦
 1 3歳馬「3-3-1-30」連対率16%→Vピサ、オルフェーヴル、ゴールドシップ
 2 4歳馬「5-3-2-22」連対率25%→Zロブロイ、Hクライ、Dインパクト、Dスカーレット、Mゴッホ
 3 5歳馬「2-2-4-35」連対率9%→オルフェーヴル、ドリームジャーニー
 4 6歳以上「0-2-3-33」連対率11%

6.前走成績=(当然)上位先着組が優勢
 1 1着馬「4-4-3-22」連対率25%
 2 2着馬「3-1-0-13」連対率24%
 3 3着馬「1-2-1-11」連対率20%
 4 4着馬「0-0-1-11」連対率 0%
 5 5着馬「0-0-2-8」連対率 0%

7.枠順別勝利度=当然強い馬が勝利する一方、内枠が優勢
 1枠「2-2-0」   5枠「2-1-2
 2枠「1-1-1」   6枠「1-0-1」
 3枠「2-2-1」   7枠「1-0-2」
 4枠「0-3-3」   8枠「1-1-0」
                       以上 ツキも実力の内、幸運を祈る!

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