JRA藤田菜七子騎手が、スウェーデン招待「女性騎手ワールドカップ」で総合優勝、世界の菜七子騎手に君臨、第一回の記念すべき競走で「JAPAN NANAKO-JK WIN」と新女王としての名を刻んだ!
女性騎手世界一に海外初勝利、そして2勝と快進撃して「とても嬉しいです」 と、日の丸のヘルメットを武器に破格のスマイルを炸裂させた。
*藤田菜七子騎手(21歳:美浦・根本康広厩舎)は、6/30スウェーデン、ブローパーク競馬場で開催された国際女性騎手招待競走「ウィメンジョッキーズワールドC」に出場して、第2戦フランシスクスに騎乗(芝1400m、10頭立て)で、海外初勝利を挙げ、総合3位から、最終の第5戦(芝2100m、10頭立て)で、チルターンズに騎乗、2番手から直線で鮮やかに抜け出し快勝、5戦合計48pointを挙げ、総合優勝の快挙で世界ー達成した。
菜七子騎手は、世界各国の女性騎手が招待された2017年6月に、ストックホルムで開催された国際競走以来、4度目の海外遠征での快挙は、大いに今後の競馬でも騎乗技術に自信が付いた会心の戦績でした。
その第2戦は、スタートの出がイマイチで、後方からの競馬になったが、直線を向いてもまだ8番手から、窮屈な内から外へと持ち出す技量で、豪快な脚を発揮し、一気に差し切り快勝でした。
ワールドカップは、今年から新シリーズで、世界各国から招待の10名の女性騎手が、条件の異なる5Rに騎乗、着順に応じた獲得ポイントで順位を競った。
初戦は、オベヤに騎乗し無念の6着に終わったが、第2戦で、見事な技量で、差し切り海外競走で初勝利、第3戦はヤマトに騎乗し5着、そして第4戦、Aランクに位置付けられたフィラデルフィアを2着、総合Vが懸かった第5戦は、鮮やかに勝利し、念願の総合優勝を決めた。
藤田菜七子騎手(第2戦:フランシスクス1着)は「とてもうれしいです。道中は後ろからでしたけど、直線に向いて馬群も気にしませんでしたし、外に出してからも、良く伸びてくれました」とスマイル、海外招待遠征で、大きな勝利のお土産を持って凱旋出来る。
帰国後は、国内で今でも熱狂的なファンに大声援を受ける人気を独り占めの身で、再フィーバーが起きそうで心配、これで国内でも、この偉業を機会に騎乗技術を認め、有力馬騎乗数が増えれば良いのですが・・どうなりますか?
藤田騎手コメント:ポイントが僅差だと分かっていたので、優勝を強く意識して最終Rに乗りました。海外は何度も招待して頂いていますが、初めて結果を残せて凄く嬉しいです。少しは成長の姿を見せられたかな。thank you very much.
優勝した気持ち:私の騎手人生における重要なステップになるはず。そして騎手になりたいと若い女性が増えること祈ります。
競馬場の印象は:芝丈も揃って整備された良いコース、気持ち良かったです。
優勝の原動力は:日本で沢山乗せてくださる関係者と応援ファンの皆様のお陰です。
次の目標は:帰国してからの1勝です。
▽WJWC 戦績
第1位:48点*藤田菜七子(JRA)
第2位:43点*ラングレイン(スウェーデン)
第3位:38点*エリオット(英国)
第4位:34点*ラルストン(愛国)
第5位:31点*コックス(英国)
第6位:28点*ホルムクィスト(スウェーデン)
第7位:27点*マサン(仏国)
第8位:25点*アルベス(ブラジル)
第9位:12点*ダンツ(独国)
第10位:10点*インゴスランド(ノルウェー)
▽WJWC 上位入着者戦績
第1戦 芝1200m 8頭(2頭が取消)
1着*ラングレイン(スウェーデン)1:11.2
2着*マサン(仏国)
3着*アルベス(ブラジル)
6着*藤田菜七子(JRA):8番人気
第2戦 芝1400m 10頭
1着*藤田菜七子(JRA)1:25.4*2番人気
2着*ラングレイン(スウェーデン)
3着*ホルムクィスト(スウェーデン)
第3戦 芝1600m 10頭
1着*ラルストン(愛国)1:37.5
2着*ホルムクィスト(スウェーデン)
3着*エリオット(英国)
5着*藤田菜七子(JRA):2番人気
第4戦 芝1750m 10頭
1着*エリオット(英国)1:47.4
2着*藤田菜七子(JRA):1番人気
3着*コックス(英国)
第5戦 芝2100m 10頭
1着*藤田菜七子(JRA)2:11.7*3番人気
2着*コックス(英国)
3着*ラルストン(愛国)
▽藤田菜七子(JRA)海外招待競走 戦績
2016・08 英国(海外初遠征)パドック放馬除外で「泣きべそデビュー」
2016・11 UAEアブダビ 1戦7着/15頭
2017・01 マカオ 6戦(最先着)4着
2019・06 スウェーデン 5戦2勝、2着1回
(参考)日本の女性騎手の海外遠征 初勝利戦績
*細江順子(JRA)・1999年、シンガポールで初勝利
*宮下 瞳(名古屋)・2009年、韓国馬事会で初勝利
*木之前葵(21歳9か月;名古屋)・2015年、英国で初勝利
*藤田菜七子(21歳10か月:JRA)・2019年6月、スウェーデンで初勝利
0 件のコメント:
コメントを投稿