7/11/2013

函館記念:エアソミユール(和田竜、角居厩舎)のリベンジ期待

先ずは超良血馬が登場でドキドキニュースから 
 今週は連日の猛暑、ニイニイ、アブラを追い越してミンミン蝉が忙しなく泣き出し、余計に暑さが浸み入るのは参るが、未だ真夏は先でも、人も馬も皆バテバテの中、北海道苫小牧市で競走馬のセリ市が開催されて、今年もディープインパクト産駒が注目の的、海外からのバイヤーも参戦して大盛況で過激なセリ合いが続き、関係者は例年にないホクホクのセリ市になったのは大変良かったのですが、一方種付け料の200万円でも買い手が付かない馬も少し居ては生産者の苦悩があるのも事実、この競馬サークルの全てがDインパクト産駒だけになるのは困るのです。

 我が方も暇なので「グリーンチャンネル」でのLIVEで2日間も付き合ったが、今年の超目玉は、アゼリの13(父Dインパクト)が、未だ母親から離れないで居るあどけない当歳牡馬に、ナンと初値1億円から始まり、一気に「2億4,000万円」の高値で簡単にセリ落されてしまった。
 2年後の2015のダービー制覇を狙う超逸材なのですが、父Dインパクトは7冠、その母アゼリ(アメリカ産)は24戦17勝(内GⅠ勝利11勝)の猛烈な女傑(10年米殿堂入りの)、この肌馬を日本が2億円で買い取りし2年目、既に元手を回収する程の高値で落札して幸せ一杯、第一子が2歳牝馬で阪神未勝利戦を圧勝デビューを飾って血統評価がうなぎ登りなのです。
 その2番目の仔が、今回上場し父母合わせて日本史上初の「18冠」*の血統を継承する仔馬の将来に期待一杯、そして買い取った海外デーラーと仔馬に、満来の拍手が贈られた。
(この父譲りの黒鹿毛(特徴:右後ろ脚が一白(蹄まで白)、そして額の流星は小さく未だハッキリしていない、鼻先だけ母譲りの鹿毛)の仔が父Dインパクト産駒「アゼリの13」で、最高落札額の2億4千万円でセリ落とされた当歳馬、右の顔がアメリカ産駒の母アゼリ)

 *印の注釈(期待度) : 一般的には「父と母」のGⅠ勝ち実績を単純に仔に加算するものではなく「素晴らしい血統馬ですよ」と称賛して、チョイと茶化した表現に過ぎないのですが、この仔が将来GⅠ勝利出来る数(期待度)が、仮に「父と母から均等に受け継ぐ」と仮定すれば、A=18×1/2=9冠、競走馬の世界では父の血統が優勢遺伝とするので、父の遺伝子継承率を8割と仮定して、B=7×0.8+11×0.2=7.8冠となる。
 従って将来この仔(アゼリの13)が順当に獲得するであろうGⅠ勝利度(期待値)は、少なくとも「9~8冠」となり、2歳朝日杯FS、3歳クラシック3冠(皐月賞、日本ダービー、菊花賞)、3歳時に有馬記念、そして4歳で天皇賞・春、宝塚記念、JC、有馬記念連覇、海外遠征でドバイか凱旋門賞などGⅠ総なめの期待が懸かると言うことなのです。
 
 でも(こちらの都合で)余りにも過度な期待を懸けても可哀そうなのです。無念の一例をあげると、あのDインパクトの全弟「オンファイア(藤沢和厩舎)」に大きな期待を懸けられるも、結果は2歳で未勝利戦で1勝、3着2回の成績、注目の3歳時に大きな期待が懸かるも出走すら叶わず、その後脚部故障で早くも引退、ナン億円もした良血馬が、どこに行ったのか探していたら、血統筋から種牡馬に変身していた事例もあり、この筋の将来は勝利出来るまでは分からない極めて危険度一杯の「投資の世界」なのです。

函館記念:今度はエアソミユール和田竜がトウケイ武豊より優勢と見る
 この勝負は、鳴尾記念で対戦し後方追込4着エアソミユール和田竜と、果敢に先行逃げ切り勝ちトウケイヘイロー武豊の再戦で、この2騎による一騎打ちになる。
 エアソミユールは、最後方から直線だけの追込勝負では完全な展開不利で、トウケイヘイローに楽に逃げ切られたが、前走のOP巴賞のように、中団で待機し直線抜け出し策なら快勝出来る証明をしたが、更にトウケイヘイローとは「ハンデ差1kg」軽い斤量、そして1回函館を使い滞在競馬になるはとても有利なる。ここでも先行するトウケイヘイロー(武豊)をGOAL前で差し切れる力はあると見て本命に抜擢した。
 3番手にはサトノギャラント(北村宏)、巴賞でエアソミュールに後方から猛追し2着に好戦した力量を買った。ほぼこの3騎で競馬は決着するが、3番手の大穴目に強いて選出するなら、トウカイ柴山、アスカ岩田康、メイショウ四位洋、レインボー柴田善の4騎に流せば万全になる。
 (鳴尾記念:1着逃げトウケイヘイロー武豊、外から追込むも4着エアソミュール(デムーロ))
OP巴賞:1着エアソミュール松田、2着サトノギャラント北村宏、3着メイショウウズシオ四位)

日曜WIN5ー③」函館11R函館記念(GⅢ、3歳以上OP、ハンデ、芝2,000m)展望
◎( 6)エアソミユール (牡4歳、56.5和田竜、角居、Gポケット、差し、OP巴賞1着、鳴尾4着)
〇( 8)トウケイヘイロー(牡4歳、57.5武 豊、清水久、Gヘイロー、逃げ、前走GⅡ鳴尾記1着)
▲( 9)サトノギャラント(牡4歳、56.0北村宏、藤沢和、Sクリスエス、差し、前走OP巴賞2着)
△1(10)トウカイパラダイス(牡6歳、56.0柴山、田所、Gアリュール、先行、GⅠ天皇春8着)
△2(15)アスカクリチャン(牡6歳、56.0岩田康、須貝、Sローズ、差し、前GⅢ新潟大賞典8着)
△3(16)メイショウウズシオ(牡6歳、55.0四位洋、飯田明、Oハウス、差し、前走OP巴賞3着)
注( 5)レインボーダリア(牝6歳、55.5柴田善、二ノ宮、Bタイム、追込、前走GⅠヴィクト12着)

福島11R:アンアヴェンジド(北村宏)が圧勝の気配
 夏は牝馬が強そう、前走このクラスで同タイム惜敗2着でした4歳牝馬アンアヴェンジド(北村宏)が断然の成績から本命にする。前走早めに先頭に立って押し切ったと思えたが、東京戦ならではの後方から一気に末脚を使って届いたタイムズアロー石橋脩の大駆けに屈し無念の2着、福島では圧勝出来る展開に成る。
 相手は2騎、前走下のクラス快勝して来たフリートストリート(内田博)とダブルスター(戸崎圭)で堅く決まりそうだ。穴目の抑えは唯一頭ディーエスコンドル(横山典)で万全になる。
(夏至S:内ラチ粘るアンアヴェンジド北村宏も、後方から伏兵タイムズアロー石橋脩が一気に)

土曜 福島11R 安達太良S(3歳以上1,600万下、ダート1,700m)展望
◎(10)アンアヴェンジド (北村宏、藤沢和、Eマーカー、差し、前走1600下夏至S2着)
〇(12)フリートストリート(内田博、角居、ストリートセンス、差し、前走1000下青梅特別1着)
▲(13)ダブルスター   (戸崎圭、伊藤圭、Sミニスター、先行、前走1000下猪苗代特1着)
△( 4)ディーエスコンドル(横山典、藤原辰、Fコンコルド、差し、前走1600下夏至S7着)

中京11R:ジェントルマン(福永祐)に快勝期待
 先行力のあるニューダイナスティ(浜中俊)を見据え、直線確実に末脚を使って差し切れるジェントルマン(福永祐)が本命に、粘り込むニュー浜中俊とロード川田の2騎が2着争いも浜中俊が2番手有望、3着穴目にメイショウ幸英明を抑え万全かも。
土曜 中京11R 関ヶ原S(3歳以上1,600万下、芝2,000m)展望
◎(13)ジェントルマン  (福永祐、中尾秀、Sクリスエス、差し、前走1600下ジェーンS2着)
〇( 7)ニューダイナスティ(浜中俊、石坂正、Dインパクト、逃げ、前走1600下烏丸S1着)
▲(12)ロードエアフォース(川田将、笹田和、エアエミネム、逃げ、前走1000下1着)
△1(10)メイショウナルト (幸英明、武田博、Hクライ、先行、前走1000下三田特別1着)
△2(17)トーホウストロング(鮫島良、藤原英、Dダーク、差し、前走1000下蓮菜峡1着)

函館11R:ストレイトガール(岩田康)の差し脚に期待
 4歳牝馬2騎の戦い、差し脚のストレイトガール(岩田康)と先行力のユールフェスト(三浦皇)の一騎打ちも、ストレイトガール(岩田康)の差し脚が常に34秒前半があり分があり本命にする。
 3番手に、2連続着順が大きいが着差は僅差のゴーイングパワー(松田大)で決まりそうだ。
土曜 函館11R 函館スポニチ賞(3歳以上1,000万下、芝1,200m)展望
◎( 1)ストレイトガール(岩田康、藤原英、フジキセキ、差し、前走牝馬500下1着)
〇( 6)ユールフェスト (三浦皇、須貝尚、Mレディ、先行、前走500下1着)
▲( 3)ゴーイングパワー(松田大、岩元市、Sバクシンオー、差し、前走1000下潮騒特1着)
△1( 8)ツクバリンカーン(柴田善、土田稔、リンカーン、先行、前走OP葵S15着)
△2( 2)シゲルシゲザネ (秋山真、罧原則、Sシキー、差し、前走1000下登別特別4着)

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