12/25/2013

JRA 2013(GⅠ戦総括)秋後半戦

 GⅠ後半戦の本命馬戦績は(11戦)1着4勝、2着2、3着2、4着1、5着1、着外1でした。前半戦と合せて22戦8勝は、勝率3割6分3厘で、的中単勝が平均200円程度なので、収支アップには、来期の勝率を5割を超える必要があり、これを目指します。

**有馬記念:「オルフェーヴル池添謙」が期待に応えて圧勝「最終の美」を飾る
 スタートした直後は、ルルーシュ福永祐、カレン戸崎圭、ダノン川田将、そしてラブリー蛯名正が先行し、期待のオルフェーヴル(池添謙)は、後方13番手で競馬、その直前にゴールドシップ(ムーア)の位置取り、最後の3角で動いたオルフェ池添謙が、外を回って先団に追い付き、4角では既に先団3番手の外に上がって直線、一気に末脚を使って早くも先頭で抜け出し、後続馬をブッチ切り引き離し「結局8馬身」も着差を付けて圧勝劇でした。
 凱旋門賞に挑戦した馬の地力は、流石に段違いに鋭く、良い走りを見せ付けられました。
 問題の2・3着争いは、4角で一旦はゴールドシップが2番手に上がるも、(要注意馬が)後方待機したウインバリアシオン(岩田康)が、外から一気に内に切れ込むように抜け出し、交わして2番手に上がり、3番手は必死になってドールドシップが、高足を使って苦しむも耐え、追い上げて来たラブイズブーシュ武豊を抑えて3着を確保した。
 
12/22 中山10R 有馬記念(GⅠ、3歳以上OP、芝2,500m)結果
1着◎(6)オルフェーヴル(牡5、池添、池江、Sゴールド、差、凱旋門2着)1番人気(3F36秒0)
2着特注(4)ウインバリアシオン(牡5、岩田、松永昌、Hクライ、追、GⅡ3着)4番人気(37秒3)
3着〇(14)ゴールドシップ(牡4、ムーア、須貝、Sゴールド、追込、GⅠ-15着)2番人気(37秒8)
4着*(11)ラブイズブーシュ(牡4、武豊、村山、Mカフェ、差し、GⅢ3着)12番人気(37.6)
5着*(7)タマモベストプレイ(牡3、和田、南井、フジキセキ、先、GⅢ-6着)16番人気(38.7)
タイム芝良*2:32.3 (4F49.0-3F36.7-2F24.1-1F12.3)
 単勝160円、馬連860円、馬単1,020円、3連複1,420円、3連単5,240円

**朝日杯FS:アジアエックスプレス(ムーア)一気に差し切る
 川田将雅騎手2歳GⅠ戦で1番人気も2連敗
 絶好の最内枠、期待の逃げ馬(牝馬で挑戦)ベルカウント(武豊)がスタートを決めて抜け出し、直線に向いて直ぐに後続馬に交わされ、距離が長過ぎなのか、ここで一杯になって失速10着、中団からウインフル和田竜、ショウナン後藤浩が、追い上げ抜け出し先頭に立ったが、外からアジアエックスプレス(ムーア)が初芝コースでも素晴らしい末脚を発揮して一気に先頭を奪って突き放す嬉しい1着でGOAL、見事に初重賞挑戦で、しかもGⅠ線を初勝利し3連勝、前走では500万下のダート戦で魅せた2着に「1秒1」も引き離す圧勝劇は、伊達ではなかった走りでした。
 (新種牡馬)アメリカ産駒「ヘニーヒューズ」は、ダート実績は勿論、芝でも走る二刀流に唖然、しかもムーア騎手は、ジャパンC「ジェンティルドンナ」で勝利を挙げ、一気に今期11勝、GⅠ戦2勝(通算4勝)の大フィーバー、更に締め括りになる「有馬記念」では、昨年の覇者ゴールドシップに、内田博騎手から乗替で、本調子から下降気味の現状打開へ、復活走が期待されている。
12/15 中山11R 朝日杯FS(GⅠ、2歳OP、芝1,600m)結果:良馬場
1着*2(6)アジアエックスプレス(ムーア、手塚、Hヒューズ、差し、500下1着)4番人気(35.3)
2着*1(16)ショウナンワダチ (北村宏、大竹、Sカンプ、差し、500下1着)6番人気(3F35.7)
3着〇(14)ウインフルブルーム(和田竜、宮本、Sウィーク、逃げ、500下1着)5番人気(35.8)
4着・(4)マイネルディアベル(Mデムーロ、大和田、Nデアライト、先、GⅡ4着)9番人気(36.2)
5着◎(3)アトム (川田将、池江寿、Dインパクト、差し、GⅡ2着)1番人気(上がり3F35秒9)

7着△1(13)プレイアンドリアル(柴田大、川崎河津、デュランダル、逃げ、GⅢ2着)2番人気
10着▲(1)ベルカウント (2牝、武豊、角田晃、Sバクシンオー、逃げ、GⅢ1着)3番人気
タイム1:34.7 (4F47.9-3F36.1-2F23.9-1F12.1)
単勝870円、馬連7,710円、馬単13,000円、3連複27,430円、3連単162,960円

**阪神JF:レッドリーヴェール(戸崎圭)が競り勝ち大金星
 ホウライアキコは興奮状態の大汗ポタポタでは・・
 期待の先行馬、大外ホウライアキコ和田竜は、この寒空でも大汗かいて(可なり)入れ込んで(興奮)いては、危ない馬券対象馬(失速する)で消し判断したが、その予感は(スタート前から)バッチリ的中で、逃げたニホンピロ酒井、ダイヤモンド武幸の4番手にヤットの思いの脚色重く感じる位置取り、直線に向く前で早くも脚色が一杯になって後退、断然人気のハープスター(川田将)の方は、後方位置取りは良いが、初めて馬群の中での競馬が(包まれて外に進路変えが困難になる)不安一杯、直線での追い上げ末脚勝負が・・・・。
*騎手の方は完全に先着したが、肝心の勝負判定は馬の方なので「ハナ差」遅れては・・
 その直線勝負は、フォーエバーモア(蛯名正)、クリスマス(Mデムーロ)が抜け出し押し切るところに、中団外からレッドリーヴェール(戸崎圭)、内にハープスター川田将、そして内のフォーエバーモア(蛯名正)に外から並んだところに、中団で馬群に揉まれ、これを裁くのに手間取っては、馬が委縮してブレーキ掛けたようでマズイ展開、これから縫うように上がった川田将ハープスターでしたが、ここでも懸命に鞭を入れても動かず、全くあの末脚の見せ場がなく、モガイテいては(もはや)馬券対象から大外れを予感、それでも残り100m付近から猛然と、馬が追い上げスイッチが入ったように、前の内フォーエバー、外レッドヴェールの間に強引に割り込んでこじ開け、そして3騎が叩き合いも、脚色は外のレッドとハープの2騎の勝負で、頭の「上げ下げ」の激戦で馬体を併せたまま雪崩れ込んでGOAL・・・
 でも、完全に抜け出しが叶わないほど、レッドの粘り込みに苦戦し、僅かに内ハープ川田将が不利な状況に見えて、◎1着付けのみの馬券では、我が懐と顔面蒼白の展開になろうとは、頭が出で居れば的中のバラ色も、参って仕舞った。
 12/8 阪神11R 阪神ジュベナイルF(GⅠ、2歳牝馬OP、芝1,600m)結果
1着△2(8)レッドリーヴェール(戸崎圭、須貝尚、Sゴールド、先行、GⅢ1着)5番人気(34.1)
2着◎(10)ハープスター (川田将、松田博、Dインパクト、差し、GⅢ1着)1番人気(3F33.6)
3着注(6)フォーエバーモア(蛯名正、鹿戸、Nユニヴァース、差し、500下1着)8番人気(34.6)
4着・(12)クリスマス   (Mデムーロ、斎藤誠、バゴ、先行、前走重賞7着)7番人気(33.6)
5着△1(13)マーブルカテドラル(田辺裕、上原博、Dメジャー、先行、重賞1着)4番人気(34.6)

7着〇(18)ホウライアキコ (和田竜、南井克、ヨハネスブルグ、先行、GⅡ1着)2番人気
9着△3(1)レーヴデトワール(福永祐、松田博、Zロブロイ、差し、500下1着)3番人気
タイム1:33.9 (4F47.6-3F35.5-2F23.8-1F12.2)
単勝1,460円、馬連1,240円、馬単4,250円、3連複6,220円、3連単42,130円

**ジャパンCダート:ベルシャザール(ルメール)が差し切る殊勲
 スタートして直ぐにエスポワール後藤浩が先頭、差がなく2番手に期待のホッコウータルマエ幸英明、そしてニホンピロ酒井学が付いて行く先行体勢、その状態で4角回って直線、外から先行するエスポを一気に抜き去りした期待のホッコー幸英明、後続馬を引き離して一瞬独走状態と思ったので「そのまま~!」と気合いを入れたが、後方から4角で中団まで上がったベルシャザール(ルメール)とワンダーアキュート武豊が、素晴らしい末脚で猛追してホッコーの後ろまで取り付いたときは、3連単は「頂き~!」と、余りにも早めに皮算用したまでは「まずかった」か、一転GOAL寸前でホッコーが急速に脚が上がってバッタリ、騎手幸英明も立ち上がって鞭を入れて追い出すも、一気に3番手に後退しては唖然、追い込んだ2騎ベルシャザール、ワンダーアキュートが、内ラチのホッコーに馬体を併せず、外に離して交わしての頭脳プレーで、1・2着にまで上がっては誠に「痛~い!」決着で、ワンダー武豊が交わす勢いも凌ぎ切って、ルメール騎手も馬も今期GⅠ初勝利した。
 前走「武蔵野S」で1着した馬は流石に素質が違い過ぎましたね。そしてホッコータルマエが3着まで失速するとは思いもよらず、余りにも早めに仕掛け過ぎて、抜け出して押し切ろうとした積極策が影響したのでしょうか?の残念賞でした。
12/01 阪神11RジャパンCダート(GⅠ、3歳以上OP、国際招待、ダート1,800m)結果
1着▲(12)ベルシャザール(牡5ルメール、松田国、Kカメ、先、GⅡ-1着)3番人気(3F36.1)
2着△1(8)ワンダーアキュート(牡7武豊、佐藤、Kマテック、先、GⅠ-2着)6番人気(35.9)
3着◎(6)ホッコウータルマエ(牡4幸英明、西浦、Kカメ、先、GⅠ-1着)1番人気(3F36.6)
4着*(7)ブライトライン  (牡4福永祐、鮫島、フジキセキ、先、GⅡ-1着)7番人気(36.8)
5着△3(14)ニホンピロアワーズ(牡6酒井、大橋、Wマズル、先、GⅠ-2着)5番人気(37.2)
タイム1:50.4 (4F48.8-3F36.6-2F24.6-1F12.6)
単勝840円、馬連4,850円、馬単9,810円、3連複2,160円、3連単24,440円

**ジャパンC:復活女傑!史上初JC2連覇、断然ジェンティルドンナ(ムーア)が押し切る
 僅差(ハナ差)惜敗3歳牝馬デニムアンドルビー(浜中俊)が大健闘の2着、そしてDインパクト産駒の牝馬2騎のワン・ツーで決着した。
 先導馬が不在では極端なスロー展開が明暗の・・
 逃げ馬不在、強引に飛ばす馬がいません、止む無くナント、先行したことはあるが、逃げるのは初体験のエイシンフラッシュ(Mデムーロ)がスローで先行、2番手にトーセンジョータン(ビュイック)、ヴィルシーナ岩田康、そして期待のジェンティルドンナ(ムーア)が4番手、期待のゴールドシップ(内田博)は、スタートではユッタリ出て最後方からの競馬、そしてスローでは(届かないと見て)3角から早めに動いて中団まで上がるも、4角では再び最後方で揉がいていては、早くも馬券対象から大きく外す位置取りのようで残念なり。
 今回ジェンティルの走破タイム「2分26秒1」は上がり決着のレース、JCレコードタイム(アルカセットの2:22.1)に、良馬場でも「4秒」も劣る記録、前半がスローで流れた展開のためですが、約60mも遅い決着になるのです。
 流石にジェンティルは強く速い、牝馬、そしてDインパクト産駒で1・2着、断然人気に応えたジェンティルドンナ(英国騎手ムーア、石坂厩舎)が史上初JC連覇して5冠達成!
 最後の直線は末脚勝負になって、直線坂上で4番手から一気に先頭を奪って引き離し逃げ込む、断然人気のジェンティルドンナ(ムーア)、それに2番手からトーセンジョーダン(ビュイック)が追い上げたが、外から(後方待機した)唯一3歳牝馬デニムアンドルビー(浜中俊)がトーセンを交わし、更に先頭で粘るジェンティルに外から追い詰めて、内外に並んでGOAL・・・、当然写真判定でしたが、僅かに内の女傑ジェンティルドンナ(ムーア)の長い直線を先行し、積極的に早めの抜け出し、押し切った脚力に脱帽、それを引き出した乗替ムーア騎手の手腕に拍手します。
 11/24 東京11RジャパンC(GⅠ国際招待、3歳以上OP、芝2,400m)結果
 優勝賞金2億5,000万円、2着1億円、3着6,300万円、4着3,800万円、5着2,500万円
1着◎(7)ジェンティルドンナ(牝4ムーア、石坂、Dインパクト、先、GⅠ-2着)1番人気(33.9)
2着△3(9)デニムアンドルビー(牝3浜中俊、角居、インパクト、差、GⅠ-5着)7番人気(33.2)
3着・(5)トーセンジョーダン(牡7ビュイック、池江、Gポケット、差、GⅠ-11着)11番人気(34.1)
4着△1(6)アドマイヤラクティ(牡5ウイリアムズ、梅田、Hクライ、差、GⅡ2着)4番人気(33.5)
5着・(10)ドゥーナデン(牡7スペンサー、デルザングル、ニコバー、豪GⅠ-11着)13番人気(33.6)
タイム2:26.1 (4F45.5-3F34.1-2F23.0-1F11.9)
単勝210円、馬連2,500円、馬単3,330円、3連複63,800円、3連単224,580円

**マイルチャンピオンS:武豊トーセンラーが快勝で通算GⅠ勝利「100勝」達成
 直線だけの末脚勝負に懸けた武豊トーセンラーが、強烈な差し脚で、先団を纏めて交わし、一気に先頭を奪って、待ち焦がれた区切りのGⅠ勝利「100勝目」を挙げた。
 激しい先行争いのマイル戦、後方待機し直線外に出して、鋭い末脚(3F33秒3)で一気に追い込んだトーセンラー(武豊騎手、藤原英厩舎)が、先に内ラチから抜出したダイワマッジョーレ(蛯名正)、そして期待のダノンシャーク(福永祐)が末脚を伸ばす直線の攻防の外から、それを上回る鋭い末脚で一気に差し切ったトーセンラーが、初GⅠ勝利を挙げた。
11/17 京都11R マイルチャンピオンシップ(GⅠ、3歳以上OP、芝1,600m)結果
1着△2(5)トーセンラー(武豊、藤原、Dインパクト、差、GⅡ3着)2番人気(3F33秒3)1:32.4
2着〇(4)ダイワマッジョーレ(蛯名、矢作芳、Dメジャー、差、GⅡ2着)3番人気(34.1)1馬身
3着◎(13)ダノンシャーク(福永、大久保龍、Dインパクト、差、GⅢ1着)1番人気(34.1)3/4身
4着*(1)コパノリチャード(浜中俊、宮徹、Dメジャー、逃、GⅡ1着) 6番人気(34.7)1身3/4
5着▲(10)ドナウブルー(ビュイック、石坂、Dインパクト、先、GⅡ2着)10番人気(33.8)アタマ
タイム1:32.4 (4F45秒6-3F34秒1-2F22秒9-1F11秒5)
単勝470円、馬連1,930円、馬単3,250円、3連複2,090円、3連単12,450円

**京都11Rエリザベス女王杯:メイショウマンボ(武幸)が快勝
エリザベス女王杯は、古馬の熟女陣営はタジタジの失速、粋の良い3歳牝馬メイショウマンボ(武幸)が、重馬場でも、ものともせず、中団から直線で早めの追い上げで古馬陣を完封、豪快に末脚を発揮して悠然と1着でGOALした。これでGⅠ戦のオークス、秋華賞、そしてエリザベス女王杯の3冠を見事に獲得し、女傑振りを演出した。
 エディン藤田伸、セキショウ吉田豊、トーセン池添謙、ラキシス川田将が先行し、
中団でポツンと単騎で競馬した2冠馬メイショウマンボ(武幸四郎)、3角で動き、4角で外4番手に上がって直線、先行したエディン藤田伸が未だ先頭に立って粘り込むも、外からメイショウマンボ(武幸四郎)が豪快に末脚を発揮して抜け出し、待望の先頭に立ってGOAL・・これでマンボが驚異のGⅠレース3勝目になる。
 昨日の兄、武豊の重賞制覇に続いて今日の弟、武幸四郎騎手が嬉しい優勝インタビューですが、馬もことばかり聞く「インタビューアー」に対し、たまには「私の騎乗も褒めてよ」と(いつも兄に華やかなスポットライトが当たるのに、対抗心から)ムムッと私の腕も・・と催促する事態・・。
 11/10 京都11Rエリザベス女王杯(GⅠ、3歳以上OP牝馬、芝2,200m)結果:小雨、重
1着〇(3)メイショウマンボ(武幸四郎、飯田、Sマンボ、差し、GⅠ1着)2番人気(3F34秒1)
2着・(18)ラキシス   (川田将、角居勝、Dインパクト、差し、1600下1着)6番人気(34.6)
3着注1(7)アロマティコ(三浦皇、佐々木昌、Kカメハメハ、差し、GⅡ7着)5番人気(34.1)
4着・(17)トーセンアルニカ(池添謙、木村、Mサムソン、差し、1600下1着)13番人気(34.7)
5着△1(14)デニムアンドルビー(内田博、角居、Dインパクト、追込、GⅠ2着)3番人気(34.1)

6着▲(5)ホエールキャプチャ(蛯名正、田中清、クロフネ、先行、前走GⅡ1着)4番人気
10着◎(9)ヴィルシーナ  (岩田康、友道康、Dインパクト、先行、GⅡ8着)1番人気
タイム2:16.6 ラップ(4F47秒2-3F34.5-2F22.8-1F11.2)
単勝390円、馬連2,780円、馬単4,480円、3連複14,440円、3連単64,840円

**天皇賞・秋:鋭い末脚炸裂のジャスタウェイ(福永祐)が圧勝、1年8か月振り重賞勝利!
 (トウケイヘイロー武豊がハイペースで飛ばし失速、ジェンティル(岩田)が付いて行き共倒れ)
  好スタートを切ったのは、期待のトウケイヘイロー(武豊)、先頭に立ってハイペース(前半5F58秒4)で飛ばし、断然人気のジェンティルドンナ(岩田康)が果敢にこのペースの2番手に付け、エイシンフラッシュ(Mデムーロ)は中団で競馬、その態勢で4角回って直線、懸命に逃げ込むトウケイヘイローに2番手からジェンティルドンナが並んで来たが、後方待機していたジャスタウェイ(福永祐)が、外を回って残り「400ハロン棒」で一気と言うより一瞬で、10番手から先団まで上がったときは「エッ」と思うほど素晴らしい脚色、このメンバー中で一番目立った速さ、そして残り「200ハロン棒」で先団ジェンティルたちを並ぶ間もなく、一気に纏めて交わし去り、早くも先頭に躍り出たジャスタウェイ(福永祐)、軽快に更に末脚を加速させ、後続ジェンテルを5馬身も引き離して圧勝GOALに唖然、2着のジェンティルドンナに、上がり3Fで「1秒2」も上回る末脚で走られては圧勝劇になってしまいます。
  離れた2番手に断然人気のジェンティルドンナ(岩田康)、そしてアンコイルド吉田豊とコディーノ(リスポリ)の外から追い上げたエイシンフラッシュ(Mデムーロ)が、実力通り交わして、先頭から6馬身も遅れるも、3番手に上がって決着した。
10/27 東京11R 天皇賞・秋(GⅠ、3歳以上OP、芝2,000m)結果:晴れ、良馬場
着順(枠番)期待度 馬 名(歳、性、騎手、調教師、産駒、脚質戦法、格付・着順)
1着*(7)ジャスタウェイ  (4牡、福永祐、須貝、Hクライ、追込、GⅡ2着)5番人気(34.6)
2着◎(9)ジェンティルドンナ(4牝、岩田、石坂、Dインパクト、先、GⅠ3着)1番人気(35.8)
3着〇(6)エイシンフラッシュ(6牡、デムーロ、藤原、Kベスト、差し、GⅡ1着)3番人気(35.5)
4着*(13)アンコイルド (4牡、吉田豊、矢作、Gコーズウェイ、先行、GⅡ2着)8番人気(36.0)
5着△2(1)コディー(3牡、リスポリ、藤沢和、Kカメ、先行、GⅡ7着)4番人気(上がり3F36.1)

10着▲(11)トウケイヘイロー(4牡、武豊、清水久、Gヘイロー、逃げ、GⅡ1着)2番人気(37.5)
タイム1分57秒5 ラップ(4F47.2-3F35.3-2F23.7-1F12.2)
単勝1,550円、馬連1,190円、馬単4,510円、3連複1,400円、3連単14,310円

**菊花賞:エピファネイア(福永祐)が強靭な末脚で圧勝
 中央枠からバンデ松田、最内からネコタイショウ池添謙が先行、ここ3番手に早くも、断然人気のエピファネイア(福永祐)が着いて回る積極戦法で、安心感がある展開、淡々と周回して2周目の向正面でエピファ福永祐が、早くも2番手に上がって直線、逃げ込むバンデ松田が懸命に内ラチ沿いを走るも、期待を一身に背負うエピファネイア(福永祐)が、着実に脚を伸ばし、後続馬を大きく引き離して圧巻の5馬身も引き千切って先頭でGOALした。
 皐月賞馬ロゴタイプ、ダービー馬キズナが不在でも、悲願の最後の1冠、菊花賞を、ここで期待に応えて、エピファネイア福永祐一騎手が見事な走りで悲願達成の戴冠でした。これで福永祐一騎手は今期重賞4勝目、そしてGⅠ勝利は今期初も、通算17勝に記録を伸ばした。
 問題の2・3着は、粘り込むバンデ松田大を、一旦はダービーフィズ田中勝が、そしてラストインパクト川田将が追い上げて来たが、中団で競馬し4角で4番手に上がったサトノノブレス(岩田康)が、バンデの外に馬体を併せて競り合い、GOAL前で僅かに交わして2着に上がって決着した。
*そして我が期待の〇△馬達は、2桁着順では困りましたね。こんな馬場と距離が不得意なのかも知れないので、次は頑張って下さい。
 結果的には、前走1000万下で逃げ切ったバンデが、逃げ展開有利の3番人気に急上昇の穴馬で、ファンの期待に応え終始先頭で逃げる展開で、アワヤの2着に逃げ残りの目もあった一瞬も・・大敢闘の3着でしたね。
 「WIN5ー⑤」京都11R 菊花賞(GⅠ、3歳OP、芝3,000m)結果:曇り、不良馬場
1着◎(・3)エピファネイア(福永、角居、Sクリスエス、差し、GⅡ1着)1番人気(35.9)3:05.2
2着△2(14)サトノノブレス(岩田康、池江、Dインパクト、先、GⅡ3着)5番人気(36.2)5馬身
3着注2(10)バンデ   (松田大、矢作、オーソライズ、逃、1000下1着)3番人気(36.9)クビ
4着・(17)ラストインパクト(川田、松田博、Dインパクト、差、GⅡ7着)8番人気(36.9)2馬身
5着・(・1)ケイアイチョウサン(横山典、小笠、Sゴールド、差、GⅡ5着)7番人(3F35.8)ハナ

13着△1(18)マジェスティハーツ(武豊、松永昌、Hクライ、先行、前走GⅡ2着)2番人気
15着〇(15)ユールシンキング(北村宏、勢司和、Sクリスエス、差し、GⅡ1着)4番人気
タイム3:05.2 (4F48.2-3F36.1-2F24.1-1F12.3)
単勝160円、馬連950円、馬単1,190円、3連複3,910円、3連単11,750円

**秋華賞:メイショウマンボ(武幸)の2冠達成、中団の位置獲りで勝利!
 先行したセキショウ吉田豊が、直線入り口では懸命に逃げ込んで一旦は引き離し粘り込みの展開に見えたが、中団に待機して、早めに追い上げた3番人気のオークス馬「メイショウマンボ(武幸四郎、飯田明弘厩舎)」が馬群の中から一気に先頭を奪って、追い上げるライバル達に後塵を浴びせ、嬉しい1着でGOAL、オークスに続いて2冠目も快勝した。
 そして離れた2番手争いは熾烈、3騎が競り合って入線(写真上参照)でした。
 最後方待機して、直線では大外を回って(大きな距離損)追い込んだ(重賞初挑戦の)新鋭スマートレイアー(武豊)が見事に届いて2着に喰い込み、殊勲の「銀メタル」、これで2着賞金の半額(1,800万円)加算され、1,600万下の準OP馬から、一気にOP馬(3,300万円)に晴れて昇格が出来てニッコリ、これからどんな重賞でも参戦出来るバリバリのOP馬なのです。
 問題の3着ですが、当然期待のデニムと思っていたが・・・、我が本命デニムアンドルビー(内田博)が、後方から数えて3番手に待機して、直線一気の末脚勝負に懸けるも、更に後方のスマートレイアー武豊に追い越され、そして同じ位置で競馬の条件馬リラコサージュ(池添謙)にも追込に(僅かハナ差ですが)競り負けしては残念な4着止まり、「位置獲りの差」どころが、「末脚の差」でも競り負けしては「先輩重賞ウイナー」が・・いけませんね。
10/13 京都11R 秋華賞(GⅠ、3歳OP牝馬、芝2,000m)結果
1着〇(16)メイショウマンボ(武幸四、飯田明、Sマンボ、差、GⅡ4着)3番人気(34.2)1:58.6
2着▲(・1)スマートレイアー(武豊、大久保龍、Dインパクト、1000下1着)2番人(34.0)1身1/4
3着・(13)リラコサージュ (池添謙、藤原英、Bタイム、先、GⅡ18着)15番人気(34.1)頭
4着◎(14)デニムアンドルビー(内田博、角居、Dインパクト、GⅡ1着)1番人気(34.3)ハナ
5着・(11)リボントリコロール(横山典、菊沢、Cテナンゴ、追、OP2着)12番人気(33.8)1/2身
タイム1:58.6 (4F47.4-3F35.5-2F23.7-1F11.9)
単勝520円、馬連950円、馬単2,250円、3連複50,030円、3連単233,560円

**スプリンターズS:断然人気のロードカナロア(岩田康)が連覇
 最後の直線、懸命に先頭に立って逃げ込むハクサンムーン(酒井学)でしたが、4角で5番手に上がった断然人気のロードカナロア(岩田康)が、直線の半ば坂下から右鞭をビシビシ叩いてスピードがあがり、グイグイと差を詰め、そして並んで「3/4馬身」交わし、期待に応え嬉しい先頭でGOAL、昨年度に続いてこのGⅠレースを連覇し、カナロアは海外を含めてGⅠを5連勝果たした。
 2着に前走カナロアを撃破したハクサンムーン(酒井学)が追い込む各馬を僅か「クビ差」凌いで粘り込み2着を確保、3着以降も大激戦「クビ、クビ」差の際どいレースになった。
 好スタートを決めたハクサンムーン(酒井学)が軽快に先行、期待のロードカナロア(岩田康)が少し出負けしたが直ぐに中団まで上がった。そしてカナロアと同じ位置で競馬した伏兵15番人気マヤノリュウジン(池添謙)が激戦の3着に届いては1・2着堅い決着の割には3連単が大穴、ここまで抑え切れず大抵の方は大外れ無念になりますね。
 
9/29 中山11R スプリンターズS(GⅠ、3歳以上OP、芝1,200m)結果
1着◎(10)ロードカナロア(岩田康、安田隆、Kカメハメハ、先行、GⅡ2着)1番人気(33.8)
2着〇(・7)ハクサンムーン(酒井学、西園正、Aムーン、逃げ、GⅡ1着)  2番人気(34.4)
3着・(・5)マヤノリュウジン(池添謙、庄野靖、Kヘイロー、先行、GⅡ7着)15番人気(34.0)
4着△2(15)マジンプロスパー(福永祐、中尾秀、Aコジーン、先行、GⅢ1着)6番人気(33.9)
5着・(・3)アドマイヤセプター(四位洋、橋田満、Kカメ、差し、GⅢ4着) 10番人気(33.5)

6着▲(・6)ドリームバレンチノ(松山弘、加用正、Rインメイ、差し、GⅡ3着)5番人気
7着注(・1)グランプリボス(内田博、矢作芳、バクシンオー、差し、GⅠ10着)3番人気
タイム:1分07秒2 (4F44.8-3F34.3-2F23.3-1F12.0)
単勝130円、馬連400円、馬単530円、3連複13,070円、3連単28,020円

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