ダービー前夜祭は、とても楽しい。大の大人が浮き浮き、そして「アーダ、コーダ」と、この日ばかりと、競馬道をいつも軽蔑している奥様方まで参戦して、一夜漬けの評論家が一挙に増殖、大宴会してお祭り騒ぎ、日本中が大イベント会場になる。
期待の注目馬が参戦すれば尚の事、そしてなぜか子供らが遠足や運動会の前日に、良く似て「わくわく感」がある。明日の天気はどうか・・など、どうでも良いことでも一応、少し気にして時間が過ぎるのが楽しい部分で、花見同様の朝から場所取り合戦に備えて待機など、果たして今年の結果は如何に?天候と馬場は問題ないようだ。
皐月賞馬イスラボニータ(蛯名正)で断然の圧勝になりそうで馬券的には詰らないが、その代り2着以降が大混戦、それでようやく穴党の出番、流す相手探しが少しだけ出て楽しみがある。
先週の断然の期待を得たハープスターのような、最後方から直線一気の追込み馬では無く、競馬の正攻法(先行抜け出し戦法)イスラボニータだから波乱は起きないのだ。
そして土曜競馬は静か、平場の重賞戦(障害重賞ある)はないが、OP戦が2鞍あり、ですが新潟が閉幕し、東京・京都の2場開催なのでゆったり集中出来るのがとても良いリズムになる。
東京11R 欅S:ベストウォーリア(戸崎圭)の末脚に期待 期待した馬が皆回避しては見直し
好調馬が揃って稀に見る混戦のレース、中でも賞金稼ぎ頭のベストウォーリア(戸崎圭)とアドマイヤロイヤルの戦い、共に武蔵野Sで対戦し「ベスト3着、アドマイヤ2着」して実力伯仲、この2騎がいい勝負で、近走好調なベストウォーリア(戸崎圭)の方を本命にする。
3番手に堅実な走りがあるタールタンを推すも、追込の末脚が魅力のエアハリファ(福永祐)、ワイドバッハ(蛯名正)を抑え馬券にする。
期待の狙い馬が4騎も見事に回避しては、一転大混戦に、繰り上がって本命にしたのがタールタン (ウイリアムズ)、先行抜け出し派が、近走は中団から、(テンが速いのか)差し馬に成って来ているが、頭数が多い短距離戦では、パサパサの乾いた馬場では、差し馬は苦しい展開に成るが届いて欲しいものです。
その相手、この馬はモット苦しい追込み馬ワイドバッハ(蛯名正)、2・3着には届いて欲しいもの、抑えには、前走軽快に逃げ切って結果を出したカチューシャ(三浦皇)の逃げ粘りに大いに期待して見る。
(OPオアシスS:1着ベストウォーリア(戸崎圭)、2着サトノプリンシバル)
土曜 東京11R 欅S(4歳以上OP、ダート1,400m)展望
回避 ベストウォーリア(戸崎圭、石坂正、Mウォーリア、差し、前走OPオアシスS1着)
回避 アドマイヤロイヤル(未定、橋田満、Kカメハメハ、差し、船橋GⅠかしわ記念5着)
回避 エアハリファ (福永祐、角居勝、Dキャット、差し、前走GⅢアンタレス6着)
回避 ナガラオリオン(四位洋、大根田Aマックス、追込、前走OP天王山S1着)
◎(10)タールタン (ウイリアムズ、吉村圭、タビット、先行、前走OPオアシスS3着)
〇(2)ワイドバッハ (蛯名正、庄野靖、Aケーテング、追込、前走ポラリス3着)
△1(3)カチューシャ(三浦皇、角田晃、Kホーム、先行、前走1600下W新宿1着):追加
△2(7)シセイオウジ(田中勝、宗像、Kカメハメハ、差し、前走OP天王山5着):追加
東京10R 薫風S:ブロードソード(福永祐)の先行力に期待
サトノプライマシー(石橋脩)は7ヶ月振りの出走なので軽視の対抗に、本命は先行抜け出しのブロードソード(福永祐)を抜擢、右周りの方が得意に見えるが、東京戦は1度先行して3着に粘り込んだ実績がある。
3番手に差し脚のヴァンガード(戸崎圭)に期待、抑え馬券はハコダテナイト、アンアヴェンジドに。
土曜 東京10R 薫風S(4歳以上1,600万下、ダート1,600m)展望
◎(7)ブロードソード (福永祐、松田国、Dメジャー、先行、前走1600下高瀬川S2着)
〇(11)サトノプライマシー(石橋脩、堀宣行、Nユニヴァース、先行、前走1600下錦秋S3着)
▲(3)ヴァンガード (戸崎圭、高柳瑞、Aタキオン、差し、前走1600下総武S2着)
△1(4)ハコダテナイト(田辺裕、小西一、アルカセット、差し、前走1600下春光S3着)
△2(8)アンアヴェンジド(北村宏、藤沢和、Eメーカー、差し、前走1600下白嶺S5着)
京都11R 朱雀S:シュルビー(武豊)が今度こそ勝てる
前走2戦とも際どく競り負けシュルビー(武豊)が、今度こそ勝ち上がれそうと期待も惜敗が続き残念、3度目の正直に懸けて見る。
相手は、先行馬も末脚が33秒台を使う珍しいフォーチュンスター(岩田康、せん馬)とマコトナワラタナ(酒井学)の2騎が抜けた存在に見え、上位入着はこれで決まりそうだ。
(1600下錦S:1着メイショウヤタロウ、2着シェルビー(武豊)、6着ゴールドベル(小牧太))
(1600下彦根S:1着マルマリンピア、2着マコトナワラタナ(酒井)、4着フォーチュン、5着ロンド)
土曜 京都11R 朱雀S(4歳以上1,600万下、芝1,400m)展望
◎(1)シュルビー (武豊、笹田和、Sバクシンオー、先行、前走1600下錦S2着)
〇(5)フォーチュンスター(岩田康、鈴木孝、Dメジャー、先行、前走1600下彦根S4着)
▲(3)マコトナワラタナ (川田将、鮫島一、Fブラヴ、差し、前走1600下彦根S2着)
△1(17)サカジロロイヤル(国分優、湯窪幸、バゴ、先行、前走1600下彦根S7着)
△2(10)ロードガルーダ (浜中俊、池江寿、Aタキオン、先行、前走1600下湘南S11着)
京都10R 白百合S:ステファノス(岩田康)とレーヴデトワールの対決
前走5着組の対戦、皐月賞、桜花賞、青葉賞、そして京都新聞杯組の順で決まりとした。
土曜 京都10R 白百合S(3歳OP、芝1,800m)展望
◎(2)ステファノス (岩田康、藤原英、Dインパクト、差し、前走GⅠ皐月賞5着)
〇(11)レーヴデトワール(川田将、松田博、Zロブロイ、差し、前走GⅠ桜花賞5着)
▲(3)ビオネロ (武豊、松永幹、Nユニヴァース、差し、前走GⅡ青葉賞5着)
△1(9)ミヤビジャスパー(池添謙、笹田和、Aムーン、差し、前走GⅡ京都新聞杯5着)
6/8「次週GⅠ予告版」
東京11R 安田記念:世界のスピード王「ジャスタウェイ(福永祐)」が参戦
昨年度の覇者は、ロードカナロア(岩田康)でした。
高松宮記念を制覇した短距離王が、ここの安田記念(マイル戦)も勝利したレース、以後香港遠征し、2年連続の香港マイルGⅠ戦を見事勝利し引退の花道を飾った。
今年の安田記念は、凄い世界のスピード王が参戦で沸きそうだ。
6週連続GⅠ戦が続いた春の東京開催がダービーを頂点に、この安田記念で一応収束するが、開催そのものは6月一杯(阪神の宝塚記念)まで続く。
でも、この週から一番の関心事、JRAの配当率が変わる。今まで一律で約75%でしたが、馬券の種別で変動する。余り人気が無い馬券の単複券は80%、一番売れ筋の3連単、そして5%程度の売り上げ「WIN5」は(△5%の)70%に下がる。そして「WIN5」の最高払戻額は2億円から6億円に上がる。でもキャリーオーバーでの繰越金や、GⅠ戦があるときの売り上げ額が9億以上の時に「1票」的中で、ようやく実現する額、可なり期待薄の展開なのです。
レースの方は、ドバイ初遠征して、最後方待機から直線で驚異の追込、2着を1秒も突き放し圧勝した実力馬、コースレコードタイムで駆け抜けた力量に脱帽したジャスタウェイ(福永祐)がここに参戦、「世界のスピード王」に君臨してレーテングが(日本初)130ポンドは歴代最高点になる。この急激な成長の兆しに戸惑うが、普通に走って頂けば、もはやこの馬に敵なし、その勇姿を昨年の「天皇賞・秋」以来の東京参戦で魅了出来る。
(ドバイGⅠデューティC:レコードタイムで圧勝ガッツポーズのジャスタウェイ(福永祐))
相手は、2年近く休養明け後に、ようやく本格化したワールドエース(ウイリアムズ)に期待、こちらも前走「マイル1分31秒4」でレコードタイムの圧勝で、日本とドバイのレコードホルダーの激突が大いに楽しみなのです。
(GⅠマイラーズC:1着ワールドエース(シュタルケ)、2着フェイロ)
それ以外のメンバー実力ですが、スピード任せの逃げで勝利したミッキーアイル(浜中俊)が、今度はどこまで粘り込めるか、そして前走好戦のクラレント(川田将)、ホエールキャプチャ(蛯名正)にも注目だ。
東京11R 安田記念(GⅠ、3歳OP、芝1,600m)展望
◎ ジャスタウェイ(福永祐、須貝尚、Hクライ、差し、前走ドバイGⅠデューティ1着)
〇 ワールドエース(ウイリアムズ、池江寿、Dインパクト、差し、前走GⅡマイラーズC1着)
△1ミッキーアイル(浜中俊、音無秀、Dインパクト、逃げ、前走GⅠNHKマイルC1着)
△2クラレント (川田将、橋口弘、Dインザダーク、先行、前走GⅡ2着)京王杯SC2着)
△3トーセンラー (武豊、藤原英、Dインパクト、差し、前走GⅡ京都記念2着)
注 ホエールキャプチャ(蛯名正、田中清、クロフネ、先行、前走GⅠヴィクトリアM4着)
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