9/08/2014

新潟 紫苑S:バウンスシャッセ(北村宏)の貫録勝ち期待

 今週から待望の「秋競馬」、新潟、阪神の2場開催に移り、ゆったりしたレース展開が楽しめる。
 その新潟は、熱戦が続いた夏競馬から模様変え、3歳馬には、最後の(GⅠ戦)クラシック挑戦の場になる。
 牝馬は秋華賞、牡馬などは「菊花賞」に向けたTR戦が始まり、夏競馬で賞金加算出来なかった陣営は、これらTRを叩き、上位入線を果たし、確実な出走権利獲りに凌ぎを削ることになる。

 その第一弾が秋華賞TR「紫苑S」、2着まで優先出走権が得られるが、とても狭き関門だ。
 未だ2勝馬(1000万下のクラス)では、秋の重賞が賞金上位順で優先出走になるので、参戦が難しく、ナンとか自己条件で賞金加算か、TR戦を突破する勝ち上がりを、したいものだ。
 ここでは重賞(フラワーC)勝ちの「バウンスシャッセ」、そしてその2着馬「マイネグレヴィル」の2騎が、ここでの戦績に係らず、秋華賞には「獲得賞金上位」で当確も、他の馬に少しばかりのチャンスに懸け、素質馬の壮絶な対決になる。

 我が期待の本命馬はバウンスシャッセ(北村宏)、520kgの特大グラマー、牝馬が500kgを超えるのは稀で大柄の馬は走り方に特徴がある。
 人間もそうですが、巨体の持ち主は、俊敏性に欠けるところは、みな同じ性格、小回りコースより、大飛び馬には、コーナーリングでの小細工が大の苦手、加速に時間が掛るし、馬力で押し切れる長い直線でも坂が有っても平気、平坦なスピード競馬は苦手、その東京戦のオークス3着の後、夏競馬の函館参戦したが、ドンジリ負け一戦して帰って来たが、明らかに敗因は(厩舎診断がフケ:発情)太目(前走より+10kgの524)で、先行して直線で早々にバテ惨敗、重目と大型馬の小回りコース、初の洋芝と古馬陣相手、そして皆同じ条件ですが北海道までの初長旅では、不利な条件ばかりで、それに対応出来なかったことが全て、先行一辺倒の単純な競馬通、「器用さ」が少し足りないのが特徴なのです。

 その後、函館と美浦でシッカリ追い切るも、上がり1F14秒台のキャンター並みの苦しい足取りばかりで、いわゆる超イマイチ状態で、本当に出走するの?の疑問視、中々本調子に遠いように見え心配で、調教駆けしない馬なのか?不調なのか判定に迷うが、調教は調教と割り切り、この暑い時期に、レース以外に無駄な走りをしない「利口な馬」なのかも知れない。
 出走するするからには、好仕上がりと見たいが、相手は皆同じ3歳馬なら負けていられない。今度はシッカリ馬体重を確認し、パドックでは気合いも確認して、慎重に馬券を買うべし。

 8分の仕上がりでも、ここでは楽勝の器ですが、本番は未だ未だその先の秋華賞、長い直線を利して、オークスのように、先行粘り込みで、後続馬に差されても、恥ずかしい走りだけは辞めて貰いたい。この馬を差したのがヌーヴォレコルテ、そして(ゴールドシップに競り勝った)あのハープスターなのだから、ここは圧勝か、ベタ負け(シンガリ負け)かの極端な結果になる。

 相手は、末脚に磨きが掛かったヘイジームーン(三浦皇)、そしてマイネオーラム(松岡正)に一発大駆けの逆転を期待する。 
 (GⅠオークス:1着ヌーヴォレコルテ、2着ハープスター、3着内バウンスシャッセ(北村宏))
GⅢフラワーカップ:1着バウンスシャッセ(北村宏)、2着内ラチ:マイネグレヴィル(柴田大))

土曜 新潟11R 紫苑S(秋華賞TR(2着まで優先権)、3歳牝馬OP、芝2,000m)展望
◎(15)バウンスシャッセ(北村宏、藤沢和、Zロブロイ、先行、前走GⅢ函館記念16着)
〇(12)ヘイジームーン (三浦皇、戸田博、Aムーン、追込、前走1000下弥彦特別3着)
▲(2)マイネオーラム (柴田大、高橋博、Sゴールド、差し、前走GⅠオークス8着)
△1(11)マローブルー  (戸崎圭、堀宣行、Dインパクト、先行、前走500下カーネンションS3着)
△2(7)ショウナンパンドラ(岩田康、高野友、Dインパクト、追込、前走500下糸魚川特別1着)
△3(1)マイネグレヴィル(松岡正、和田道、Bタイム、差し、前走GⅠオークス9着)
注(4)レーヴデトワール(川田将、松田博、Zロブロイ、差し、前走1000下小豆島特別4着)

*新潟10R 妙高特別:アナザーバ-ジョン(エスポジ)の先行抜け出し期待
 このクラスは、低迷する古馬陣より、勢いが有る3歳馬が台頭するレースと決め、アナザーバ-ジョン(エスポジ)の先行抜け出しに期待し本命にする。
 いつも際どく先団に迫るが2着の多い馬で、今回もチャンス、馬券の軸馬だ。
 相手は、差し馬(4歳せん馬)ハイパーチャージ、そして長距離戦を多く使っているオペラハット、前々走の函館500万下で2着に直線だけで「1秒2」も突き放した力量は立派、相手に不足が無い。
土曜 新潟10R 妙高特別(3歳以上1,000万下、ダート1,800m)展望
◎(10)アナザーバ-ジョン(エスポジ、久保田貴、クロフネ、先行、前走1000下瀬波温泉特別2着)
〇(3)ハイパーチャージ(戸崎圭、萩原貴、Sゴールド、差し、前走1000下エアグルーヴC3着)
回避 オペラハット  (未定、森秀、Mサムソン、差し、前走1000下エリモハリアーC4着)
回避 オウケンゴールド(未定、音無秀、Wラッシュ、先行、前走1000下TVQ杯5着)
△1(14)ビッグリバティ (川田将、大和田成、Sリバティ、先行、前走1000下横手特別3着)
△2(13)メイショウワコン(松岡正、河内洋、Tシャトル、差し、前走500下1着)
△3(12)エアラーテル (蛯名正、笹田和、Tギムレット、差し、前走インディーズ1000下5着):追加

*阪神11R エニフS:ワイドバッハ(武豊)の追込み末脚で断然
 現時点で騎乗が決まっているのがワイドバッハの「武豊」騎手だけ、他馬は気合いが足りない。
 ここは東京ダート戦の「欅S2着」実績があるので本命にする。
 相手は、共に叩き3戦目に成るキズマ、そしてガンジスでスンナリと決まりそうだ。 
土曜 阪神11R エニフS(3歳以上OP、ダート1,400m)展望
◎(2)ワイドバッハ (武豊、庄野靖、Aケーテング、追込、前走GⅢプロキオンS7着)
〇(9)キズマ    (藤田伸、白井寿、Dキャット、逃げ、前走OP:NST賞3着)
▲(4)ガンジス   (浜中俊、矢作芳、Nユニヴァース、先行、前走佐賀GⅢ4着)
△1(8)ナリタスーパワン(福永祐、松永昌、Wエンブレム、差し、前走OP阿蘇S10着)
△2(13)メイショウノーベル(幸英明、武田博、Sウィーク、先行、前走OP:NST賞7着)

*阪神10R 野分特別:ケイティプライド(浜中俊)が先行抜け出しで勝つ
 8頭での一戦は3連単で勝負だ。
 頭は良血馬で先行抜け出し派ケイティプライド、そして相手が2騎、差し馬のミヤビジャスパー、逃げ粘り込むフェータルローズ・・で決まると見た。
土曜 阪神10R 野分特別(3歳以上1,000万下、芝1,800m)展望
◎(2)ケイティプライド(浜中俊、角田晃、Dインパクト、先行、前走1000下西部スポ杯2着)
〇(3)ミヤビジャスパー(池添謙、笹田和、Aムーン、差し、前走GⅢラジオNIKKEI賞7着)
▲(1)フェータルローズ(松若風、荒川義、Tギムレット、逃げ、前走1000下西海S3着)
△(4)カロッサル   (幸英明、松永昌、Mトップガン、差し、前走1000下西海S6着)

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