3/28/2015

ドバイワールドカップディ(速報)

▽「第20回ドバイWCデイ2015」開催:アラブ首長国連邦ドバイ・メイダン競馬場(3/28(土曜))

 今年は、9Rで総賞金額2,925万米$(35億1000万円)の高額賞金で開催のドバイWCは、大きな期待を背負い、日本馬7騎が懸命に頑張るも、世界の壁は高く、昨年のような刺激的な激走が見られず、最先着は3着までの成績、誠に期待外れの深夜番組になっては残念でした。
 気分と日付を変えて、中京の高松宮記念で狙い目をバッチリ決めて、挽回するしかないのです。
*3R ドバイゴールドC(G2、芝3,200m)結果:英国産「ブラウンパンサー(牡7歳)」が快勝
 5月に開催される日本の「天皇賞・春」にも予備登録があるイギリスの「ブラウンパンサー(牡7歳、騎手Rキングスコート)」が「ドバイGC」に参戦、2番手追走から4角先頭に立つ積極策で直線、余裕で抜け出し「3:18.84」のレコードタイムで快勝した。
 馬は勿論速く凄いが、馬主があの「マイケル・オーウェン(愛称ワンダーボーイ)」氏とか、サッカーファンなら誰しもが「しびれ過ぎて卒倒しそうな英国の超人(合田氏の評)」だそうで、来日なら、挙って日本美女たちが凄い騒ぎに、競馬どころではなくなる事態が発生との噂で、JRAが厳戒態勢などの対応は如何に?果たして人馬とも「京都ジャック」が出来るのか?
 これで対戦成績「27戦11勝」になり、強力な英国から「ジェームス・ボンド」並みの長距離の情報局刺客が、日本上陸して来る。併せてレッドカドー(せん9歳、13年3着実績、2度目の参戦)と共に英国から2騎が「(G1)天皇賞・春」に参戦で、大波乱必至、貴重な日本円が英国に根こそぎ流出の危機で要注意なのです。

*UAEダービー(G2):ムブタヒージ (南アフリカ、Cスミヨン騎手)が直線一気に抜け出し圧勝
 日本馬3騎の成績は、バローズ3着、タップザット5着、ディアドムス8着
 ゴールデンバローズ、タップザット、ディアドムスの日本馬3騎が果敢に先団でレースを引っ張り、直線手前でディアドムスが苦しくなって後退、直線を向いて、タップザットが先頭、ゴールデンバローズが馬体を併せて2番手、そして直後に付けていた3番手にムブタヒージ(55Cスミヨン)の体勢で直線勝負も、ここで3番手から軽く仕掛けただけで、ムブタヒージが、残り300mで、一気に前を交し、抜け出して大きく引き離し独走体勢、余りにも離したので、騎手が後方を振り変えるほどの余裕で手綱を緩めても「8馬身以上」も突き放す圧勝のGOALに唖然、これで南アフリカ国の勝利は、5年振りの美酒歓喜になった。
 引き離された2・3着争いが熾烈も、後方から追い込んだマフトゥール(55Pハナガン騎手)が、GOAL寸前で、外から末脚を伸ばし競り勝って2着に上がり、ゴールデンバローズが、懸命に3番手に辛くも逃げ粘り込んで、日本馬の初陣を3着確保、タップザット(55Jモレイラ騎手)は、5着の成績でした。
 ディアドムス(55三浦皇成)は、1・2角で内から割り込まれ、抜け出そうとした馬を抑え込んで、向きになって外3番手を強引に主張したため、他馬と激突の接触した精で、冷静さを失い、少しづつ失速、三浦皇成騎手の強引な騎乗振りは裏目に出て、残念でした。 
4R UAEダービー(G2、3歳OP、ダート1900m、1着賞金1億4400万円)結果:発走22:55
1着(1)*ムブタヒージ    牡3 (南アフリカ、55Cスミヨン騎手、Mデコック) タイム1:58.35
2着(9)*マフトゥール    牡3(USA、55Pハナガン騎手、S ビン・スルール)
3着(7)◎ゴールデンバローズ  牡3(JPN、55Rムーア騎手、堀宣行厩舎、タビット産駒)

4着(2)*モター         牡3(KSAサウジ、55Jレスカーノ騎手、Bアル・シャイバニ)
5着(6)△タップザット       牡3(JPN、55Jモレイラ騎手、池江泰寿厩舎、タビット産駒)
6着(4)*サーフィーバー    牡3(URU、59.5Wビュイック騎手、Cアップルビー)
7着(5)*フェイスフルクリーク 牡3(IRA英、55Kファロン騎手、Bミーハン)
8着(10)△ディアドムス     牡3(JPN、55三浦皇成騎手、高橋裕厩舎、Gポケ産駒)
9着(8)*マイジョニービーグッド牡3(USA、55Vエスピノーザ騎手、Eハーティー)
10着(3)*アルナジェムアルファイズ牡3(KSA、55Mバルザローナ騎手、Bアル・シャイバニ)

*R.ムーア騎手(ゴールデンバローズ):1,900mは少し長く、1,600mがベストです。ペースが遅く道中被せられリラックスして走れなかった。
*池江泰寿調教師:色んな騎手に聞いて、キックバックが多いとのことだったので、先行させました。半年ぐらいしたら、成長すると騎手も言っていましたし、また、ドバイに帰って来たいです。
*J.モレイラ騎手(タップザット): レースは外からのプレッシャーがあって、道中でエネルギーを消耗してしまい、最後の1Fで甘くなった。
*高橋裕調教師:ぶつけられたのが痛かった。前でレースをしたのは、指示通りです。競馬だから仕方ないですね。次は日本に帰って考えます。
*三浦皇成騎手(ディアドムス):ゲートは上手く出ました。日本勢が先行するその後ろでレースをするイメージ通りでした。ペースはきつくありませんでしたが、1、2コーナーで他の馬にぶつけられたのが痛かった。ただ、そんな中リズムよく走ってくれました。これまでチームで頑張って来ましたし、オーナーや陣営、そして応援してくださったファンにも感謝します。

*ドバイシーマC(G1):ドルニア(Cスミヨン)が直線早めに抜け出し快勝(フランス馬が1・2着)
 ジャストザジャック(Jスペンサー騎手)が積極的に先頭の2番手に付けたワンアンドオンリー(Cデムーロ騎手)で直線、ドルニア(Cスミヨン騎手)、フリントシャー(Mギュイヨン騎手)のフランス2騎の競り合いも牝馬4歳ドルニアが、凱旋門賞5着の実績で、抜け出し快勝、人気フリントシャーを破って初G1勝利を挙げた。
 3番手には、先行し逃げ粘り込むジャストザジャックをワンアンドオンリー(Cデムーロ騎手)がGOAL寸前で差し替えして交し、3着を確保した。
 現地ブックメーカーが1番人気に推したハープスター(Rムーア騎手)は、今回は中団の外で競馬し、直線勝負を懸けたが、道中は手応えは十分でしたが、以外にも末脚発揮が出来ず、最後はバテバテの後方8着まで失速するとは・・、折角のドバイまで遠征して、この結果では、プレッシャーには少し弱過ぎて、結果を残せず4連続して敗退する残念賞でした。
*8R ドバイシーマC(G1,4歳以上OP、芝2410m、1着賞金4億3200万円)結果:発走25:15
1着(2)*ドルニア牝4(FRS、54.5Cスミヨン騎手、Aドゥロワイエデェブレ、アザムール)7戦5勝に
2着(4)◎フリントシャー 牡5(FRS、57Mギュイヨン騎手、Aファーブル、ダンヒリ産駒)13戦4勝
3着(6)△ワンアンドオンリー 牡4(JPN、Cデムーロ騎手、橋口弘次郎、Hクライ産駒)13戦4勝

4着(7)▲デザインズオンローマせん5(香港、57Jモレイラ騎手、Jムーア、Fエンペラー)20戦9勝
5着(1)*シェークザーイドロードせん6(IRE英、57Mレーン、Dシムコック、ドバウィ産駒)23戦8勝
6着(8)*ジャストザジャック 牝5(USA、55Jスペンサー騎手、Cヒルズ、ローマン産駒)14戦5勝
7着(5)△メーンシーケンス せん6(USA、57Rマラージ、Gモーション、Aバラン2産駒)19戦9勝
8着(9)〇ハープスター  牝4(JPN、54.5Rムーア騎手、松田博資、Dインパクト産駒)10戦5勝
9着(3)*トゥルーストーリー 牡4(UAE、56.5Wヴュイック、Sスルール、マンジュロ産駒)11戦3勝

*橋口慎介技術調教師: いい感じでした。少しハミを噛んでいたけれど、ダービーと同じ感じのレースをしてくれた。最後差し返されそうになったけれど、粘って勝負根性が凄かった。世界相手に良い競馬を見せてくれた。今後は帰って放牧に出して、おそらくキングジョージに行くと思います。
*C.デムーロ騎手(ワンアンドオンリー): 今日は良く走ってくれました。もう少し距離があったほうが良かったと思います。
*松田博資調教師: 馬なりでいいとだけ指示をしました。今日の位置取りだったらある程度じっとしていた方が良かったかもしれません。ただ道中は良かったです。調整は上手く行ったけれど、牝馬だけに難しいのかな。今後は様子を見て決めます。
*R.ムーア騎手(ハープスター): 道中いい感じで手応えもありました。ただ、ゴーサインを出しても反応がなかった。

*ドバイワールドC:プリンスビショップ(UAE、57Wビュイック騎手)が直線抜け出し快勝
 地元UAEプリンスビショップ1着、2・3・4着がUSA馬、先行粘り5着ホッコータルマエ(幸)
 好スタートを切った期待のホッコータルマエ(幸英明騎手)が、果敢に先頭で競馬したが、直線でプリンスビショップ(57Wビュイック騎手)が、一気に抜け出し快勝、ドバイに4度も挑戦して初戴冠の名誉で歓喜の渦、関係者は抱擁連発でした。
 2着~4着まで、前評判の通りアメリカ遠征馬が独占、馬の素質の高さを証明した一戦、1番人気カルフォルニアクローム(57Vエスピノーザ)、3着にリー(57Jロサリオ騎手)が入線した。
 ホッコータルマエが、内馬場で中継車両の動きに反応して、物見したり、集中力が散漫していたようで、直線残り50mで、早くもバタバタになっても4着確保と思ったが、後方から一気に迫って来たキャンディボーイ(Cナカタニ騎手馬)が、内からGOAL寸前で交し差して4着に届いては無念、5着に落ちてしまった。
 期待のエピファネイア(Cスミヨン騎手)は、6番手で競馬したが、3角ではもう後方に置かれてズルズルと下がって失速しては、日本のダービー馬は残念でした。
9R ドバイワールドC(G1、4歳以上OP、ダート2000m、1着7億2000万円)結果:発走26:00
1着(1)*プリンスビショップ せん8(UAE、57Wビュイック、Sスルール、ドバウィ産)27戦12勝に
2着(9)◎カルフォルニアクローム牡4(USA、57Vエスピノーザ、シャーマン、プルピット)17戦9勝
3着(5)▲リー         牡6(USA、57Jロサリオ騎手、Wモット、Fサムライ産駒)14戦7勝
4着(6)*キャンディボーイ 牡4(USA、57Cナカタニ騎手、Jサドラー、Cライド産駒)12戦2勝
5着(2)△ホッコータルマエ牡6(JPN、57幸英明騎手、西浦勝一、Kカメハメハ産駒) 29戦15勝

6着(3)△アフリカンストーリー せん8(GB、57Jドイル騎手、Sスルール、ピヴォタル)20戦8勝
7着(7)△ロンザグリーク 牡8(Sアラビア、57Vレスカノ騎手、Nパシャード、Fデート産)36戦14勝
8着(4)*サイドグランス せん8(GB、57Jスペンサー騎手、Aホールデング、Pグラス)39戦8勝
9着(8)〇エピファネイア 牡5(JPN、57Cスミヨン騎手、角居勝彦、Sクリスエス産駒)13戦6勝

*西浦勝一調教師:そのまま押し切れるかと思いましたが、もう少しでした。スタートして、すぐ後ろの馬に絡まれたのが最後で堪えたかも知れません。ただ、昨年と違って、日本の馬でも通用する感触をつかめたのは収穫でした。日本の騎手の腕も見せられたと思います。
*幸英明騎手(ホッコータルマエ): ハナを切るか、2番手からと考えていたが、ハナを切る形になった。道中は手応えが良かったが、並走する車やスピーカーの音を怖がっていたし、物見もしていた。環境に慣れていたら、もう少し差は詰められていたと思う。4角まではもしかしたら、という感じで来ていたので悔しいです。
*角居勝彦調教師: ダートを使ってダメな方に出てしまいました。騎手には好位につけてくれと指示をしました。レース後の様子を見て走っていないという感じでした。今後は芝中心にレースを選んで行くことになるでしょう。
*C.スミヨン騎手(エピファネイア):ダートが合いませんでした。他馬のキックバックがすごくて体力を消耗しました。
総賞金2910万ドルのドバイWCディ終了し馬場でイベント始まるも、自慢の市内夜景が眩しい)

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